JP2000071769A - 自動車のサイドドア補強構造 - Google Patents

自動車のサイドドア補強構造

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JP2000071769A
JP2000071769A JP10241953A JP24195398A JP2000071769A JP 2000071769 A JP2000071769 A JP 2000071769A JP 10241953 A JP10241953 A JP 10241953A JP 24195398 A JP24195398 A JP 24195398A JP 2000071769 A JP2000071769 A JP 2000071769A
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door
reinforcing plate
panel
door body
inner panel
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English (en)
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Tatsuhisa Yamane
達久 山根
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の衝突時に、ドア本体が、その前、後
方から与えられる衝撃力に十分に対抗して上記ドア本体
の変形がより確実に防止されるようにし、かつ、この補
強が簡単な構成で達成されるようにする。 【解決手段】 ドア本体17のインナパネル18とアウ
タパネル19の各上端縁間にスリット22を形成する。
上記両パネル18,19の間のドア空間21に配設され
て上記インナパネル18とアウタパネル19の少なくと
もいずれか一方のパネル18の上端縁に沿って前後方向
に長く延びる補強板35を設ける。この補強板35を上
記一方のパネル18の内面に結合させる。上記補強板3
5の上下方向の中途部35cに、かつ、この補強板35
の前後方向のほぼ全体にわたりビード37を形成し、こ
のビード37の前端部37a、および/もしくは後端部
37bを上記一方のパネル18に結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア本体が、車幅
方向で互いに対面するインナパネルとアウタパネルと、
これら両パネルのうち少なくとも一方のパネルの上端縁
を補強する補強板とを備えた自動車のサイドドア補強構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車のサイドドア補強構造には、
実開昭63‐15216号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、自動車の車体の
側壁にサイドドアが設けられている。このドアの下部を
構成するドア本体が車幅方向で対面するインナパネルと
アウタパネルとを備え、これら両パネルの各上端縁間に
スリットが形成され、上記両パネルの間のドア空間に設
けられる窓ガラスが上記スリットを通し上記ドア本体の
上方に向って往、復移動自在とされている。
【0004】上記ドア空間に配設されて上記インナパネ
ルとアウタパネルのうち一方のパネルの上端縁に沿って
前後方向に長く延びる補強板が設けられ、この補強板が
上記一方のパネルの内面に結合させられている。
【0005】ここで、上記したように、両パネルの各上
端縁間にはスリットが形成されていて、上記両パネルの
各上端縁は互いに結合されておらず、よって、上記上端
縁は十分の強度と剛性とを確保し難い部分となってい
る。そこで、上記したように、補強板により一方のパネ
ルの上端縁を補強したのであり、もって、上記ドア本体
の強度と剛性とが向上させられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の衝
突時には、上記ドアにその前、後方(前方、および/も
しくは後方)から大きな衝撃力が与えられるおそれがあ
るため、従来より、上記補強板により、ドア本体をより
強固に補強させることが望まれている。
【0007】そこで、上記補強板の上下方向の中途部
に、かつ、この補強板の前後方向のほぼ全体にわたりビ
ードを形成して、この補強板の強度と剛性とを向上さ
せ、もって、この補強板により、ドア本体をより強固に
補強させることが考えられる。
【0008】しかし、上記したように、補強板の中途部
