JP3206140B2 - バンパ取付構造 - Google Patents
バンパ取付構造Info
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- JP3206140B2 JP3206140B2 JP27404392A JP27404392A JP3206140B2 JP 3206140 B2 JP3206140 B2 JP 3206140B2 JP 27404392 A JP27404392 A JP 27404392A JP 27404392 A JP27404392 A JP 27404392A JP 3206140 B2 JP3206140 B2 JP 3206140B2
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- JP
- Japan
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- bumper
- side member
- mounting structure
- bracket
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- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R19/00—Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
- B60R19/02—Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
- B60R19/24—Arrangements for mounting bumpers on vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バンパ取付構造に関
し、詳しくは、バンパビームに突設したバンパステイ
を、サイドメンバの前方端部内に差し込んで固定したバ
ンパ取付構造に関する。
し、詳しくは、バンパビームに突設したバンパステイ
を、サイドメンバの前方端部内に差し込んで固定したバ
ンパ取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、図６に示すようなバンパの取
付構造がある。このような取付構造では、バンパ１は、
バンパステイ２を車両後方へ向けて突設したバンパビー
ム３を備えている。
付構造がある。このような取付構造では、バンパ１は、
バンパステイ２を車両後方へ向けて突設したバンパビー
ム３を備えている。
【０００３】バンパ１は、そのバンパステイ２をサイド
メンバ４の前方端部４ａ内に差し込み、しかる後、バン
パステイ２をボルト５を用いてサイドメンバ４に固定す
るようにしていた。
メンバ４の前方端部４ａ内に差し込み、しかる後、バン
パステイ２をボルト５を用いてサイドメンバ４に固定す
るようにしていた。
【０００４】なお、６はバンパステイ２の底板２ａに予
め溶着固定され、ボルト５が締結されるナットである。
め溶着固定され、ボルト５が締結されるナットである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バンパ
取付構造では、バンパ１の重心Ｇがバンパステイ３より
もバンパフェイシャ７側に離れているため、バンパ１の
取り付け時に、バンパ１が回転するので、バンパ１を支
えていないと、その取付作業をスムーズに行うことがで
きなかった。
取付構造では、バンパ１の重心Ｇがバンパステイ３より
もバンパフェイシャ７側に離れているため、バンパ１の
取り付け時に、バンパ１が回転するので、バンパ１を支
えていないと、その取付作業をスムーズに行うことがで
きなかった。
【０００６】そこで、従来より、図７に示すようなバン
パの取付構造が提案されている。この取付構造では、バ
ンパステイ２の底板２ａに爪片８を切り起こして形成す
るとともに、該爪片に対応させて、サイドメンバ４の前
方端部４ａ内の底板４ｂに孔９を設け、バンパ１の取り
付け時に、爪片８を孔９に掛けてバンパ１を仮固定して
安定させ、これによって、バンパ１の取付作業をスムー
ズに行うことができるようにしている。
パの取付構造が提案されている。この取付構造では、バ
ンパステイ２の底板２ａに爪片８を切り起こして形成す
るとともに、該爪片に対応させて、サイドメンバ４の前
方端部４ａ内の底板４ｂに孔９を設け、バンパ１の取り
付け時に、爪片８を孔９に掛けてバンパ１を仮固定して
安定させ、これによって、バンパ１の取付作業をスムー
ズに行うことができるようにしている。
【０００７】しかしながら、上記バンパ取付構造では、
