JP2600992B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2600992B2
JP2600992B2 JP2194327A JP19432790A JP2600992B2 JP 2600992 B2 JP2600992 B2 JP 2600992B2 JP 2194327 A JP2194327 A JP 2194327A JP 19432790 A JP19432790 A JP 19432790A JP 2600992 B2 JP2600992 B2 JP 2600992B2
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JP
Japan
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side rail
roof side
section
rear pillar
pillar inner
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彰裕 大伴
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Nissan Motor Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の車体構造、とりわけ、ルーフ側部の
前後方向骨格部材であるルーフサイドレールと、車体後
部の上下方向骨格部材であるリヤピラーとの接続部構造
に関する。
従来の技術 自動車のルーフサイドレール,リヤピラーは、例えば
実開昭62−48874号公報に示されているように、何れも
略ハット形断面に形成したルーフサイドレールアウタと
ルーフサイドレールインナ、およびリヤフェンダとリヤ
ピラーインナとをそれぞれ向い合わせて各フランジ部を
接合して閉断面に形成してある。
発明が解決しようとする課題 ルーフサイドレールとリヤピラーとの接続は、ルーフ
サイドレールアウタの後端末部とリヤフェンダの前端末
部とを若干ラップさせてブレージング加工し、同様にル
ーフサイドレールインナの後端末部とリヤピラーインナ
の前端末部とを若干ラップさせてブレージング加工して
行われるが、これらブレージング加工による継目部分に
応力集中が生じ易いことは否めない。従って、前記継目
部分の強度,剛性を高めるためには、該継目部分を中心
として所要の前段長さ範囲で閉断面内に、該閉断面を仕
切るようにレインフォースを介装すればよいのである
が、部品点数が嵩んでコスト的に不利となってしまうの
みならず、重量が増大して要望されている車体の軽量化
に逆行してしまう。
そこで、本発明は特に専用の補強部材を用いることな
く、ルーフサイドレールとリヤピラーとの接続部の強
度,剛性を高めることができる自動車の車体構造を提供
するものである。
課題を解決するための手段 略ハット形断面に形成したルーフサイドレールアウタ
の後側部に、斜壁を境にして略ハット形断面が漸次逆向
きとなる形状変化部を設けて、略ハット形断面がルーフ
サイドレールアウタと逆向きのリヤピラーインナを一体
に成形すると共に、前記斜壁に、後端が該斜壁を越えて
リヤピラーインナの断面変化のない一般面まで達し、か
つ車外側に膨出するビード部を形成し、ルーフサイドレ
ールインナの後端部を該ビード部に被さるようにして前
記リヤピラーインナの前端部に接合すると共に、リヤフ
ェンダの前端部を前記ルーフサイドレールアウタの後端
部に跨って接合して、前記形状変化部を内包してある。
作用 断面変化部の斜壁がルーフサイドレールとリヤピラー
との接続部分に、閉断面で該閉断面を仕切る状態で介在
して補強材として機能し、しかも、該斜壁はビード部に
より面剛性が高められ、捩れ剛性,曲げ剛性が高められ
ているため、前記接続部分の捩れ剛性,曲げ剛性をより
一層高めることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜7図において、1はルーフ側部の前後方向骨格
部材のルーフサイドレール、2は車体後部の上下方向骨
格部材のリヤピラーを示し、これらルーフサイドレール
1,リヤピラー2は、何れも略ハット形断面に形成したル
ーフサイドレールアウタ3とルーフサイドレールインナ
4、およびリヤフェンダ5とリヤピラーインナ6とを、
それぞれ向かい合わせてフランジ部7,8、9,10を各重合
してスポット接合して閉断面を形成している。
ここで、前記ルーフサイドレールアウタ3は、その後
側部に斜壁12を境にして略ハット形断面が漸次逆向きと
なる形状変化部11を設けて、略ハット形断面をルーフサ
イドレールアウタ3と逆向きにして前記リヤピラーイン
ナ6を一体に成形してある。即ち、これらルーフサイド
レールアウタ3とリヤピラーインナ6とは、フランジ部
7,10を一連に共有して、前記形状変化11で略ハット形断
面を反転した状態に一体成形してある。
前記斜壁12には、ルーフサイドレールアウタ3とリヤ
ピラーインナ6とが略直線状に断面変化する部位、つま
り、斜壁12がフランジ部7,10と交差する部位(セクショ
ンC−C位置)と、リヤピラーインナ6側の斜壁成形基
部(セクションD−D位置)とを跨いで、車外側に膨出
するビード部13を形成してある。本実施例では、このビ
ード部13を、その側壁一般面13aが、ルーフサイドレー
ルアウタ3の側壁一般面3aと略平行するように断面ウエ
ッジ状にエンボス成形してある。
そして、ルーフサイドレールインナ4の後端部をリヤ
ピラーインナ6の前端部に跨って接合すると共に、リヤ
フェンダ5の前端部をルーフサイドレールアウタ3の後
端部に跨って接合して、前記形状変化部11を内包してあ
る。
