JPH035183Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH035183Y2
JPH035183Y2 JP10930585U JP10930585U JPH035183Y2 JP H035183 Y2 JPH035183 Y2 JP H035183Y2 JP 10930585 U JP10930585 U JP 10930585U JP 10930585 U JP10930585 U JP 10930585U JP H035183 Y2 JPH035183 Y2 JP H035183Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
striker
rear end
end member
trunk
end panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10930585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6216564U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10930585U priority Critical patent/JPH035183Y2/ja
Publication of JPS6216564U publication Critical patent/JPS6216564U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH035183Y2 publication Critical patent/JPH035183Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造、特にトランク
ルーム後面部におけるストライカ取付部周辺のパ
ネル構造の改良に関する。
(従来技術) 自動車のトランクルームの後面部には、例えば
実開昭55−28524号公報に示されているように、
トランクリツドの下端部に付設されたロツクに係
合するストライカが設けられるのが通例である。
即ち、第4図に示すように、トランクルームAの
後面部を構成するリヤエンドパネルBの前面側に
リヤエンドメンバーCを配設し、該メンバーCに
ストライカDを取付けると共に、トランクリツド
Eの下端部には上記ストライカDに対応させてロ
ツクFを設け、トランクリツドEの閉鎖時に該ロ
ツクFがストライカDに係合するように構成され
る。その場合、従来においては、上記ストライカ
Dが取付けられるエンドメンバーCは、その上端
部や側縁部でエンドパネルBに接合され、該メン
バーCにおけるストライカ取付部の背後で該メン
バーCとエンドパネルBとの間に所定の間隙が形
成されるのが通例であつた。
然るに、ストライカDをエンドメンバーCに単
に取付けただけの上記のような構成においては、
ストライカ取付部周辺の剛性が十分に確保されな
い嫌いがあり、そのため、トランクリツドEの閉
鎖時にロツクFを介してストライカDに作用する
荷重によつてエンドメンバーCにおけるストライ
カ取付部が変形し易いといつた問題がある。ま
た、このような問題は、当該自動車が凹凸路面を
走行した場合にその振動に伴う上下方向の荷重が
ロツクFを介してストライカDに繰り返し作用す
ることによつて一層促進される傾向がある。
(考案の目的) 本考案は自動車のトランクルーム後面部のパネ
ル構造に関する上記のような問題に対処するもの
で、トランクルーム後面部におけるストライカ取
付部周辺のパネル構造を改良することにより、該
取付部周辺の剛性を向上させ、もつてトランクリ
ツドの閉鎖等による該ストライカ取付部及びその
周辺の変形が生じないようにすることを目的とす
る。
(考案の構成) 即ち、本考案に係る自動車の後部車体構造は、
トランクリツドの下端部に付設されたロツクに係
合するストライカが設けられたリヤエンドメンバ
ーと、該リヤエンドメンバーの後方に設けられて
トランクルームを形成するリヤエンドパネルとを
有する構成において、上記リヤエンドメンバーと
リヤエンドパネルの少なくとも一方における上記
ストライカの取付部近傍にビード部を形成し、且
つ該ビード部でリヤエンドメンバーとリヤエンド
パネルとを接合したことを特徴とする。ここで、
上記ビード部は、リヤエンドメンバー及びリヤエ
ンドパネルのいずれか一方に設けてもよいし、両
者に夫々設けるようにしてもよい。また、後述す
る本考案の実施例のようにリヤエンドメンバーと
リヤエンドパネルとの間にストライカタワー等の
補強部材を挾んだ上で、上記ビード部でこれらの
三者を接合する構成としてもよい。
(考案の効果) 上記の構成によれば、トランクルーム後面のス
トライカ取付部近傍において、リヤエンドパネル
又はリヤエンドメンバーにビード部が形成され、
且つそのビード部で両者が接合されているため、
