JPH0435267Y2 - - Google Patents

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JPH0435267Y2
JPH0435267Y2 JP1987002311U JP231187U JPH0435267Y2 JP H0435267 Y2 JPH0435267 Y2 JP H0435267Y2 JP 1987002311 U JP1987002311 U JP 1987002311U JP 231187 U JP231187 U JP 231187U JP H0435267 Y2 JPH0435267 Y2 JP H0435267Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、タイヤエプロン上部に設けられる
エプロンアツパメンバにラジエータサポートアツ
パメンバを結合する自動車の車体構造に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、第2図に示すエプロンアツパメンバ3′
にラジエータサポートアツパメンバ5′を結合す
る自動車の車体構造にあつては、矢印A,Bで示
す車両前後方向に向け左右に間隔を隔てて並設し
てある各エプロンアツパメンバ3′は、その前端
部30の上面で矢印C,Dで示す車両左右方向に
のびるラジエータサポートアツパメンバ5′の端
部11,11と複数の点溶接によつて結合されて
いる。刊行物に記載された類似技術としては、目
的は異なるが実開昭59ー43213号公報の第1図に
開示されているラジエータサポートアツパメンバ
(本文中では、ラジエータサポートアツパパネル
6)の車両左右方向端部のエプロンアツパメンバ
(図中の符号なし)への取り付けの仕方がこれに
相当する。
また、第3図は、実開昭59ー88374号公報に開
示される「自動車の車体構造」であつて、フロン
トクロスメンバおよびラジエータサポートアツパ
センタパネルを着脱可能とすることにより、自動
車の艤装組立工程におけるエンジンルーム内の各
種部品の組付け作業性を著しく向上させようとし
て、『フロントクロスメンバ12の両端13,1
3をフロントサイドメンバ14の前端15に、ラ
ジエータサポートアツパセンタパネル16の両端
17,17をラジエータサポートパネル18の上
縁19に、それぞれボルト等の締着具20によつ
て着脱可能に締着する』ようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、一般にフロントボデーにおいては、ボ
デー剛性に対し重要な強度部材として、車両前後
方向に設定されたエプロンアツパメンバ3′(第
2図参照)と、該メンバ3′に対し車両下方向に
配設されたフロントサイドメンバ14(第3図参
照)がそれに相当する。これら2つのメンバ3′,
14はフロントフエンダエプロン(図中の符号な
し)で連結されている。この連結されて成る強度
部材には、前輪の懸架装置等を介して入る外力に
対する強度、車両振動に対する剛性の一部を受け
持つている。また、ラジエータサポートアツパメ
ンバ5′は車両左右のエプロンアツパメンバの前
端部30,30を連結し、主に車両の捩じれに対
する剛性の一部を受け持つている。
このような強度、剛性を受け持つ構造部材にお
いては、従来例の図面に示されるような開断面か
ら成る前記各メンバ3′,5′の結合構造では、部
材結合部における変形が生じやすく充分な剛性が
得られない。
その結果、車両走行時に懸架装置等より入力す
る車体への種々の外力に対し充分な強度、剛性が
得られず、操縦安定性の向上、振動・騒音対策等
が強く望まれているのが現状である。
そこで、このような問題点を解決するため、こ
の考案は、エプロンアツパメンバへのラジエータ
サポートアツパメンバの結合構造を工夫すること
により、閉断面化したエプロンアツパメンバとラ
ジエータサポートアツパメンバを結合して、その
結合剛性を向上させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのためこの考案は、車両前後方向に向け左右
に間隔を隔てて並設した各エプロンアツパメンバ
と、これら左右の各エプロンアツパメンバの前端
