JPS6321505Y2 - - Google Patents

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JPS6321505Y2
JPS6321505Y2 JP14187583U JP14187583U JPS6321505Y2 JP S6321505 Y2 JPS6321505 Y2 JP S6321505Y2 JP 14187583 U JP14187583 U JP 14187583U JP 14187583 U JP14187583 U JP 14187583U JP S6321505 Y2 JPS6321505 Y2 JP S6321505Y2
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JP
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rocker
reinforcement
locking
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cross
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JP14187583U
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JPS6049078U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車の車体左右下部における前
後方向部材を構成するロツカパネル構造の改良に
関する。
〔従来例〕
自動車のロツカパネル構造は、例えば、第1図
に示されるように、ロツカインナ12とロツカア
ウタ14を上下端にて結合することにより車体前
後方向に長い閉断面16を形成するとともに、前
記ロツカインナ12とロツカアウタ14の合わせ
面に、断面において前記閉断面16を左右に2分
割する略鉛直のロツカリイーンホースメント18
を配置し、前記ロツカインナ12およびロツカア
ウタ14上下端の縦方向フランジ部12A、14
Aおよび12B、14Bで前記ロツカリイーンホ
ースメント18の上下端を挟み込み、溶着した構
造となつている。
図の符号20はフロアパネル、22は下端がロ
ツカアウタ14に溶着されたセンタピラーをそれ
ぞれ示す。
上記第1図に示される従来のロツカパネル構造
10は、ロツカリイーンホースメント18によつ
てその断面剛性が増大されてはいるが、例えば4
ドアハードトツプ車に見られるように、センタピ
ラー22が、その下端部のみにおいてロツカアウ
タ14に支持された構造の場合、該センタピラー
22に車両幅方向の荷重が加わつた時、ロツカパ
ネル構造10の断面形状が変形するために、セン
タピラー22が変位し、このためサイドドア(図
示省略)の建付けが狂つたり、該サイドドアが自
動車走行中にびびり振動を生じたりする等の問題
点があつた。
このような問題点に対して、例えば第2図およ
び第3図に示されるように、センタピラー22の
取付け部近傍位置で、ロツカアウタ14の内側面
に沿つてリイーンホースメント24を溶着して取
付けることにより、ロツカパネルの断面形状の変
形を抑制するようにした構造がある。
しかしながら、上記のような第2図および第3
図に示されように、リイーンホースメント24を
ロツカアウタ14の内側面に沿つて溶着した場
合、ロツカアウタ14の外側面に溶接歪みが発生
するのみならず、その溶接方向がロツカアウタ1
4の各外側面でそれぞれ異なるために溶接作業性
が悪いという問題点がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、簡単な構造で、ロツカアウタの外
側面に溶接歪みがでることが少なく、且つ、溶接
作業性が良く、車両幅方向の荷重に対してロツカ
パネルの断面形状の変形を抑制できるようにした
自動車のロツカパネル構造を提供することを目的
とする。
〔考案の構成〕
この考案は、ロツカインナとロツカアウタを上
下端にて結合することにより車体前後方向に長い
閉断面を形成するとともに、前記ロツカインナと
ロツカアウタの合わせ面に、断面において前記閉
断面を左右に分割するロツカリイーンホースメン
トを配置し、前記ロツカインナおよびロツカアウ
タ上下端の縦方向フランジ部で前記ロツカリイー
ンホースメントの上下端を挟み込み、溶着してな
る自動車のロツカパネル構造において、前記ロツ
カリイーンホースメントを、車両横断面で、その
上下方向中間部が車体幅方向外側に突出した山型
形状とするとともに、該山型の頂部で、前記ロツ
カアウタの縦壁部内側に溶着することにより上記
目的を達成するものである。
〔考案の作用〕
この考案において、ロツカアウタに加わる車両
幅方向の荷重に対して、断面山型形状のロツカリ
イーンホースメントが抵抗することによつて変形
を抑制するとともに、該ロツカリイーンホースメ
ントの溶着時における溶接作業方向を同一方向と
することができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例において、前記第1図ないし第3図
に示される従来のロツカパネル構造におけると同
一又は相当部分にはこれらと同一の符号を附する
ことにより説明を省略する。
この実施例は、第4図に示されるように、ロツ
カインナ12とロツカアウタ14を上下端にて結
合することにより車体前後方向に長い閉断面16
を形成するとともに、前記ロツカインナ12とロ
ツカアウタ14の合わせ面に、断面において前記
閉断面16を左右に分割するロツカリイーンホー
スメント28を配置し、前記ロツカインナ12お
よびロツカアウタ14上下端の縦方向フランジ部
12A,14Aおよび12B,14Bで前記ロツ
カリイーンホースメント28の上下端を挟み込
み、溶着してなる自動車のロツカパネル構造10
において、前記ロツカリイーンホースメント28
を、車両横断面で、その上下方向中間部が車体幅
方向外側に突出した山型形状とするとともに、該
山型の頂部30で、前記ロツカアウタ14の縦壁
部14C内側に溶着したものである。
前記ロツカインナ12およびロツカアウタ14
の上端の縦方向フランジ部12A,14Aは、乗