にその前後方向のほぼ全体にわたりビードを形成する
と、補強板の前後方向の端部に、上記ビード内の空間に
より開口が形成されることとなる。
【0009】このため、自動車の衝突時に、上記ドア本
体にその前、後方から大きな衝撃力が与えられたときに
は、上記開口が大きく開くよう、上記補強板が容易に変
形するおそれがあり、よって、この補強板によるドア本
体の補強では、必ずしも満足のゆくものではないと考え
られる。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、自動車の衝突時に、ドア本体が、その
前、後方から与えられる衝撃力に十分に対抗できるよう
にして上記ドア本体の変形がより確実に防止されるよう
にし、かつ、この補強が簡単な構成で達成されるように
することを課題とする。
【0011】また、自動車の衝突は、通常、走行中の自
動車がその前方に位置する何らかの物体に衝突(以下、
これを「前突」という)して、ドア本体にその前方から
大きい衝撃力が与えられることが多いと考えられるた
め、この衝撃力に対しより効果的に対抗できるようにす
ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車のサイドドア補強構造は、次の如くで
ある。
【0013】請求項1の発明は、ドア14の下部を構成
するドア本体17が車幅方向で対面するインナパネル1
8とアウタパネル19とを備え、これら両パネル18,
19の各上端縁間にスリット22を形成し、上記両パネ
ル18,19の間のドア空間21に設けられる窓ガラス
29を上記スリット22を通し上記ドア本体17の上方
に向って往、復移動自在となるようにし、上記ドア空間
21に配設されて上記インナパネル18とアウタパネル
19の少なくともいずれか一方のパネル18の上端縁に
沿って前後方向に長く延びる補強板35を設け、この補
強板35を上記一方のパネル18の内面に結合させた自
動車のサイドドア補強構造において、
【0014】上記補強板35の上下方向の中途部35c
に、かつ、この補強板35の前後方向のほぼ全体にわた
りビード37を形成し、このビード37の前端部37
a、および/もしくは後端部37bを上記一方のパネル
18に結合させたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記補強板35の上下方向の寸法を、その後部側よ
りも前部側を大きくさせたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記ドア14が、上記ドア本体17の
上端縁から上方に向って突出する窓サッシ27を備え、
上記一方のパネル18と、上記窓サッシ27の下端部
と、上記補強板35とを三枚重ねとして互いに結合させ
たものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図において、符号1は自動車で、矢印Fr
はこの自動車1の前方を示している。
【0019】上記自動車1の車体2は前、後車輪3によ
って路面4上に支持されている。上記車体2の内部の車
室6の前部にはハンドル7が突設され、このハンドル7
に対向して上記車室6にシート8が設けられている。ま
た、上記車室6の前上部に対応して、車体2にフロント
ウィンド10が設けられている。
【0020】上記車体2は、その前側部にサイドドア装
置12を備えている。このサイドドア装置12は上記車
体2の側壁に形成されて上記車室6の前部を車外と連通
させるドア開口13と、このドア開口13を開閉自在に
閉じるサイドドア14とを備えている。このドア14の
前端縁は上記ドア開口13の前部開口縁にヒンジ15に
より枢支され、このヒンジ15を中心として上記ドア1
4の後部側が車幅方向の外方に向って往、復回動自在と
され、この回動で上記ドア開口13が開閉されるように
なっている。
【0021】上記ドア14はその下部を構成するドア本
体17を備えている。このドア本体17は車幅方向で互
いに対面する板金製のインナ、アウタパネル18,19
を備え、これらインナ、アウタパネル18,19は、そ
の前端縁同士、後端縁同士、および下端縁同士がそれぞ
れ結合させられている。上記インナ、アウタパネル1
8,19の間には、前後方向かつ上下方向に延びる偏平
なドア空間21が形成されると共に、上記ドア本体17
の上端縁(ウェストライン)には、上記インナ、アウタ
パネル18,19の各上端縁間にスリット22が形成さ
れ、このスリット22は、上記ドア空間21を上記ドア
本体17の上方に向って連通させている。
