JPS646386Y2 - - Google Patents

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JPS646386Y2
JPS646386Y2 JP1981112059U JP11205981U JPS646386Y2 JP S646386 Y2 JPS646386 Y2 JP S646386Y2 JP 1981112059 U JP1981112059 U JP 1981112059U JP 11205981 U JP11205981 U JP 11205981U JP S646386 Y2 JPS646386 Y2 JP S646386Y2
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panel
inner panel
fender
fender panel
reinforcement
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JP1981112059U
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JPS5817277U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体後部構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般に、自動車には、例えば第1図に示す2ド
アタイプの自動車1のように、車体後部のリヤク
オータウインド2がリヤフエンダ3内に収まらな
いもの、すなわち換気のために幅方向に回動する
だけのものや開閉不能に固定したものがある。
このようなタイプの自動車の車体後部構造にお
いては、従来、例えば第7図に示されるように、
車外に面するフエンダパネルaと、室内に面する
インナパネルbとの間に前後方向のレインフオー
スメントcを介設し、該レインフオースメントc
とインナパネルbとで車体前後方向に延びる閉断
面Aを形成し、リヤクオータウインドdを支持す
る部分を補強している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような補強構造では、前記
閉断面Aにより車体前後方向に対しては十分な強
度を有するが、レインフオースメントcという前
後方向に長い部材を取付ける必要があることによ
り重量が増すという不具合がある。
また、前記レインフオースメントはサスペンシ
ヨンから入る荷重に対しては何ら寄与していな
い。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、レ
インフオースメントをコンパクト化し、インナパ
ネルをうまく使つて、簡単な構造でもつて、フエ
ンダパネル、タイヤハウスパネルの強度が向上
し、しかも重量の増加を抑制した自動車の車体後
部構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、リヤク
オータウインド下部に位置するフエンダパネルの
室内側上部にインナパネルが配設された構造にお
いて、前記インナパネルは、上縁部がフエンダパ
ネルの上縁部に接続固着される一方、下縁部が外
方側へ折曲されてフエンダパネルに接続固着され
て閉断面が前後方向に形成され、かつ前端部がセ
ンタピラーに、後端部がリヤピラーに接続され、
さらにインナパネルが接続される部分のフエンダ
パネル外側面にはモール部材が取付けられてお
り、閉断面を構成するインナパネルの下面と、該
インナパネルの下方に位置する断面略円弧状のタ
イヤハウスパネルの頂部とが上下方向に延び、か
つフエンダパネルに直交する鉛直面部を有するレ
インフオースメントで連結されている。
(作用) インナパネルとタイヤハウスパネルとがレイン
フオースメントで連結されているので、サスペン
シヨンからタイヤハウスパネルに作用する荷重
が、レインフオースメントから閉断面を構成する
インナパネルを経てリヤピラー及びセンタピラー
に分散される。
レインフオースメントにてインナパネルの下面
とタイヤハウスパネルの頂部とが連結されている
ので、レインフオースメント自体がコンパクト化
され、重量の増加が抑制されるると共に荷重が集
中する部分を補強できる。また、レインフオース
メントには、フエンダパネルに直交する鉛直面部
が形成されているため、インナパネルとタイヤハ
ウスパネルの連結構造の強度がさらに向上する。
インナパネルが接続される部分のフエンダパネ
ルの外側面にはモール部材が取付けられ、上記接
続にスポツト溶接を用いても、その溶接痕が隠蔽
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第2図ないし第4図において、11はリヤクオ
ータウインド12下方に位置するフエンダパネル
で、その室内側上部にインナパネル13が配設さ
