JP2001247054A - トラックのキャブ - Google Patents

トラックのキャブ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】板厚を増加させることなく剛性を高める。 【解決手段】キャブは、内部の第1空間aにクオータリ
インホースメント11cが設けられたクオータピラー1
1と、ロッカリインホースメント12cが設けられクオ
ータピラーの下端に後端が接続したロッカ12と、フロ
アパネル17下面に幅方向に延びて固着されフロアパネ
ルと第3空間cを構成しかつ下部がシャシフレーム21
に固着されたマウントクロス19とを備える。クオータ
リインホースメント11cの下端がロッカインナパネル
12aとロッカアウタパネル12bの下部に挟持されて
接合され、第1空間aと第3空間cが略同一面上に形成
されるようにマウントクロス19がフロアパネルの下面
に固着され、その端部がロッカに固着される。バックリ
インフォースメントの端部をガセットを介してクオータ
ピラーに固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クオータピラーと
フロアパネルが接続されたロッカとを有するトラックの
キャブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラックのキャブは、これに加えられる
外力によって、当該キャブが大きく変形しないように所
定の剛性を備えている必要がある。このため従来より、
キャブのクオータピラーを構成するクオータインナパネ
ルとクオータアウタパネルとの間にクオータリインホー
スメントを上下方向に延びるように設け、このクオータ
リインホースメントによりクオータピラーの剛性を向上
している。また、クオータピラーの下部に後部が接続す
るロッカにあっては、ロッカを構成するロッカインナパ
ネルとロッカアウタパネルとの間にロッカリインホース
メントを前後方向に延びるように設け、このロッカの剛
性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラッ
クのキャブではクオータリインホースメントがクオータ
ピラーの下端まで延びて設けられていないため、そのク
オータピラー下方の剛性を十分に高めることが困難であ
った。この点を解消するためにクオータピラーを構成す
るクオータインナパネルとクオータアウタパネルの板厚
を増加させることも考えられるが、単に板厚を増加する
のみではキャブ自体の重量が増加するとともに、板厚が
増加することに起因する加工コストが上昇してキャブ自
体の単価が押し上げられる不具合がある。本発明の目的
は、板厚を増加させることなく剛性を更に高め得るトラ
ックのキャブを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、上下方向に延びるクオータインナパ
ネル11aとクオータアウタパネル11bとをそれぞれ
の両側部で接合して形成される第1空間aにクオータリ
インホースメント11cが上下方向に延びて設けられた
クオータピラー11と、前後方向に延びるロッカインナ
パネル12aとロッカアウタパネル12bとをそれぞれ
の上部及び下部で接合して形成される第2空間bにロッ
カリインホースメント12cが前後方向に延びて設けら
れクオータピラー11の下部に後部が接続して形成され
たロッカ12と、ロッカ12に接続されたフロアパネル
17と、フロアパネル17下面に幅方向に延びて固着さ
れフロアパネル17と第3空間cを構成しかつ下部がシ
ャシフレーム21に固着されたマウントクロス19とを
備えたトラックのキャブの改良である。その特徴ある構
成は、クオータリインホースメント11cの下端がロッ
カインナパネル12aとロッカアウタパネル12bの下
部に挟持されて接合され、第1空間aと第3空間cが略
同一面上に形成されるようにマウントクロス19がフロ
アパネル17の下面に固着され、マウントクロス19の
端部がロッカ12に固着されたところにある。
【0005】この請求項1に係る発明では、クオータリ
インホースメント11cをクオータピラー11の下端ま
で延ばしたので、そのクオータピラー11下方の剛性を
従来に比較して高めることができ、クオータリインホー
スメント11cの下端をロッカ12の下部に接合するの
で、クオータピラー11が構成する第1空間aとロッカ
12が構成する第2空間bの接続部分における剛性を特
