JPH0423741Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0423741Y2
JPH0423741Y2 JP1986141507U JP14150786U JPH0423741Y2 JP H0423741 Y2 JPH0423741 Y2 JP H0423741Y2 JP 1986141507 U JP1986141507 U JP 1986141507U JP 14150786 U JP14150786 U JP 14150786U JP H0423741 Y2 JPH0423741 Y2 JP H0423741Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cross member
reinforcement
flange portion
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986141507U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6346283U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986141507U priority Critical patent/JPH0423741Y2/ja
Publication of JPS6346283U publication Critical patent/JPS6346283U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0423741Y2 publication Critical patent/JPH0423741Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等におけるフレームとクロ
スメンバの結合部構造に関するものである。
(従来技術) フレームとクロスメンバの結合部構造について
は、たとえば実公昭61−3735号公報に示す従来例
のように、種々のものが案出されている。しかし
この公報の第1図に示すものについては、クロス
メンバに、その側面部に沿う方向に曲げ荷重が掛
かるとき、これと結合するフレームには断面変形
を生じ、結合部まわりの剛性が不充分であるとい
う問題点がある。またこの公報の第2図に示すも
のについては、フレームの一方の側面部が分断さ
れているから、フレーム自体の曲げ剛性が充分で
はなく、また衝突時の局部圧壊に対して不利であ
るという問題点がある。
(考案の目的) 一般に薄板構造部材同士の結合部は、一方の部
材から他方の部材へ円滑に内力を伝達するように
構成する必要がある。従来例のものは、これが充
分ではないという問題点を有する。この考案は、
この問題点を解消するフレームとクロスメンバの
結合部構造を提供するようにしたものである。
(考案の構成) この考案は、それぞれ底面部と両側面部を有す
るほぼコ字状断面形の縦通フレーム2とクロスメ
ンバ10とを交差結合するにあたり、前記フレー
ム2のクロスメンバ10と交差する一方の側面部
を切欠いてフランジ部を形成し、かつ、クロスメ
ンバ10の前記フレーム2と交差する端部に前記
フランジ部と重ね合わせるフランジ部を形成し
て、このフレーム2のフランジ部とクロスメンバ
10のフランジ部とを重ね合わせ、バスタブ形の
結合リンホースメント40を、フレーム2とクロ
スメンバ10との交差部に嵌め込んで、フレーム
2の他方の側面部にリンホースメント40を当接
させるとともに、フレーム2とクロスメンバ10
との重ね合わせたフランジ部に該リンホースメン
ト40を当接させ、それぞれの当接部を溶接結合
し、交差部における前記フレーム2の両側面部間
をリンホースメント40を介して連続させ、か
つ、交差部における前記クロスメンバ10の両側
面部間をリンホースメント40を介して連続させ
たことを特徴とするフレームとクロスメンバの結
合部構造である。
(実施例) この考案の詳細を、図面に示す実施例について
説明すると、次のとおりである。
縦通フレーム2(第1図に示す)は、底面部3
と両方の側面部4,5を有するほぼコ字状断面形
からなり、さらに側面部4,5の開口縁にそれぞ
れ側縁6,7を形成するから、いわゆるハツト形
断面形になつている。
クロスメンバ10(第2図に示す)も同様であ
つて、底面部12と両方の側面部13,14を有
するほぼコ字状断面形からなり、さらに側面部1
3,14の開口縁にそれぞれ側縁15,16を形
成するから、いわゆるハツト形断面形になつてい
る。
縦通フレーム2とクロスメンバ10とを交叉結
合するために、フレーム2の側面部5(第1図)
には、クロスメンバ10と交叉する部分に切欠部
20を設けて、そのまわりに、側面部5から延び
る傾斜状のフランジ部21,22と、底面部3か
ら延びるフランジ部24とを形成する。
またクロスメンバ10のフレーム2と交叉する
端部(第2図)には、側面部13,14から延び
る傾斜状のフランジ部30,31と、底面部12
から延びるフランジ部32とを形成する。
さらにバスタブ形の結合リンフオースメント
(第3図に示す)40を設ける。このリンフオー
スメント40は、底面部41と、これを囲む側面
部42と、開口縁の環状側縁43とを、一体に成
形してある。
縦通フレーム2とクロスメンバ10とを結合す
るには(第4図に示す)、フレーム2のフランジ
部21,22とクロスメンバ10のフランジ部3
0,31とを重ね合せ、またフレーム2のフラン
ジ部24とクロスメンバ10のフランジ部32と
を重ね合せる。そしてフレーム2とクロスメンバ
10との交叉部に形成される凹所に、リンフオー
スメント40を嵌め込む。
このときリンフオースメント40の側面部42
は、フレーム2の切欠部20を設けない側面部4
に当接し、またフランジ部21と30との重ね合
せ部、およびフランジ部21と31との重ね合せ
部に当接する。さらにリンフオースメント40の
底面部41は、フランジ24と32との重ね合せ
部に当接する。そしてリンフオースメント40の
環状側縁43は、フレーム2の側縁6,7に重な
り、またクロスメンバ10の側縁15,16に重
なる。
この状態で前記の各当接部をスポツト溶接50
して、リンフオースメント40を介して、フレー
ム2とクロスメンバ10とを結合する。
従つてクロスメンバ10に曲げ荷重が掛かると
き(第5図に示す)、その内力P(矢印で示す)
は、クロスメンバ10の側面部13,14から、
連続形成されたリンフオースメント40の側面部
42を通つて、フレーム2の両方の側面部4,5
に、円滑に伝達される。またフレーム2自体に荷
重が掛かるとき(第6図に示す)、その内力Q(矢
印で示す)は、側面部4を通して伝達され、また
他方の側面部5の切欠部20にリンフオースメン
ト40を掛け渡してあるので、側面部5とこれを
