JP5380519B2 - 車両用ドア - Google Patents
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Description
さらに、ドア本体は、車内側に配置されるインナパネルと、車外側に配置されるアウタパネルと、窓枠部の下枠部分を形成する横ビームと、インナパネルの下部に設けられるラッチスチフナと、アウタパネルの裏面にシール部材を介して当接する補強部材と、ドア本体の下部を車体側に係止(ラッチ)するラッチ機構と、ラッチ機構を操作するドアハンドルと、を備える。
請求項1に係る発明では、車両用ドアが、車内側に配置されるインナパネルと、インナパネルの車外側に設けられるアウタパネルとを有し、車両の後部の後部開口を開閉自在に閉塞する。
インナパネルに、下端に設けられ後部開口に設けられた係合部に係合するラッチ機構と、ラッチ機構とインナパネルとの間に介在するラッチ補強部材と、インナパネルの高さ方向中間から下方に延ばされ、アウタパネルの車幅方向中央で且つ裏面に当接する当接部を有し、ラッチ補強部材に連結するアウタパネル支持部材と、を備える。
インナパネルに、インナパネルの高さ方向中間から下方に延ばされ、アウタパネルの車幅方向中央で且つ裏面に当接する当接部を有し、ラッチ補強部材に連結するアウタパネル支持部材を備えたので、アウタパネルの車幅方向中央がインナパネルで支持される。この結果、アウタパネルの強度及び剛性の向上を図ることができる。すなわち、アウタパネル(外面部材)のベコ付きを防止できる。
インナパネルに備えたアウタパネル支持部材はラッチ補強部材に連結したので、アウタパネル(外面部材)の振動を抑制することができるとともに、車両用ドアの全体の剛性を高めることができる。
アウタパネル支持部材が、当接部の上端からラッチ補強部材に向かって延びる第1の支持部材と、第1の支持部材のラッチ補強部材側の端部に接合されるとともに、ラッチ補強部材に接合される第1の支持部材とは別体の第2の支持部材と、を備える。
例えば、介護車両などでは車両用ドア(テールゲート)から車椅子を車内に乗せることがあるため、踏み台(スロープ)を車内から車外に延出できるように当該部分車体フロアが低く設計される。この結果、後部開口が車体の低い位置まで開口する。従って、一般車両に比べて介護車両の車両用ドア(テールゲート)は、車体高さ方向で背の高いものが必要となる。
すなわち、アウタパネル支持部材(外面支持部材)を、第1の支持部材と第2の支持部材とに分割構成したので、介護車両では、車両用ドアに第1の支持部材及び第2の支持部材を使用し、一般車両では、車両用ドアに第1の支持部材を使用することができる。この結果、アウタパネル支持部材の共用化を図ることができる。
第2の支持部材が、下部連結壁に接合されるので、第1の支持部材と第2の支持部材との接合強度を高めることができる。
例えば、一般車両の背の低い車両用ドアに、第1の支持部材を使用する際には下部連結壁を利用してラッチ補強部材を接合することができ、第1の支持部材の構造の簡略化を図ることができる。
接合壁は、第1接合点間に下部連結壁から離れる方向に突出したビード部を備えるので、接合壁の剛性を高めることができる。つまり、下部連結壁と接合壁との接合部分の剛性の向上を図ることができる。
また、ビード部によって接合壁と下部連結壁との間に隙間を形成することができる。この結果、水や電着塗装時の塗料の流れの改善をすることができ、水や塗料等が接合壁及び下部連結壁に残留することを防止できる。
すなわち、接合壁に第2支持壁の上端が連結されたので、接合壁を利用して第2支持壁を連結できる。これにより、第2の支持部材の構造を簡略化できるとともに、第2の支持部材の上方への大型化を抑制することができる。
下部連結壁と第1開口部との距離と、ラッチ側連結壁と第2開口部との距離をほぼ同一にしたので、例えば、介護車両の背の高い車両用ドアと、一般車両の背の低い車両用ドアとで、ラッチ機構を共通にして第1開口部若しくは第2開口部から引き出すことができ、ラッチ機構の共通化が可能となる。
