JPH0738049Y2 - フロア構造 - Google Patents

フロア構造

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JPH0738049Y2
JPH0738049Y2 JP1989018274U JP1827489U JPH0738049Y2 JP H0738049 Y2 JPH0738049 Y2 JP H0738049Y2 JP 1989018274 U JP1989018274 U JP 1989018274U JP 1827489 U JP1827489 U JP 1827489U JP H0738049 Y2 JPH0738049 Y2 JP H0738049Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体下部のフロア構造に
係り、特に複数の板材から成るフロアの結合構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等における車体下部のフロア構造であっ
て、フロアを複数の板材の結合によって構成したものと
して、例えば第3図及び第4図に示すフロア構造があ
る。
尚、この第3図及び第4図に示す構造ではセンタフロア
パン40が前方側のフロントセンタフロアパン410と後方
側のリヤセンタフロアパン420の2枚板材からなる構造
を示している。
そして、これら第3図及び第4図に示すように、車両幅
方向に延びるフロアクロスメンバ10とフロントセンタフ
ロアパン410とで車両幅方向に延びる略矩形の第1の閉
断面部20を形成するとともに、この第1の閉断面部20の
前方側にフロントフロアパン30、後方側にリヤセンタフ
ロアパン420をそれぞれ結合することにより、前記第1
の閉断面部20を介してフロントフロアパン30とセンタフ
ロアパン40であるリヤセンタフロアパン420とを結合す
るように成っている。
また、車両前後方向に延びるフロアリィンホース50を前
記フロントフロアパン30に固着することにより、車両前
後方向に延びて前記第1の閉断面部20と略直交する第2
の閉断面部60を形成するとともに、この第2の閉断面部
60(フロアリィンホース50)の後端部は前記第1の閉断
面部20(フロントセンタフロアパン410の縦壁部位)に
所謂突き合わせ結合されている。
尚、このようなフロア構造を示す従来技術として、例え
ば実開昭62−165181号公開公報(実願昭61−53799号)
があり、この従来技術にはフロアクロスメンバによる車
両幅方向の第1の閉断面部とフロアリィンホースによる
車両前後方向の第2の閉断面部が連通するように結合し
た構造が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第3図及び第4図に示すフロア構造の場合、各
閉断面部20、60によってフロアの剛性向上が図られてい
るものの、各閉断面部20、60が所謂剛的に結合されてい
ない。即ち、車両前後方向に延びる第2の閉断面部60を
形成するフロアリィンホース50の後端部が車両幅方向に
延びる第1の閉断面部20を形成するフロントセンタフロ
アパン410の縦壁部位に突き合わせ結合されている。
従って、フロアの十分な剛性を確保することはできない
ものである。
また、実開昭62−165181号公開公報に開示されたフロア
構造では、各閉断面部が連通するように結合されてお
り、フロアの剛性向上に対して若干の改良が成されてい
るが、まだ十分とはいえないとともに、特にフロアクロ
スメンバの断面変形による曲げの発生、及びフロントフ
ロアパン等の切欠き形成による剛性低下という不具合が
生じるものである。
そこでこの考案の課題は、フロアクロスメンバによる第
1の閉断面部とフロアリィンホースによる第2の閉断面
部との結合構造を工夫することにより、フロアの剛性を
大幅に向上することである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、車幅方向に延在するフロアクロス
メンバによって形成される断面矩形の第1の閉断面部に
より、フロントフロアパンと、このフロントフロアパン
の車体後方側にフロントフロアパンより高く設けられた
リヤセンタフロアパンとが結合されるとともに、車体前
後方向に延在するフロアリィンホースが前記フロントフ
ロアパンに固着されて前記第1の閉断面部と略直交する
第2の閉断面部が形成されたフロア構造において、前記
第1の閉断面部が、その上側面と前側面とを構成する断
面略L字形のフロントセンタフロアパンと、その下側面
と後側面とを構成する断面略L字形のフロアクロスメン
バとによって形成され、前記フロントセンタフロアパン
およびフロアクロスメンバとのそれぞれのリヤセンタフ
ロアパン側の上部に、リヤセンタフロアパンの端部を挟
み込んで接合する接合フランジが、リヤセンタフロアパ
ン側に張り出して形成され、また前記フロアリィンホー
スが前記第1の閉断面部より断面積の小さい断面矩形の
閉断面を前記フロントフロアパンと共に形成するよう上
面部と左右側面部とを有するコ字状断面部材によって形
成されるとともに、このフロアリィンホースの車体後方