【0022】また、上記インナパネル18とアウタパネ
ル19の各上端縁にそれぞれ弾性でゴム製のウェザスト
リップ23,23が取り付けられ、これら両ウェザスト
リップ23,23の互いの対向面は、車幅方向で上記ス
リット22と同じところに位置させられている。
【0023】上記ドア14はドア窓26を備えている。
このドア窓26は、上記ドア本体17の上端縁から上方
に向って突出し車体2の側面視で倒立ほぼU字形状をな
す板金製窓サッシ27と、上記ドア本体17の上端縁と
上記窓サッシ27とで囲まれた窓開口28と、上記ドア
空間21に設けられて上記スリット22を通し上記ドア
本体17の上方の窓開口28に向って往、復移動自在と
される窓ガラス29と、上記ドア空間21に設けられて
上記窓ガラス29を往、復移動させるよう駆動させる不
図示のウィンドレギュレータとを備えている。
【0024】上記窓サッシ27はサッシ本体31を備
え、このサッシ本体31は、一端部が上記ドア本体17
の前端部に溶接により結合され他端部側が上記ドア本体
17の前端部から後上方に向って突出する前フレーム3
1aと、この前フレーム31aと同じように上記ドア本
体17の後端部に結合されこの後端部から上方に向って
突出する後フレーム31bと、これら前フレーム31a
と後フレーム31bの各突出端を互いに一体的に連結さ
せる上部フレーム31cとを備えている。
【0025】また、上記窓サッシ27はサッシ補強板3
2を備え、このサッシ補強板32の下部は前記スリット
22を通しドア空間21に挿入されて、上記インナパネ
ル18の上端縁の内面に接合させられると共に、このイ
ンナパネル18に複数ヵ所でスポット溶接S1,S2に
より結合させられている。一方、上記サッシ補強板32
の上端部は上記サッシ本体31の前フレーム31aの前
下端部に溶接により結合させられている。これにより、
上記ドア本体17の上端縁の前端部に対し上記サッシ本
体31の前フレーム31aの前下端部が強固に結合させ
られ、つまり、上記ドア本体17の上端縁の前端部に、
上記窓サッシ27の前下端部が強固に結合させられてい
る。
【0026】そして、上記窓ガラス29を往移動(上
昇)させれば、この窓ガラス29によって窓開口28が
閉じられ、上記窓ガラス29を復移動(下降)させれ
ば、上記窓開口28が開かれるようになっている。上記
の場合、往、復移動する窓ガラス29の内、外面が上記
各ウェザストリップ23に摺接して、これらの間のシー
ルがなされる。
【0027】上記ドア空間21に配設されて、上記イン
ナパネル18とアウタパネル19のうち、一方のパネル
であるインナパネル18の内面に沿って車体2の前後方
向に長く延びる板金製の補強板35が設けられている。
この補強板35の前後方向(長手方向)の各部はそれぞ
れ上下方向に延び、この補強板35の上端縁35aと下
端縁35bとが上記インナパネル18の内面にスポット
溶接S1,S3,S4により結合させられている。
【0028】上記の場合、インナパネル18の上端縁と
補強板35の上下方向(幅方向)の中途部35cとの間
には中空部36が形成され、つまり、上記インナパネル
18の上端縁と補強板35とによる組み合せ体は、その
前後方向におけるほぼ全長にわたり、その各部断面が強
度と剛性とが向上する箱形状とされている。
【0029】ここで、上記したように、インナパネル1
8とアウタパネル19の各上端縁間にはスリット22が
形成されていて、上記インナパネル18の上端縁と、ア
ウタパネル19の上端縁とは互いに結合されておらず、
よって、上記上端縁は十分の強度と剛性とを確保し難い
部分となっている。そこで、上記したように、補強板3
5によりインナパネル18の上端縁を補強したのであ
り、もって、上記ドア本体17の強度と剛性とが向上さ
せられている。
【0030】また、上記補強板35の上下方向(幅方
向)の中途部35cには、この補強板35の前後方向の
ほぼ全体にわたり断面がほぼコの字形状のビード37が
プレス加工により形成され、このビード37により、特
に前後方向での外力に対する上記補強板35の強度と剛
性とが向上させられている。
【0031】このため、上記補強板35により、特に、
前後方向での外力に対する上記ドア本体17の強度と剛
性とが向上するようこのドア本体17が補強される。
【0032】よって、自動車1の衝突時に、上記ドア本
体17にその前、後方から衝撃力Fが与えられるとき、
この衝撃力Fに上記ドア本体17が効果的に対抗して、
このドア本体17の変形がより確実に防止される。
【0033】上記ビード37は上記インナパネル18に
