JPH0431901Y2 - - Google Patents

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JPH0431901Y2
JPH0431901Y2 JP6770686U JP6770686U JPH0431901Y2 JP H0431901 Y2 JPH0431901 Y2 JP H0431901Y2 JP 6770686 U JP6770686 U JP 6770686U JP 6770686 U JP6770686 U JP 6770686U JP H0431901 Y2 JPH0431901 Y2 JP H0431901Y2
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JP
Japan
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rear wheel
sill
wheel house
house outer
upper flange
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JP6770686U
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JPS62179877U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両におけるシルとリヤホイールハ
ウスとの結合部構造の改良に関する。
(従来の技術) 第3図乃至第5図にシルとリヤホイールハウス
との結合部構造の従来例を示す(例えば、実開昭
48−96619号公報参照)。即ち、第3図はリヤホイ
ールハウス前端部の側面図、第4図はリヤホイー
ルハウスアウター前端部の側面図、第5図は第3
図の−線断面図であり、シルとリヤホイール
ハウスとの結合剛性向上及びヤジヤツキアツプポ
イント部の強度向上のため、第4図に示す如くリ
ヤホイールハウスアウター11の前下端部11a
を前方に広く延出せしめ、該前下端部11aを第
5図に示す如くシルインナー12とシルアウター
13との間に挟み込む構造とされている。尚、図
中、14はリヤフエンダーパネルである。
ところで、トランクルーム内へのほこりの侵入
防止、車室内の換気特性の向上及び静粛性の向上
のためにはシルインナー12とシルアウター13
とで形成される閉断面、トランクルーム及び車室
をそれぞれ完全に分離すべくシルアウター13の
上面を図示の如くリヤホイールハウスアウター1
1面まで延長することが望ましい。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の構造にあつては第5
図に示すA部が3枚合せとなり、しかも外側にリ
ヤフエンダーパネル14があるためにA部のスポ
ツト溶接が不可能であり、従つてアーク溶接にて
内側のシルインナー12とリヤホイールハウスア
ウター11のみを溶接するに止つていた。又、シ
ルアウター13の上部フランジ13aとリヤホイ
ールハウスアウター11との間に図示の如く隙間
δを設け、きしみ音の発生防止等を図つていた。
このため、図示しないトランクルーム、車室及び
シルインナー12とシルアウター13とで形成さ
れる閉断面が隙間δを介して相連通することとな
り、トランクルーム内へのほこりの侵入防止、換
気特性の向上等が図れないばかりか、この隙間δ
のためにシルアウター13の上部フランジ13a
がどの部品とも効果的に結合されておらず、該上
部フランジ13a部は強度及び剛性アツプに何ら
寄与し得ないという問題があつた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、結合が確実で強度及び剛性向
上を図ることができる車両におけるシルとリヤホ
イールハウスとの結合部構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、シルアウター
の上部フランジをリヤホイールハウスアウターに
密着せしめるとともに、該上部フランジにエンボ
ス部を設け、該エンボス部をリヤホイールハウス
アウターに穿設した孔に臨ませ、該孔の端末線よ
り下方に位置するシルインナーの端末線に沿つて
アーク溶接することによつてリヤホイールハウス
アウター、シルインナー及びシルアウターの三者
を結合するようにした。
(作用) 而して、リヤホイールハウスアウター、シルイ
ンナー及びシルアウターの3枚合せ構造となつて
も、シルインナーの端末線に沿つてアーク溶接す
ることによつて三者は確実に結合され、特にシル
アウターの上部フランジはこれに設けたエンボス
部にてリヤホイールハウスアウターに結着される
ため、結合部の強度及び剛性が高まる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る結合部構造を
示す破断面図、第2図は第1図の矢視X方向の図
であり、図中、1はプレート状のリヤホイールハ
ウスアウターであつて、該リヤホイールハウスア
