JPH11334650A - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH11334650A JPH11334650A JP14243898A JP14243898A JPH11334650A JP H11334650 A JPH11334650 A JP H11334650A JP 14243898 A JP14243898 A JP 14243898A JP 14243898 A JP14243898 A JP 14243898A JP H11334650 A JPH11334650 A JP H11334650A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- body frame
- strut tower
- frame member
- closing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度の向上と組立工数の削減を図る。
【解決手段】 自動車のエンジンルーム２の側壁に配設
されるストラットタワー５を構成するフードリッジロア
パネル１とストラットタワーハウジングパネル３の下端
部に、サイドメンバ８とクロージングプレート９とで構
成されて前後方向に延びる車体骨格部材７を結合してな
る構造において、フードリッジロアパネル１とストラッ
トタワーハウジングパネル３の下端部をサイドメンバ８
とクロージングプレート９との間に挟み込んで接合して
ある。
されるストラットタワー５を構成するフードリッジロア
パネル１とストラットタワーハウジングパネル３の下端
部に、サイドメンバ８とクロージングプレート９とで構
成されて前後方向に延びる車体骨格部材７を結合してな
る構造において、フードリッジロアパネル１とストラッ
トタワーハウジングパネル３の下端部をサイドメンバ８
とクロージングプレート９との間に挟み込んで接合して
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】モノコックボディの自動車においては、
図３に示すように、エンジンルームａの側壁を構成する
フードリッジパネルｂの下端部に、サイドメンバｃとク
ロージングプレートｄとで構成されて前後方向に延びる
車体骨格部材ｅを結合してある。この類似構造は、例え
ば特開平６−１０７２２９号公報に開示されている。
図３に示すように、エンジンルームａの側壁を構成する
フードリッジパネルｂの下端部に、サイドメンバｃとク
ロージングプレートｄとで構成されて前後方向に延びる
車体骨格部材ｅを結合してある。この類似構造は、例え
ば特開平６−１０７２２９号公報に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の自動車では、
フードリッジパネルｂにホィールハウジングパネルｆと
ストラットタワーハウジングパネルｇを組み付けてフロ
ントホィールハウスｈとストラットタワーｉを構成し、
その後、サブアッセンブリされた車体骨格部材ｅをフー
ドリッジパネルｂに組み付けている都合上、車体骨格部
材ｅはフードリッジロアパネルｂの表面側にスポット溶
接で接合しなければならない。また、ストラットタワー
ハウジングパネルｇはサスペンションから大きな突き上
げ荷重を受けることになる。このため、ストラットタワ
ーハウジングパネルｇが車体骨格部材ｅから剥離するの
を防止するため、次のような接合構造が一般に採用され
ている。すなわち、クロージングプレートｄの上縁をフ
ロントホィールハウスｈに隣接する部分でサイドメンバ
ｃのフランジｃ1よりも突出させておいて（図４参
照）、この突出部ｄ1とサイドメンバｃのフランジｃ1に
スポット溶接打点を千鳥状に配置して車体骨格部材ｅの
接合を行っている。
フードリッジパネルｂにホィールハウジングパネルｆと
ストラットタワーハウジングパネルｇを組み付けてフロ
ントホィールハウスｈとストラットタワーｉを構成し、
その後、サブアッセンブリされた車体骨格部材ｅをフー
ドリッジパネルｂに組み付けている都合上、車体骨格部
材ｅはフードリッジロアパネルｂの表面側にスポット溶
接で接合しなければならない。また、ストラットタワー
ハウジングパネルｇはサスペンションから大きな突き上
げ荷重を受けることになる。このため、ストラットタワ
ーハウジングパネルｇが車体骨格部材ｅから剥離するの
を防止するため、次のような接合構造が一般に採用され
ている。すなわち、クロージングプレートｄの上縁をフ
ロントホィールハウスｈに隣接する部分でサイドメンバ
ｃのフランジｃ1よりも突出させておいて（図４参
照）、この突出部ｄ1とサイドメンバｃのフランジｃ1に
スポット溶接打点を千鳥状に配置して車体骨格部材ｅの
接合を行っている。
【０００４】しかし、このような構造を採用しても、突
き上げ荷重がストラットタワーハウジングパネルｇの片
面だけで受け止められるため、強度的に必ずしも充分で
あるとは言えず、スポット溶接打点の間隔を狭くする必
要がある。
き上げ荷重がストラットタワーハウジングパネルｇの片
面だけで受け止められるため、強度的に必ずしも充分で
あるとは言えず、スポット溶接打点の間隔を狭くする必
要がある。
【０００５】さらに、スポット溶接の打点が多くなるば
かりでなく、クロージングプレートｄとサイドメンバｃ
の上縁に防錆シール材ｈをそれぞれ塗布しなければなら
ず、作業工数が増え、コストアップの要因になる。
かりでなく、クロージングプレートｄとサイドメンバｃ
の上縁に防錆シール材ｈをそれぞれ塗布しなければなら
ず、作業工数が増え、コストアップの要因になる。
【０００６】本発明は、このような事情に鑑み、強度の
向上と組立工数の削減が可能な自動車の車体構造を提供
することを目的とする。
向上と組立工数の削減が可能な自動車の車体構造を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、自動車のエンジンルーム側壁に配設される
ストラットタワーを構成するパネルの下端部に、サイド
メンバとクロージングプレートとで構成されて前後方向