この部分の剛性が著しく向上されると共に、トラ
ンクリツド下端部に付設されたロツクを介してス
トライカに作用する該リツド側からの荷重がリヤ
エンドメンバーだけでなくリヤエンドパネルにも
分担されることになる。これにより、トランクル
ーム後面部におけるストライカ取付部及びその周
辺の剛性が極めて高い自動車の後部車体構造が実
現され、その結果、トランクリツドの閉鎖時や悪
路走行時にロツクを介してストライカ取付部に作
用する荷重によつて該取付部及びその近傍部分が
変形するといつた事態が確実に防止されることに
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、自動車1の後部にはトラ
ンクルーム2の後面を形成するリヤエンドパネル
3が車幅方向に配設され、該パネル3の前面側つ
まりトランクルーム2側の上部に同じく車幅方向
に延びるリヤエンドメンバー4が設けられている
と共に、該メンバー4の車幅方向の中央部におけ
るトランクルーム2側にはストライカ5が取付け
られている。そして、同図に鎖線で示すようにト
ランクリツド6によつてトランクルーム2の上部
が閉鎖された時に、該トランクリツド6の下端部
に付設されたロツク7が上記ストライカ5に係合
するようになつている。
また、この実施例においては、所定幅を有する
ストライカタワー8が上記エンドパネル3の前面
における車幅方向中央部に沿つて上下方向に配設
されている。このストライカタワー8は、第2図
に拡大して示すように、その上端部8aがリヤエ
ンドパネル3及びリヤエンドメンバー4の各上部
フランジ3a及び4a間に挾まれて接合されてい
ると共に、これに続く下方部分8bがリヤエンド
メンバー4を挾んで上記ストライカ5に対峙する
ように形成されている。そして、このストライカ
タワー8における対峙部分8bの後面にはナツト
9(車幅方向に2個)が固着され、該ナツト9と
トランクルーム2側から挿入されたボルト10
(ナツト9と同じく2本)とを用いてストライカ
5が上記のようにリヤエンドメンバー4に取付け
られている。ここで、上記ストライカ5は基部5
aとコ状の係合部5bとから構成されていると共
に、リヤエンドパネル3、リヤエンドメンバー4
及びストライカタワー8が一体的に接合されてい
る上記上部フランジ接合部には、上記トランクリ
ツド6の閉鎖時に該リツド6との間をシールする
ウエザーストリツプ11が装着されている。
然して、上記リヤエンドパネル3の車幅方向中
央部には、第2,3図に示すようにストライカ5
の取付部Xより若干下方に位置する部分にビード
部3bが設けられている。このビード部3bは、
その両側部3c,3cより相対的にトランクルー
ム2側に突出した形状とされている。そして、リ
ヤエンドパネル3とリヤエンドメンバー4との間
にストライカタワー8を挾んだ状態でこれらが該
ビード部3bにおいて溶接等により接合された構
成とされている。尚、この実施例においては、リ
ヤエンドメンバー4の中央下方部にも上記エンド
パネル3のビード部3bに対向させてビード部4
bが形成され、両ビード部3b,4b間でストラ
イカタワー8の中央部を挾むと共に、該タワー8
及びリヤエンドメンバー4の両側部がリヤエンド
パネル3に溶接等によつて接合されていることに
より、ストライカ取付部Xの下方部分におけるエ
ンドメンバー4及びエンドパネル3間には上下方
向に延びる2つの閉断面Y,Yが形成されてい
る。
上記の構成によれば、ストライカ5が取付けら
れたリヤエンドメンバー4の後面側にストライカ
タワー8が付設されているため、この種のタワー
8が設けられていない場合に比べて該ストライカ
取付部Xの剛性が著しく向上される。そして、ト
ランクリツド6を閉鎖した場合等において該リツ
ド下端部のロツク7を介してストライカ5に下方
向の荷重が作用した時に特に変形し易い部分、つ
まりストライカ取付部Xの直下方部分では、リヤ
エンドパネル3及びリヤエンドメンバー4にビー
ド部3b,4bが夫々形成され、且つそのビード
部3b,4bで上記ストライカタワー8を挾んだ
状態で三者が接合されて、これらによつて上記荷
重が分担されて受けられると共に、その両側に上
下方向の閉断面Y,Yが形成されているため、該
部分の剛性が飛躍的に向上されることになる。こ
れにより、トランクリツド6の閉鎖時や悪路走行
時に該リツド6側からロツク7を介してストライ
カ取付部Xに作用する下方向の荷重等によつて該
取付部Xやその直下方部分が変形するといつた事
態が確実に防止され、この種の荷重に対して強い
構造を有する自動車の後部車体構造が実現される
ことになる。
尚、この実施例においてはリヤエンドパネル3
及びリヤエンドメンバー4のビード部3b,4b
をストライカ取付部Xの直下方部分に形成した
が、必要に応じてこれらのビード部3b,4bを
更に上下方向に延長してもよく、また、この種の
ビード部をリヤエンドパネル3又はリヤエンドメ
