JPH0111593Y2 - - Google Patents

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JPH0111593Y2
JPH0111593Y2 JP1984032720U JP3272084U JPH0111593Y2 JP H0111593 Y2 JPH0111593 Y2 JP H0111593Y2 JP 1984032720 U JP1984032720 U JP 1984032720U JP 3272084 U JP3272084 U JP 3272084U JP H0111593 Y2 JPH0111593 Y2 JP H0111593Y2
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JP
Japan
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cross member
panel
front cross
radiator
fixed
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JP1984032720U
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JPS60144577U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のフロントクロスメンバ取付構
造に関するものである。
自動車の車体前方部に形成されるエンジンルー
ムの最前端部には、フロントクロスメンバが取付
けられ、該フロントクロスメンバとその両側に設
けられるラジエータパネルサイドと該左右のラジ
エータパネルサイドの上部を連結するラジエータ
パネルアツパとにより囲まれた空間部にラジエー
タを配設し、該ラジエータをフロントクロスメン
バにより支持するようになつているのが普通であ
る(例えば実開昭54−59618号公報参照)。
上記のフロントクロスメンバは、従来はその両
端部をフロントエプロンに固着した左右のフレー
ムに直接つき合せ固着される構造となつているの
が普通であるので、該フロントクロスメンバをま
ずフレームに固着してフレームコンプリートとし
た上でラジエータパネルサイド、ラジエータパネ
ルアツパ等を組付けなければならず集成工程が複
雑となり、生産効率の面で好ましくないと言う問
題を有している。
本考案は上記のような従来構造の問題を解消す
ることを目的とするもので、以下附図実施例を参
照して説明する。
第1図において、1はエンジンルームの側壁を
形成するホイールエプロン、2は該ホイールエプ
ロン1の下縁部附近に接合固着され前後方向の閉
断面部を構成するフレーム、3は該ホイールエプ
ロン1及びフレーム2の前端縁に接合固着された
左右のラジエータパネルサイド、4は該左右のラ
ジエータパネルサイド3,3の上部をブリツジす
るラジエータパネルアツパであり、該左右のラジ
エータパネルサイド3,3の下部はフロントクロ
スメンバ5にてブリツジされ、上記左右のラジエ
ータパネルサイド3,3とラジエータパネルアツ
パ4とフロントクロスメンバ5とにより囲まれた
空間部にエンジン冷却水の放熱用ラジエータ(図
示省略)が配設される。
フロントクロスメンバ5は第2図乃至第6図に
示すように、アウタパネル51とインナパネル5
2との接合固着により閉断面に構成されており、
インナパネル52の両端部は第4図及び第6図に
示すようにラジエータパネルサイド3のフレーム
2前縁フランジ21との接合部の前面側に接合さ
れ、ラジエータパネルサイド3を該インナパネル
52とフレーム2の前縁フランジ21の縦面21
cとで挾みつけた状態にてスポツト溶接にて固着
されると共に、アウタパネル51の両端部は第2
図及び第3図に示すようにラジエータパネルサイ
ド3のフレーム2前縁フランジ21との接合部の
前面側に接合され、ラジエータパネルサイド3を
該アウタパネル51とフレーム2前縁フランジ2
1の上下の横面21a,21bとで挾みつけた状
態にてスポツト溶接にて固着される。
6は上記フロントクロスメンバ5内においてイ
ンナパネル52のラジエータパネルサイド3への
接合部近傍位置に接合固着されたリンホースメン
トであり、該リンホースメント6にてフロントク
ロスメンバ5のラジエータパネルサイド3への結
合固着部附近の補強を行なうと共に、該リンホー
スメント6にウエルデイングナツト7,7を取付
けて該ウエルデイングナツト7,7にて図示しな
いテンシヨンロツド前端支持用ブラケツトを取付
けることにより、フロントサスペンシヨンの前後
方向荷重を該テンシヨンロツド及びリンホースメ
ント6等を介してフロントクロスメンバ5及びフ
レーム2等にて支持するものである。
尚第1,2図において11はホイールエプロン
1前縁に設けたフランジで該フランジ11にラジ
エータパネルサイド3が接合固着されるものであ
り、又5aはフロントクロスメンバ5のアウタパ
ネル51に設けた作業孔で、フロントクロスメン
バ5のインナパネル両端部とラジエータパネルサ
イド3とフレーム2前縁フランジ21の縦面21
cとの3枚重ねのスポツト溶接を上記作業孔5a
を用いて行なうものである。
