JP3948119B2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体剛性の向上を図り得る自動車の下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6および図7は、車体の基本構成に、板金部品を溶接によって結合するモノコックボデーを採用した従来の自動車の車体構造を示したものである。
この種の自動車の車体構造では、フロア部を構成するパネル100の両側部に、サイドシル部101が設けられており、このサイドシル部101は、サイドシルインナパネル102と、サイドボデイパネルの一部で構成されるサイドシルアウタパネル部103とで構成されている。サイドシルインナパネル102とサイドシルアウタパネル部103とは、それぞれ上部フランジ部102a,103a相互と、下部フランジ部102b,103b相互をスポット溶接Wによって接合している。
上記フロア部を構成するパネル100の両側フランジ部100aは、サイドシルインナパネル102の側面にスポット溶接により接合している。サイドシル部101の上部側には、乗員の乗り降りを行うサイドドア104が設けられている。
【0003】
上記自動車のフロア部を構成するパネル100は、メインフロアパネル105と、フロントトンネルパネル106で構成されており、メインフロアパネル105の前端部にフロントトンネルパネル106を接合している。フロントトンネルパネル106の前端部は、ダッシュパネル107の下端部に接合されており、フロントトンネルパネル106の裏面には、車幅方向に沿ってフロントフロアメンバ108が接合されて補強されている。
図8は、フロア部を構成するパネル100部を車体の下面側から見た斜視図で、フロントトンネルパネル106の車幅方向にフロントフロアメンバ108が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によると、フロア部を構成するパネル100の両側フランジ部100aは、サイドシルインナパネル102の側面にスポット溶接により接合しているだけなので、接合部分の剛性が不足することがある。
【0005】
本発明は上記課題を解決し、剛性の向上を図ることができる自動車の下部車体構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、フロア部を構成するパネルの両側端部をサイドシル部のインナパネル接合した自動車の下部車体構造において、上記フロア部を、前後、複数のパネルで構成し、記複数のパネルの相互の接合部を跨った状態で上記複数のパネルの下面に接合するとともに、上記フロア部を構成する上記複数のパネルの下面とサイドシル部のインナパネル下端部との間を連結するリーンフォースメントを配設し、上記サイドシル部のインナパネルと上記フロア部を構成する上記複数のパネルの裏面と上記リーンフォースメントにて三角形状の閉じ断面を形成し、かつ、該リーンフォースメントの前端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に車幅方向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構造を形成して、上記フロア部を構成する上記複数のパネルの相互の接合部を跨って連続する上記三角形状の閉じ断面を上記複数のパネルの端部に設けたことにある。
また、本発明は、上記サイドシル部のインナパネル下端部にリーンフォースメントの車幅方向の配設方向に沿った斜面部を形成し、該斜面部に沿わせて上記リーンフォースメントの一端部を形成し、該リーンフォースメントの一端部を上記インナパネルの斜面部と重ねてスポット溶接にて接合したことにある。
さらに、本発明は、上記リーンフォースメントは、その前端部が上記補強メンバのフランジ部とともに上記フロア部を構成するパネルの下面にスポット溶接により接合されていることにある。
これによって、本発明は、フロア部を構成するパネル(メインフロアパネルとフロントトンネルパネル)と、サイドシル部との接合部分の剛性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図4は、車体の基本構成に、モノコックボデーを採用した自動車の車体構造に本発明を適用した実施の形態を示したものである。
1はこの種の自動車の車体を示したもので、この車体1の側面には、サイドドア2を設けたサイドボデイパネル3が設けられている。このサイドボデイパネル3のサイドドア2を取り付ける開口部4の下端部には、サイドシル部5が設けられている。
【0009】
このサイドシル部5は、サイドシルインナパネル6と、サイドボデイパネル3の一部で構成されるサイドシルアウタパネル部7とで構成されている。サイドシルインナパネル6とサイドシルアウタパネル部7とは、それぞれ上部フランジ部6a,7a相互と、下部フランジ部6b,7b相互をスポット溶接Wによって接合して閉じ断面に形成している。
上記車体1のフロア部8を構成するパネル9の両側フランジ部9aは、サイドシルインナパネル6の側面にスポット溶接Wにより接合している。
【0010】
上記自動車のフロア部8を構成するパネル9は、メインフロアパネル10と、フロントトンネルパネル11で構成されており、メインフロアパネル10の前端部10aにフロントトンネルパネル11の後端部11bを溶接等により接合している。フロントトンネルパネル11の前端部11aは、ダッシュパネル12の下端部12bに溶接等により接合されており、フロントトンネルパネル11の裏面には、車幅方向に沿って逆台形状をした補強メンバとしてのフロントフロアメンバ13が周囲のフランジ部13aを介して接合されて補強されている。
図5は、フロア部8を構成するパネル9部を車体1の下面側から見た矢視Y方向の斜視図で、フロントトンネルパネル11の車幅方向にフロントフロアメンバ13が配設されている。
【0011】
