JPH086688Y2 - 自動車の後部構造 - Google Patents
自動車の後部構造Info
- Publication number
- JPH086688Y2 JPH086688Y2 JP1989004423U JP442389U JPH086688Y2 JP H086688 Y2 JPH086688 Y2 JP H086688Y2 JP 1989004423 U JP1989004423 U JP 1989004423U JP 442389 U JP442389 U JP 442389U JP H086688 Y2 JPH086688 Y2 JP H086688Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- shaped
- hose
- extension member
- vertical wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、乗用自動車の後部構造に関するものであ
る。
る。
〈従来の技術〉 第5図で示す乗用自動車のトランクルーム後部上方両
端のコーナ部Aは第6図で示すようにロアバックリィン
ホース3を備えたバックパネル1とクォータパネル2の
雨樋部分とをエキステンション部材4によって結合して
いる。
端のコーナ部Aは第6図で示すようにロアバックリィン
ホース3を備えたバックパネル1とクォータパネル2の
雨樋部分とをエキステンション部材4によって結合して
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来の結合構成では、第6図で明らかなようにロ
アバックリィンホース3とエキステンション部材4とは
離れてロアバックパネル1にスポット溶接によって結合
されているため、ロアバックリィンホース3とエキステ
ンション部材4との間5のロアバックパネル1の部分は
十分な剛性が得られていない。殊にこの部位は下方にバ
ックランプを設置するために大きな開口があって、強度
的に弱い部分であり、重量を増大することなく剛性向上
を達成しなければならない課題があった。
アバックリィンホース3とエキステンション部材4とは
離れてロアバックパネル1にスポット溶接によって結合
されているため、ロアバックリィンホース3とエキステ
ンション部材4との間5のロアバックパネル1の部分は
十分な剛性が得られていない。殊にこの部位は下方にバ
ックランプを設置するために大きな開口があって、強度
的に弱い部分であり、重量を増大することなく剛性向上
を達成しなければならない課題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記の課題を解決するために提案されたも
ので、その特徴とする構成は、自動車のトランクルーム
後部上方両端のロアバックリィンホースを備えたロアバ
ックパネルとクォータパネルの雨樋部分とをエキステン
ション部材にて結合したコーナ部において、前記ロアバ
ックリィンホースの長手方向の端面に縦壁面を有するボ
ックス形凹部を設け、前記エキステンション部材の長手
方向の端面に前記ロアバックリィンホースの端面のボッ
クス形凹部に嵌合しボックス形凹部の前記縦壁面と対接
する縦壁面を有し、かつ前記ロアバックリィンホースの
側面に重ね合わされる舌片を側部に突設したボックス形
凸部を設け、このボックス形凸部と前記ボックス形凹部
を凹凸嵌合して結合したことを特徴とするものである。
ので、その特徴とする構成は、自動車のトランクルーム
後部上方両端のロアバックリィンホースを備えたロアバ
ックパネルとクォータパネルの雨樋部分とをエキステン
ション部材にて結合したコーナ部において、前記ロアバ
ックリィンホースの長手方向の端面に縦壁面を有するボ
ックス形凹部を設け、前記エキステンション部材の長手
方向の端面に前記ロアバックリィンホースの端面のボッ
クス形凹部に嵌合しボックス形凹部の前記縦壁面と対接
する縦壁面を有し、かつ前記ロアバックリィンホースの
側面に重ね合わされる舌片を側部に突設したボックス形
凸部を設け、このボックス形凸部と前記ボックス形凹部
を凹凸嵌合して結合したことを特徴とするものである。
〈作用〉 上記の構成により、ロアバックリィンホースとエキス
テンション部材とが、それぞれ縦壁面を有したボックス
形凸,凹部の凹凸嵌合で結合され、軽量にして強剛性を
確保するものである。
テンション部材とが、それぞれ縦壁面を有したボックス
形凸,凹部の凹凸嵌合で結合され、軽量にして強剛性を
確保するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、1はロアバックパネル、2はクォータパネ
ル、3はロアバックリィンホース、4はエキステンショ
ン部材である。
図において、1はロアバックパネル、2はクォータパネ
ル、3はロアバックリィンホース、4はエキステンショ
ン部材である。
本考案は、第2図で示すように、前記ロアバックリィ
ンホース3の長手方向の端面に縦壁面6aを有するボック
ス形凹部6を設け、前記エキステンション部材4の長手
方向の端面に前記ボックス形凹部6に嵌合しボックス形
凹部6の前記縦壁面6aと対接する縦壁面7aを有し、かつ
前記ロアバックリィンホース3の側面に重ね合わされる
舌片8を側部に突設したボックス形凸部7を設け、この
ボックス形凸部7と前記ボックス形凹部6を凹凸嵌合し
て結合したものである。
ンホース3の長手方向の端面に縦壁面6aを有するボック
ス形凹部6を設け、前記エキステンション部材4の長手
方向の端面に前記ボックス形凹部6に嵌合しボックス形
凹部6の前記縦壁面6aと対接する縦壁面7aを有し、かつ
前記ロアバックリィンホース3の側面に重ね合わされる
舌片8を側部に突設したボックス形凸部7を設け、この
ボックス形凸部7と前記ボックス形凹部6を凹凸嵌合し
て結合したものである。
本考案は、上記の通りの構造であるから、エキステン
ション部材4によるトランクルーム後部上方両端のコー
ナ部は第3図及び第4図でも示されるように、ロアバッ
クリィンホース3の端面の縦壁面6aを有するボックス形
凹部6とエキステンション部材4の端面の縦壁面7aを有
するボックス形凸部7との凹凸嵌合による結合によって
所謂バルクヘッド状の構造(隔壁,遮断壁構造)とな
り、しかもこの嵌合結合部は舌片8にてロアバックリィ
ンホース3とエキステンション部材4とが一部重ね合わ
されているため、前記コーナ部の剛性が著しく高くな
り、シーラ9の割れも防止する。
ション部材4によるトランクルーム後部上方両端のコー
ナ部は第3図及び第4図でも示されるように、ロアバッ
クリィンホース3の端面の縦壁面6aを有するボックス形
凹部6とエキステンション部材4の端面の縦壁面7aを有
するボックス形凸部7との凹凸嵌合による結合によって
所謂バルクヘッド状の構造(隔壁,遮断壁構造)とな
り、しかもこの嵌合結合部は舌片8にてロアバックリィ