に延びる車体骨格部材を結合してなる構造において、上
記パネルの下端部をサイドメンバとクロージングプレー
トとの間に挟み込んで接合したことを特徴とする。
の本発明は、自動車のエンジンルーム側壁に配設される
ストラットタワーを構成するパネルの下端部に、サイド
メンバとクロージングプレートとで構成されて前後方向
に延びる車体骨格部材を結合してなる構造において、上
記パネルの下端部をサイドメンバとクロージングプレー
トとの間に挟み込んで接合したことを特徴とする。
【０００８】上記サイドメンバとクロージングプレート
は、エンジンルーム側壁の下端部全体を挟み込んで接合
してもよい。
は、エンジンルーム側壁の下端部全体を挟み込んで接合
してもよい。
【０００９】上記エンジンルームの側壁と車体骨格部材
の裏面に防水塗装を施してもよい。
の裏面に防水塗装を施してもよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
を参照しながら詳細に説明する。
【００１１】図１は自動車のエンジンルームを示してい
る。同図において、１はエンジンルーム２の側壁を構成
するフードリッジロアパネルで、ストラットタワーハウ
ジングパネル３とホィールハウジングパネル４を組み付
けてストラットタワー５とフロントホィールハウス６を
構成してある。フードリッジロアパネル１の下端部に
は、前後方向に延びる車体骨格部材７を結合してある。
該車体骨格部材７はサイドメンバ８とクロージングプレ
ート９を互いに接合してなるもので、そのフランジ８
ａ,９ａでフードリッジロアパネル１の下端部を挟み込
んでスポット溶接で接合してある。ところで、エンジン
ルーム２の側壁の一部はストラットタワーハウジングパ
ネル３で構成されているため、図２に示すストラットタ
ワー５と隣接する位置では、該パネル３の下端部がサイ
ドメンバ８とクロージングプレート９で挟み込まれるこ
とになる。なお、このような構造を採用する都合上、エ
ンジンルーム２の側壁と車体骨格部材７の組立順序の変
更が行われている。
る。同図において、１はエンジンルーム２の側壁を構成
するフードリッジロアパネルで、ストラットタワーハウ
ジングパネル３とホィールハウジングパネル４を組み付
けてストラットタワー５とフロントホィールハウス６を
構成してある。フードリッジロアパネル１の下端部に
は、前後方向に延びる車体骨格部材７を結合してある。
該車体骨格部材７はサイドメンバ８とクロージングプレ
ート９を互いに接合してなるもので、そのフランジ８
ａ,９ａでフードリッジロアパネル１の下端部を挟み込
んでスポット溶接で接合してある。ところで、エンジン
ルーム２の側壁の一部はストラットタワーハウジングパ
ネル３で構成されているため、図２に示すストラットタ
ワー５と隣接する位置では、該パネル３の下端部がサイ
ドメンバ８とクロージングプレート９で挟み込まれるこ
とになる。なお、このような構造を採用する都合上、エ
ンジンルーム２の側壁と車体骨格部材７の組立順序の変
更が行われている。
【００１２】ストラットタワー５の上端開口はサスペン
ションマウントブラケット１０で閉塞されていて、該ブ
ラケット１０にサスペンションユニットが組み付けられ
るようになっている。１１はフードリッジアッパパネル
１２とフードリッジレインフォース１３で構成した他の
車体骨格部材で、該部材１１にサスペンションマウント
ブラケット１０を結合してある。さらに、サイドメンバ
８のフランジ８ａの先端に防錆シール材１４が全長に亙
って塗布されるとともに、エンジンルーム２の側壁と車
体骨格部材７の裏面全体には防水塗装が施されている。
ションマウントブラケット１０で閉塞されていて、該ブ
ラケット１０にサスペンションユニットが組み付けられ
るようになっている。１１はフードリッジアッパパネル
１２とフードリッジレインフォース１３で構成した他の
車体骨格部材で、該部材１１にサスペンションマウント
ブラケット１０を結合してある。さらに、サイドメンバ
８のフランジ８ａの先端に防錆シール材１４が全長に亙
って塗布されるとともに、エンジンルーム２の側壁と車
体骨格部材７の裏面全体には防水塗装が施されている。
【００１３】本実施例の構造によれば、サスペンション
からの突き上げ荷重がストラットタワーハウジングパネ
ル３の両面で受け止められて、車体骨格部材７に伝達さ
れるため、従来の構造よりも強度的に有利になる。した
がって、従来のように、間隔の狭いスポット溶接打点を
千鳥配列としなくてもよくなるばかりでなく、エンジン
ルーム内側の防錆シール材１４の配列も１列で済むの
で、作業工数が大幅に削減でき、コスト的に有利にな
る。
からの突き上げ荷重がストラットタワーハウジングパネ
ル３の両面で受け止められて、車体骨格部材７に伝達さ
れるため、従来の構造よりも強度的に有利になる。した
がって、従来のように、間隔の狭いスポット溶接打点を
千鳥配列としなくてもよくなるばかりでなく、エンジン
ルーム内側の防錆シール材１４の配列も１列で済むの
で、作業工数が大幅に削減でき、コスト的に有利にな
る。
【００１４】また、エンジンルーム２の側壁は全長に亙
って車体骨格部材７に挟み込んであるので、強度的にさ
らに有利になるばかりでなく、ストラットタワーハウジ
ングパネル３の下端部だけを挟み込む構造ではないの
で、組立作業も楽になる。
って車体骨格部材７に挟み込んであるので、強度的にさ
らに有利になるばかりでなく、ストラットタワーハウジ
ングパネル３の下端部だけを挟み込む構造ではないの
で、組立作業も楽になる。
【００１５】さらに、エンジンルーム２の側壁と車体骨
格部材７の裏面全体に防水塗装を施してあるので、クロ
ージングプレート９とストラットタワーハウジングパネ
ル３，フードリッジロアパネル１との接合部に個別に防
水塗装を施さなくてもよく、作業工数が少なくて済む。
格部材７の裏面全体に防水塗装を施してあるので、クロ
ージングプレート９とストラットタワーハウジングパネ
ル３，フードリッジロアパネル１との接合部に個別に防
水塗装を施さなくてもよく、作業工数が少なくて済む。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、サスペンションからの
