JPH0622625Y2 - 車体のセンタピラー上部構造 - Google Patents
車体のセンタピラー上部構造Info
- Publication number
- JPH0622625Y2 JPH0622625Y2 JP1988040833U JP4083388U JPH0622625Y2 JP H0622625 Y2 JPH0622625 Y2 JP H0622625Y2 JP 1988040833 U JP1988040833 U JP 1988040833U JP 4083388 U JP4083388 U JP 4083388U JP H0622625 Y2 JPH0622625 Y2 JP H0622625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center pillar
- side rail
- roof side
- section
- assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体のルーフサイドレールとセンタピラー上
部との溶接組付け構造に関するものである。
部との溶接組付け構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、車体のルーフサイドレールとセンタピラー上部と
の溶接組付けは、第5図、第6図に示すように、ルーフ
サイドレール1の断面がL方向に通っており、センタピ
ラー2がそこにT字の形に結合していた。
の溶接組付けは、第5図、第6図に示すように、ルーフ
サイドレール1の断面がL方向に通っており、センタピ
ラー2がそこにT字の形に結合していた。
(考案が解決しようとする課題) そのため、この結合では、車体に対して前後方向
(X)、上下方向(Y)、左右方向(Z)の力の内、上
下方向(Y)の力に対しては剪断方向の力になるため比
較的強い強度があるが、左右方向(Z)と前後方向
(X)の力に対しては抵抗のスポット溶接が剥離方向と
なって、十分な強度が得られず、車両の振動特性を低下
させていると言う欠点があった。
(X)、上下方向(Y)、左右方向(Z)の力の内、上
下方向(Y)の力に対しては剪断方向の力になるため比
較的強い強度があるが、左右方向(Z)と前後方向
(X)の力に対しては抵抗のスポット溶接が剥離方向と
なって、十分な強度が得られず、車両の振動特性を低下
させていると言う欠点があった。
そこで本考案は、車体のセンタピラー上部構造をルーフ
サイドレールの断面とセンタピラーの断面とで閉じ断面
結合として、車体の前後方向(X)、上下方向(Y)、
左右方向(Z)の3方向に対して十分な強度が得られる
ようにし、車両の振動、騒音等に対する性能を大きく向
上させることにある。
サイドレールの断面とセンタピラーの断面とで閉じ断面
結合として、車体の前後方向(X)、上下方向(Y)、
左右方向(Z)の3方向に対して十分な強度が得られる
ようにし、車両の振動、騒音等に対する性能を大きく向
上させることにある。
(課題を解決するための手段) そこで、この考案は、車体中央のセンタピラーインナと
センタピラーアウタとを有して閉じ断面に形成されるセ
ンタピラーの上部と、ルーフサイドレールインナとルー
フサイドレールアウタとを有して閉じ断面に形成される
ルーフサイドレールと、の溶接組付け部において、 前記ルーフサイドレールインナのセンタピラーインナ取
付部にT字状に形成したT字状嵌合突起にセンタピラー
インナの上端部を嵌込むとともに、その周縁の重ね合せ
部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなすセ
ンタピラーインナサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタにはその内側においてリィンホ
ースを嵌込むとともに、そのリィンホース周縁の重ね合
せ部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなす
センタピラーアウタサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタの上端部分に形成したT字状嵌
合突起部を前記ルーフサイドレールアウタに重ね合せか
つ同センタピラーアウタ内側に取付けた前記リィンホー
スを同ルーフサイドレールアウタのセンタピラーアウタ
取付け部に形成した窪みに嵌込んだ状態で、前記センタ
ピラーインナサブアッセンブリと前記センタピラーアウ
タサブアッセンブリと前記ルーフサイドレールアウタと
の相互の重ね合せ部分を抵抗溶接をして組付けた。
センタピラーアウタとを有して閉じ断面に形成されるセ
ンタピラーの上部と、ルーフサイドレールインナとルー
フサイドレールアウタとを有して閉じ断面に形成される
ルーフサイドレールと、の溶接組付け部において、 前記ルーフサイドレールインナのセンタピラーインナ取
付部にT字状に形成したT字状嵌合突起にセンタピラー
インナの上端部を嵌込むとともに、その周縁の重ね合せ
部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなすセ
ンタピラーインナサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタにはその内側においてリィンホ
ースを嵌込むとともに、そのリィンホース周縁の重ね合
せ部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなす
センタピラーアウタサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタの上端部分に形成したT字状嵌
