JPH0243830Y2 - - Google Patents

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JPH0243830Y2
JPH0243830Y2 JP1983009070U JP907083U JPH0243830Y2 JP H0243830 Y2 JPH0243830 Y2 JP H0243830Y2 JP 1983009070 U JP1983009070 U JP 1983009070U JP 907083 U JP907083 U JP 907083U JP H0243830 Y2 JPH0243830 Y2 JP H0243830Y2
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JP1983009070U
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JPS59116280U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の前部ドア開口と後部ドア開
口との間を仕切る自動車用ピラーの構造に関する
ものである。
[従来の技術] 第1図および第3図に示すように、車体2の自
動車用ピラー3(以下、ピラーという)の上方部
分の内壁面には、前部座席用シートベルトのベル
トが取付けられるシートベルトアンカ4が設けら
れている。
一般に、ピラー3は断面が略台形状のアウタパ
ネル11とインナパネル12とを重合させて断面
箱型になるように溶接したものであり、図示しな
いアンカボルトを螺合するナツト14の結合部分
に補強部材13が配設されている。
また、アンカボルトが挿入される穴16を有す
る断面略台形状のインナパネル12と、断面が略
台形状のアウタパネル11とが、この両側縁に設
けたフランジで重合させて断面箱形に溶接され、
その間に補強部材13が装着されている。
すなわち、断面略台形状の補強部材13の両側
壁面は、アウタパネル11の両側壁18に当接さ
れて溶接されるとともに、ナツト14が固着され
た補強部材13はインナパネル12の中央裏面に
当接されている。
さらに、インナパネル12の穴16が補強部材
13のナツト14と同心とされる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述のような構成では、補強部
材13とアウタパネル11の両側壁18とがスポ
ツト溶接により結合されるので、この両側壁18
の外側(アウタパネルの表面)にはスポツト溶接
による圧痕(窪み)が残る。
そして、側壁18の圧痕が形成された外側に
は、ドアの縁部に取り付けられた図示しない弾性
シール部材(ウエザストリツプ)が、ドアの開閉
時に当接し摺動するので、シール部材の摩耗によ
る破損が発生するという問題点がある。
また、雨天時のドアの開閉に際してシール部材
に付着した雨水などが、圧痕(窪み)に滞留して
錆が発生するという問題点がある。
さらに、実開昭57−150067号公報に開示される
ピラー構造も、補強部材がアウタパネルの側壁面
に重合されて溶接されるので、依然として上述の
ような問題点が解決されていない。
本考案は上述のような問題点を解決しようとす
るもので、アウタパネルの側壁にスポツト溶接に
よる圧痕がなく、シール部材の損傷や雨水の滞留
による発錆が抑えられ、補強部材としての機能を
果たすとともにピラー全体としての剛性強度が向
上し、補強部材の成型、位置決めおよび溶接が簡
単な自動車用ピラーの構造を提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は断面が略
台形状をなし両側にフランジを備えたアウタパネ
ルと、該アウタパネルの前記フランジに重合溶接
されるフランジを有するインナパネルと、該両パ
ネル間に配設されアンカボルトが螺合されるナツ
トを固着した本体部と、該本体部から前記アウタ
パネル側に折曲形成され先端部が前記アウタパネ
ルの中央裏面に溶接される一対の第1の脚片と、
前記本体部から前記第1の脚片と直交して延設形
成され前記アウターパネルと前記インナパネルの
夫々のフランジ間に形成された凹部に係合溶接さ
れる一対の第2の脚片とからなる補強部材とによ
つて構成されたことを特徴としている。
[作用] 本考案の自動車用ピラーの構造は、第1の脚片
19はアウタパネル11の中央裏面にフランジ1
0を介して溶接され、第2の脚片33のフランジ
17はアウタパネル11とインナパネル12との
両側フランジ11b,12aに形成された凹部2
1に挟持され、溶接により結合される。
補強部材15の本体部32はインナパネル12
の中央壁面に当接されるだけであるが、実際には
ナツト14に螺合されるアンカボルトにより互い
に係止される。
したがつて、補強部材15によりアウタパネル
11インナパネル12との結合強度が向上される
とともに、ドアの縁部と接触するアウタパネル1
1の両側壁18は圧痕がなく、平坦に形成され
る。
[考案の実施例] 第4図および第6図に示すように、略十字形を
有する補強部材15の夫々の脚片19,33は、
アウタパネル11側に折曲され、第1の脚片19
はアウタパネル11の中央壁面11a(ドアのシ
ール面とならない)にフランジ10を介して溶接
され、また第2の脚片33のフランジ17はアウ
タパネル11とインナパネル12との両側フラン
ジ11b,12aに形成された凹部21に挟持さ
れて溶接される。
また、本体部32のアウタパネル11側にはナ
ツト14が固着され、本体部32をインナパネル