に高めることができる。また、クオータリインホースメ
ント11cの下端をロッカリインホースメント12cの
後端に接続すれば、クオータピラー11の剛性をロッカ
12の剛性とともに高めることもできる。また、第3空
間cが第1空間aと略同一面上になるようにマウントク
ロス19をフロアパネル17に固着し、そのマウントク
ロス19の端部を直接ロッカ12に固着するので、マウ
ントクロス19のシャシフレーム21に固着された部分
からクオータピラー11の上部に至るまで剛性の劣る部
分をなくすことができる。即ち、フロアパネル17の下
に幅方向に形成される第3空間cとクオータピラー11
が構成する第1空間a、及びロッカ12が構成する第2
空間bの接続部分における剛性を高め、キャブ全体の剛
性を高めることができる。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、図2に示すように、後部に形成された窓開
口18aの下縁近傍のバックパネル18にバックリイン
フォースメント26が幅方向に設けられ、バックリイン
フォースメント26の端部がガセット27を介してクオ
ータピラー11に固着され、クオータリインホースメン
ト11cがガセット27より上方に延長されたトラック
のキャブである。この請求項2に係る発明では、バック
パネル18に設けたバックリインフォースメント26の
端部をガセット27を介してクオータピラー11に固着
するので、マウントクロス19の端部に下部が連続する
左右の各クオータピラー11の中間は、そのバックリイ
ンフォースメント26及びガセット27により補強さ
れ、キャブ10の後部の剛性を更に高めることができ
る。また、クオータリインホースメント11cをそのガ
セット27より上方にまで延長するので、キャブ10後
部の変形を防止するとともに、左右の各クオータピラー
11の変形を効果的に防止することができる。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、図5に示すように、クオータピラー
11が下方に向かって末広がりに形成されたトラックの
キャブである。この請求項3に係る発明では、末広がり
に形成されたクオータピラー11の下端におけるロッカ
12との接続部分は、従来よりその接続面積が拡大し、
クオータピラー11とロッカ12の接続部分における剛
性を更に高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図5に示すように、トラックのキャ
ブ10には後方において上下方向に延びるクオータピラ
ー11とそのクオータピラー11の下部に後部が接続す
るロッカ12を有する。ロッカ12の前部にはフロント
ピラー13の下部が接続され、フロントピラー13の上
部とクオータピラー11の上部は図示しないルーフサイ
ドレールにより接続される。クオータピラー11とロッ
カ12とフロントピラー13及びルーフサイドレールに
より囲まれる空間にはドア14が設けられ、このドア1
4を開閉することによりキャブ10の内部に搭乗可能に
構成される。また、クオータピラー11には三点式シー
トベルト装置16が設けられる。図3及び図5に示すよ
うに、ロッカ12にはフロアパネル17が側部を接続す
ることにより設けられ、クオータピラー11にはバック
パネル18が側部を接続することにより設けられる。フ
ロアパネル17の後端はバックパネル18の下端に接続
し車室を形成するように構成される。
【0009】図1〜図3に示すように、クオータピラー
11は上下方向に延びるクオータインナパネル11aと
クオータアウタパネル11bとをそれぞれの両側部で接
合して形成される。クオータインナパネル11aとクオ
ータアウタパネル11bは接合された状態でその中間に
長手方向の空間が連続して形成されるように互いに湾曲
して形成され、その間に形成される第1空間aにはクオ
ータリインホースメント11cが上下方向に延びて設け
られる。クオータリインホースメント11cは第1空間
aを二分するようにクオータアウタパネル11b側へ折
り曲げられて形成され、両側部がクオータインナパネル
11aとクオータアウタパネル11bの側部に挟持さ
れ、その状態で抵抗溶接される。
【0010】図1及び図3に示すように、ロッカ12
は、ロッカインナパネル12aとロッカアウタパネル1
2bとをそれぞれの上部及び下部を接合することにより
形成される。ロッカインナパネル12aとロッカアウタ
