JPH0742925Y2 - フロントデッキとフロントピラーの結合構造 - Google Patents

フロントデッキとフロントピラーの結合構造

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JPH0742925Y2
JPH0742925Y2 JP15039888U JP15039888U JPH0742925Y2 JP H0742925 Y2 JPH0742925 Y2 JP H0742925Y2 JP 15039888 U JP15039888 U JP 15039888U JP 15039888 U JP15039888 U JP 15039888U JP H0742925 Y2 JPH0742925 Y2 JP H0742925Y2
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front pillar
cowl top
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upper frame
extending
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誠 安田
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体前部のフロントデッキとフロントピラーの
結合構造に関する。
(従来の技術) 小型車両の車室前方の車体構造として次のようなものが
知られている。
車体の車室前部のフロントデッキをなすカウルトップの
両側端部と左右のフロントピラーとが結合され、これに
より、車室前部の車幅方向の剛性が確保され、更に、両
結合部分には前後方向に伸びるフェンダシールドの後端
上部が接合され、これにより、エンジンルーム側と車室
側との結合剛性が確保されている。
このような車体構造の一例を第6図に示した。この車体
は乗用車のもので、フロントピラーはそのインナ1及び
アウタ2により閉断面構造を確保し、カウルトップはそ
のインナ3及びアウタ4により閉断面構造を確保し、そ
れぞれの剛性強化が図られている。
ここで、フロントピラーインナ1の前部は前方に延出し
その上端には屈曲してフランジ101が形成されている。
他方、カウルトップの側端部には車体前後方向に長い縦
向きのカウルトップエキステンション5が一体結合され
ている。このカウルトップエキステンション5は、その
後部の周縁のフランジをカウルトップインナ及びアウタ
にそれぞれ重ね合わされ、互いに溶接されており、その
前部は第7図に示すように、フェンダシールド6の外側
面の上部に重ね合わされ、互いに×印部分で溶接されて
いる。更に、このカウルトップエキステンション5の前
部の下端フランジ501は第7図に示すように、フロント
ピラーインナ1のフランジ101に重ね合わされ、互いに
溶接されている。
なお、第6図、第7図中の符号7は、カウルトップエキ
ステンション5の剛性を強化すべくこれに重合されるリ
ンフォースメントである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第6図に示した車体構造では、カウルトップ
側に一体結合されているカウルトップエキステンション
5の前部とフロントピラー側とは、直接的には、フラン
ジ501とフランジ101との上下突合せ部分でのみスポット
溶接されるのみであり、両者の結合剛性のより強化が望
まれている。しかも、カウルトップエキステンション5
は板片状を成すため、その圧縮方向の荷重に対する強度
不足が問題と成っていた。
本考案の目的は、フロントデッキとフロントピラーの結
合部分回り結合剛性をより強化することのできるフロン
トデッキとフロントピラーの結合構造を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために本考案によるフロントデッ
キとフロントピラーの結合構造では、フロントピラーロ
ア形成部材の前部に延出部が延出形成されると共に同延
出部の上端が上方に延出形成されて延長縦板部が形成さ
れ、車体前後方向に長い断面ハット型のアッパフレーム
の後部が車幅方向に伸びるカウルトップの車側端部及び
上記フロントピラーロア形成部材の上部に接合され、上
記アッパフレームの車体中央側の内側縦壁の前部に対し
エンジンルーム内壁を形成するフェンダシールド及び上
記延長縦板部が重ね合わされて一体的に溶接されたこと
を特徴とする。
(作用) カウルトップ側、フロントピラー側及びフェンダシール
ドとは、アッパフレームを介して一体結合されるという
構成を採っており、比較的剛性の高いアッパフレームが
カウルトップ側とフロントピラー側との結合剛性をより
強化すると共に、フェンダシールド側よりフロントピラ
ー側への圧縮荷重にもその耐久性を確保することが出来
る。
(実施例) 第1図には乗用車のフロントデッキとフロントピラーの
結合構造が示されている。このフロントデッキは車幅方
向X(第1図では紙面垂直方向)に長い略筒状の閉断面
をなすもので、カウルトップインナ10とアウタ11及びフ
ロントパネル12を互いに一体結合させることにより形成
されている(第5図参照)。このうち、カウルトップイ
ンナ及びアウタ10,11の車側端縁には、車体前後方向Y
に長いアッパフレーム13が溶接され、これら3者はフロ
ントピラー14の前部中央に一体的に溶接されている。
ここで、アッパフレーム13は縦断面が第2図、第3図に