員が車室内に出入する時に敷居となる部分とさ
れ、又、前記ロツカアウタ14の縦壁部14C
は、サイドドア(図示省略)が閉じられた時に、
該サイドドア下端部分で隠される位置とされてい
る。
又、前記縦方向フランジ部12A,14Aは、
ここにモール又はガーニツシユが取付けられるこ
とによつて被われる。
更に、前記ロツカインナ12およびロツカアウ
タ14の下端の縦方向フランジ部12B,14B
は、図に示されるように、フロアパネル20より
も更に下側位置で、且つ、これらロツカインナ1
2およびロツカアウタ14の下側にあるので、通
常状態では外部から視認されない位置とされてい
る。
この実施例において、例えば、前記ロツカアウ
タ14に車体幅方向内方への荷重が加わつた場合
に、該ロツカアウタ14の縦壁部14Cに頂部3
0が溶着されたロツカリイーンホースメント28
が抵抗するために該幅方向の荷重によつてロツカ
アウタ14の断面が変形することはほとんどな
い。
特に、ロツカリイーンホースメント28の上半
部は縦壁部14Cと上端の縦方向フランジ部12
A,14A間の位置で断面が略三角形の閉断面を
構成するので、この部分での変形はほとんど生じ
ない。
又、ロツカリイーンホースメント28自体も、
断面山型であつて、略三角形状であるので、その
頂点である頂部30に荷重が加わつた場合に、該
荷重は、ロツカリイーンホースメント28の上下
端を上方および下方に引張る力に変換され、且
つ、ロツカリイーンホースメント28の上下端は
ロツカインナ12およびロツカアウタ14の上下
端の縦方向フランジ部12A,14Aおよび12
B,14Bと一体的に溶着されているので変形が
強く抑制され、ロツカリイーンホースメント28
自体もほとんど変形することがない。
従つて、第1図に見られるように、その下端部
のみがロツカアウタ14に固着された4ドアハー
ドトツプ車のセンタピラー22に横方向の荷重が
加わつても、これが変位することが抑制され、こ
のため、サイドドアの建付け、又は車両走行中の
サイドドアのびびり振動等が抑制されることにな
る。
又、この実施例においては、ロツカリイーンホ
ースメント28は、ロツカインナ12およびロツ
カアウタ14の上下端の縦方向フランジ部12
A,14Aおよび12B,14Bならびに縦壁部
14Cにそれぞれ溶着される構造であるので、そ
の溶接作業が、上記3個所においてそれぞれ上下
方向であつて、異なる方向の溶接作業がなく、こ
のため溶接作業性が良いという利点がある。
更に、前記溶接個所は、前述の如く、上端の縦
方向フランジ部12A,14A位置では、モール
あるいはガーニツシユによつて被い隠され、又、
縦壁部14C位置ではサイドドア閉時に該サイド
ドアによつて隠され、更に、下端位置の縦方向フ
ランジ部12B,14Bは通常状態で車体外方か
ら視認されない位置であるので、溶接歪みが外部
に出ることはほとんどない。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成したので、簡単な構
成で、ロツカリイーンホースメントを同一方向の
溶接作業によつて、且つ、溶接歪みが外部から視
認される位置に出ることなく、これを溶着できる
とともに、車体幅方向の荷重に対して断面剛性を
大幅に向上させることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の自動車のロツカパ
ネル構造を示す一部断面とした斜視図、第3図は
第2図の−線に沿う拡大断面図、第4図は本
考案に係る自動車のロツカパネル構造の実施例を
示す一部断面とした斜視図である。 10……ロツカパネル構造、12……ロツカイ
ンナ、12A,12B,14A,14B……縦方
向フランジ部、14……ロツカアウタ、14C…
…縦壁部、16……閉断面、28……ロツカリイ
ーンホースメント、30……頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロツカインナとロツカアウタを上下端にて結合
    することにより車体前後方向に長い閉断面を形成
    するとともに、前記ロツカインナとロツカアウタ
    の合わせ面に、断面において前記閉断面を左右に
    分割するロツカリイーンホースメントを配置し、
    前記ロツカインナおよびロツカアウタ上下端の縦
    方向フランジ部で前記ロツカリイーンホースメン
    トの上下端を挟み込み、溶着してなる自動車のロ
    ツカパネル構造において、前記ロツカリイーンホ
    ースメントを、車両横断面で、その上下方向中間
    部が車体幅方向外側に突出した山型形状とすると
    ともに、該山型の頂部で、前記ロツカアウタの縦
    壁部内側に溶着したことを特徴とする自動車のロ
    ツカパネル構造。
JP14187583U 1983-09-13 1983-09-13 自動車のロツカパネル構造 Granted JPS6049078U (ja)

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JP14187583U JPS6049078U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 自動車のロツカパネル構造

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JP14187583U JPS6049078U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 自動車のロツカパネル構造

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Publication Number Publication Date
JPS6049078U JPS6049078U (ja) 1985-04-06
JPS6321505Y2 true JPS6321505Y2 (ja) 1988-06-14

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JPS6049078U (ja) 1985-04-06

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