ウター1の一部には長円形の孔1aが穿設されて
いる。そして、このリヤホイールハウスアウター
1の前下端部には鋼板をプレス成形したシルイン
ナー2とシルアウター3とが当該リヤホイールハ
ウスアウター1を挟持する如くして結着されてい
る。即ち、シルアウター3の上部フランジ3aは
図示の如くリヤホイールハウスアウター1に密着
せしめられ、該上部フランジ3aに部分的に形成
された内側に凸状を成す長円状のエンボス部3b
はリヤホイールハウスアウター1に穿設された前
記孔1aに臨んでいる。
一方、前記シルインナー2の上部フランジ2a
もリヤホイールハウスアウター1の内面に密着せ
しめられており、該上部フランジ2aに端末線a
は図示の如く孔1aの端末線より幾分下方に位置
している。尚、第1図において4はリヤフエンダ
ーパネルである。
而して、リヤホイールハウスの内側(第1図
中、左方)よりシルインナー2の端末線aに沿つ
てアーク熔接を施せば、リヤホイールハウスアウ
ター1、シルインナー2及びシルアウター3の3
枚合せ構造部A′は確実に結着される。特にシル
アウター3の上部フランジ3aはこれに形成した
エンボス部3bにてリヤホイールハウスアウター
1に結着されるため、3枚合せ構造部A′の強度
及び剛性が高まるとともに、シルインナー2とシ
ルアウター3とは完全な閉断面を構成し、トラン
クルーム内へのほこりの侵入防止、車室内の換気
特性の向上及び静粛性の向上が図られる。又、シ
ルアウター3のエンボス部3bをリヤホイールハ
ウスアウター1の孔1aに臨ませることによつて
シルアウター3とリヤホイールハウスアウター1
との位置決めが可能となり、両者の合せ精度を高
めることができる。更に、溶接に際して工数及び
レコストの増加を招くことがなく、従来と同じ熔
接方法にて上述の効果を得ることができる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、シ
ルアウターの上部フランジをリヤホイールハウス
アウターに密着せしめるとともに、該上部フラン
ジに形成したエンボス部をリヤホイールハウスア
ウターに穿設した孔に臨ませ、該孔の端末線より
下方に位置するシルインナーの端末線に沿つて溶
接するようにしたため、リヤホイールハウスアウ
ター、シルインナー及びシルアウターの3枚合せ
構造部が確実に結合されるとともに、該3枚合せ
構造部の強度及び剛性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る結合部構造を
示す破断面図、第2図は第1図の矢視X方向の
図、第3図は従来例に係る結合部構造を示す側面
図、第4図はリヤホイールハウスアウター前端部
の側面図、第5図は第3図の−線断面図であ
る。 符号の説明、1……リヤホイールハウスアウタ
ー、1a……孔、2……シルインナー、3……シ
ルアウター、3a……上部フランジ、3b……エ
ンボス部、a……端末線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤホイールハウスアウターに閉断面を構成す
    るシルインナーとシルアウターを該リヤホイール
    ハウスアウターを両面から挟持する如く結合して
    成る構造であつて、前記シルアウターの上部フラ
    ンジを前記リヤホイールハウスアウターに密着せ
    しめるとともに、該上部フランジにエンボス部を
    設け、該エンボス部をリヤホイールハウスアウタ
    ーに穿設した孔に臨ませ、該孔の端末線より下方
    に位置する前記シルインナーの端末線に沿つてア
    ーク溶接することによつてリヤホイールハウスア
    ウター、シルインナー及びシルアウターの三者を
    結合するようにしたことを特徴とする車両におけ
    るシルとリヤホイールハウスとの結合部構造。
JP6770686U 1986-05-07 1986-05-07 Expired JPH0431901Y2 (ja)

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JP6770686U JPH0431901Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07

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JPS62179877U JPS62179877U (ja) 1987-11-14
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JP4706930B2 (ja) * 2006-06-12 2011-06-22 マツダ株式会社 車両の側部車体構造

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JPS62179877U (ja) 1987-11-14

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