介護車両などの後部開口を車体の低い位置まで開口させた車両では、例えば、他車両に追突された場合には、他車両のバンパ(水平方向で最も飛び出している部材)が第2の支持部材に衝突することが多い。そこで、第1の支持部材の車外側に、第2の支持部材を重ね合わせることで、第1の支持部材と第2の支持部材との接合が剥がれることを防止でき、衝突の荷重を支えることができる。
リヤバンパ15は、車幅方向中央に下方に向けて切り欠いた中央切り欠き15aが形成される。
踏み台17は、車椅子等を車内に搬入可能なスロープである。 後部開口21は、後部開口21の下端に設けられ、車両用ドア20をラッチする(係合する)係合部22が設けられる。
インナパネル31及びアウタパネル32は、リヤウインドガラス24を取付ける窓枠33が形成される。インナパネル31には、リヤワイパ装置25、ドアハンドル27及びラッチ機構28が支持される。アウタパネル32には、ドアハンドル27を臨ますハンドル開口部35と、リヤウインドガラス24を取付けるアウタ側窓枠36が形成される。
ラッチ補強部材42は、インナパネル31の下端31a(詳細には、インナ本体41における膨出部47の下壁47b)に設けられる。
第1の支持部材51の車外側に、第2の支持部材52を重ね合わせている。
第1の支持部材51は、当接部53の上端53aからラッチ補強部材42に向かって延びる部材である。
が形成される。
下部連結壁66は、第1支持壁62,62の下端62a,62aを連結する部分である。また、下部連結壁66は、第2の支持部材52の接合壁84が接合される。
第1支持壁62の下端62aは、第2支持壁82の上端82aが接合される。また、一対の第1支持壁62,62は、互いに離間した状態で上下方向に延びるものといえる。
なお、第3接合点78aは、第1接合フランジ63のみを膨出部47の底壁47aに接合する接合点である。第3接合点78bは、第1及び第2接合フランジ63,83を膨出部47の底壁47aに接合する接合点である。第3接合点78cは、第2接合フランジ83のみを膨出部47の底壁47aに接合する接合点である。
ここで、ラッチ補強部材42側の端部51aとは、第1の支持部材51における第1平面部61の下部連結壁66及び一対の第1支持壁62,62の下端62a,62aで構成される。
接合壁84は、第1接合点76間に下部連結壁66から離れる方向に突出したビード部89,89を備える。ラッチ側連結壁85及び接合壁84は、第2支持壁82,82を連結する。
一対の第2支持壁82,82は、互いに離間した状態で上下方向に延びるとともに一対の第1支持壁62,62にそれぞれ連結されるものといえる。
本体部94の上面にはラッチ機構28が載置され、本体部94の下面は膨出部47の下壁47bに当接される。
上接合壁95は、膨出部47の底壁47aに複数の第4溶接点79a(図8参照)で接合される。下接合壁96は、第2の支持部材52のラッチ側連結壁85とともに、インナ本体41の段部48に複数の第4溶接点79bで接合される。
介護車両10の後部開口21は、一般車両210の後部開口221に比べて車両10(車体11)の下方まで寸法S1だけ長く開口されている。従って、介護車両10の車両用ドア20は、一般車両210の車両用ドア220に比べて寸法S1だけ長いものが使用される。また、介護車両10のリヤバンパ15は、一般車両210のリヤバンパ215に比べて中央切り欠き15aが車体下方まで形成されている。
但し、介護車両10及び一般車両210では、テールランプ16、リヤウインドガラス24、リヤワイパ装置25、ナンバープレート26及びドアハンドル27は、同一品が用いられ、車体高さ方向の設定位置も同一である。
インナパネル231には、ドアハンドル27、ラッチ機構28が支持されている。ドアハンドル27とラッチ機構28は、ラッチケーブル229で連結される。
インナパネル31に備えたアウタパネル支持部材43はラッチ補強部材42に連結したので、アウタパネル(外面部材)32(図4参照)の振動を抑制することができるとともに、車両用ドア20(図1参照)の全体の剛性を高めることができる。