合突起部を前記ルーフサイドレールアウタに重ね合せか
つ同センタピラーアウタ内側に取付けた前記リィンホー
スを同ルーフサイドレールアウタのセンタピラーアウタ
取付け部に形成した窪みに嵌込んだ状態で、前記センタ
ピラーインナサブアッセンブリと前記センタピラーアウ
タサブアッセンブリと前記ルーフサイドレールアウタと
の相互の重ね合せ部分を抵抗溶接をして組付けた。
(作用) このように構成された車体のセンタピラー上部構造の場
合、ルーフサイドレールインナとルーフサイドレールア
ウタとの間で車体の左右方向(Z)断面において閉じ断
面が形成され、リィンホースとセンタピラーインナとの
間で車体の前後方向(X)断面において閉じ断面が形成
され、センタピラーアウタの上端部分をT字形にして車
体の上下方向(Y)においてフランジでつかまる構造に
したため、車体の前後方向(X)、上下方向(Y)、左
右方向(Z)のそれぞれにおいて十分な強度を得ること
ができた。
合、ルーフサイドレールインナとルーフサイドレールア
ウタとの間で車体の左右方向(Z)断面において閉じ断
面が形成され、リィンホースとセンタピラーインナとの
間で車体の前後方向(X)断面において閉じ断面が形成
され、センタピラーアウタの上端部分をT字形にして車
体の上下方向(Y)においてフランジでつかまる構造に
したため、車体の前後方向(X)、上下方向(Y)、左
右方向(Z)のそれぞれにおいて十分な強度を得ること
ができた。
(考案の効果) その結果、本考案は、車体の生産性を低下させることな
く、構造簡単にして容易に車体の前後方向(X)、上下
方向(Y)、左右方向(Z)の3方向に対して十分な強
度を確保し、車両の振動、騒音等に対する性能を大きく
向上させることができる効果がある。
く、構造簡単にして容易に車体の前後方向(X)、上下
方向(Y)、左右方向(Z)の3方向に対して十分な強
度を確保し、車両の振動、騒音等に対する性能を大きく
向上させることができる効果がある。
(実施例) 次に、本考案の一実施例の構成を第1図〜第4図によっ
て説明する。
て説明する。
車体中央のセンタピラー3上部と車体上部のルーフサイ
ドレール4との取付けにおいて、ルーフサイドレールイ
ンナ5とセンタピラーインナ6とは、ルーフサイドレー
ルインナ5のセンタピラーインナ6取付部にT字状に形
成したT字状嵌合突起7にセンタピラーインナ6の上端
部を嵌込み後、その周縁の重ね合せ部分で抵抗溶接、こ
の場合、スポット溶接をして取付けてセンタピラーイン
ナサブアッセンブリ8を形成し、センタピラーアウタ9
とその内側においてセンタピラー3に合せて形成したリ
ィンホース10とは、第3図、第4図に示すように嵌込
み後、その周縁の重ね合せ部分でスポット溶接をして取
付けてセンタピラーアウタサブアッセンブリ11を形成
し、センタピラーインナサブアッセンブリ8とセンタピ
ラーアウタサブアッセンブリ11とルーフサイドレール
アウタ12とは、センタピラーアウタ9の上端部分に形
成したT字状突起部13をルーフサイドレールアウタ1
2のセンタピラーアウタ9取付け部に形成した窪み14
に嵌込み後、その周縁の重ね合せ部分とセンタピラーイ
ンナサブアッセンブリ8との重ね合せ部分とでスポット
溶接をして取付けてある。
ドレール4との取付けにおいて、ルーフサイドレールイ
ンナ5とセンタピラーインナ6とは、ルーフサイドレー
ルインナ5のセンタピラーインナ6取付部にT字状に形
成したT字状嵌合突起7にセンタピラーインナ6の上端
部を嵌込み後、その周縁の重ね合せ部分で抵抗溶接、こ
の場合、スポット溶接をして取付けてセンタピラーイン
ナサブアッセンブリ8を形成し、センタピラーアウタ9
とその内側においてセンタピラー3に合せて形成したリ
ィンホース10とは、第3図、第4図に示すように嵌込
み後、その周縁の重ね合せ部分でスポット溶接をして取
付けてセンタピラーアウタサブアッセンブリ11を形成
し、センタピラーインナサブアッセンブリ8とセンタピ
ラーアウタサブアッセンブリ11とルーフサイドレール
アウタ12とは、センタピラーアウタ9の上端部分に形
成したT字状突起部13をルーフサイドレールアウタ1
2のセンタピラーアウタ9取付け部に形成した窪み14
に嵌込み後、その周縁の重ね合せ部分とセンタピラーイ
ンナサブアッセンブリ8との重ね合せ部分とでスポット
溶接をして取付けてある。
次に、本実施例の作用について説明する。
このように構成された車体のセンタピラー上部構造15
の場合、ルーフサイドレールインナ5とルーフサイドレ
ールアウタ12との間で車体の左右方向(Z)断面にお
いて閉じ断面を形成し、リィンホース10とセンタピラ
ーインナ6との間で車体の前後方向(X)断面において
閉じ断面を形成し、センタピラーアウタ9の上端部分を
T字形にして車体の上下方向(Y)においてフランジの
T字状突起部13でつかまる構造にしたため、車体はそ
の前後方向(X)、上下方向(Y)、左右方向(Z)の
それぞれにおいて十分な強度を得ることができる。
の場合、ルーフサイドレールインナ5とルーフサイドレ
ールアウタ12との間で車体の左右方向(Z)断面にお
いて閉じ断面を形成し、リィンホース10とセンタピラ
ーインナ6との間で車体の前後方向(X)断面において
閉じ断面を形成し、センタピラーアウタ9の上端部分を
T字形にして車体の上下方向(Y)においてフランジの
T字状突起部13でつかまる構造にしたため、車体はそ
の前後方向(X)、上下方向(Y)、左右方向(Z)の
それぞれにおいて十分な強度を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例の略体破断側面図、第2図は
その組付け状態を示す分解斜視図、第3図はそのセンタ
ピラーアウタ9とリィンホース10との組付け状態を示
