JPH11334652A - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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JPH11334652A
JPH11334652A JP14386398A JP14386398A JPH11334652A JP H11334652 A JPH11334652 A JP H11334652A JP 14386398 A JP14386398 A JP 14386398A JP 14386398 A JP14386398 A JP 14386398A JP H11334652 A JPH11334652 A JP H11334652A
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Michihiro Kamatani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性の向上を図ることができる自動車の下部
車体構造を提供すること。 【解決手段】 フロア部を構成するパネルの両側端部を
サイドシル部のインナパネル側に接合した自動車の下部
車体構造において、上記フロア部8を構成するパネル9
の下面とサイドシル部5のインナパネル6下端部との間
にリーンフォースメント15を接合し、かつ、該リーン
フォースメント15の前端部15aを、上記フロア部8
を構成するパネル9の下面に車幅方向に配設された補強
メンバ13に接合して閉じ断面構造Sを形成したことに
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体剛性の向上を
図り得る自動車の下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は、車体の基本構成に、
板金部品を溶接によって結合するモノコックボデーを採
用した従来の自動車の車体構造を示したものである。こ
の種の自動車の車体構造では、フロア部を構成するパネ
ル100の両側部に、サイドシル部101が設けられて
おり、このサイドシル部101は、サイドシルインナパ
ネル102と、サイドボデイパネルの一部で構成される
サイドシルアウタパネル部103とで構成されている。
サイドシルインナパネル102とサイドシルアウタパネ
ル部103とは、それぞれ上部フランジ部102a,1
03a相互と、下部フランジ部102b,103b相互
をスポット溶接Wによって接合している。上記フロア部
を構成するパネル100の両側フランジ部100aは、
サイドシルインナパネル102の側面にスポット溶接に
より接合している。サイドシル部101の上部側には、
乗員の乗り降りを行うサイドドア104が設けられてい
る。
【0003】上記自動車のフロア部を構成するパネル1
00は、メインフロアパネル105と、フロントトンネ
ルパネル106で構成されており、メインフロアパネル
105の前端部にフロントトンネルパネル106を接合
している。フロントトンネルパネル106の前端部は、
ダッシュパネル107の下端部に接合されており、フロ
ントトンネルパネル106の裏面には、車幅方向に沿っ
てフロントフロアメンバ108が接合されて補強されて
いる。図8は、フロア部を構成するパネル100部を車
体の下面側から見た斜視図で、フロントトンネルパネル
106の車幅方向にフロントフロアメンバ108が配設
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、フロア部を構成するパネル100の両
側フランジ部100aは、サイドシルインナパネル10
2の側面にスポット溶接により接合しているだけなの
で、接合部分の剛性が不足することがある。
【0005】本発明は上記課題を解決し、剛性の向上を
図ることができる自動車の下部車体構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、フロア部を構成するパネルの両側端部をサイ
ドシル部のインナパネル側に接合した自動車の下部車体
構造において、上記フロア部を構成するパネルの下面と
サイドシル部のインナパネル下端部との間にリーンフォ
ースメントを接合し、かつ、該リーンフォースメントの
前端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に車幅
方向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構造を
形成したことにある。また、本発明は、サイドシル部の
インナパネル下端部にリーンフォースメントの車幅方向
の配設方向に沿った斜面部を形成し、該斜面部とインナ
パネル下端部のフランジ部に沿わせて上記リーンフォー
スメントの一端部を形成し、該リーンフォースメントの
一端部を上記インナパネルの斜面部と下端部フランジ部
に組み合わせて接合したことにある。これによって、本
発明は、フロア部を構成するパネル(メインフロアパネ
ルとフロントトンネルパネル)と、サイドシル部との接
合部分の剛性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1ないし図4は、車体の基本構成に、モ
ノコックボデーを採用した自動車の車体構造に本発明を
適用した実施の形態を示したものである。1はこの種の
自動車の車体を示したもので、この車体1の側面には、
サイドドア2を設けたサイドボデイパネル3が設けられ
ている。このサイドボデイパネル3のサイドドア2を取
り付ける開口部4の下端部には、サイドシル部5が設け
られている。
【0009】このサイドシル部5は、サイドシルインナ
パネル6と、サイドボデイパネル3の一部で構成される
サイドシルアウタパネル部7とで構成されている。サイ
ドシルインナパネル6とサイドシルアウタパネル部7と
は、それぞれ上部フランジ部6a,7a相互と、下部フ
ランジ部6b,7b相互をスポット溶接Wによって接合
して閉じ断面に形成している。上記車体1のフロア部8
を構成するパネル9の両側フランジ部9aは、サイドシ
ルインナパネル6の側面にスポット溶接Wにより接合し
ている。
【0010】上記自動車のフロア部8を構成するパネル
9は、メインフロアパネル10と、フロントトンネルパ
ネル11で構成されており、メインフロアパネル10の
前端部10aにフロントトンネルパネル11の後端部1
1bを溶接等により接合している。フロントトンネルパ
ネル11の前端部11aは、ダッシュパネル12の下端
部12bに溶接等により接合されており、フロントトン
ネルパネル11の裏面には、車幅方向に沿って逆台形状