12の中央裏面に当接させて、穴16より図示し
ないアンカボルトを螺合するものである。
さらに、凹部21はフランジ11b,12aの
両方に第2の脚片33のフランジ17の厚さ分だ
け窪ませて予め形成され、これにより補強部材1
5の位置決めが単純化される。
以上の構成により、第1の脚片19はアウタパ
ネル11の中央裏面にフランジ10を介して溶接
され、第2の脚片33のフランジ17はアウタパ
ネル11とインナパネル12との両側フランジ1
1b,12aに形成された凹部21に挟持され、
溶接により結合される。
補強部材15の本体部32はインナパネル12
の中央壁面に当接されるだけであるが、実際には
ナツト14に螺合されるアンカボルトにより互い
に係止される。
したがつて、補強部材15によりアウタパネル
11とインナパネル12との結合強度が向上され
るとともに、ドアの縁部と接触するアウタパネル
11の両側壁18は圧痕がなく、平坦に形成され
る。
[考案の効果] 本考案は上述のように、断面が略台形状をなし
両側にフランジを備えたアウタパネルと、該アウ
タパネルの前記フランジに重合溶接されるフラン
ジを有するインナパネルと、該両パネル間に配設
されアンカボルトが螺合されるナツトを固着した
本体部と、該本体部から前記アウタパネル側に折
曲形成され先端部が前記アウタパネルの中央裏面
に溶接される一対の第1の脚片と、前記本体部か
ら前記第1の脚片と直交して延設形成され前記ア
ウタパネルと前記インナパネルの夫々のフランジ
間に形成された凹部に係合溶接される一対の第2
の脚片とからなる補強部材とによつて構成された
ので、ドアの縁部のシール部材と接触するアウタ
パネルの側壁に溶接による圧痕がなく、側壁面が
平坦に維持され、シール部材の損傷や雨水の滞留
による発錆が抑えられる。
また、補強部材の第2の脚片が単にインナパネ
ルとアウタパネルとの両側フランジに挟持されて
溶接されるだけでなく、上下の脚片が直接アウタ
パネルの中央壁面に結合され、さらに補強部材の
本体部がインナパネルに当接されてアンカボルト
により結合される結果、ピラー全体としての剛性
強度が向上する。
さらに、補強部材の成型、アウタパネルとイン
ナパネルとに対する位置決めおよび溶接が簡単と
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される車体の概略構成を
示す側面図、第2図は従来の自動車用ピラーの構
造を分解して示す斜視図、第3図は同平面断面
図、第4図は本考案に係る自動車用ピラーの構造
を分解して示す斜視図、第5図は補強板の斜視
図、第6図は同自動車用ピラーの構造を示す平面
断面図である。 3……自動車用ピラー、11b,12a……フ
ランジ、11……アウタパネル、12……インナ
パネル、14……ナツト、15……補強部材、1
9……第1の脚片、33……第2の脚片、21…
…凹部、32……本体部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が略台形状をなし両側にフランジを備えた
    アウタパネルと、該アウタパネルの前記フランジ
    に重合溶接されるフランジを有するインナパネル
    と、該両パネル間に配設されアンカボトルが螺合
    されるナツトを固着した本体部と、該本体部から
    前記アウタパネル側に折曲形成され先端部が前記
    アウタパネルの中央裏面に溶接される一対の第1
    の脚片と、前記本体部から前記第1の脚片と直交
    して延設形成され前記アウターパネルと前記イン
    ナパネルの夫々のフランジ間に形成された凹部に
    係合溶接される一対の第2の脚片とからなる補強
    部材とによつて構成した自動車用ピラーの構造。
JP907083U 1983-01-27 1983-01-27 自動車用ピラ−の構造 Granted JPS59116280U (ja)

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JP907083U JPS59116280U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 自動車用ピラ−の構造

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JP907083U JPS59116280U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 自動車用ピラ−の構造

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Publication Number Publication Date
JPS59116280U JPS59116280U (ja) 1984-08-06
JPH0243830Y2 true JPH0243830Y2 (ja) 1990-11-21

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ID=30140543

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57150067U (ja) * 1981-03-18 1982-09-20

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JPS59116280U (ja) 1984-08-06

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