外部から見えないところで、爪片８を孔９に掛けるよう
にしているため、該爪片の嵌合作業に手間がかかり、バ
ンパ１の取付作業性が低下する欠点があった。
外部から見えないところで、爪片８を孔９に掛けるよう
にしているため、該爪片の嵌合作業に手間がかかり、バ
ンパ１の取付作業性が低下する欠点があった。
【０００８】また、上記バンパ取付構造では、爪片８を
孔９に掛ける際に、該爪片によってサイドメンバ４の底
板４ｂを擦ってしまうので、該底板における塗装が剥さ
れ、その部分で錆が生じたりする不具合いがあった。
孔９に掛ける際に、該爪片によってサイドメンバ４の底
板４ｂを擦ってしまうので、該底板における塗装が剥さ
れ、その部分で錆が生じたりする不具合いがあった。
【０００９】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、バンパの取付作業性を向上させることができるとと
もに、サイドメンバの前方端部内において錆の発生を可
及的に防止することができるバンパ取付構造を提供する
ことを目的とする。
で、バンパの取付作業性を向上させることができるとと
もに、サイドメンバの前方端部内において錆の発生を可
及的に防止することができるバンパ取付構造を提供する
ことを目的とする。
【００１０】本発明では、上記目的を達成するために、
バンパステイにバンパビームを突設するともに、サイド
メンバの前方端部内にバンパブラケットを配設し、上記
バンパビームを上記サイドメンバの前方端部内に差し込
んで取付けるようにしたバンパ取付構造において、上記
バンパブラケットは、孔が穿設された傾斜部を有するも
のであって、上記サイドメンバの両側壁に固着され、該
傾斜部により車両前方に向かって拡開するスペースが上
記サイドメンバの前方端部内に形成され、上記バンパス
テイの基部の近傍の底板には、該基部側へ向かって下方
へ突出するようにその一部を切り出して爪部が押し出し
成形され、上記バンパステイの先端部の上部には位置決
め用段部が形成され、上記サイドメンバの前方端部内に
は、上記位置決め用段部に対応して、該サイドメンバの
前方端部の側壁の一部を切り起こしてストッパが一体に
形成され、さらに、上記サイドメンバの前方端部付近が
下方に湾曲され、該サイドメンバの前方端部の底部の最
下位置に挿通孔が穿設されており、もって、バンパの取
り付けに際し、上記バンパステイを上記バンパブラケッ
トの傾斜部に沿って上記スペース内に挿入すると、上記
バンパステイの位置決め用段部が上記ストッパに係合さ
れるとともに、上記バンパステイの底板の爪部が上記バ
ンパブラケットの傾斜部の孔に係合されて、上記バンパ
が上記サイドメンバに仮固定された構成としている。
バンパステイにバンパビームを突設するともに、サイド
メンバの前方端部内にバンパブラケットを配設し、上記
バンパビームを上記サイドメンバの前方端部内に差し込
んで取付けるようにしたバンパ取付構造において、上記
バンパブラケットは、孔が穿設された傾斜部を有するも
のであって、上記サイドメンバの両側壁に固着され、該
傾斜部により車両前方に向かって拡開するスペースが上
記サイドメンバの前方端部内に形成され、上記バンパス
テイの基部の近傍の底板には、該基部側へ向かって下方
へ突出するようにその一部を切り出して爪部が押し出し
成形され、上記バンパステイの先端部の上部には位置決
め用段部が形成され、上記サイドメンバの前方端部内に
は、上記位置決め用段部に対応して、該サイドメンバの
前方端部の側壁の一部を切り起こしてストッパが一体に
形成され、さらに、上記サイドメンバの前方端部付近が
下方に湾曲され、該サイドメンバの前方端部の底部の最
下位置に挿通孔が穿設されており、もって、バンパの取
り付けに際し、上記バンパステイを上記バンパブラケッ
トの傾斜部に沿って上記スペース内に挿入すると、上記
バンパステイの位置決め用段部が上記ストッパに係合さ
れるとともに、上記バンパステイの底板の爪部が上記バ
ンパブラケットの傾斜部の孔に係合されて、上記バンパ
が上記サイドメンバに仮固定された構成としている。
【００１１】
【実施例】以下、本発明に係るバンパ取付構造の一実施
例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１２】図１〜図５は、本発明の一実施例を示すも
のである。なお、説明の便宜上、図１〜図５において、
図６および図７に示したものと同一機能を有する要素に
ついては同一の符号を附し、その要素の詳細な説明を省
略する。
のである。なお、説明の便宜上、図１〜図５において、
図６および図７に示したものと同一機能を有する要素に
ついては同一の符号を附し、その要素の詳細な説明を省
略する。
【００１３】本実施例のバンパ取付構造では、サイドメ