部に横架させて固着されるラジエータサポートア
ツパメンバとを備えた自動車の車体構造におい
て、前記エプロンアツパメンバにエプロンアツパ
メンバロアを溶着して、閉断面のエプロンアツパ
メンバ本体を形成するとともに、前記ラジエータ
サポートアツパメンバにラジエータサポートアツ
パメンバロアとを溶着して閉断面のラジエータサ
ポートアツパメンバ本体を形成し、該ラジエータ
サポートアツパメンバ本体を形成する前記ラジエ
ータサポートアツパメンバの端部が、前記エプロ
ンアツパメンバ上面側より前記エプロンアツパメ
ンバ本体の前端近傍における車両の前方、上方、
内・外方の各側面を覆いつつ溶着する一方、前記
ラジエータサポートアツパメンバ本体を形成する
前記ラジエータサポートアツパメンバロアの端部
が、前記エプロンアツパメンバ本体の前端近傍に
おける車両の内方側面の前端近傍に溶着すること
で、閉断面形成のエプロンアツパメンバ本体と閉
断面形成のラジエータサポートアツパメンバ本体
とを結合したことを特徴とする自動車の車体構造
とするものである。
[作用] 上述の手段によれば、閉断面より成るラジエー
タサポートアツパメンバ本体を形成するラジエー
タサポートアツパメンバの端部が、車両上方より
閉断面から成るエプロンアツパメンバ本体の前端
近傍を、車両の前方、上方、内・外方の各側面を
覆うようにして溶着する一方、前記エプロンアツ
パメンバ本体の前端近傍における車両の内方側面
に、前記ラジエータサポートアツパメンバ本体を
形成するラジエータサポートアツパメンバロアの
端部が溶着するため、閉断面より成る剛性に富ん
だエプロンアツパメンバ本体とラジエータサポー
トアツパメンバ本体が結合される。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図は、この考案の実施例を示しており、図
示してない自動車のフロントボデーにおけるタイ
ヤエプロン上部に、車両前後方向に向け左右の各
エプロンアツパメンバ本体1(第1図では右側の
みを示す)が間隔を隔てて並設してあり、これら
の各エプロンアツパメンバ本体1の前端部30に
は、ラジエータサポートアツパメンバ本体2が横
架させて固着してある。
また、前記エプロンアツパメンバ本体1は詳し
くは、エプロンアツパメンバ3とエプロンアツパ
メンバロア4から成つており、また、前記ラジエ
ータサポートアツパメンバ本体2は詳しくは、ラ
ジエータサポートアツパメンバ5とラジエータサ
ポートアツパメンバロア6から成つている。
さらに、前記エプロンアツパメンバ本体1を形
成するエプロンアツパメンバ3は、略コの字状に
成形される折曲げ成形部7が形成されていて、こ
の折曲げ成形部7の車両外側には外側フランジ部
8が形成してあり、また、この折曲げ成形部7の
車両内方側には内側フランジ部9が形成してあ
る。
そして、前記エプロンアツパメンバ本体1を形
成するエプロンアツパメンバ3の前端上面板31
には、前記ラジエータサポートアツパメンバ本体
2を形成するラジエータサポートアツパメンバ5
の車両左右方向の端部11,11(第1図では右
側のみを示す)が、エプロンアツパメンバ3を包
み込むように重ねられて、エプロンアツパメンバ
3の前記前端上面板31に点溶接で溶着されると
ともに、ラジエータサポートアツパメンバ5の端
部11,11の折曲端13は、前記エプロンアツ
パメンバ3の外側フランジ部8の上面に点溶接に
よつて溶着され、前記エプロンアツパメンバ3の
外側フランジ部8の下面に、前記エプロンアツパ
メンバロア4の外側端4aを点溶接して溶着する
とともに、エプロンアツパメンバロア4の内側端
4bをエプロンアツパメンバ3の前記内側フラン
ジ部9に点溶接により溶着して、閉断面の前記エ
プロンアツパメンバ本体1が形成される。
ついで、前記ラジエータサポートアツパメンバ
5は、異形ハツト断面形状の〓型に形成されてお
り、この〓型に形成されたラジエータサポートア
ツパメンバ5に、段付断面形状の〓型に形成され
たラジエータサポートアツパメンバロア6の一方
のフランジ6aおよび他方のフランジ6bを点溶
接によりそれぞれ溶着して、前記閉断面のラジエ
ータサポートアツパメンバ本体2が形成される。
このラジエータサポートアツパメンバ本体2を