向って上記中空部36内に突出させられ、上記ビード3
7の前端部37aと後端部37bとはいずれも上記イン
ナパネル18に接合させられてスポット溶接S2,S5
により、結合させられている。
【0034】このため、前後方向に長い上記ビード37
の形成により、ドア本体17のインナパネル18の補強
がより確実になされ、また、自動車1の衝突時に、上記
ドア14にその前、後方から衝撃力Fが与えられたと
き、上記補強板35の前、後部の各中途部35cが、上
記インナパネル18から離れる、もしくは接近するよう
に容易に変形するということは、上記ビード37の端部
の結合により防止されて、上記ドア本体17の変形がよ
り確実に防止される。
【0035】なお、上記インナパネル18に対するビー
ド37の前端部37aと後端部37bの結合は、これら
前端部37aと後端部37bのうちいずれか一方だけで
あってもよいが、ドア14に衝撃力Fが与えられるの
は、自動車1の「前突」時に上記ドア14の前端部にそ
の前方から与えられることが多いと考えられるため、特
に、上記ビード37の前端部37aと後端部37bのう
ち、少なくとも前端部37aを上記インナパネル18に
結合させることが望ましい。
【0036】また、上記補強板35の上下方向の寸法
(幅寸法)は、その後部側よりも前部側のほうが大きく
され、特に、補強板35の前部側では、その後端側から
前端部に向うに従い、上記寸法が漸次大きくなるよう形
成されており、つまり、上記ドア本体17のインナパネ
ル18の後部側よりも前部側が上記補強板35によっ
て、漸次、より強固に補強されている。
【0037】よって、前記したように、自動車1の衝突
時、ドア14の前端部のドア本体17には、その後方か
らよりも前方から、より大きい衝撃力Fが与えられるこ
とが多いと考えられるが、上記ドア本体17のインナパ
ネル18の上端縁の前部側に対するより強固な補強によ
って、上記ドア本体17は上記衝撃力Fに、より確実に
対抗して、このドア本体17の変形が更に確実に防止さ
れる。
【0038】また、上記インナパネル18の上端縁の前
部と、前記窓サッシ27の前下端部を構成するサッシ補
強板32と、上記補強板35のビード37の前端部37
aとは三枚重ねとされて、スポット溶接S2により互い
に一体的に結合させられている。
【0039】このため、上記ドア本体17のインナパネ
ル18と、ドア窓26の窓サッシ27とが上記補強板3
5のビード37によって互いにより強固に結合させられ
て、これら17,26が補強し合うこととなる。
【0040】よって、上記ドア本体17のインナパネル
18の強度と、剛性とが更に向上させられて、上記衝撃
力Fに更に確実に対抗できることとなる。
【0041】また、上記ドア本体17のインナパネル1
8と、ドア窓26の窓サッシ27とが、単一の補強板3
5によって共に効果的に補強されることから、これら補
強は簡単な構成で達成される。
【0042】なお、図示していないが、上記インナパネ
ル18の上端縁の後部と、前記窓サッシ27の後下端部
を構成するサッシ本体31の後フレーム31bの下端部
と、上記補強板35のビード37の後端部37bとを三
枚重ねとして、スポット溶接により互いに一体的に結合
させてもよく、これによっても、上記と同様の作用効果
が生じる。また、上記補強板35はインナパネル18に
結合させたが、これと共に、もしくは、これに代えて、
上記補強板35と同様の他の補強板をアウタパネル19
に結合させてもよく、この場合、インナパネル18に補
強板35を結合したと同様の作用効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0044】請求項1の発明は、ドアの下部を構成する
ドア本体が車幅方向で対面するインナパネルとアウタパ
ネルとを備え、これら両パネルの各上端縁間にスリット
を形成し、上記両パネルの間のドア空間に設けられる窓
ガラスを上記スリットを通し上記ドア本体の上方に向っ
て往、復移動自在となるようにし、上記ドア空間に配設
されて上記インナパネルとアウタパネルの少なくともい
ずれか一方のパネルの上端縁に沿って前後方向に長く延
びる補強板を設け、この補強板を上記一方のパネルの内
面に結合させた自動車のサイドドア補強構造において、
【0045】上記補強板の上下方向の中途部に、かつ、
この補強板の前後方向のほぼ全体にわたりビードを形成
してある。
【0046】このため、前後方向に長いビードの形成に
より、特に、前後方向での外力に対する上記ドア本体の
強度と剛性とが向上するようこのドア本体が効果的に補
強される。