ンバ４の底板４ｂにバンパブラケット１０を配設して、
該サイドメンバ４の前方端部４ａ内に前方に向かって拡
開するスペース１１を形成している。
ンバ４の底板４ｂにバンパブラケット１０を配設して、
該サイドメンバ４の前方端部４ａ内に前方に向かって拡
開するスペース１１を形成している。
【００１４】また、本実施例では、バンパステイ２の先
端部２ｂの上部に位置決め用段部１２を設けるととも
に、該位置決め用段部１２に対応して、スペース１１の
深部にストッパ１３を突設している。ストッパ１３は、
サイドメンバ４の前方端部４ａ内には、位置決め用段部
１２に対応して、該サイドメンバ４の前方端部４ａの側
壁の一部を切り起こして一体に形成されている。
端部２ｂの上部に位置決め用段部１２を設けるととも
に、該位置決め用段部１２に対応して、スペース１１の
深部にストッパ１３を突設している。ストッパ１３は、
サイドメンバ４の前方端部４ａ内には、位置決め用段部
１２に対応して、該サイドメンバ４の前方端部４ａの側
壁の一部を切り起こして一体に形成されている。
【００１５】バンパブラケット１０は、図２および図３
に詳しく示されるように、スペース１１が車両前方に向
かって拡開するように傾斜された傾斜部１０ａを有し、
全体的に湾曲されている。
に詳しく示されるように、スペース１１が車両前方に向
かって拡開するように傾斜された傾斜部１０ａを有し、
全体的に湾曲されている。
【００１６】バンパブラケット１０の傾斜部１０ａに
は、図２および図４に詳しく示されるように、複数のボ
ルト挿通孔１４と、後述するバンパステイ２の爪部１５
が係合される孔１６が穿設されている。
は、図２および図４に詳しく示されるように、複数のボ
ルト挿通孔１４と、後述するバンパステイ２の爪部１５
が係合される孔１６が穿設されている。
【００１７】また、バンパブラケット１０に設けた複数
のボルト挿通孔１４に対応して、サイドメンバ４の前方
端部４ａの底板４ｂに少し大きめの複数の挿通孔１７が
穿設されている。
のボルト挿通孔１４に対応して、サイドメンバ４の前方
端部４ａの底板４ｂに少し大きめの複数の挿通孔１７が
穿設されている。
【００１８】これとともに、これらの複数の挿通孔１７
が最下に位置するように、サイドメンバ４の底板４ｂの
前方端部４ａ付近が下方に湾曲されている。
が最下に位置するように、サイドメンバ４の底板４ｂの
前方端部４ａ付近が下方に湾曲されている。
【００１９】バンパステイ２は、図２に示されるよう
に、その基部２ｃから先端部２ｂに向かって縦長手方向
断面略三角形状に先細に形成されている。
に、その基部２ｃから先端部２ｂに向かって縦長手方向
断面略三角形状に先細に形成されている。
【００２０】また、バンパステイ２は、その先端部２ｂ
を除いて、その上部にブレイス１８が配設されており、
これによって、閉断面に形成されている。
を除いて、その上部にブレイス１８が配設されており、
これによって、閉断面に形成されている。
【００２１】バンパステイ２の基部２ｃ近傍の底板２ａ
には、下方へ向けて爪部１５が突設されている。この爪
部１５は、バンパステイ２の基部２ｃ側へ向かって大き
く下方へ突出するように一部を切り出して押し出し成形
されている。
には、下方へ向けて爪部１５が突設されている。この爪
部１５は、バンパステイ２の基部２ｃ側へ向かって大き
く下方へ突出するように一部を切り出して押し出し成形
されている。
【００２２】爪部１５により、バンパステイ２の基部２
ｃ側が係止される側となるとともに、その先端部２ｂ側
がスムーズに底板２ａに連続されている。
ｃ側が係止される側となるとともに、その先端部２ｂ側
がスムーズに底板２ａに連続されている。
【００２３】さらに、バンパステイ２の底板２ａには、
バンパブラケット１０に設けた複数のボルト挿通孔１４
に対応して、複数の挿通孔１９が穿設され、これらに挿
通孔１９の上部にナット６がそれぞれ溶着されている。
バンパブラケット１０に設けた複数のボルト挿通孔１４
に対応して、複数の挿通孔１９が穿設され、これらに挿
通孔１９の上部にナット６がそれぞれ溶着されている。
【００２４】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例では、まず、そのバンパステイ２をサイドメン
バ４の前方端部４ａ内のスペース１１内に挿入する。
本実施例では、まず、そのバンパステイ２をサイドメン
バ４の前方端部４ａ内のスペース１１内に挿入する。
【００２５】このとき、スペース１１が奥に向かって狭
く形成されているので、バンパスペーサ２がスムーズに
スペース１１内部に案内され、所定の位置でバンパステ
イ２の位置決め用段部１２とストッパ１３が係合される
とともに、バンパブラケット１０の孔１６にバンパステ