上記サイドシルインナパネル6の下端部には、上向きの斜面部14が形成されており、この斜面部14と、フロア部8を構成するパネル9の裏面との間には、三角形状の閉じ断面Sを形成するリーンフォースメント15が掛け渡されている。このリーンフォースメント15は、前端部15aを上記フロントフロアメンバ13のフランジ部13aと、フロントトンネルパネル11にスポット溶接等により接合Wし、かつ、後端部15bをメインフロアパネル10に接合Wするとともに、左右の一側部15cをパネル9の裏面に接合Wし、かつ、他側部15dをサイドシルインナパネル6の斜面部14にスポット溶接等により接合Wしている。このリーンフォースメント15には、板面に水抜き等を行うための穴15eが形成されている。
【0012】
上記構成によると、フロントフロアメンバ13と、フロア部8を構成するパネル9(メインフロアパネル10とフロントトンネルパネル11)と、サイドシルインナパネル6とに跨ってリーンフォースメント15を接合したので、フロア部8を構成するパネル9(メインフロアパネル10とフロントトンネルパネル11)と、サイドシル部5との接合部分の剛性を向上することができる。リーンフォースメント15はサイドシルインナパネル6の斜面部14に沿って配設されて接合されるので、剥離しにくく剛性の向上を図ることができる。また、リーンフォースメント15はフロア部8を構成するパネル9の下面側に配設されるので、組み付け時の自由度が高く、室内スペースを犠牲にしない。
【0013】
なお、本発明は、上記の実施の形態にのみ限定されるものではなく、たとえば、リーンフォースメント15の大きさは、サイドシル部5の一部、あるいは全域に接合しても良く、その板厚も任意に設定することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による自動車の下部車体構造によれば次のような効果を奏することができる。
フロア部を構成するパネルの両側端部をサイドシル部のインナパネル接合した自動車の下部車体構造において、上記フロア部を、前後、複数のパネルで構成し、記複数のパネルの相互の接合部を跨った状態で上記複数のパネルの下面に接合するとともに、上記フロア部を構成する上記複数のパネルの下面とサイドシル部のインナパネル下端部との間を連結するリーンフォースメントを配設し、上記サイドシル部のインナパネルと上記フロア部を構成する上記複数のパネルの裏面と上記リーンフォースメントにて三角形状の閉じ断面を形成し、かつ、該リーンフォースメントの前端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に車幅方向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構造を形成して、上記フロア部を構成する上記複数のパネルの相互の接合部を跨って連続する上記三角形状の閉じ断面を上記複数のパネルの端部に設けたので、フロア部を構成するパネル(メインフロアパネルとフロントトンネルパネル)と、サイドシル部との接合部分の剛性を向上することができる。
上記サイドシル部のインナパネル下端部にリーンフォースメントの車幅方向の配設方向に沿った斜面部を形成し、該斜面部に沿わせて上記リーンフォースメントの一端部を形成し、該リーンフォースメントの一端部を上記インナパネルの斜面部と重ねてスポット溶接にて接合したので、接合部が剥離しにくく剛性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の下部車体構造を適用した車体を示す斜視図である。
【図2】図1の車体をX方向に見て前部フロア部を示す斜視図である。
【図3】本発明による自動車の下部車体構造の実施の形態を示す、図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のY方向斜視図である。
【図6】従来の下部車体構造を示す図3と同一部分の断面図である。
【図7】従来の下部車体構造を示す図4と同一部分の断面図である。
【図8】従来の車体下面を示す図5と同一部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 車体
2 サイドドア
3 サイドボデイパネル
4 開口部
5 サイドシル部
6 サイドシルインナパネル(インナパネル)
7 サイドシルアウタパネル部
8 フロア部
9 パネル
10 メインフロアパネル(パネル)
11 フロントトンネルパネル(パネル)
12 ダッシュパネル
13 フロントフロアメンバ(補強メンバ)
14 斜面部
15 リーンフォースメント

Claims (3)

  1. フロア部を構成するパネルの両側端部をサイドシル部のインナパネル接合した自動車の下部車体構造において、
    上記フロア部を、前後、複数のパネルで構成し、
    記複数のパネルの相互の接合部を跨った状態で上記複数のパネルの下面に接合するとともに、
    上記フロア部を構成する上記複数のパネルの下面とサイドシル部のインナパネル下端部との間を連結するリーンフォースメントを配設し、
    上記サイドシル部のインナパネルと上記フロア部を構成する上記複数のパネルの裏面と上記リーンフォースメントにて三角形状の閉じ断面を形成し、
    かつ、該リーンフォースメントの前端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に車幅方向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構造を形成して、
    上記フロア部を構成する上記複数のパネルの相互の接合部を跨って連続する上記三角形状の閉じ断面を上記複数のパネルの端部に設けたことを特徴とする自動車の下部車体構造。
  2. 上記サイドシル部のインナパネル下端部にリーンフォースメントの車幅方向の配設方向に沿った斜面部を形成し、該斜面部に沿わせて上記リーンフォースメントの一端部を形成し、該リーンフォースメントの一端部を上記インナパネルの斜面部と重ねてスポット溶接にて接合したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の下部車体構造。
  3. 上記リーンフォースメントは、その前端部が上記補強メンバのフランジ部とともに上記フロア部を構成するパネルの下面にスポット溶接により接合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車の下部車体構造。
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