示すようにハット型をなし、車体前後方向Yにおける後
部のフランジ131はカウルトップインナ10及びフロント
ピラーアウタロア17の上部のフランジ173に当接され、
互いに溶接され、アッパフレーム13の上壁132にはカウ
ルトップアウタ11が当接され、互いに溶接され、しか
も、カウルトップフロントパネル12の側端フランジ121
もアッパフレーム13の車体中央側の内側縦壁133に当接
され、互いに溶接されている。アッパフレーム13の車体
中央側及び外側の両縦壁133,134の下端のフランジ135,1
36の中央部分はカウルトップインナ10の上に載置され、
互いに溶接されている。
アッパフレーム13の前部には、図示しないエンジンルー
ムの左右の側端側の各縦壁を構成するフェンダシールド
15が接続されている。しかも、このフェンダシールド15
には、更に、フロントピラー14の構成部材であるフロン
トピラーアウタロア17の延出部171及びその上部の延長
縦板部172が重ねて溶接されている。
ここで、フロントピラー14の下部を成すフロントピラー
ロア形成部材はフロントピラーインナロア16及びフロン
トピラーアウタロア17から成り、フロントピラー14の上
部を成すフロントピラーアッパ形成部材はフロントピラ
ーインナアッパ18及びフロントピラーアウタアッパ19か
ら成る。これら下部及び上部の各一対のインナ及びアウ
タ部材は互いに閉断面を形成するように溶接され、これ
らは上下に長く一体結合されている。特に、フロントピ
ラーインナロア16の前端はフロントピラーアウタロア17
の内壁面にフランジ161を当接させており、互いは溶接
される。更に、フロントピラーアウタロア17の前端は前
方に延出して延出部171が形成され、同延出部171の前側
上端が上方に延出形成されて延長縦板部172が形成され
ている。
延出部171の後側上部のフランジ173はカウルトップイン
ナ10の底面に溶接される。この場合、カウルトップイン
ナ10の底部101とアッパフレーム13の下端のフランジ135
とのスポット溶接作業は排水口21を用いて容易に行なう
ことができる。更に、延長縦板部172は、アッパフレー
ム13の内側縦壁133の前部に第1図、第2図に示すよう
にフェンダシールド15と共に重合され、3枚重によりス
ポット溶接されている。この時、スポット溶接のため
に、作業穴19,20が使用される。
このような構成を採るため、アッパフレーム13を介して
フロントピラー側とカウルトップ側とは十分な結合強度
を保って溶接され、これにより、車室前部の車幅方向の
剛性を確保している。
更に、このようなフロントピラーとカウルトップとの結
合部分にはアッパフレーム13を介して前後方向に伸びる
フェンダシールドの後端上部が接合されている。この場
合、アッパフレーム13はハット型断面を備えることによ
り、その前後への圧縮荷重に対して十分な剛性を示すこ
とができ、エンジンルーム側と車室側との結合構成をこ
れにより十分に確保している。
(考案の効果) 上述のように、本考案によるフロントデッキとフロント
ピラーの結合構造によれば、車体前後方向に長い断面ハ
ット型のアッパフレームを介してフロントデッキ側とフ
ロントピラー側及びフェンダシールドとを結合させたた
め、これにより、この結合部分回りの結合剛性、特に、
車室前部の車幅方向の剛性アップと前後方向の圧縮荷重
に対する剛性強化を共に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのフロントデッキとフ
ロントピラーの結合構造を備えた車体の要部側面図、第
2図は第1図中のII-II線概略端面図、第3図は第1図
中のIII-III線概略端面図、第4図は第1図の結合構造
を備えた車体の要部斜視図、第5図は第1図の結合構造
を備えた車体の分解斜視図、第6図は従来のフロントデ
ッキとフロントピラーの結合構造を備えた車体の分解斜
視図、第7図は第6図のVII-VII線概略端面図である。 10……カウルトップインナ、11……カウルトップアウ
タ、13……アッパフレーム、15……フェンダシールド、
16……フロントピラーインナ、17……フロントピラーア
ウタ、133……内側縦壁、171……延出部、172……延長
縦板部、X……車幅方向、Y……前後方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーロア形成部材の前部に延出
    部が延出形成されると共に同延出部の上端が上方に延出
    形成されて延長縦板部が形成され、車体前後方向に長い
    断面ハット型のアッパフレームの後部が車幅方向に伸び
    るカウルトップの車側端部及び上記フロントピラーロア
    形成部材の上部に接合され、上記アッパフレームの車体
    中央側の内側縦壁の前部に対しエンジンルーム内壁を形
    成するフェンダシールド及び上記延長縦板部が重ね合わ
    されて一体的に溶接されたことを特徴としたフロントデ
    ッキとフロントピラーの結合構造。
JP15039888U 1988-11-18 1988-11-18 フロントデッキとフロントピラーの結合構造 Expired - Lifetime JPH0742925Y2 (ja)

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JPH0271078U JPH0271078U (ja) 1990-05-30
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