JP2591995Y2 - 車両のバックドア補強構造 - Google Patents

車両のバックドア補強構造

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JP2591995Y2
JP2591995Y2 JP1993074726U JP7472693U JP2591995Y2 JP 2591995 Y2 JP2591995 Y2 JP 2591995Y2 JP 1993074726 U JP1993074726 U JP 1993074726U JP 7472693 U JP7472693 U JP 7472693U JP 2591995 Y2 JP2591995 Y2 JP 2591995Y2
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reinforcement
bead
door
vehicle
corner
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JP1993074726U
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直樹 角谷
幹雄 篠辺
修 二宮
徹 上別府
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両のバックドア、特に
はね上げ式のバックドア補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のバックドアとして、図2に示すよ
うに上縁を車体のドア開口縁にヒンジ2で結合したはね
上げ式バックドア(以下、単にバックドアという)1が
多用されている。
【0003】バックドア1の補強手段としては、図3に
示すようにドア本体部1Aの内板に、種々の方向に伸び
る複数の梁状のビード5を形成し、あるいは内板の内面
に別材の複数のリインフォースメント10を付設してド
アの剛性を上げている。また、これに併せて、窓枠部1
Bの左右の下端コーナー部分の内板の内面にコーナーリ
インフォースメント4を設けたものもある。なお、図に
おいて、6はロック部3を補強するロックリインフォー
スメント、9は内板の車内面をカバーするトリムボード
である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、バックドア
を補強する場合、補強効果にすぐれていることは勿論で
あるが、ドアの重量増が可及的に少ないことが要求され
る。また、ドアの見栄えが損なわれないことも要求され
る。
【0005】ところが従来のリインフォースメントは内
板の内側にあるから見栄えは損なわれないが、ドア本体
部の幅全長にわたるリインフォースメントがドア重量を
増大させる。
【0006】そこで本考案は、ドアの重量増を極力少な
くし、かつ補強効果にすぐれるとともにドアの見栄えを
損なわれないバックドア補強構造を提供することを課題
としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】考案者らは、バックドア
の補強部は、ヒンジ結合部からロック部へ至る経路に沿
って設けられたものがドア全体の剛性強化に最も有効に
作用することに着目した。そして更に、上記経路に沿う
補強部は、分離個所がなく連続構造とすることが効果的
であることを確認した。
【0008】しかして本考案は図1に示すように、窓枠
部1Bの左右下端のコーナ部分13の内板の内面にコー
ナーリインフォースメント4を設け、ドア本体部1Aの
内板には外板方向へ突出し、上記コーナーリインフォー
スメント4とロック部3を結ぶ位置にビード5を形成
し、上記ビード5の上部端末と上記コーナーリインフォ
ースメント4とを第1の連結リインフォースメント7で
連結するとともに、上記ビード5の下部端末と内板の内
面に設けたロックリインフォースメント6とを第2の連
結リインフォースメント8で連結する構造としたことを
特徴とする。
【0009】上記第1の連結リインフォースメント7
は、コーナーリインフォースメント4自体に延長部71
を設け、この延長部71により構成することができる。
また、第2の連結リインフォースメント8は、ビード5
と同形状に限らず、断面Z字形としてもよい。この場
合、ビード5との結合部では、ビード5とで閉断面を形
成する結合構成とすることが望ましい。
【0010】
【作用】窓枠部1Bのコーナー部分13からロック部3
に至る方向に、一連に補強部を形成したので効果的にバ
ックドアを強化することができる。また、補強部の過半
部分をビード5で構成されるから、ドア重量増を少なく
できる。更に、ビード5はトリムボードで覆われ、ボー
ド外の第1および第2の連結リインフォースメント7,
8は外見に現れないからバックドア車内面の見栄えは損
なわれない。
【0011】
【実施例】図1により本考案の実施例を説明する。バッ
クドア1はドア本体部1Aと、窓枠部1Bにより構成さ
れている。そしてバックドア1は窓枠部1Bの上縁に設
けたヒンジ2により車体のドア開口上縁に連結され、ド
ア閉時、ドア本体部1Aの下縁中央の設けたロック部3
で車体のドア開口下縁にロックされる。
【0012】図1(A)に示すように窓枠部1Bの左右
下端のコーナー部分13にはコーナーリインフォースメ
ント4が設けてある。ドア本体部1Aにはロック部3ま
わりにロックリインフォースメント6が設けてある。ま
たドア本体部1Aには上記両リインフォースメント4,
6を結ぶ方向に梁状にビード5が形成してある。ビード
5は、図1(B)に示すように内板11に形成してあ
り、外板12方向へ突出する断面ハット形としてある。
【0013】コーナーリインフォースメント4は、コー