つなぐリンフオースメント40を通して、円滑に
伝達される。
(考案の効果) この考案は、前述のように、縦通フレームとク
ロスメンバとの交叉するところに、バスタブ形の
結合リンフオースメントを嵌め込み、フレームと
クロスメンバとを結合するようにしてあるから、
結合部まわりの剛性が著しく向上し、また振動特
性も向上する。そしてクロスメンバに曲げ荷重が
掛かるとき、リンフオースメントは有効なセパレ
ータ壁となるから、フレームに断面変形を生じる
ことがない。
またクロスメンバを交叉するために、フレーム
に設けた切欠部に対して、リンフオースメントを
掛け渡して補完してあるから、フレーム自体の曲
げ剛性が充分に保証される。そしてこの結合部に
おいて、荷重の内力が円滑に伝達されるから、衝
突時などの局部圧壊が防止される。
さらにリンフオースメント40に、サスペンシ
ヨン取付等のナツト51を溶接して(第3図に示
す)、強固な補強部材とすることができるなど、
多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は縦通
フレームの斜視図、第2図はクロスメンバの斜視
図、第3図は結合リンフオースメントの斜視図、
第4図は結合部まわりの斜視図、第5図、第6図
は内力伝達の説明図である。 2……縦通フレーム、3……底面部、4,5…
…側面部、10……クロスメンバ、12……底面
部、13,14……側面部、20……切欠部、2
1,22,24,30,31,32……フランジ
部、40……結合リンフオースメント、41……
底面部、42……側面部、50……スポツト溶
接。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ底面部と両側面部を有するほぼコ字状
    断面形の縦通フレーム2とクロスメンバ10とを
    交差結合するにあたり、 前記フレーム2のクロスメンバ10と交差する
    一方の側面部を切欠いてフランジ部を形成し、 かつ、クロスメンバ10の前記フレーム2と交
    差する端部に前記フランジ部と重ね合わせるフラ
    ンジ部を形成して、 このフレーム2のフランジ部とクロスメンバ1
    0のフランジ部とを重ね合わせ、 バスタブ形の結合リンホースメント40を、フ
    レーム2とクロスメンバ10との交差部に嵌め込
    んで、 フレーム2の他方の側面部にリンホースメント
    40を当接させるとともに、フレーム2とクロス
    メンバ10との重ね合わせたフランジ部に該リン
    ホースメント40を当接させ、 それぞれの当接部を溶接結合し、 交差部における前記フレーム2の両側面部間を
    リンホースメント40を介して連続させ、 かつ、交差部における前記クロスメンバ10の
    両側面部間をリンホースメント40を介して連続
    させた ことを特徴とするフレームとクロスメンバの結合
    部構造。
JP1986141507U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0423741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986141507U JPH0423741Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986141507U JPH0423741Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346283U JPS6346283U (ja) 1988-03-29
JPH0423741Y2 true JPH0423741Y2 (ja) 1992-06-03

Family

ID=31049354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986141507U Expired JPH0423741Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0423741Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5220996B2 (ja) * 2006-03-02 2013-06-26 日産自動車株式会社 車体のメンバ結合構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613735U (ja) * 1984-06-15 1986-01-10 三菱農機株式会社 乗用移動農機の操作装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962078U (ja) * 1982-10-18 1984-04-23 ダイハツ工業株式会社 自動車のクロスメンバ−結合構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613735U (ja) * 1984-06-15 1986-01-10 三菱農機株式会社 乗用移動農機の操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6346283U (ja) 1988-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0423741Y2 (ja)
JPH041027Y2 (ja)
JPH0312616Y2 (ja)
JP3428226B2 (ja) 車体側部構造
JPH0513669Y2 (ja)
JPS6033095Y2 (ja) 自動車のフロントピラ−部構造
JPH086688Y2 (ja) 自動車の後部構造
JPH0549515B2 (ja)
JPH0751977Y2 (ja) サスペンションタワー取付構造
JPS588966Y2 (ja) 枠部材の結合構造
JPH10167115A (ja) 自動車の車体構造
JPH0356460Y2 (ja)
JPS6017416Y2 (ja) 自動車の車体構造
JP2501509Y2 (ja) サスペンシヨン取付部の構造
JPS635990Y2 (ja)
JPH0314459Y2 (ja)
JP3196442B2 (ja) シートブラケット取付部の車体フロアへの結合構造
JPH0622625Y2 (ja) 車体のセンタピラー上部構造
JPH0622629Y2 (ja) フロントピラーの結合構造
JP4147611B2 (ja) 車輌のフロントピラーとカウルとの連結構造及び連結方法
JPH086685Y2 (ja) サスペンシヨン取付部の構造
JPH0738049Y2 (ja) フロア構造
JPH0125751Y2 (ja)
JPH0730460Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0220322Y2 (ja)