側部分が、前記第1の閉断面部内に延長され、この延長
された部分における上面部が第2の閉断面部の略対角線
方向に向けて配設され、この上面部の延長端部が前記リ
ヤセンタフロアパンの端部と共に前記接合フランジ間に
挟み込まれて固着され、さらに前記延長された部分の側
面部の延長端部が、前記フロアクロスメンバにおける前
記後側面に接合されたものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、フロアリィンホースによる第2の
閉断面部を、フロアクロスメンバによる第1の閉断面部
内に断面積の小さい第2の閉断面部を貫通させて、この
内部へ延長された第2の閉断面部の上面が、この第2の
閉断面部の対角線方向となる斜め上方へ向けて配設さ
れ、この上面部の延長端部が第1の閉断面部のリヤセン
タフロアパン側の接合フランジ間に挟み込まれ、さら
に、貫通する部分の断面積を小さくして、フロントセン
タフロアパンの貫通部切欠きによる第1の閉断面部の剛
性低下を抑えるとともに、第1の閉断面部の対角線上に
配設し、かつその延長端部を前記接合フランジ間に挟ん
でリヤセンタフロアパンと共に接合することによって筋
交い状に配設して第1の閉断面部のねじれ方向等の剛性
を高めるとともに、この延長した部分の両側面のそれぞ
れの延長端部を、同じ第1の閉断面部内となるフロアク
ロスメンバの後側面に接合して隔壁状に配設することに
よって、この第1の閉断面部の曲げ方向の剛性を高め、
その結果、各閉断面部による剛性の向上および結合剛性
の向上によって、フロアの剛性および車体の剛性を大幅
に向上することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例を示して
おり、第1図はこの考案の主要構成部位を示すフロアの
概略斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図である。
尚、この実施例ではフロントフロアパン3の後方側に配
設結合されるセンタフロアパン4が図2に示すように、
前方側で断面略L字形のフロントセンタフロアパン41と
後方側のリヤセンタフロアパン42の2枚板材からなる構
造を示している。
そして、図2に示すように車両幅方向に延びる断面略L
字形のフロアクロスメンバ1とフロントセンタフロアパ
ン41とで形成される第1の閉断面部2を介して前方側の
フロントフロアパン3と後方側のリヤセンタフロアパン
42とが結合されているとともに、前記フロントフロアパ
ン3には車両前後方向に延びる略ハット断面のフロアリ
ィンホース5が固着されており、前記第1の閉断面部2
と略直交する第2の閉断面部6が形成されている。
このように構成されたフロア構造であって、これら第1
図及び第2図に示すように、フロアリィンホース5を、
フロアクロスメンバ1による第1の閉断面部2内に貫通
するよう延長し、このフロアリィンホース5の延長端部
51を前記フロアクロスメンバ1による第1の閉断面部2
内にて、このフロアクロスメンバ1に固着することによ
り、フロアリィンホース5による第2の閉断面部6をフ
ロアクロスメンバ1による第1の閉断面部2内に貫通す
るよう延長して結合したものである。
具体的には、車両前後方向に延びる略ハット断面のフロ
アリィンホース5を、フロントフロアパン3の上面に固
着するとともに、このフロアリィンホース5の後方側
(端部51)がフロントセンタフロアパン41の縦壁部位を
貫通して、このフロントセンタフロアパン41とフロアク
ロスメンバ1による第1の閉断面部2内まで至るよう延
長形成し、このフロアリィンホース5の延長端部51を接
合フランジ52を介して前記フロアクロスメンバ1の縦壁
部位11に固着する。
そして、フロアリィンホース5による第2の閉断面部6
が、フロアクロスメンバ1とフロントセンタフロアパン
41とによる第1の閉断面部2内を貫通して、フロアクロ
スメンバ1の縦壁部位11まで至るように構成したもので
あり、前記第2の閉断面部6(フロアリィンホース5の
延長端部51)が第1の閉断面部2内で結合されるように
する。
また、この実施例では前述したように前記第1の閉断面
部2内に貫通するように延長したフロアリィンホース5
の延長部を、その断面積が端部方向に漸次増大するよう
にこの延長部の上面を斜め上方に向けて配設し、この上
面の延長端部51における上方側接合フランジ53を、フロ
ントセンタフロアパン41とフロアクロスメンバ1による
第1の閉断面部2を形成するべく、これら各部材41、1
におけるリヤセンタフロアパン42との接合部位である各
接合フランジ43、12間に挟み込んで、前記リヤセンタフ
ロアパン42の端部フランジとともに溶接固着するように
構成されている。
尚、このような延長形成された前記フロアリィンホース
5におけるフロントセンタフロアパン41の貫通部位も、
このフロントセンタフロアパン41の接合フランジ部位に
溶接固着されている。
而して、フロアリィンホース5による車両前後方向に延
びる第2の閉断面部6を、フロアクロスメンバ1とフロ
ントセンタフロアパン41とによる車両幅方向に延びる第
1の閉断面部2内に貫通するよう延長して、この延長し
た部分の断面積が漸次増大するように、その上面を斜め