形成するラジエータサポートアツパメンバ5のフ
ランジ50から上方に折曲げ形成されている縦面
51は、前記エプロンアツパメンバ本体1の車両
内方側のエプロンアツパメンバ3の折曲げ側部3
2に点溶接によつて溶着され、さらにラジエータ
サポートアツパメンバロア6の他方のフランジ6
bから下方に折曲げ形成されている縦面部60
は、エプロンアツパメンバ本体1を形成する、エ
プロンアツパメンバ3の内側フランジ部9に、エ
プロンアツパメンバロア4の内側端4bとともに
点溶接によつて溶着され、閉断面形成のラジエー
タサポートアツパメンバ本体2を、閉断面形成の
エプロンアツパメンバ本体1に直接結合するので
ある。
[考案の効果] この考案は上述のように、ボデー剛性に対し重
要な強度部材として、フロントボデーの車両側面
の上下位置に設けられているエプロンアツパメン
バ本体とフロントサイドメンバとの連結部材であ
るフロントフエンダエプロンの面構成を変えるこ
となく、閉断面を形成するラジエータサポートア
ツパメンバ本体を同じく閉断面を形成するエプロ
ンアツパメンバ本体に結合するために、その結合
部の結合剛性は向上して、ボデー剛性の向上に大
きく寄与することができる。
また、自動車ボデーの高剛性化を達成すること
により、自動車の操縦安定性能を高めて、ボデー
の振動、騒音を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す部分斜視
図、第2図および第3図はそれぞれの従来例を示
す斜視図である。 1……エプロンアツパメンバ本体、2……ラジ
エータサポートアツパメンバ本体、3……エプロ
ンアツパメンバ、30……前端部(前端近傍)、
32……折曲げ側部、4……エプロンアツパメン
バロア、5……ラジエータサポートアツパメン
バ、6……ラジエータサポートアツパメンバロ
ア、8……外側フランジ部、11……(ラジエー
タサポートアツパメンバの)端部、33……(ラ
ジエータサポートアツパメンバロアの)端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両前後方向に向け左右に間隔を隔てて並設し
    た各エプロンアツパメンバと、これら左右の各エ
    プロンアツパメンバの前端部に横架させて固着さ
    れるラジエータサポートアツパメンバとを備えた
    自動車の車体構造において、前記エプロンアツパ
    メンバにエプロンアツパメンバロアを溶着して、
    閉断面のエプロンアツパメンバ本体を形成すると
    ともに、前記ラジエータサポートアツパメンバに
    ラジエータサポートアツパメンバロアとを溶着し
    て閉断面のラジエータサポートアツパメンバ本体
    を形成し、該ラジエータサポートアツパメンバ本
    体を形成する前記ラジエータサポートアツパメン
    バの端部が、前記エプロンアツパメンバ上面側よ
    り前記エプロンアツパメンバ本体の前端近傍にお
    ける車両の前方、上方、内・外方の各側面を覆い
    つつ溶着する一方、前記ラジエータサポートアツ
    パメンバ本体を形成する前記ラジエータサポート
    アツパメンバロアの端部が、前記エプロンアツパ
    メンバ本体の前端近傍における車両の内方側面に
    溶着することで、閉断面形成のエプロンアツパメ
    ンバ本体と閉断面形成のラジエータサポートアツ
    パメンバ本体とを結合したことを特徴とする自動
    車の車体構造。
JP1987002311U 1987-01-09 1987-01-09 Expired JPH0435267Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943213B2 (ja) * 1981-08-10 1984-10-20 株式会社日立製作所 排ガス脱硝装置

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JPS5943213B2 (ja) * 1981-08-10 1984-10-20 株式会社日立製作所 排ガス脱硝装置

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