突き上げ荷重がストラットタワーを構成するパネルの両
面で受け止められて、車体骨格部材に伝達され、従来の
構造よりも強度的に有利になる。したがって、従来のよ
うに、間隔の狭いスポット溶接打点を千鳥配列しなくて
もよくなるばかりでなく、防錆シール材の配列も１列で
済むので、組立作業工数が大幅に少なくなり、コスト的
に有利になる。
突き上げ荷重がストラットタワーを構成するパネルの両
面で受け止められて、車体骨格部材に伝達され、従来の
構造よりも強度的に有利になる。したがって、従来のよ
うに、間隔の狭いスポット溶接打点を千鳥配列しなくて
もよくなるばかりでなく、防錆シール材の配列も１列で
済むので、組立作業工数が大幅に少なくなり、コスト的
に有利になる。
【００１７】請求項２のような構成にすると、エンジン
ルームの側壁が全長に亙って車体骨格部材に挟み込まれ
るので、強度的にさらに有利になるばかりでなく、スト
ラットタワーを構成するパネルの下端部だけが挟み込ま
れる構造ではないので、組立作業も楽になる。
ルームの側壁が全長に亙って車体骨格部材に挟み込まれ
るので、強度的にさらに有利になるばかりでなく、スト
ラットタワーを構成するパネルの下端部だけが挟み込ま
れる構造ではないので、組立作業も楽になる。
【００１８】請求項３のような構成にすると、エンジン
ルームの側壁を構成するパネルとクロージングプレート
との接合部に個別に防水塗装を施さなくてもよくなり、
作業工数が少なくて済む。
ルームの側壁を構成するパネルとクロージングプレート
との接合部に個別に防水塗装を施さなくてもよくなり、
作業工数が少なくて済む。
【図１】本発明の車体構造を示す斜視図。
【図２】図１のＡ−Ａ線による断面図。
【図３】従来例を示す斜視図。
【図４】図３のＢ−Ｂ線による断面図。
１・・・フードリッジロアパネル ２・・・エンジンルーム ３・・・ストラットタワーハウジングパネル ５・・・ストラットタワー ７・・・車体骨格部材 ８・・・サイドメンバ ９・・・クロージングプレート
Claims (3)
- 【請求項１】 自動車のエンジンルーム側壁に配設され
るストラットタワーを構成するパネルの下端部に、サイ
ドメンバとクロージングプレートとで構成されて前後方
向に延びる車体骨格部材を結合してなる構造において、
上記パネルの下端部をサイドメンバとクロージングプレ
ートとの間に挟み込んで接合したことを特徴とする自動
車の車体構造。 - 【請求項２】 上記サイドメンバとクロージングプレー
トは、エンジンルーム側壁の下端部全体を挟み込んで接
合したことを特徴とする請求項１に記載の自動車の車体
構造。 - 【請求項３】 上記エンジンルームの側壁と車体骨格部
材の裏面に防水塗装を施したことを特徴とする請求項１
または請求項２に記載の自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14243898A JPH11334650A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14243898A JPH11334650A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334650A true JPH11334650A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15315326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14243898A Pending JPH11334650A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11334650A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001191960A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Suzuki Motor Corp | 車体の前部構造 |
| JP2002356179A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の車体前部構造 |
| JP2003019978A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-21 | Nissan Shatai Co Ltd | 車体前部構造 |
| JP2018108798A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車両前部構造 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP14243898A patent/JPH11334650A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001191960A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Suzuki Motor Corp | 車体の前部構造 |
| JP2002356179A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の車体前部構造 |
| JP2003019978A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-21 | Nissan Shatai Co Ltd | 車体前部構造 |
| JP2018108798A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車両前部構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041013 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |