JPH0330226Y2 - - Google Patents

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JPH0330226Y2
JPH0330226Y2 JP1985089031U JP8903185U JPH0330226Y2 JP H0330226 Y2 JPH0330226 Y2 JP H0330226Y2 JP 1985089031 U JP1985089031 U JP 1985089031U JP 8903185 U JP8903185 U JP 8903185U JP H0330226 Y2 JPH0330226 Y2 JP H0330226Y2
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sill
brace member
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side sill
suspension
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体側面で前後方向に配設されるサ
イドシルの補強構造に関する。
〔従来の技術〕
第4図に示すような車体構造において、車体1
の側面下方で前後方向に配設されるサイドシル2
の前後端は、車体1がサスペンシヨン等からの振
動入力によつて曲げ変形を受ける場合に、多大な
曲げを捩りの負荷が集中するため、この部分での
サイドシル2の剛性を高くして断面変形や局部変
形を抑止する必要がある。
従来、例えばサイドシル2の後端部とリヤホイ
ルハウス3の前端部の結合部近傍では、第5図お
よび第6図に示すような構造となつていた
(NISSAN サービス周報 第491号ブルーバー
ドU11型系車の紹介参照)この例において、サイ
ドシル2はアウタ部材としてのシルアウタパネル
4とインナ部材としてのシルインナパネル5から
なり、各パネルの上部フランジ4a,5aおよび
下部フランジ4b,5bをそれぞれスポツト溶接
することで閉断面構造となつている。そして、サ
イドシル2の後端部には、リヤホイルハウス3の
ホイルハウスアウタ6前端部がシルアウタパネル
4の上面7にスポツト溶接されている他、該リヤ
ホイルハウス3の結合部位において、サイドシル
2内に断面変形を防止するためのレース部材8が
配設される。このブレース部材8は、シルアウタ
パネル4の内面に当接するフランジ9を平面部1
0の外周縁に有し、シルアウタパネル4の上面7
に上記ホイルハウスアウタ6と共にスポツト溶接
されている他、シルアウタパネル4の下面11に
もスポツト溶接されている。尚、ブレース部材8
の平面部10内側縁にはブレース部材補強のため
の縦フランジ12が形成されている。第5図中、
符号13はサイドシル2のシルインナパネル5上
面に側端部が溶接されたリヤフロアパネル、14
はリヤサイドメンバである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のサイドシル構
造にあつては、シルアウタパネル4とシルインナ
パネル5とを組付けて閉断面を形成する前にブレ
ース部材8を組付ける構造上、上記例のようにブ
レース部材8をシルアウタパネル4に溶接した状
態で組付けた場合には、シルインナパネル5とは
スポツト溶接できないものであつた。そこで従来
において、ブレース部材8による補強効果を、シ
ルインナパネル5との結合によつて更に向上させ
るためには、接着剤によるか、又は別途ボルトな
どによつて固定しなければならず、前者にあつて
は該サイドシル2の後端部に車体曲げ振動等が集
中することから、剛性および信頼性の点で必ずし
も十分なものではなく、また後者にあつてはその
分工数が増え組付作業が低下するといつた問題が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記サイドシルの当該部位近傍でサ
スペンシヨンの一部が車体側に固定されることに
着目してなされたものであり、その解決手段は、
サスペンシヨンの車体側固定部近傍のサイドシル
内部に、サイドシルの断面形状と略同一形状の平
面部とその周縁に形成されたシルアウタパネルの
内面に当接するアウタフランジ及びシルインナパ
ネルの内面に当接するインナフランジとを有する
ブレース部材を配設し、このブレース部材のイン
ナフランジにサスペンシヨンとの締結手段を設
け、この締結手段に上記インナ部材を介してサス
ペンシヨンの車体側固定部を締結したことによつ
てなされる。
〔作用〕
本考案に係るサイドシル補強構造は、ブレース
部材に設けた締結手段にサイドシルのインナ部材
を介してサスペンシヨンの車体側固定部を締結し
たものであり、サスペンシヨンの車体側への締結
によつてブレース部材のサイドシルへの結合も一
緒に行える他、剛性および信頼性の高い結合が達
成できるものである。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本考案の実施例を詳細
に説明する。
第1図乃至第3図に示す本考案の一実施例にお
いて、サイドシル2は、従来と同様、シルアウタ
パネル4とシルインナパネル5とからなり、各パ
ネルの上部フランジ4a,5aおよび下部フラン
ジ4b,5bをそれぞれスポツト溶接することで
閉断面を形成している。そして、サイドシル2の
後端部には、リヤホイルハウス3のホイルハウス
アウタ6前端部がシルアウタパネル4の上面7に
スポツト溶接されている他、該リヤホイルハウス
3の結合部において、サイドシル2内部には断面
変形を防止するためのブレース部材16が配設さ
れる。
この実施例に係るブレース部材16は、サイド
シル2の断面形状と略同一形状の平面部17を有
し、その外周縁にはシルアウタパネル4の内面に
当接するアウタフランジ18が、また内側縁には
シルインナパネル5の内面に当接するインナフラ
ンジ19が、それぞれ反対側に向けて折曲形成さ
れている他、インナフランジ19の面上には、シ
ルインナパネル5を介してリヤサスペンシヨンの
車体側固定部を締結すための手段としてウエルド
ナツド20a,20bが上下に一対溶着されてい
る。
リヤサスペンシヨンは、走行中路面から受ける
色々な振動や衝撃を吸収するための緩衝装置で、
アクスルと車体とに連結されるものであり、車体
側では第3図に示すようにリヤサスペンシヨンメ
ンバ21の先端部がリヤサイドメンバ14、サイ
ドシル2およびこのサイドシル2とリヤサイドメ
ンバ14との間に張り渡されるトルクボツクス2
2といつた構造部材を縦横に組んで剛性を確保し
たサイドシル2の後端近傍まで延びており、この
メンバ部材と一体結合のアイブツシユ23から下
方に突出したマウントボルト24にブラケツト2
5の一端部をナツト26で固定し、ブラケツト2
5の他端部を車体側に固定することで、サスペン
シヨンを介して伝達される振動騒音に対して向上
が図られているが、本実施例ではブラケツト25
の車体側固定用の取付孔27a,27bが、上記
ウエルドナツト20a,20bのねじ孔に連通す
るシルインナパネル5の貫通孔28a,28bに
対応して設けられており、ブラケツト25側から
差し込んだボルト29a,29bをウエルドナツ
ト20a,20bに締結することで、ブラケツト
25の車体側への固定と共に、ブレース部材16
のシルインナパネル5への固定が同時に行われ
る。
そのため、この実施例では、ブレース部材16
は組付時にシルアウタパネル4の当接面にスポツ
ト溶接されるのみならず、シルインナパネル5と
も結合されることになり、サイドシル2の断面剛
性が大きく向上することになる。また、ブラケツ
ト25を介して伝達されるサスペンシヨンからの
振動も、ブレース部材16を有する高剛性部位で
受けることが可能となり振動特性の向上につなが
る。
尚、上記実施例では、ブレース部材16に設け
られた締結手段として、ウエルドナツト20a,
20bの例につき説明したが、ブレース部材16
に頭部を溶着したボルトを締結手段とすることも
できる。また、上記実施例ではサイドシル2の後
端部の補強構造について説明したが、サイドシル
2の前端部についても同様の補強構造を採ること
ができる。
〔効果〕
以上説明したように、本考案に係るサイドシル
の補強構造によれば、サスペンシヨンの車体側固
定部近傍にサイドシルの断面形状とほぼ同一形状
のブレース部材を配設し、このブレース部材の周
縁に形成したアウタフランジをシルアウタパネル
に溶接すると共に、ブレース部材にシルインナパ
ネルに当接するインナフランジを形成し、このイ
ンナフランジに設けた締結手段にシルインナパネ
ルを介してサスペンシヨンの車体側固定部を締結
したから、ブレース部材をシルアウタパネルのみ
ならず、シルインナパネルにも簡易な手段で確実
かつ強固に結合されることになり、サイドシルの
断面変形や局部変形を効果的に抑制することがで
きると共に、サイドシルの剛性の高い部位にサス
ペンシヨンを固定することで、サスペンシヨンを
通じて入力される路面振動の車室内伝達を有効に
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイドシル補強構造の一
実施例を示すサイドシル後部の斜視図、第2図は
第1図中−線断面図、第3図はリヤサスペン
シヨンの車体側の固定手段を示す斜視図、第4図
は本考案の適用部位を示す車体概略図、第5図は
従来のサイドシル構造を示す第4図中A部拡大
図、第6図は第5図中−線断面図である。 2……サイドシル、4……シルアウタパネル、
5……シルインナパネル、16……ブレース部
材、18……アウタフランジ、19……インナフ
ランジ、20a,20b……ウエルドナツト(締
結手段)、25……ブラケツト(車体側固定部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側面で前後方向に配設され、インナ部材お
    よびアウタ部材の各々上部フランジ、下部フラン
    ジをスポツト溶接して閉断面構造としたサイドシ
    ルにおいて、 該サイドシルの前端部又は後端部であつてサス
    ペンシヨンの車体側固定部近傍のサイドシル内部
    に、サイドシルの断面形状と略同一形状の平面部
    とその周縁に形成されたシルアウタパネルの内面
    に当接するアウタフランジ及びシルインナパネル
    の内面に当接するインナフランジとを有するブレ
    ース部材を配設し、 このブレース部材のアウタフランジをこれに当
    接するサイドシルのシルアウタパネルに溶接する
    と共に、ブレース部材のインナフランジにサスペ
    ンシヨンとの締結手段を設け、この締結手段に上
    記シルインナパネルを介してサスペンシヨンの車
    体側固定部を締結したことを特徴とするサイドシ
    ル補強構造。
JP1985089031U 1985-06-14 1985-06-14 Expired JPH0330226Y2 (ja)

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JP5460402B2 (ja) * 2010-03-23 2014-04-02 本田技研工業株式会社 車体側部構造
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JPS58183363A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 Mazda Motor Corp 自動車の車体構造

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