イ２の爪部１５が嵌入される。
く形成されているので、バンパスペーサ２がスムーズに
スペース１１内部に案内され、所定の位置でバンパステ
イ２の位置決め用段部１２とストッパ１３が係合される
とともに、バンパブラケット１０の孔１６にバンパステ
イ２の爪部１５が嵌入される。
【００２６】これによって、バンパは、位置決め用段部
１２とストッパ１３が係合されることによって位置決め
および仮固定され、特に、孔１６に爪部１５が嵌入され
ることによってサイドメンバ４への仮固定が確実になさ
れる。
１２とストッパ１３が係合されることによって位置決め
および仮固定され、特に、孔１６に爪部１５が嵌入され
ることによってサイドメンバ４への仮固定が確実になさ
れる。
【００２７】なお、バンパステイ２をサイドメンバ４の
スペース１１内に挿入するに際して、スペース１１が奥
に向かって狭く形成されているのに加えて、バンパステ
イ２も先細に形成されているので、該バンパステイ２は
バンパブラケット１０の傾斜部１０ａに沿って滑るよう
に案内される。
スペース１１内に挿入するに際して、スペース１１が奥
に向かって狭く形成されているのに加えて、バンパステ
イ２も先細に形成されているので、該バンパステイ２は
バンパブラケット１０の傾斜部１０ａに沿って滑るよう
に案内される。
【００２８】これによって、バンパステイ２は、サイド
メンバ４のスペース１１内にその底板４ａを傷付けるこ
と無く、スムーズに挿入される。
メンバ４のスペース１１内にその底板４ａを傷付けるこ
と無く、スムーズに挿入される。
【００２９】また、スペース１１が奥に向かって狭く形
成されるとともに、バンパステイ２も先細に形成されて
いることに加えて、位置決め用段部１２とストッパ１３
が係合されることによって、バンパ１を取り付けるに際
して、バンパステイ２をサイドメンバ４のスペース１１
内に挿入すると、該バンパがその自重によって回転した
りしない。
成されるとともに、バンパステイ２も先細に形成されて
いることに加えて、位置決め用段部１２とストッパ１３
が係合されることによって、バンパ１を取り付けるに際
して、バンパステイ２をサイドメンバ４のスペース１１
内に挿入すると、該バンパがその自重によって回転した
りしない。
【００３０】このように、そのバンパステイ２をサイド
メンバ４の前方端部４ａ内に差し込むだけで、サイドメ
ンバ４の底板４ａを傷付けること無く、しかも位置決め
および仮固定がなされる。
メンバ４の前方端部４ａ内に差し込むだけで、サイドメ
ンバ４の底板４ａを傷付けること無く、しかも位置決め
および仮固定がなされる。
【００３１】しかる後、ボルト５をサイドメンバ４の孔
１７およびバンパブラケット１０の孔１４を介してバン
パステイ２のナット６に締結することによって、バンパ
１はサイドメンバ４に固定される。
１７およびバンパブラケット１０の孔１４を介してバン
パステイ２のナット６に締結することによって、バンパ
１はサイドメンバ４に固定される。
【００３２】なお、このとき、ボルト５の締結に失敗し
た場合には、サイドメンバ４の底板４ａが湾曲されてい
ることから、このボルト５はサイドメンバ４の孔１７を
介して自動的に排出され、ボルト締結作業のより一層の
効率化をはかることができる。
た場合には、サイドメンバ４の底板４ａが湾曲されてい
ることから、このボルト５はサイドメンバ４の孔１７を
介して自動的に排出され、ボルト締結作業のより一層の
効率化をはかることができる。
【００３３】
【発明の効果】本発明に係るバンパ取付構造によれば、
バンパステイにバンパビームを突設するともに、サイド
メンバの前方端部内にバンパブラケットを配設し、上記
バンパビームを上記サイドメンバの前方端部内に差し込
んで取付けるようにしたバンパ取付構造において、上記
バンパブラケットは、孔が穿設された傾斜部を有するも
のであって、上記サイドメンバの両側壁に固着され、該
傾斜部により車両前方に向かって拡開するスペースが上
記サイドメンバの前方端部内に形成され、上記バンパス
テイの基部の近傍の底板には、該基部側へ向かって下方
へ突出するようにその一部を切り出して爪部が押し出し
成形され、上記バンパステイの先端部の上部には位置決
め用段部が形成され、上記サイドメンバの前方端部内に
は、上記位置決め用段部に対応して、該サイドメンバの
前方端部の側壁の一部を切り起こしてストッパが一体に
形成され、さらに、上記サイドメンバの前方端部付近が
下方に湾曲され、該サイドメンバの前方端部の底部の最
下位置に挿通孔が穿設されており、もって、バンパの取
り付けに際し、上記バンパステイを上記バンパブラケッ
トの傾斜部に沿って上記スペース内に挿入すると、上記
バンパステイの位置決め用段部が上記ストッパに係合さ