パネル12bは接合された状態でその中間に長手方向の
空間が連続して形成されるように互いに湾曲して形成さ
れ、その間に形成される第2空間bには、その第2空間
bを二分するようにロッカリインホースメント12cが
前後方向に延びて設けられる。このロッカリインホース
メント12cの上部及び下部はロッカインナパネル12
aとロッカアウタパネル12bとのそれぞれの上部及び
下部に挟持され、その状態で抵抗溶接される。
【0011】図4に示すように、クオータアウタパネル
11bはロッカアウタパネル12bと一体的に形成さ
れ、クオータアウタパネル11bの下部はロッカアウタ
パネル12bの後部に接続される。この実施の形態で
は、クオータインナパネル11aの下部には段部11e
が形成され、ロッカインナパネル12aの後部上側にそ
の段部11eを重ね合わせた状態で抵抗溶接することに
より、クオータインナパネル11aの下部はロッカイン
ナパネル12aの後部に接続される。なお、クオータイ
ンナパネル11aとロッカインナパネル12aを一体的
に形成することにより、クオータインナパネル11aの
下部をロッカインナパネル12aの後部に接続してもよ
い。このようにしてクオータピラー11の下部はロッカ
12の後部に接続され、図1に示すように、クオータリ
インホースメント11cの下端は、ロッカインナパネル
12aとロッカアウタパネル12bの下部に挟持され
る。また、クオータリインホースメント11cの下部が
ロッカリインホースメント12cの後部に重複する場
合、クオータリインホースメント11cの下端とロッカ
リインホースメント12cの後端がそれぞれロッカイン
ナパネル12aとロッカアウタパネル12bの下部に挟
持されて抵抗溶接により接合され、クオータリインホー
スメント11cの下部はロッカリインホースメント12
cの後部に接続される。
【0012】図1及び図3に示すように、フロアパネル
17の後部下面にはマウントクロス19が幅方向に延び
て固着される。このマウントクロス19は断面逆ハット
状に形成され、両側のフランジ部19a(図3)をフロ
アパネル17に固着することによりフロアパネル17と
ともに第3空間cを構成する。マウントクロス19はこ
の第3空間cがクオータピラー11の第1空間aと略同
一面上に形成されるようにフロアパネル17の後方下面
に固着され、図1に示すように、マウントクロス19の
端部はフロアパネル17とともにロッカ12に溶接によ
り固着される。一方、シャシフレーム21の上部にはマ
ウントブラケット22の一端が固着され、ロッカ12近
傍のマウントクロス19の下部はマウンティングゴム2
3を介してマウントブラケット22の他端に配置され
る。マウントクロス19は取付ボルト24によりマウン
トブラケット22に固定され、このマウントブラケット
22を介してシャシフレーム21に固着される。
【0013】図2及び図3に示すように、キャブ10の
後部のバックパネル18には窓用の開口18aが形成さ
れる。この窓開口18aの下縁近傍のバックパネル18
にはバックリインフォースメント26が幅方向に設けら
れる。このバックリインフォースメント26は断面ハッ
ト状に形成され、両側のフランジ部26a(図3)をバ
ックパネル18に固着することにより、窓開口18aの
下縁近傍のバックパネル18を補強するように構成され
る。バックリインフォースメント26の車幅方向におけ
る端部は、ガセット27を介してクオータピラー11に
固着される。ガセット27はバックリインフォースメン
ト26からクオータインナパネル11aになめらかに連
続するように湾曲して形成され、バックリインフォース
メント26側における端部はそのバックリインフォース
メント26の断面形状に相応して形成される。ガセット
27はバックリインフォースメント26の端部とクオー
タピラー11を接続することによりこの部分における強
度を向上させ、クオータリインホースメント11cは上
端がこのガセット27より上方に位置するように延長し
てクオータピラー11に設けられる。
【0014】図5に示すように、クオータピラー11は
下方に向かって末広がりに形成され、クオータピラー1
1下部の末広がりに形成されて拡大した内部には、三点
式シートベルト装置16の緊急ロック式巻き取り装置
(Emergenncy Locking Retractor、以下ELRという)
16aが設けられる。ELR16aから引き出されたシ
ートベルト16bはクオータピラー11の内部をそのE