れ、車体前後方向に延びる閉断面Bが形成されて
いる。該閉断面Bを形成するインナパネル13の
下面は、その下方に位置する断面略円弧状のタイ
ヤハウスパネル14の頂部に、車体上下方向に延
びるレインフオースメント15を介して連結され
ている。
フエンダパネル11は、基本的には、ほぼ鉛直
方向の上側パネル部11aと、該上側パネル部1
1aの下縁より外方へ斜め下方に延びる中間パネ
ル部11bと、該中間パネル部11bの外縁より
下方に延びる下側パネル部11cとが順に連設さ
れている。下側パネル部11cは、アウタパネル
16とインナパネル17とからなるタイヤハウス
パネル14付近では下縁部が折曲されてアウタパ
ネル16の外縁部に接合され、その他の部分では
外側方に突出するように湾曲され、また、外側面
側において、断面略台形状の凹溝11dが車体前
後方向に凹設されている。
インナパネル13は、基本的には、フエンダパ
ネル11の上側鉛直部11aとほぼ等長の上側鉛
直部13aと、該上側鉛直部13aの下縁より内
方に延びる上側傾斜部13bと、該上側傾斜部1
3bの内縁より略鉛直下方に延びる中間鉛直部1
3cと、該中間鉛直部13cの下縁より外方へ斜
め下方に延びる下側傾斜部13dと、該下側傾斜
部13dの外縁より略鉛直下方に延びる下側鉛直
部13eとが順に連設されている。
しかして、フエンダパネル11の上側パネル部
11aとインナパネル13の上側鉛直部13aと
が接続固着(例えばスポツト溶接)され、また、
フエンダパネル11の凹溝11dの裏面(車室側
の面)とインナパネル13の下側鉛直部13eと
が接続固着されている。これにより、フエンダパ
ネル11の車室側上部に、該フエンダパネル11
とインナパネル13とで車体前後方向に延びる閉
断面Bが形成されている。
レインフオースメント15は、第6図に示すよ
うに、略鉛直方向の基板部15aと、該基板部1
5aの前後側に直交して連設された前後側板部1
5b,15cと、前側板部15bの上縁および外
縁より前方に延設された上側縁部15dと、前側
板部15bの下縁より前方に延設された下側縁部
15eと、後側板部15cの上縁および外縁より
後方に延設された上側縁部15fと、後側板部1
5cの下縁より後方に延設された下側縁部15g
と、基板部15aより上方に延設された上側縁部
15hとが一体的に形成されている。
レインフオースメント15の上側縁部15d,
15f,15hは、インナパネル13の表面に沿
つて固着される一方、下側縁部15e,15g
は、タイヤハウスパネル14のアウタパネル16
に接続固着されている。このように、レインフオ
ースメント15にて、インナパネル13とタイヤ
ハウスパネル14(アウタパネル16)とが連結
され、フエンダパネル11およびタイヤハウスパ
ネル14を補強している。特に、レインフオース
メント15の前後側板15b,15c(鉛直部)
がフエンダパネル11にほぼ直交するように取付
けられ、その補強効果を高めている。
18は樹脂性の物入れケースで、インナパネル
13およびフエンダパネル11の内側面に沿うよ
うに成形され、上部はクリツプ19にてインナパ
ネル13に、下端部はフロアパネル20とサイド
シルアウタ21との接続部分(鉛直部20a,2
1a)に嵌着されている。
また、サイドシルアウタ21とサイドシルイン
ナ22との下側接続部分(鉛直部21b,22
a)には、フエンダパネル11の下縁部が取付け
られている。
23はフエンダパネル11の凹溝11dに取付
けられたモール部材である。このモール部材23
により、フエンダパネル11(凹溝11dの裏
面)へのインナパネル13の下側鉛直部13eの
接続固着にスポツト溶接を用いても、その溶接痕
は隠蔽されることになる。
24はシーミングウエルトで、互いに接続固着
されたフエンダパネル11の上側パネル部11a
と、インナパネル13の上側鉛直部13aとの接
続部分に嵌着されている。
25はリヤクオータウインド12のシール性を
保つウエザースリツプで、シーミングウエルト2
4に固着されている。
また、第5図に示すように、フエンダパネル1
1の前側に連続して形成されるピラーアウタパネ
ル31と別体のピラーインナパネル32とで、略
鉛直方向に延びるセンタピラー33が形成され、
該センタピラー33のピラーインナパネル32に
インナパネル13の前端部が接続されている。
すなわち、前後方向の前側鍔部32a、左右方
向の前側鉛直部32b、前後方向の中間鉛直部3
2c、左右方向の後側鉛直部32dおよび前後方
向の後側鍔部32eが順に連設されてなるピラー
インナパネル32の両鍔部32a,32eがピラ
ーアウタパネル31に接続固着されて、上下方向
に延びる閉断面Cが形成されている。しかして、
インナパネル13の上側および下側傾斜部13
b,13d、中間鉛直部13cより前方に延設さ
れた上側、下側および中間延長部13f,13
g,13hが、それぞれ、後側鉛直部32dおよ
