JPH053078U - 自動車の車体上部構造 - Google Patents

自動車の車体上部構造

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JPH053078U
JPH053078U JP5997291U JP5997291U JPH053078U JP H053078 U JPH053078 U JP H053078U JP 5997291 U JP5997291 U JP 5997291U JP 5997291 U JP5997291 U JP 5997291U JP H053078 U JPH053078 U JP H053078U
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JP
Japan
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panel
reinforcing
outer side
joint
side panel
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Application number
JP5997291U
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English (en)
Inventor
博次 嶋村
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH053078U publication Critical patent/JPH053078U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の車体におけるルーフパネルとアウタ
サイドパネルの接合部の補強が簡単な構成で、かつ、十
分になされるようにする。 【構成】 自動車の車体1において、シートベルト16
用アンカ17の取付部を補強する補強パネル21を設け
てある。ルーフパネル2の側縁2aとアウタサイドパネ
ル3の上縁3aとの接合部4にまで、上記補強パネル2
1の上部を延出させ、この延出部22を上記接合部4に
結合してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ルーフパネルとアウタサイドパネルとの接合部を補強するように した自動車の車体上部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記自動車の車体上部構造には、従来、実開昭61‐24278号公報で示さ れるものがある。 これによれば、ルーフパネルと、このルーフパネルの左右側部に配設されると 共に上縁が同上ルーフパネルの側縁に接合されて車体の側部を構成するアウタサ イドパネルと、このアウタサイドパネルに車室側から対面するインナサイドパネ ルとが備えられている。 そして、上記インナサイドパネル側からジャンクション部材が突設され、この ジャンクション部材が上記ルーフパネルとアウタサイドパネルとの接合部を支持 して、この接合部を補強している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成では、上記ルーフパネルとアウタサイドパネルとの接 合部の補強にジャンクション部材という別途の部材が用いられており、このため 、上記接合部の補強が構成複雑となっている。 また、上記ジャンクション部材を突設させているインナサイドパネルは、通常 、薄板で成形されるものであって、剛性が低いものである。よって、上記構成で は、接合部の補強が不十分になるおそれがある。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、ルーフパネルとア ウタサイドパネルの接合部の補強が簡単な構成で、かつ、十分になされるように することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、シートベルト用ア ンカの取付部を補強する補強パネルを設けた場合において、ルーフパネルの側縁 とアウタサイドパネルの上縁との接合部にまで上記補強パネルの上部を延出させ 、この延出部を上記接合部に結合した点にある。
【0006】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。 シートベルト16用アンカ17の取付部を補強する補強パネル21を設けた場 合において、ルーフパネル2の側縁2aとアウタサイドパネル3の上縁3aとの 接合部4にまで上記補強パネル21の上部を延出させ、この延出部22を上記接 合部4に結合してある。 このため、上記ルーフパネル2とアウタサイドパネル3の接合部4の補強がア ンカ17用の補強パネル21の一部を利用してなされている。 しかも、アンカ17は大きい外力を支持するものであって、上記補強パネル2 1は上記アンカ17の取付部の補強用のものであるため、それ自体十分の剛性を 有している。そして、この補強パネル21の延出部22を接合部4に結合させた ことから、この接合部4の補強は十分になされることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。 図中符号1は自動車の板金製車体で、図2中矢印Frは自動車の前方を示して いる。 上記車体1はその上部にルーフパネル2を有し、このルーフパネル2の左右側 部にはアウタサイドパネル3が配設されている。各アウタサイドパネル3の上縁 3aは上記ルーフパネル2の側縁2aに接合されてスポット溶接され(図中×印 で示した部分、以下同じ)、同上アウタサイドパネル3は車体1の側部を構成し ている。上記ルーフパネル2の側縁2aとアウタサイドパネル3の上縁3aとの 接合部4は、上記ルーフパネル2やアウタサイドパネル3の一般面よりも凹んで おり、この接合部4によって、車体1の前後に延びる溝5が形成されている。
【0008】 上記車体1の内部が車室7となっており、同上車体1の後面には上記車室7を 後方に向って開くバックドア開口8が形成され、このバックドア開口8はバック ドア(図示せず)によって開閉自在とされている。 上記ルーフパネル2の後縁に車室7側から対面するリヤヘッダ9が設けられ、 このリヤヘッダ9の左右各側部にはリヤサイドパネル10がそれぞれ接合して溶 接されている。そして、上記リヤヘッダ9と各リヤサイドパネル10は上記バッ クドア開口8の上部開口縁を形成している。また、上記リヤサイドパネル10の 前部はルーフサイドレール11に溶接されている。