LR16aから上方に向かって配設され、クオータピラ
ー11の上部に形成されたベルト孔11dから車室内に
引き出される。ベルト孔11d上方近傍のクオータピラ
ー11にはショルダアンカ16cが取付けられ、ベルト
孔11dから引き出されたシートベルト16bはこのシ
ョルダアンカ16cを介してそのクオータピラー11に
掛止される。
【0015】このように構成されたトラックのキャブで
は、クオータリインホースメント11cをクオータピラ
ー11の下端まで延ばしたので、そのクオータピラー1
1下方の剛性を、下端まで延ばしていない従来に比較し
て高めることができる。また、クオータリインホースメ
ント11cの下端をロッカ12の下部に接合するので、
クオータピラー11が構成する第1空間aとロッカ12
が構成する第2空間bの接続部分における剛性を特に高
めることができる。この実施の形態では、クオータリイ
ンホースメント11cの下部をロッカリインホースメン
ト12cの後部に接続したので、クオータピラー11の
剛性をロッカ12の剛性とともに高めることもできる。
特にクオータピラー11を下方に向かって末広がりに形
成し、クオータリインホースメント11cの下端をロッ
カインナパネル12aとロッカアウタパネル12bの下
部に挟持させて接合したので、その接続部分における接
続面積は従来より拡大し、クオータピラー11とロッカ
12の接続部分における剛性を特に高めることができ
る。
【0016】また、シャシフレームに固着されたマウン
トクロス19は、そのマウントクロス19がフロアパネ
ル17との間に形成する第3空間cがクオータピラー1
1に形成される第1空間aと略同一面上になるようにフ
ロアパネル17に固着し、マウントクロス19の端部を
直接ロッカ12に固着したので、マウントクロス19の
シャシフレーム21に固着された部分からクオータピラ
ー11の上部に至るまで剛性の劣る部分をなくすことが
できる。即ち、フロアパネル17の下に幅方向に形成さ
れる第3空間cとクオータピラー11が構成する第1空
間a、及びロッカ12が構成する第2空間bの接続部分
における剛性を高め、キャブ全体の剛性を高めることが
できる。このため、例えばクオータピラー11に加わる
外力は、第1空間aを構成するクオータピラー11から
第2空間bを構成するロッカ12及び第3空間cを構成
するフロアパネル17とマウントクロス19に分散さ
れ、マウントクロス19に分散された外力はその後マウ
ントブラケット22とマウントクロス19の間に設けら
れたマウンティングゴム23に吸収される。逆に、シャ
シフレーム21からマウントクロス19に加わる外力
は、第3空間cを構成するフロアパネル17とマウント
クロス19から第1空間aを構成するクオータピラー1
1及び第2空間bを構成するロッカ12に分散され、そ
の外力を有効に吸収することができる。
【0017】特に、バックパネル18に設けたバックリ
インフォースメント26の端部をガセット27を介して
クオータピラー11に固着したので、マウントクロス1
9の端部に下部が連続する左右の各クオータピラー11
の中間は、そのバックリインフォースメント26及びガ
セット27により補強され、キャブ10の後部の剛性を
更に高めることができる。また、クオータリインホース
メント11cをそのガセット27より上方に延長したの
で、キャブ10の後部の剛性は更に高まり、キャブ10
後部が変形することを効果的に防止するとともに、左右
の各クオータピラー11の変形を効果的に防止すること
ができる。
【0018】一方、クオータピラー11を下方に向かっ
て末広がりに形成したが、キャブ内部のバックパネル1
8近傍には図示しない座席が設けられ、クオータピラー
11の下部はそのシートを側方から覆う部分であり、こ
の部分であるクオータピラー11の下方を末広がりに形
成しても、ドア14を開放してキャブの内部に搭乗しよ
うとする乗員の妨げにならない。逆にこのように末広が
りに形成することによりクオータピラー内部の有効利用
が図られ、この部分に収納用の小物入れを形成すること
も可能になり、実施の形態のようにELRを収納すれ
ば、外観上の見栄えを向上することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
オータリインホースメントをクオータピラーの下端まで
延ばしたので、そのクオータピラー下方の剛性を従来に
比較して高めることができ、クオータリインホースメン