ンバー4の一方にだけ形成する構成としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は車体後部におけるトランクルームの後面部
構造を示す縦断側面図、第2図は該後面部におけ
るストライカ取付部周辺の拡大縦断側面図、第3
図は第2図−線で切断した端面図である。ま
た、第4図は従来の後部車体構造を示す縦断側面
図である。 1……自動車、2……トランクルーム、3……
リヤエンドパネル、4……リヤエンドメンバー、
3b,4b……ビード部、5……ストライカ、6
……トランクリツド、7……ロツク、X……スト
ライカ取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランクリツドの下端部に付設されたロツクに
    係合するストライカが設けられたリヤエンドメン
    バーと、このリヤエンドメンバーの後方に設けら
    れてトランクルームを形成するリヤエンドパネル
    とを有する自動車の後部車体構造であつて、上記
    リヤエンドメンバーとリヤエンドパネルの少なく
    とも一方における上記ストライカ取付部近傍にビ
    ード部が形成され、且つそのビード部で両者が接
    合されていることを特徴とする自動車の後部車体
    構造。
JP10930585U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH035183Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10930585U JPH035183Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10930585U JPH035183Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6216564U JPS6216564U (ja) 1987-01-31
JPH035183Y2 true JPH035183Y2 (ja) 1991-02-08

Family

ID=30987277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10930585U Expired JPH035183Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH035183Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005990A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Kanto Auto Works Ltd 車両用フード構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005990A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Kanto Auto Works Ltd 車両用フード構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6216564U (ja) 1987-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6942278B2 (en) Automotive door sash construction
JP2591995Y2 (ja) 車両のバックドア補強構造
JPH035183Y2 (ja)
JPH0323909Y2 (ja)
JPS61282173A (ja) 自動車のリツド構造
JP3223627B2 (ja) 自動車のバックドアの補強構造
JPH02293276A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0648065Y2 (ja) 産業車両用スチールキャビンのフロントピラー周辺構造
JPS63137078A (ja) ホイ−ルハウス構造
JP2552046Y2 (ja) 自動車のリヤパネル部補剛構造
JPH0618157U (ja) 自動車のセンタピラー部結合構造
JPS6321505Y2 (ja)
JPS6322146Y2 (ja)
JPH0347977Y2 (ja)
JPH053078U (ja) 自動車の車体上部構造
JPH0214499Y2 (ja)
JPH065964Y2 (ja) 車体の後部構造
JPS6225403Y2 (ja)
JP2573026Y2 (ja) 貨物自動車用キャビンバックガード
JPH0331640Y2 (ja)
JPS641900Y2 (ja)
JPH0624311Y2 (ja) 自動車のダンパ取付部構造
JP3305201B2 (ja) 車両用はしごの取付け構造
JPH0439054Y2 (ja)
JPH059990Y2 (ja)