【0009】 上記リヤヘッダ9の前縁9aは、図1で示すようにその左右全体にわたり、ル ーフパネル2とは少し離れている。一方、同上リヤヘッダ9の後縁9bに対面す るルーフパネル2の後縁は後方に進むに従い下方に傾斜して前記接合部4とほぼ 面一となっている。そして、上記リヤヘッダ9の後縁9bの側部は図3で示すよ うにルーフパネル2の後縁に接合して溶接され、この接合部12には、上記バッ クドアの枢支具をねじ止めさせる一対のボルト孔13,13が形成されている。 前記アウタサイドパネル3に車室7側から少し離れて対面するインナサイドパ ネル14が設けられている。そして、前記リヤサイドパネル10と上記インナサ イドパネル14とが互いに溶接されると共に、上記アウタサイドパネル3とイン ナサイドパネル14とも平面断面で箱形断面となるよう互いに溶接されている。
【0010】 上記インナサイドパネル14にはシートベルト16用のアンカ17がボルト1 8とナット19により取り付けられている。この場合、上記インナサイドパネル 14の車室7側とは反対側の面には補強パネル21が溶接されており、この補強 パネル21に上記ナット19が溶接され、このナット19にねじ付けられる上記 ボルト18は、上記インナサイドパネル14とアンカ17に加えて補強パネル2 1の一部を共締めしており、これによって、上記アンカ17の取付部が補強され ている。
【0011】 上記の場合、シートベルト16を介しアンカ17に外力が与えられるとき、こ の外力は大きいものであるため、上記補強パネル21は十分の剛性を有すること とされている。 上記補強パネル21につき、より詳しく説明すると、この補強パネル21は上 記インナサイドパネル14よりも厚板で構成されている。この補強パネル21の 下端は後輪用のホイールハウス上部に強固に連結されている。また、同上補強パ ネル21の上下中途部はその前、後縁が前記アウタサイドパネル3とインナサイ ドパネル14の各前、後縁に挟み付けられて互いに強固に溶接されている。更に 、同上補強パネル21には前後中途部において、上下に延びる三本のビード21 aが形成されている。 このようにして、前記したように補強パネル21は十分の剛性を有することと されている。そして、この補強パネル21によって、上記アンカ17の取付部が 十分に補強されている。
【0012】 上記補強パネル21の上部は上方に向って延出しており、この延出部22は前 記接合部4の下面に接合して、これら接合部4と延出部22とが一体的に溶接さ れている。そして、上記したように剛性の高い補強パネル21によって接合部4 が十分に補強され、ルーフパネル2に所定の剛性が与えられている。 上記延出部22の端部と、前記リヤヘッダ9の側端とはこれらに溶接される連 結パネル23によって強固に結合され、この連結パネル23により、上記接合部 4が更に強固に補強されている。また、図3で示すように同上連結パネル23は 前記接合部12の下面に接合して溶接され、この接合部12を補強している。な お、この連結パネル23にも前記ボルト孔13が形成されている。
【0013】 図1において、上記リヤサイドパネル10には第1作業孔25が形成され、こ の第1作業孔25を通して、接合部4と延出部22の溶接作業ができるようにな っている。
【0014】 図3において、同上リヤサイドパネル10には第2作業孔26が形成され、こ の第2作業孔26を通して上記接合部12と連結パネル23の溶接作業や、ボル ト孔13に対するボルト挿通などの作業ができるようになっている。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、シートベルト用アンカの取付部を補強する補強パネルを設 けた場合において、ルーフパネルの側縁とアウタサイドパネルの上縁との接合部 にまで上記補強パネルの上部を延出させ、この延出部を上記接合部に結合したた め、上記ルーフパネルとアウタサイドパネルの接合部の補強がアンカ用補強パネ ルの一部を利用してなされることとなる。よって、上記接合部の補強は部品点数 の増加を抑えて、つまり、簡単な構成によって達成されることとなる。 しかも、上記補強パネルはアンカの取付部の補強用のものであって、それ自体 十分の剛性を有しているため、上記補強パネルの延出部を接合部に結合させたこ とから、この接合部の補強は十分になされることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】ルーフパネルとアウタサイドパネルとを省略し
た車体の右側後部の外観斜視図である。
【図3】図2の3‐3線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ルーフパネル 2a 側縁 3 アウタサイドパネル 3a 上縁 4 接合部 7 車室 14 インナサイドパネル 16 シートベルト 17 アンカ 21 補強パネル 22 延出部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ルーフパネルと、このルーフパネルの左
    右側部に配設されると共に上縁が同上ルーフパネルの側
    縁に接合されるアウタサイドパネルと、このアウタサイ
    ドパネルに車室側から対面するインナサイドパネルと、
    このインナサイドパネルにおけるシートベルト用アンカ
    の取付部を補強する補強パネルとを備えた自動車の車体
    上部構造において、 上記ルーフパネルの側縁とアウタサイドパネルの上縁と
    の接合部にまで上記補強パネルの上部を延出させ、この
    延出部を上記接合部に結合した自動車の車体上部構造。
JP5997291U 1991-07-03 1991-07-03 自動車の車体上部構造 Pending JPH053078U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020088746A (ko) * 2001-05-21 2002-11-29 기아자동차주식회사 자동차의 루프판넬과 사이드아웃판넬의 연결구조
KR100462948B1 (ko) * 2001-12-21 2004-12-23 현대자동차주식회사 버스 지붕 코너부와 윈도우 필러부의 연결 구조
JP2015150920A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 スズキ株式会社 車体後部の開口部構造
KR20220118168A (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 현대자동차주식회사 사이드 차체 구조

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