【0047】よって、自動車の衝突時に、上記ドア本体
にその前、後方からの衝撃力が与えられるとき、この衝
撃力に上記ドア本体が効果的に対抗して、このドア本体
の変形がより確実に防止される。
【0048】また、上記ビードの前端部、および/もし
くは後端部を上記一方のパネルに結合させてある。
【0049】このため、自動車の衝突時に、上記ドアに
その前、後方から衝撃力が与えられたとき、上記補強板
の前、後部の各中途部が、上記インナパネルから離れ
る、もしくは接近するように容易に変形するということ
は、上記ビードの端部の結合により防止されて、上記ド
ア本体の変形が更に確実に防止される。
【0050】しかも、上記したドア本体の補強は、上記
補強板に単にビードを形成したというものであって、部
品点数の増加が回避されているため、上記補強は簡単に
な構成で達成される。
【0051】請求項2の発明は、上記補強板の上下方向
の寸法を、その後部側よりも前部側を大きくさせてあ
る。
【0052】このため、ドア本体はその後部側よりも前
部側が上記補強板によって、より強固に補強される。
【0053】よって、自動車の衝突時には、ドア本体に
は、その後方からよりも前方から、より大きい衝撃力が
与えられることが多いと考えられるが、上記ドア本体の
前部側に対するより強固な補強によって、上記ドア本体
は上記衝撃力に、より確実に対抗して、このドア本体の
変形が更に確実に防止される。
【0054】請求項3の発明は、上記ドアが、上記ドア
本体の上端縁から上方に向って突出する窓サッシを備
え、上記一方のパネルと、上記窓サッシの下端部と、上
記補強板とを三枚重ねとして互いに結合させてある。
【0055】このため、上記ドア本体の一方のパネル
と、窓サッシとが上記補強板によって互いに結合させら
れて、これらが補強し合うこととなる。
【0056】よって、上記ドア本体の強度と、剛性とが
更に向上させられて、上記衝撃力に更に確実に対抗でき
ることとなる。
【0057】また、上記ドア本体のインナパネルと、窓
サッシとが、単一の補強板によって共に効果的に補強さ
れることから、これら補強は簡単な構成で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】自動車の側面部分断面図である。
【図3】補強板の斜視図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図1の6‐6線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 6 車室 8 シート 12 サイドドア装置 13 ドア開口 14 ドア 17 ドア本体 18 インナパネル 19 アウタパネル 21 ドア空間 26 ドア窓 27 窓サッシ 31 サッシ本体 32 サッシ補強板 35 補強板 36 中空部 37 ビード 37a 前端部 37b 後端部 41 つば 42 ナット 47 補強板 48 開口 F 衝撃力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの下部を構成するドア本体が車幅方
    向で対面するインナパネルとアウタパネルとを備え、こ
    れら両パネルの各上端縁間にスリットを形成し、上記両
    パネルの間のドア空間に設けられる窓ガラスを上記スリ
    ットを通し上記ドア本体の上方に向って往、復移動自在
    となるようにし、上記ドア空間に配設されて上記インナ
    パネルとアウタパネルの少なくともいずれか一方のパネ
    ルの上端縁に沿って前後方向に長く延びる補強板を設
    け、この補強板を上記一方のパネルの内面に結合させた
    自動車のサイドドア補強構造において、 上記補強板の上下方向の中途部に、かつ、この補強板の
    前後方向のほぼ全体にわたりビードを形成し、このビー
    ドの前端部、および/もしくは後端部を上記一方のパネ
    ルに結合させた自動車のサイドドア補強構造。
  2. 【請求項2】 上記補強板の上下方向の寸法を、その後
    部側よりも前部側を大きくさせた請求項1に記載の自動
    車のサイドドア補強構造。
  3. 【請求項3】 上記ドアが、上記ドア本体の上端縁から
    上方に向って突出する窓サッシを備え、上記一方のパネ
    ルと、上記窓サッシの下端部と、上記補強板とを三枚重
    ねとして互いに結合させた請求項1、もしくは2に記載
    の自動車のサイドドア補強構造。
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