上記のように構成した本考案によれば、アウタ
パネル51とインナパネル52との接合固着によ
り構成したフロントクロスメンバ5の両端部をラ
ジエータパネルサイド3の前面側に接合固着して
ラジエータパネルアツシーとし、該ラジエータパ
ネルアツシーを、フレーム2を固着したホイール
エプロン1の前縁部に接合して、フロントクロス
メンバ5のアウタパネル51及びインナパネル5
2を、ラジエータパネルサイド3を挾んでフレー
ム2の前縁フランジ21にスポツト溶接し、且つ
ラジエータパネルサイド3とホイールエプロン1
のフランジ11とをスポツト溶接することによ
り、フロントクロスメンバ5をフレーム2に取付
けるようにしたもので、これにより従来フロント
クロスメンバをフレームに直接結合してフレーム
コンプリートとするアツシー単位を採らなければ
ならなかつたものに比し、フロントクロスメンバ
をラジエータパネルアツシーに組込みこれを車体
前方からセツト集成することができるので、集成
作業の著しい簡易化をはかることができ、又ラジ
エータパネルアツシーのホイールプロン及びフレ
ームへのスポツト溶接面がすべて同一方向であ
り、且つ作業孔5aにより1工程で結合可能であ
るので、生産上の対応が極めて簡単であり生産効
率の大幅な向上をはかることができるものであ
る。
更に又リンホースメント6にかかるフロントサ
スペンシヨンの荷重作用点と該荷重を支持するフ
ロントクロスメンバ5のラジエータパネルサイド
3及びフレーム2との結合面とのオフセツト量を
極めて少なくすることができるので、オフセツト
モーメントの発生が少なく、サスペンシヨン荷重
の伝達効率が非常に良好になると言う利点をも有
しており、上記集成作業の簡易化及び生産効率の
向上に基づきコストダウンをはかり得ることと相
俟つて、実用上多大の効果をもたらし得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部外観斜視
図、第2図は第1図のA部正面図、第3図、第4
図及び第5図は第2図のB−B,C−C及びD−
Dの各断面図、第6図はフロントクロスメンバの
インナパネル端の取付構造を示す斜視図である。 1……ホイールエプロン、2……フレーム、3
……ラジエータパネルサイド、5……フロントク
ロスメンバ、51……アウタパネル、52……イ
ンナパネル、6……リンホースメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アウタパネルとインナパネルとからなる閉断
    面のフロントクロスメンバの両端部をラジエー
    タパネルサイドの前面に接合固着してラジエー
    タパネルアツシーを構成し、該ラジエータパネ
    ルアツシーをホイールエプロン前面に接合し
    て、該ホイールエプロンに固着したフレームの
    前縁フランジに、ラジエータパネルサイドを挾
    んでフロントクロスメンバのアウタパネル及び
    インナパネルをそれぞれスポツト溶接にて固着
    したことを特徴とする自動車のフロントクロス
    メンバ取付構造。 (2) フロントクロスメンバーは、その内部におい
    てインナパネルのラジエータパネルへの固着部
    近傍位置に固着したリンホースメントを有して
    おり、該リンホースメントは後端をフロントサ
    スペンシヨンに結合したテンシヨンロツドの前
    端支持部を構成していることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の自動車のフ
    ロントクロスメンバ取付構造。
JP3272084U 1984-03-07 1984-03-07 自動車のフロントクロスメンバ取付構造 Granted JPS60144577U (ja)

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JPS60144577U JPS60144577U (ja) 1985-09-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

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JPS5527154B2 (ja) * 1976-03-16 1980-07-18

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JPS5934544Y2 (ja) * 1978-08-11 1984-09-25 日産自動車株式会社 車体構造
JPS5918937Y2 (ja) * 1979-12-24 1984-05-31 富士重工業株式会社 自動車のクロスメンバ取付構造

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JPS5527154B2 (ja) * 1976-03-16 1980-07-18

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JPS60144577U (ja) 1985-09-25

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