び中間鉛直部32cに接続固着されている。
また、インナパネル13の上側鉛直部13d
は、前端部13iが上方に延長されてピラーイン
ナパネル32の後側鍔部32eに接続固着されて
いる。
また、図示していないが、インナパネル13の
後端部は、前述した前端部13iの場合と同様に
閉断面のリヤピラー(図示せず)に接続固着され
ている。
このような接続により、センタピラー33およ
びリヤピラーの両閉断面と、フエンダパネル11
とインナパネル13とで形成される閉断面とが相
俟つて、十分な強度の車体後部構造が得られる。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、フエンダパネルの内
側上部に位置するインナパネルとタイヤハウスパ
ネルとをレインフオースメントで連結しているた
め、特に、サスペンシヨンからタイヤハウスパネ
ルに作用する荷重を、レインフオースメントから
閉断面を構成する上記インナパネルを経てリヤピ
ラーおよびセンタピラーへ分散することができ、
強度をもたせる点で有利である。また、レインフ
オースメントはインナパネルの下面とタイヤハウ
スパネルの頂部とを連結しているため、レインフ
オースメント自体がコンパクト化され、重量の増
加が抑制されるとともに荷重が集中する部分を補
強できるのに加えて、レインフオースメントに
は、フエンダパネルに直交する鉛直面部が形成さ
れているため、インナパネルとタイヤハウスパネ
ルの連結構造の強度がさらに向上する。その上
に、インナパネルが接続される部分のフエンダパ
ネルの外側面にはモール部材を取付けているた
め、上記接続にスポツト溶接を用いても、その溶
接痕を隠蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の2ドアタイプの自動車の斜視
図、第2図ないし第6図は本考案の実施例を示す
もので、第2図は自動車の後方内部の斜視図、第
3図は第2図の−線における断面図、第4図
は第2図の−線における断面図、第5図はイ
ンナパネルとセンタピラーとの接続部分の斜視
図、第6図はレインフオースメントの斜視図、第
7図は従来例についての第1図のA−A線におけ
る断面図である。 1……自動車、2……リヤクオータウインド、
3……リヤフエンダ、11……フエンダパネル、
11d……凹溝、12……リヤクオータウイン
ド、13……インナパネル、13i……前端部、
14……タイヤハウスパネル、15……レインフ
オースメント、15b,15c……前後側板(鉛
直面部)、16……アウタパネル、17……イン
ナパネル、18……物入れケース、19……クリ
ツプ、33……センタピラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤクオータウインド下部に位置するフエンダ
    パネルの室内側上部にインナパネルが配設された
    構造において、前記インナパネルは、上縁部がフ
    エンダパネルの上縁部に接続固着される一方、下
    縁部が外方側へ折曲されてフエンダパネルに接続
    固着されて閉断面が前後方向に形成され、かつ前
    端部がセンタピラーに、後端部がリヤピラーに接
    続され、さらにインナパネルが接続される部分の
    フエンダパネル外側面にはモール部材が取付けら
    れており、閉断面を構成するインナパネルの下面
    と、該インナパネルの下方に位置する断面略円弧
    状のタイヤハウスパネルの頂部とが上下方向に延
    び、かつフエンダパネルに直交する鉛直面部を有
    するレインフオースメントで連結されていること
    を特徴とする自動車の車体後部構造。
JP11205981U 1981-07-27 1981-07-27 自動車の車体後部構造 Granted JPS5817277U (ja)

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JP11205981U JPS5817277U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 自動車の車体後部構造

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JPS5531720B2 (ja) * 1972-12-04 1980-08-20
JPS5660777A (en) * 1979-10-25 1981-05-25 Nissan Motor Co Ltd Reinforcement for trank lid lock of car

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JPS5817277U (ja) 1983-02-02

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