JPH0215690Y2 - - Google Patents

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JPH0215690Y2
JPH0215690Y2 JP1983087500U JP8750083U JPH0215690Y2 JP H0215690 Y2 JPH0215690 Y2 JP H0215690Y2 JP 1983087500 U JP1983087500 U JP 1983087500U JP 8750083 U JP8750083 U JP 8750083U JP H0215690 Y2 JPH0215690 Y2 JP H0215690Y2
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JP
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door
opening
grommet
diameter portion
inner panel
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JP1983087500U
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JPS59192416U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はドアサツシユの取付作業性が向上さ
れる自動車のドア装置に関するものである。
(従来技術) 自動車のドア装置には、特開昭58−73420号公
報に示すように、ドアガラスの端縁部を保持する
ドアサツシユのブラケツトを溶接固定し、そのブ
ラケツトをドアの構成要素であるインナパネルに
ボルト・ナツトにより固定したものがある。
このものにおいては、インナパネルから所定間
隔だけ離間したドアサツシユの適正な取付位置を
決めるために、ブラケツトの車幅方向幅はドアサ
ツシユの車幅方向幅よりもはるかに長く(インナ
パネルとアウタパネルの上端開口幅以上)設定さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記自動車のドア装置においては、ブ
ラケツトの車幅方向幅がドアサツシユの車幅方向
幅よりもはるかに長いことから、インナパネルと
アウタパネルとを結合してドアを形成した後に、
インナパネルとアウタパネルの上端開口からドア
サツシユ及びブラケツトを挿入して、それらの組
付けを行うことができず、インナパネルとアウタ
パネルの結合前に、インナパネルにドアサツシユ
をブラケツトを介して予め取付けることになつて
いる。このため、そのドアサツシユ及びブラケツ
トが突出物となつてドア形成の際の作業を邪魔
し、作業性を低下させている。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、インナパネルとアウタパネルとを結合
してドアを形成した後に、ドアサツシユの取付け
を可能として、ドア形成の際の作業性を向上させ
る自動車のドア装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために本考案にあつては、 ドアのインナパネルとアウタパネルとの間に上
下方向に延びるようにしてドアサツシユが配置さ
れており、 前記ドアサツシユには、該ドアサツシユの車幅
方向幅と略同じ車幅方向幅のブラケツトが、前記
インナパネルと前記アウタパネルとの間において
取付けられており、 前記インナパネルに開口が形成されていると共
に、前記ブラケツトに前記開口に対向して該開口
よりも縮径された係合孔が形成されており、 前記開口および係合孔には、頭部と拡縮可能な
脚部とからなる筒状グロメツトが該脚部をもつて
室内側から挿入されており、 前記グロメツトの脚部は、該グロメツトの頭部
から先端側に向けて所定距離だけ延びて前記開口
に対して圧入状態となる大径部と、該大径部より
先端側において該大径部よりも縮径されて前記係
合孔に対して圧入状態となる小径部とを有してお
り、 前記大径部には、前記グロメツトの頭部と協働
して前記開口周縁部を挟持する第1係止部が設け
られており、 前記小径部には、該小径部と前記大径部とが形
成する段差面と協働して前記ブラケツトの係合孔
周縁部を挟持する第2係止部が設けられており、 前記グロメツトの貫通孔にはボルトがねじ込ま
れている、 構成としてある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案に係る自動車のドア装置を示
す縦断面図であり、同図において1はドアで、該
ドア1はインナパネル1aとアウタパネル1bと
からなり、これら両パネル1a,1bの間に上下
方向に延びるドアサツシユ2が配置されている。
ドアサツシユ2は、たとえば第2図で示される
ように、略中央部に車体幅方向の仕切壁2aが設
けられ、この仕切壁2aの両側において前方に延
出された側壁2b1,2b2と該側壁2b1,2b2に連
続して後方に延出された側壁2c1,2c2とを有す
る断面形状になつている。そして、前方に延出さ
れた側壁2b1,2b2間にゴム製のランチヤンネル
3が嵌合され、これによつてドアガラス4の端縁
部が摺動自在に挟持されるようになつている。
第1図および第2図において、5はブラケツト
で、該ブラケツト5はL形に形成され、一方の片
5aが上記ドアサツシユ2の仕切壁2aの後面に
溶接によつて固着され、他方の片5bが後方に延
出された側壁2c2の切欠部6に対応して後方に延
びている。そして、他方の片5bに係合孔7が形
成されている。
8はグロメツトを示す。このグロメツト8はド
アサツシユ2をドア1のインナパネル1aに固定
するためのものであつて、合成樹脂によつて成形
され、第3図で明らかなように頭部8Aと脚部8
Bとを有している。上記脚部8Bは頭部8Aに連
続する大径部8aと該大径部8aの先端に連設さ
れた小径部8bとからなる。そして、大径部8a