上方に向けて配設し、その延長端部のフランジ53を、フ
ロアクロスメンバ1の上方の接合フランジ12,43間に挟
んで一体に溶接するとともに、延長端部側面等の他の部
分の接合フランジ52をフロアクロスメンバ1の縦壁11の
内面に当接した状態で溶接することによって各部材及び
各閉断面部2、6による剛性を大幅に向上することがで
きるとともに、その結合剛性をも大幅に向上することが
できるため、フロア全体の剛性を大幅に向上することが
できる。
また、フロアリィンホース5は前記第1の閉断面部2内
を貫通し、その延長端部51が剛性の高いフロアクロスメ
ンバ1の後側面である縦壁部位11に固着結合されること
により、ボデー自体の曲げ剛性を大幅に向上することが
できる。
さらに、前記第1の閉断面部2内に貫通延長して結合さ
れるフロアリィンホース5が、この第1の閉断面部2を
形成するフロアクロスメンバ1(第1の閉断面部2内)
の所謂バルクヘッドの機能を果たすことができるため、
フロアクロスメンバ1の断面変形を抑えることができ、
このフロアクロスメンバ1自体の剛性をも大幅に向上す
ることができるとともに、このような剛性向上により車
両の操縦安定製を大幅に向上することができる。
さらにまた、フロントフロアパン3もしくはセンタフロ
アパン4(フロントセンタフロアパン41及びリヤセンタ
フロアパン42)等の切欠き形成も全く不要となるため、
フロアクロスメンバ1の切欠きによる剛性低下を防止で
き、前述したフロア全体の剛性向上と相まって、各フロ
アパン3、4等の剛性低下も全くない。
尚、以上の実施例に限定されることなく、例えばセンタ
フロアパン4がフロントセンタフロアパン41とリヤセン
タフロアパン42の2板材でなく、1枚板材から成る構
造、フロアリィンホース5がフロントフロアパン3の下
面側に固着されて第1の閉断面部6を形成する構造等の
ように、如何なるフロア構造にも適用することができる
ものである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のようにフロアクロスメンバによる断面
矩形の第1の閉断面部内に、断面積の小さいフロアリィ
ンホースが延長されるとともに、この延長された部分
が、その断面積が漸次増大するようにその上面が斜め上
方へ向けて配設され、さらにその上面の延長端部がこの
第1の閉断面部の接合フランジ間に、リヤセンタフロア
パンと共に挟み込まれた固着されるとともに、他の側面
の延長端部がフロアクロスメンバの後側面に接合されて
いるので、各部材及び各閉断面部の剛性向上、ならびに
その結合剛性向上を図ることができ、フロア全体の剛性
を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例を示して
おり、第1図は主要構成部位を示すフロアの概略斜視
図、第2図は第1図のII−II線断面部、第3図及び第4
図の図面は従来例を示しており、第3図は第1図相当斜
視図、第4図は第2図相当断面図である。 1……フロアクロスメンバ 2……第1の閉断面部 3……フロントフロアパン 4……センタフロアパン 5……フロアリィンホース 51……延長端部 6……第2の閉断面部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に延在するフロアクロスメンバに
    よって形成される断面矩形の第1の閉断面部により、フ
    ロントフロアパンと、このフロントフロアパンの車体後
    方側にフロントフロアパンより高く設けられたリヤセン
    タフロアパンとが結合されるとともに、車体前後方向に
    延在するフロアリィンホースが前記フロントフロアパン
    に固着されて前記第1の閉断面部と略直交する第2の閉
    断面部が形成されたフロア構造において、 前記第1の閉断面部が、その上側面と前側面とを構成す
    る断面略L字形のフロントセンタフロアパンと、その下
    側面と後側面とを構成する断面略L字形のフロアクロス
    メンバとによって形成され、前記フロントセンタフロア
    パンおよびフロアクロスメンバとのそれぞれのリヤセン
    タフロアパン側の上部に、リヤセンタフロアパンの端部
    を挟み込んで接合する接合フランジが、リヤセンタフロ
    アパン側に張り出して形成され、また前記フロアリィン
    ホースが前記第1の閉断面部より断面積の小さい断面矩
    形の閉断面を前記フロントフロアパンと共に形成するよ
    う上面部と左右側面部とを有するコ字状断面部材によっ
    て形成されるとともに、このフロアリィンホースの車体
    後方側部分が、前記第1の閉断面部内に延長され、この
    延長された部分における上面部が第2の閉断面部の略対
    角線方向に向けて配設され、この上面部の延長端部が前
    記リヤセンタフロアパンの端部と共に前記接合フランジ
    間に挟み込まれて固着され、さらに前記延長された部分
    の側面部の延長端部が、前記フロアクロスメンバにおけ
    る前記後側面に接合されていることを特徴とするフロア
    構造。
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