す部分正面図、第4図は第3図の破断平面図、第5図は
従来実施例の斜視図、第6図は第5図のA−A線略体破
断側面図である。 3……センタピラー3 4……ルーフサイドレール 5……ルーフサイドレールインナ 6……センタピラーインナ 7……T字状嵌合突起 8……センタピラーインナサブアッセンブリ 9……センタピラーアウタ 10……リィンホース 11……センタピラーアウタサブアッセンブリ 12……ルーフサイドレールアウタ 13……T字状突起部 14……窪み 15……センタピラー上部構造
その組付け状態を示す分解斜視図、第3図はそのセンタ
ピラーアウタ9とリィンホース10との組付け状態を示
す部分正面図、第4図は第3図の破断平面図、第5図は
従来実施例の斜視図、第6図は第5図のA−A線略体破
断側面図である。 3……センタピラー3 4……ルーフサイドレール 5……ルーフサイドレールインナ 6……センタピラーインナ 7……T字状嵌合突起 8……センタピラーインナサブアッセンブリ 9……センタピラーアウタ 10……リィンホース 11……センタピラーアウタサブアッセンブリ 12……ルーフサイドレールアウタ 13……T字状突起部 14……窪み 15……センタピラー上部構造
Claims (1)
- 【請求項1】車体中央のセンタピラーインナとセンタピ
ラーアウタとを有して閉じ断面に形成されるセンタピラ
ーの上部と、ルーフサイドレールインナとルーフサイド
レールアウタとを有して閉じ断面に形成されるルーフサ
イドレールと、の溶接組付け部において、 前記ルーフサイドレールインナのセンタピラーインナ取
付部にT字状に形成したT字状嵌合突起にセンタピラー
インナの上端部を嵌込むとともに、その周縁の重ね合せ
部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなすセ
ンタピラーインナサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタにはその内側においてリィンホ
ースを嵌込むとともに、そのリィンホース周縁の重ね合
せ部分で抵抗溶接をして取付けることで閉じ断面をなす
センタピラーアウタサブアッセンブリを形成し、 前記センタピラーアウタの上端部分に形成したT字状嵌
合突起部を前記ルーフサイドレールアウタに重ね合せか
つ同センタピラーアウタ内側に取付けた前記リィンホー
スを同ルーフサイドレールアウタのセンタピラーアウタ
取付け部に形成した窪みに嵌込んだ状態で、前記センタ
ピラーインナサブアッセンブリと前記センタピラーアウ
タサブアッセンブリと前記ルーフサイドレールアウタと
の相互の重ね合せ部分を抵抗溶接して組付けたことを特
徴とする車体のセンタピラー上部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988040833U JPH0622625Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 車体のセンタピラー上部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988040833U JPH0622625Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 車体のセンタピラー上部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01147786U JPH01147786U (ja) | 1989-10-12 |
JPH0622625Y2 true JPH0622625Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31267293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988040833U Expired - Lifetime JPH0622625Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 車体のセンタピラー上部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622625Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537891Y2 (ja) * | 1990-05-25 | 1997-06-04 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | センタピラー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54146321A (en) * | 1978-05-09 | 1979-11-15 | Mitsubishi Motors Corp | Panel construction for automobile |
JPS5683570A (en) * | 1979-12-03 | 1981-07-08 | Allied Chem | Controller for preheating plug of diesel engine |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP1988040833U patent/JPH0622625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01147786U (ja) | 1989-10-12 |
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