トの下端をロッカの下部に接合するので、クオータピラ
ーが構成する第1空間とロッカが構成する第2空間の接
続部分における剛性を特に高めることができる。また、
第3空間が第1空間と略同一面上になるようにマウント
クロスをフロアパネルに固着し、そのマウントクロスの
端部を直接ロッカに固着するので、マウントクロスのシ
ャシフレームに固着された部分からクオータピラーの上
部に至るまで剛性の劣る部分をなくすことができる。
【0020】また、バックパネルに設けたバックリイン
フォースメントの端部をガセットを介してクオータピラ
ーに固着すれば、マウントクロスの端部に下部が連続す
る左右の各クオータピラーの中間を、そのバックリイン
フォースメント及びガセットにより補強することがで
き、キャブの後部の剛性を更に高めることができる。ま
た、クオータリインホースメントをそのガセットより上
方にまで延長すれば、キャブ後部の変形を防止するとと
もに、左右の各クオータピラーの変形を効果的に防止す
ることができる。更に、クオータピラーを下方に向かっ
て末広がりに形成すれば、末広がりに形成されたクオー
タピラーの下端におけるロッカとの接続部分は、従来よ
りその接続面積が拡大し、クオータピラーとロッカの接
続部分における剛性を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャブを示す図3のA−A線断面図。
【図2】図3のB−B線断面図。
【図3】そのキャブの後部下方の角部を内部から見た斜
視図。
【図4】そのクオータピラーとロッカの構成を示す分解
斜視図。
【図5】そのキャブを内部から見た図。
【符号の説明】
11 クオータピラー 11a クオータインナパネル 11b クオータアウタパネル 11c クオータリインホースメント 12 ロッカ 12a ロッカインナパネル 12b ロッカアウタパネル 12c ロッカリインホースメント 17 フロアパネル 18 バックパネル 18a 窓開口 19 マウントクロス 26 バックリインフォースメント 27 ガセット a 第1空間 b 第2空間 c 第3空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びるクオータインナパネル
    (11a)とクオータアウタパネル(11b)とをそれぞれの両側
    部で接合して形成される第1空間(a)にクオータリイン
    ホースメント(11c)が上下方向に延びて設けられたクオ
    ータピラー(11)と、前後方向に延びるロッカインナパネ
    ル(12a)とロッカアウタパネル(12b)とをそれぞれの上部
    及び下部で接合して形成される第2空間(b)にロッカリ
    インホースメント(12c)が前後方向に延びて設けられ前
    記クオータピラー(11)の下部に後部が接続して形成され
    たロッカ(12)と、前記ロッカ(12)に接続されたフロアパ
    ネル(17)と、前記フロアパネル(17)下面に幅方向に延び
    て固着され前記フロアパネル(17)と第3空間(c)を構成
    しかつ下部がシャシフレーム(21)に固着されたマウント
    クロス(19)とを備えたトラックのキャブにおいて、 前記クオータリインホースメント(11c)の下端が前記ロ
    ッカインナパネル(12a)と前記ロッカアウタパネル(12b)
    の下部に挟持されて接合され、 前記第1空間(a)と前記第3空間(c)が略同一面上に形成
    されるように前記マウントクロス(19)が前記フロアパネ
    ル(17)の下面に固着され、 前記マウントクロス(19)の端部が前記ロッカ(12)に固着
    されたことを特徴とするトラックのキャブ。
  2. 【請求項2】 後部に形成された窓開口(18a)の下縁近
    傍のバックパネル(18)にバックリインフォースメント(2
    6)が幅方向に設けられ、前記バックリインフォースメン
    ト(26)の端部がガセット(27)を介してクオータピラー(1
    1)に固着され、クオータリインホースメント(11c)が前
    記ガセット(27)より上方に延長された請求項1記載のト
    ラックのキャブ。
  3. 【請求項3】 クオータピラー(11)が下方に向かって末
    広がりに形成された請求項1又は2記載のトラックのキ
    ャブ。
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