れるとともに、上記バンパステイの底板の爪部が上記バ
ンパブラケットの傾斜部の孔に係合されて、上記バンパ
が上記サイドメンバに仮固定され構成としているので、
次ぎのような効果が得られる。
バンパステイにバンパビームを突設するともに、サイド
メンバの前方端部内にバンパブラケットを配設し、上記
バンパビームを上記サイドメンバの前方端部内に差し込
んで取付けるようにしたバンパ取付構造において、上記
バンパブラケットは、孔が穿設された傾斜部を有するも
のであって、上記サイドメンバの両側壁に固着され、該
傾斜部により車両前方に向かって拡開するスペースが上
記サイドメンバの前方端部内に形成され、上記バンパス
テイの基部の近傍の底板には、該基部側へ向かって下方
へ突出するようにその一部を切り出して爪部が押し出し
成形され、上記バンパステイの先端部の上部には位置決
め用段部が形成され、上記サイドメンバの前方端部内に
は、上記位置決め用段部に対応して、該サイドメンバの
前方端部の側壁の一部を切り起こしてストッパが一体に
形成され、さらに、上記サイドメンバの前方端部付近が
下方に湾曲され、該サイドメンバの前方端部の底部の最
下位置に挿通孔が穿設されており、もって、バンパの取
り付けに際し、上記バンパステイを上記バンパブラケッ
トの傾斜部に沿って上記スペース内に挿入すると、上記
バンパステイの位置決め用段部が上記ストッパに係合さ
れるとともに、上記バンパステイの底板の爪部が上記バ
ンパブラケットの傾斜部の孔に係合されて、上記バンパ
が上記サイドメンバに仮固定され構成としているので、
次ぎのような効果が得られる。
【００３４】すなわち、本発明では、上記サイドメンバ
の前方端部内のスペースが奥に向かって狭く形成されて
おり、しかも、上記バンパブラケットに傾斜部を設けた
ことにより、上記バンパステイを上記サイドメンバの前
方端部内のスペース内に挿入する際、上記バンパステイ
が上記バンパブラケットの傾斜部に沿って滑るように案
内され、スムーズに上記スペース内に案内される。した
がって、上記バンパステイを上記サイドメンバの前方端
部内に挿入するだけで、上記バンパステイが上記サイド
メンバの底板を傷つけることも無く、バンパを所定位置
に容易に仮固定することができ、それ故に、錆の発生も
防止される。
の前方端部内のスペースが奥に向かって狭く形成されて
おり、しかも、上記バンパブラケットに傾斜部を設けた
ことにより、上記バンパステイを上記サイドメンバの前
方端部内のスペース内に挿入する際、上記バンパステイ
が上記バンパブラケットの傾斜部に沿って滑るように案
内され、スムーズに上記スペース内に案内される。した
がって、上記バンパステイを上記サイドメンバの前方端
部内に挿入するだけで、上記バンパステイが上記サイド
メンバの底板を傷つけることも無く、バンパを所定位置
に容易に仮固定することができ、それ故に、錆の発生も
防止される。
【００３５】しかも、本発明では、上記位置決め用段部
と上記ストッパが係合されるとともに、上記爪部が上記
バンパブラケットの傾斜部の孔に嵌入されることによ
り、バンパの位置決めおよび仮固定が確実に楽にかつ容
易にできる。このとき、上記バンパが回転したりしない
ので、上記バンパステイを上記サイドメンバに固定する
ボルト締結作業の間、作業者はバンパ本体を支えておく
必要がなくなり、したがって、バンパの取付作業性の向
上を図ることができる。
と上記ストッパが係合されるとともに、上記爪部が上記
バンパブラケットの傾斜部の孔に嵌入されることによ
り、バンパの位置決めおよび仮固定が確実に楽にかつ容
易にできる。このとき、上記バンパが回転したりしない
ので、上記バンパステイを上記サイドメンバに固定する
ボルト締結作業の間、作業者はバンパ本体を支えておく
必要がなくなり、したがって、バンパの取付作業性の向
上を図ることができる。
【００３６】また、上記サイドメンバの底部が下方に湾
曲され、押通孔が底部の最下に位置されていることによ
り、ボルトの締結時に該ボルトの締結作業に失敗して
も、このボルトはサイドメンバの孔を介して自動的にサ
イドメンバ外に排出されるので、バンパ取付け作業のよ
り一層の効率化を図ることができる。さらにまた、上記
位置決め用段部、上記ストッパ、上記爪部、上記バンパ
ブラケットの傾斜部の孔は、上記サイドメンバ又は上記
バンパステイに一体に成形することができるので、これ
らの係合部および嵌合部を設けても部品点数の増加はな
く、コストダウンを図ることができる。
曲され、押通孔が底部の最下に位置されていることによ
り、ボルトの締結時に該ボルトの締結作業に失敗して
も、このボルトはサイドメンバの孔を介して自動的にサ
イドメンバ外に排出されるので、バンパ取付け作業のよ