ナー部分13の内板11の内面にスポット溶接されてい
る。そして該コーナーリインフォースメント4とビード
5との間には第1の連結リインフォースメント7が設け
てある。該連結リインフォースメント7はコーナーリイ
ンフォースメント4に形成した延長部で構成してもよ
い。図1(C)に示すように、上記第1の連結リインフ
ォースメント7には断面ハット形のビード71が形成し
てあり、このビード71が、ドア本体部1Aのビード5
の上部端末の上に重ねられ、スポット溶接してある。
【0014】ビード5の下部端末とロックリインフォー
スメント6との間には、図1(A),図1(D)および
図1(E)に示すように、これ等を連結する断面Z字形
の第2の連結リインフォースメント8が設けてあり、幅
方向の一端が内板11の内面にスポット溶接してある。
そして、連結リインフォースメント8の上部端末は、図
1(E)に示すように、幅方向の他端が段状としたビー
ド5の頂面の下段側にスポット溶接され、頂面の上段側
は外板12に接着せしめてある。第2の連結リインフォ
ースメント8とビード5は閉断面を形成する。第2の連
結リインフォースメント8の下部端末は図(F)に示す
ようにロックリインフォースメント6と一体に内板11
にスポット溶接してある。
【0015】しかして、バックドア1の左右両側には、
コーナーリインフォースメント4、第1の連結リインフ
ォースメント7、ビード5、第2の連結リインフォース
メント8、ロックリインフォースメント6により一連の
補強部が形成されている。
【0016】なお、ドア本体部1Aには、上記ビード5
以外にも図1(A)に示すように他のビード5a等のビ
ードを形成してもよい。第1の連結リインフォースメン
ト7はコーナーリインフォースメント4と別体としても
よいが、一体とすることで構造を簡素化できる。また第
2の連結リインフォースメント8はビード5と同じく断
面ハット形としてもよいが、Z字形とすることで軽量化
できる。またビード5とで閉断面とすることで剛性を強
化することができる。
【0017】ドア本体部1Aの車内面にはトリムボード
9が取付けられる。このトリムボード9によりビード5
は被覆隠蔽される。第1および第2の連結リインフォー
スメント7,8はトリムボード9外に位置するが、内板
11の内面に設けられているから外見に現れない。
【0018】
【考案の効果】本考案は、バックドアの窓枠部の左右コ
ーナー部分からドア本体部のロック部に至る分離のない
一連の補強部を設けたから、バックドア全体を効果的に
補強することができる。また一連の補強部の過半部を内
板に形成したビードで構成したから、バックドアの重量
増を少なくおさえることができる。また、ビード形成部
はトリムボードに被覆されるから、バックドアの車内面
の見栄えは損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本考案の補強構造を有するバック
ドアの車内側の正面図、図1(B),図1(C),図1
(D),図1(E)および図1(F)はそれぞれ図1
(A)のB−B線,C−C線,D−D線,E−E線およ
びF−F線断面図である。
【図2】バックドアを備えた車両の斜視図である。
【図3】従来のバックドアの車内側の正面図である。
【符号の説明】
1 バックドア 1A ドア本体部 1B 窓枠部 11 内板 12 外板 2 ヒンジ 3 ロック部 4 コーナーリインフォースメント 5 ビード 6 ロックリインフォースメント 7 第1の連結リインフォースメント 8 第2の連結リインフォースメント 9 トリムボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上別府 徹 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−4425(JP,U) 実開 昭62−66815(JP,U) 実開 平3−9918(JP,U) 実開 平3−93213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60J 5/10

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のはね上げ式バックドアにおいて、
    窓枠部の左右下端のコーナ部分の内板には外板と対向す
    る内面コーナーリインフォースメントを設け、ドア本体
    部の内板には外板方向に突出し上記コーナーリインフォ
    ースメントとドア本体部の下縁中央のロック部とを結ぶ
    方向に伸びるビードを形成し、該ビードの上部端末と上
    記コーナーリインフォースメントとを第1の連結リイン
    フォースメントで連結するとともに、上記ビードの下部
    端末と内板の内面に設けたロック部のロックリインフォ
    ースメントとを第2の連結リインフォースメントで連結
    したことを特徴とする車両のバックドア補強構造。
  2. 【請求項2】 上記第1の連結リインフォースメント
    を、上記コーナーリインフォースメントから一体に延出
    する延長部で構成した請求項1記載の車両のバックドア
    補強構造。
  3. 【請求項3】 上記第2の連結リインフォースメントを
    断面Z字形とし、上記ビードとの結合部において、該ビ
    ードとで閉断面を形成した請求項1記載の車両のバック
    ドア補強構造。
JP1993074726U 1993-12-28 1993-12-28 車両のバックドア補強構造 Expired - Lifetime JP2591995Y2 (ja)

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