ンホース3とエキステンション部材4とが一部重ね合わ
されているため、前記コーナ部の剛性が著しく高くな
り、シーラ9の割れも防止する。
また、前記舌片8はボックス形凹部6とボックス形凸
部7との凹凸嵌合の際に位置決めガイド作用を用いボッ
クス形凹部6とボックス形凸部7との凹凸嵌合作業を容
易にする。
部7との凹凸嵌合の際に位置決めガイド作用を用いボッ
クス形凹部6とボックス形凸部7との凹凸嵌合作業を容
易にする。
〈考案の効果〉 このように本考案によると、ロアバックリィンホース
とエキステンション部材とを、それぞれ対接する縦壁面
を備えたボックス形凹部とボックス形凸部とによる凹凸
嵌合により結合した所謂バルクヘッド状の構成であるか
ら、簡単で軽量な構造により、トランクルーム後部上方
両端のコーナ部の剛性を高くすることができ、振動、ね
じり剛性を高めることができる。
とエキステンション部材とを、それぞれ対接する縦壁面
を備えたボックス形凹部とボックス形凸部とによる凹凸
嵌合により結合した所謂バルクヘッド状の構成であるか
ら、簡単で軽量な構造により、トランクルーム後部上方
両端のコーナ部の剛性を高くすることができ、振動、ね
じり剛性を高めることができる。
また、ボックス形凸部の側部に突設した舌片によりロ
アバックリィンホースとエキステンション部材とが一部
重ね合わされるため、前記コーナ部の剛性を著しく高く
すると共に、結合部分のシーラの割れも防ぐことがで
き、この舌片によりボックス形凹部とボックス形凸部と
の凹凸嵌合の際に位置決めガイド作用を行いボックス形
凹部とボックス形凸部との凹凸嵌合作業を容易にする効
果を有している。
アバックリィンホースとエキステンション部材とが一部
重ね合わされるため、前記コーナ部の剛性を著しく高く
すると共に、結合部分のシーラの割れも防ぐことがで
き、この舌片によりボックス形凹部とボックス形凸部と
の凹凸嵌合の際に位置決めガイド作用を行いボックス形
凹部とボックス形凸部との凹凸嵌合作業を容易にする効
果を有している。
第1図は本考案構造の斜視図、第2図は本考案の主要構
造部材の斜視図、第3図は第1図III−III線断面図、第
4図は第1図IV−IV線断面図、第5図は本考案の適用部
分を示す自動車の斜視図、第6図は従来の構造の斜視図
である。 1……ロアバックパネル、2……クォータパネル、3…
…ロアバックリィンホース、4……エキステンション部
材、6……ボックス形凹部、6a……縦壁面、7……ボッ
クス形凸部、8……舌片。
造部材の斜視図、第3図は第1図III−III線断面図、第
4図は第1図IV−IV線断面図、第5図は本考案の適用部
分を示す自動車の斜視図、第6図は従来の構造の斜視図
である。 1……ロアバックパネル、2……クォータパネル、3…
…ロアバックリィンホース、4……エキステンション部
材、6……ボックス形凹部、6a……縦壁面、7……ボッ
クス形凸部、8……舌片。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車のトランクルーム後部上方両端のロ
アバックリィンホースを備えたロアバックパネルとクォ
ータパネルの雨樋部分とをエキステンション部材にて結
合したコーナ部において、前記ロアバックリィンホース
の長手方向の端面に縦壁面を有するボックス形凹部を設
け、前記エキステンション部材の長手方向の端面に前記
ロアバックリィンホースの端面のボックス形凹部に嵌合
しボックス形凹部の前記縦壁面と対接する縦壁面を有
し、かつ前記ロアバックリィンホースの側面に重ね合わ
される舌片を側部に突設したボックス形凸部を設け、こ
のボックス形凸部と前記ボックス形凹部を凹凸嵌合して
結合したことを特徴とする自動車の後部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989004423U JPH086688Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 自動車の後部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989004423U JPH086688Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 自動車の後部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296370U JPH0296370U (ja) | 1990-08-01 |
JPH086688Y2 true JPH086688Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31206926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989004423U Expired - Lifetime JPH086688Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 自動車の後部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086688Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014034239A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009067228A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Mazda Motor Corp | 車両の車体後部構造 |
KR101861521B1 (ko) * | 2017-05-30 | 2018-05-29 | 동해금속(주) | 차량용 티버스 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121682U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-07 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のバツクドア開口部における補強構造 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1989004423U patent/JPH086688Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014034239A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296370U (ja) | 1990-08-01 |
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