以上の実施例構造によれば、ルーフサイドレールアウ
タ3とリヤピラーインナ6とが、形状変化部11の斜壁12
を境として略ハット形断面を反転した状態で一体に成形
されているため、ルーフサイドレール1とリヤピラー2
との接合部分には、前記斜壁12が閉断面内で、該閉断面
を仕切る状態に介在して、該斜壁12をレインフォースと
しての機能を発揮させることができる。また、この斜壁
12には車外側に向けて膨出するビード部13を形成してあ
るため、該斜壁12の面剛性を高められることは勿論、ビ
ード部13の一側部はルーフサイドレールアウタ3とリヤ
ピラーインナ6とが略直線状に断面変化して曲げ剛性が
比較的弱くなる部位を跨いで形成してあるため形状変化
部11を確実に補強でき、従って、ルーフサイドレール3
とリヤピラー6との接続部の曲げ剛性,捩れ剛性を一段
と高めることができる。また、ルーフサイドレールイン
ナ4の後端部一般面4aと、リヤピラーインナ6の前端部
一般面6aとの重合部分は、リヤフェンダ5をリヤピラー
インナ6,ルーフサイドレールアウタ3に作付けする関係
でスポット溶接できないが、前記ビード部13の他側部が
リヤピラーインナ6側の斜壁12成形基部を跨いで形成さ
れていて、前記重合部分の重合面積を小さくしてあるた
め、この非スポット接合部分で車体振動による低級音が
が発生することもない。更に、斜壁12のビード部13は、
その側壁一般面13aを、ルーフサイドレールアウタ3の
側壁一般面3aと平行するようにエンボス成形してあるた
め、第6図に示すようにルーフサイドレールインナ4の
前記ビード部13に対応する位置に取付孔14をバーリング
形成し、該部分にタッピングスクリュー15を螺装してア
シストグリップ16の後端部を締結する場合に、該タッピ
ングスクリュー15の非干渉クリアランスを十分に確保で
きて、アシストグリップ16を確実に取り付けることもで
きる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ルーフサイドレールア
ウタとリヤピラーインナを、形状変化部の斜壁を境とし
て略ハット形断面を反転した状態で一体成形してあっ
て、ルーフサイドレールとリヤピラーインナとの接続部
分に、前記斜壁を閉断面内で該閉断面を仕切る形で介在
させてあるため、該斜壁が補強材としての機能を発揮す
ることができ、従って、専用の補強材を用いなくても、
前記接続部分の曲げ剛性,捩れ剛性を高めることができ
る。また、前記斜壁はビード部を設けて面剛性を高めて
あると共に、このビードはルーフサイドレールアウタと
リヤピラーインナとが略直線状に断面変化する部位を跨
いて形成してあるため、形状変化部の曲げ剛性が確保さ
れるから、前記接続部分の強度,剛性をより一層高める
ことができる。
さらに、ルーフサイドレールインナの後端部一般面
と、リヤピラーインナの前端部一般面との重合部分は、
リヤフェンダをリヤピラーインナ,ルーフサイドレール
アウタに先付けする関係でスポット溶接できないが、ビ
ード部が斜壁を越えてリヤピラーインナの断面変化のな
い一般面まで形成されて、重合部分の重合面積を小さく
してあるため、この非スポット接合部分で車体振動によ
る低級音がが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第 図A範囲に相当す
る部分の分解斜視図、第2図,第3図,第4図,第5
図,第6図は第1図のB−B線,C−C線,D−D線,E−E
線,F−F線に沿う断面図、第7図は自動車の略示的斜視
図である。 1……ルーフサイドレール、2……リヤピラー、3……
ルーフサイドレールアウタ、4……ルーフサイドレール
インナ、5……リヤフェンダ、6……リヤピラーイン
ナ、11……形状変化部、12……斜壁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略ハット形断面に形成したルーフサイドレ
    ールアウタの後側部に、斜壁を境にして略ハット形断面
    が漸次逆向きとなる形状変化部を設けて、略ハット形断
    面がルーフサイドレールアウタと逆向きのリヤピラーイ
    ンナを一体に成形すると共に、前記斜壁に、後端が該斜
    壁を越えてリヤピラーインナの断面変化のない一般面ま
    で達し、かつ車外側に膨出するビード部を形成し、ルー
    フサイドレールインナの後端部を該ビード部に被さるよ
    うにして前記リヤピラーインナの前端部に接合すると共
    に、リヤフェンダの前端部を前記ルーフサイドレールア
    ウタの後端部に跨って接合して、前記形状変化部を内包
    したことを特徴とする自動車の車体構造。
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JPH0481367A JPH0481367A (ja) 1992-03-16
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US7249797B2 (en) * 2005-06-24 2007-07-31 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft Rear body structure for a motor vehicle
US8087717B2 (en) * 2008-08-04 2012-01-03 Honda Motor Co., Ltd. Light weight devices and related methods for reinforcing an automotive roof assembly

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