第2の支持部材52が、下部連結壁66に接合されるので、第1の支持部材51と第2の支持部材52との接合強度を高めることができる。
また、ビード部89,89によって接合壁84と下部連結壁66との間に隙間を形成することができる。この結果、水や電着塗装時の塗料の流れの改善をすることができ、水や塗料等が接合壁84及び下部連結壁66に残留することを防止できる。
介護車両10などの後部開口21を車体11の低い位置まで開口させた車両では、例えば、他車両に追突された場合には、他車両のバンパ(水平方向で最も飛び出している部材)が第2の支持部材に衝突することが多い。そこで、第1の支持部材51の車外側に、第2の支持部材52を重ね合わせることで、第1の支持部材51と第2の支持部材52との接合が剥がれることを防止でき、衝突の荷重を支えることができる。
Claims (8)
- 車内側に配置されるインナパネルと、該インナパネルの車外側に設けられるアウタパネルとを有し、車両の後部の後部開口を開閉自在に閉塞する車両用ドアにおいて、
前記インナパネルは、下端に設けられ前記後部開口に設けられた係合部に係合するラッチ機構と、
前記ラッチ機構と該インナパネルとの間に介在するラッチ補強部材と、
該インナパネルの高さ方向中間から下方に延ばされ、前記アウタパネルの車幅方向中央で且つ裏面に当接する当接部を有し、前記ラッチ補強部材に連結するアウタパネル支持部材と、を備え、
前記アウタパネル支持部材は、前記当接部の上端から前記ラッチ補強部材に向かって延びる第1の支持部材と、該第1の支持部材のラッチ補強部材側の端部に接合されるとともに、前記ラッチ補強部材に接合される前記第1の支持部材とは別体の第2の支持部材と、を備えることを特徴とする車両用ドア。 - 前記第1の支持部材は、互いに離間した状態で上下方向に延びる一対の第1支持壁と、前記第1支持壁の下端を連結する下部連結壁とを備え、
前記第2の支持部材は、前記下部連結壁に接合されることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア。 - 前記第2の支持部材は、前記下部連結壁に沿って延びる接合壁を備え、
前記下部連結壁と前記接合壁とは、互いに離間した複数の第1接合点で接合され、
前記接合壁は、前記第1接合点間に前記下部連結壁から離れる方向に突出したビード部を備えることを特徴とする請求項2記載の車両用ドア。 - 前記第2の支持部材は、互いに離間した状態で上下方向に延びるとともに前記一対の第1支持壁にそれぞれ連結される一対の第2支持壁を備え、
前記接合壁は、前記第2支持壁の上端が連結されたことを特徴とする請求項3記載の車両用ドア。 - 前記第1支持壁と第2支持壁とは、第2接合点で接合されることを特徴とする請求項4記載の車両用ドア。
- 前記第2の支持部材は、前記第2支持壁を連結するとともに前記ラッチ補強部材に接合されるラッチ側連結壁を備え、
前記ラッチ側連結壁及び接合壁は、車体前後方向に関して前記インナパネルから離間して配置され、
前記ラッチ機構は、前記インナパネルと、前記第2の支持部材の前記第2支持壁、前記接合壁及び前記ラッチ側連結壁と、で囲まれた空間内に配置されることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の車両用ドア。 - 前記第1支持壁は、前記下部連結壁の近傍に第1開口部を備え、
前記第2支持壁は、前記ラッチ側連結壁の近傍に第2開口部を備え、
前記下部連結壁と前記第1開口部との距離と、前記ラッチ側連結壁と前記第2開口部との距離をほぼ同一にすることを特徴とする請求項6記載の車両用ドア。 - 前記第1の支持部材の車外側に、前記第2の支持部材を重ね合わせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の車両用ドア。
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