をした補強メンバとしてのフロントフロアメンバ13が
周囲のフランジ部13aを介して接合されて補強されて
いる。図5は、フロア部8を構成するパネル9部を車体
1の下面側から見た矢視Y方向の斜視図で、フロントト
ンネルパネル11の車幅方向にフロントフロアメンバ1
3が配設されている。
【0011】上記サイドシルインナパネル6の下端部に
は、上向きの斜面部14が形成されており、この斜面部
14と、フロア部8を構成するパネル9の裏面との間に
は、三角形状の閉じ断面Sを形成するリーンフォースメ
ント15が掛け渡されている。このリーンフォースメン
ト15は、前端部15aを上記フロントフロアメンバ1
3のフランジ部13aと、フロントトンネルパネル11
にスポット溶接等により接合Wし、かつ、後端部15b
をメインフロアパネル10に接合Wするとともに、左右
の一側部15cをパネル9の裏面に接合Wし、かつ、他
側部15dをサイドシルインナパネル6の斜面部14に
スポット溶接等により接合Wしている。このリーンフォ
ースメント15には、板面に水抜き等を行うための穴1
5eが形成されている。
【0012】上記構成によると、フロントフロアメンバ
13と、フロア部8を構成するパネル9(メインフロア
パネル10とフロントトンネルパネル11)と、サイド
シルインナパネル6とに跨ってリーンフォースメント1
5を接合したので、フロア部8を構成するパネル9(メ
インフロアパネル10とフロントトンネルパネル11)
と、サイドシル部5との接合部分の剛性を向上すること
ができる。リーンフォースメント15はサイドシルイン
ナパネル6の斜面部14に沿って配設されて接合される
ので、剥離しにくく剛性の向上を図ることができる。ま
た、リーンフォースメント15はフロア部8を構成する
パネル9の下面側に配設されるので、組み付け時の自由
度が高く、室内スペースを犠牲にしない。
【0013】なお、本発明は、上記の実施の形態にのみ
限定されるものではなく、たとえば、リーンフォースメ
ント15の大きさは、サイドシル部5の一部、あるいは
全域に接合しても良く、その板厚も任意に設定すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の下部車体構造によれば次のような効果を奏することが
できる。フロア部を構成するパネルの両側端部をサイド
シル部のインナパネル側に接合した自動車の下部車体構
造において、上記フロア部を構成するパネルの下面とサ
イドシル部のインナパネル下端部との間にリーンフォー
スメントを接合し、かつ、該リーンフォースメントの前
端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に車幅方
向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構造を形
成したので、フロア部を構成するパネル(メインフロア
パネルとフロントトンネルパネル)と、サイドシル部と
の接合部分の剛性を向上することができる。サイドシル
部のインナパネル下端部にリーンフォースメントの車幅
方向の配設方向に沿った斜面部を形成し、該斜面部とイ
ンナパネル下端部のフランジ部に沿わせて上記リーンフ
ォースメントの一端部を形成し、該リーンフォースメン
トの一端部を上記インナパネルの斜面部と下端部フラン
ジ部に組み合わせて接合したので、接合部が剥離しにく
く剛性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の下部車体構造を適用した
車体を示す斜視図である。
【図2】図1の車体をX方向に見て前部フロア部を示す
斜視図である。
【図3】本発明による自動車の下部車体構造の実施の形
態を示す、図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のY方向斜視図である。
【図6】従来の下部車体構造を示す図3と同一部分の断
面図である。
【図7】従来の下部車体構造を示す図4と同一部分の断
面図である。
【図8】従来の車体下面を示す図5と同一部分の斜視図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 サイドドア 3 サイドボデイパネル 4 開口部 5 サイドシル部 6 サイドシルインナパネル(インナパネル) 7 サイドシルアウタパネル部 8 フロア部 9 パネル 10 メインフロアパネル(パネル) 11 フロントトンネルパネル(パネル) 12 ダッシュパネル 13 フロントフロアメンバ(補強メンバ) 14 斜面部 15 リーンフォースメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア部を構成するパネルの両側端部を
    サイドシル部のインナパネル側に接合した自動車の下部
    車体構造において、上記フロア部を構成するパネルの下
    面とサイドシル部のインナパネル下端部との間にリーン
    フォースメントを接合し、かつ、該リーンフォースメン
    トの前端部を、上記フロア部を構成するパネルの下面に
    車幅方向に配設された補強メンバに接合して閉じ断面構
    造を形成したことを特徴とする自動車の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 上記サイドシル部のインナパネル下端部
    にリーンフォースメントの車幅方向の配設方向に沿った
    斜面部を形成し、該斜面部とインナパネル下端部のフラ
    ンジ部に沿わせて上記リーンフォースメントの一端部を
    形成し、該リーンフォースメントの一端部を上記インナ
    パネルの斜面部と下端部フランジ部に組み合わせて接合
    したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の下部車
    体構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184569A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mazda Motor Corp 車体下部構造
JP2014125194A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Honda Motor Co Ltd 車体側部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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