り一層の効率化を図ることができる。さらにまた、上記
位置決め用段部、上記ストッパ、上記爪部、上記バンパ
ブラケットの傾斜部の孔は、上記サイドメンバ又は上記
バンパステイに一体に成形することができるので、これ
らの係合部および嵌合部を設けても部品点数の増加はな
く、コストダウンを図ることができる。
【００３７】加えて、本発明では、上記バンパを仮固定
することができるので、該バンパを上記サイドメンバに
セットするセット工程と、ボルトを締結して、上記バン
パを上記サイドメンバに固定する締め付け工程とに組み
付け作業を分けることができるので、工程の割付の自由
度を大きくすることができる。
することができるので、該バンパを上記サイドメンバに
セットするセット工程と、ボルトを締結して、上記バン
パを上記サイドメンバに固定する締め付け工程とに組み
付け作業を分けることができるので、工程の割付の自由
度を大きくすることができる。
【００３８】さらに加えて、本発明では、上記バンパス
テイを上記サイドメンバの前方端部内に挿入するだけ
で、上記バンパを所定位置に仮固定することができるの
で、自動組み付けへの対応が容易である。
テイを上記サイドメンバの前方端部内に挿入するだけ
で、上記バンパを所定位置に仮固定することができるの
で、自動組み付けへの対応が容易である。
【図１】本発明に係るバンパ取付構造の一実施例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】本発明に係るバンパ取付構造の一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図３】本発明に係るバンパ取付構造の一実施例を示す
図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】本発明に係るバンパ取付構造の一実施例のサイ
ドメンバの前方端部を示す分解斜視図である。
ドメンバの前方端部を示す分解斜視図である。
【図５】本発明に係るバンパ取付構造の一実施例のバン
パステイを一部切り欠いて示す分解斜視図である。
パステイを一部切り欠いて示す分解斜視図である。
【図６】従来のバンパ取付構造を示す縦断面図である。
【図７】従来のバンパ取付構造を示す縦断面図である。
１ バンパ ２ バンパステイ ２ｂ 先端部 ３ バンパビーム ４ サイドメンバ ４ａ 前方端部 ４ｂ 底板 １０ バンパブラケット １１ スペース １２ 位置決め用段部 １３ ストッパ １５ 爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−143953（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−84058（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−198151（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−189962（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 19/24
Claims (1)
- 【請求項１】 バンパステイにバンパビームを突設する
ともに、サイドメンバの前方端部内にバンパブラケット
を配設し、上記バンパビームを上記サイドメンバの前方
端部内に差し込んで取付けるようにしたバンパ取付構造
において、 上記バンパブラケットは、孔が穿設された傾斜部を有す
るものであって、上記サイドメンバの両側壁に固着さ
れ、該傾斜部により車両前方に向かって拡開するスペー
スが上記サイドメンバの前方端部内に形成され、 上記バンパステイの基部の近傍の底板には、該基部側へ
向かって下方へ突出するようにその一部を切り出して爪
部が押し出し成形され、上記バンパステイの先端部の上
部には位置決め用段部が形成され、 上記サイドメンバの前方端部内には、上記位置決め用段
部に対応して、該サイドメンバの前方端部の側壁の一部
を切り起こしてストッパが一体に形成され、 さらに、上記サイドメンバの前方端部付近が下方に湾曲
され、該サイドメンバの前方端部の底部の最下位置に挿
通孔が穿設されており、 もって、バンパの取り付けに際し、上記バンパステイを
上記バンパブラケットの傾斜部に沿って上記スペース内
に挿入すると、上記バンパステイの位置決め用段部が上
記ストッパに係合されるとともに、上記バンパステイの
底板の爪部が上記バンパブラケットの傾斜部の孔に係合
されて、上記バンパが上記サイドメンバに仮固定される
ことを特徴とするバンパ取付構造。
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