における頭部8Aの近傍に第1係止部9が、たて
えば周方向に2個形成されている。この第1係止
部9は前下りの緩やかな傾斜面9aと、該傾斜面
9aの後端から後下りに急峻に傾斜する傾斜面9
bとを有している。また、小径部8bにおける大
径部8aとの段差面10の近傍に第2係止部11
がたとえば周方向に2個形成されている。この第
2係止部11は前下りの緩やかな傾斜面11aと
該傾斜面11aの後端から後下りに急峻に傾斜す
る傾斜面11bとを有している。
上記グロメツト8には軸方向に貫通された貫通
孔12が設けられ、その脚部8Bには、上記貫通
孔12に達するスリツト13a,13bが該脚部
8Bの長手方向に延びるようにして形成されてい
る。
ドア1のインナパネル1aには第1図のように
開口1Aが形成され、該開口1Aの内径はグロメ
ツト8の脚部8Bにおける大径部8aが圧入可能
な大きさに設定され、ブラケツト5の他方の片5
bに形成されている係合孔7の内径は、脚部8B
における小径部8bが圧入可能な大きさに設定さ
れている。
したがつて、グロメツト8の脚部8Bを室内側
から開口1Aに挿入する場合、第1係止部9の緩
やかな傾斜面9aが開口1Aの内面に摺接するこ
とで大径部8aが径内方向に縮小され、急峻な傾
斜面9bが開口1Aの内面に対応することによつ
て大径部8aが径外方向に弾性復帰されて、第1
係止部9がインナパネル1aに係止された状態、
つまり第1係止部9と頭部8Aとでインナパネル
1aの開口1Aの外周縁部を挟着した状態が得ら
れる。
同時に、第2係止部11の緩やかな傾斜面11
aがブラケツト5の係合孔7の内面に摺接するこ
とで小径部8bが径内方向に縮小され、急峻な傾
斜面11bが係合孔7の内面に対応することによ
つて大径部8aが径外方向に弾性復帰されて、第
2係止部11がブラケツト5に係止された状態、
つまり第2係止部11と大径部8aの段差面10
とでブラケツト5の係合孔7の外周縁部を挟着し
た状態が得られる。
さらに、上記貫通孔12にボルト14がねじ込
まれることで、脚部8Bが径方向に拡大され、上
記第1、第2係止部9,11による係止がより強
固になされて、ドアサツシユ2がドア1のインナ
パネル1aに適確に固定される。
なお、上記グロメツト8によるドアサツシユ2
の固定は、ドアサツシユ2の図示されない下方位
置においても同様になされる。図中15はドアト
リム15である。
上記構成において、ドア1のインナパネル1a
に形成した開口1Aに室内側からグロメツト8を
挿入し、該グロメツト8の小径部8bをブラケツ
ト5の係合孔7に挿入させることで、ドアサツシ
ユ2がドア1のインナパネル1aに固定されるよ
うになされているから、グロメツト8の小径部8
bをブラケツト5の係合孔7に挿入することで、
必然的にドア1に対するドアサツシユ2の適正な
取付位置が確保されるので、位置決めが容易にな
る。また、インナパネル1aの開口1Aとブラケ
ツト5の係合孔7とにグロメツト8を挿入したの
ち、グロメツト8の貫通孔12にボルト14をね
じ込む簡単な作業によつて、ドアサツシユ2をド
ア1のインナパネル1aに固定できるから、従来
の溶接によるドアサツシユ2の固定と比較して、
取付作業性が大幅に向上する。
また、上述の取付作業は、インナパネル1aと
アウタパネル1bの上端開口からドアサツシユ2
およびブラケツト5を挿入して行われることにな
り、これにより、インナパネル1aとアウタパネ
ル1bとを結合してドア1を形成するに際して、
その結合前のインナパネル1aまたはアウタパネ
ル1bにドアサツシユ2およびブラケツト5を予
め取付けておくようなことが必要ではなくなり、
それらが突出物として作業の邪魔をするようなこ
とが回避できることになる。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、インナパネルとア
ウタパネルとを結合してドアを形成した後に、そ
のインナパネルとアウタパネルの上端開口からド
アサツシユおよびブラケツトを挿入して、取付作
業を行うことができ、インナパネルとアウタパネ
ルを結合してドアを形成する際に、結合前のイン
ナパネル等に突出物となるようなものを予め取付
けておく必要がなくなることから、ドア形成の際
の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のドア装置を示
す縦断面図、第2図は第1図における−線に
沿う断面図、第3図はグロメツトの斜視図であ
る。 1……ドア、1A……開口、1a……インナパ
ネル、1b……アウタパネル、2……ドアサツシ
ユ、5……ブラケツト、7……係合孔、8……グ
ロメツト、8A……頭部、8B……脚部、8a…
…大径部、8b……小径部、9……第1係止部、
11……第2係止部、12……貫通孔、14……
ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアのインナパネルとアウタパネルとの間に上
    下方向に延びるようにしてドアサツシユが配置さ
    れており、 前記ドアサツシユには、該ドアサツシユの車幅
    方向幅と略同じ車幅方向幅のブラケツトが、前記
    インナパネルと前記アウタパネルとの間において
    取付けられており、 前記インナパネルに開口が形成されていると共
    に、前記ブラケツトに前記開口に対向して該開口
    よりも縮径された係合孔が形成されており、 前記開口および係合孔には、頭部と拡縮可能な
    脚部とからなる筒状グロメツトが該脚部をもつて
    室内側から挿入されており、 前記グロメツトの脚部は、該グロメツトの頭部
    から先端側に向けて所定距離だけ延びて前記開口
    に対して圧入状態となる大径部と、該大径部より
    先端側において該大径部よりも縮径されて前記係
    合孔に対して圧入状態となる小径部とを有してお
    り、 前記大径部には、前記グロメツトの頭部と協働
    して前記開口周縁部を挟持する第1係止部が設け
    られており、 前記小径部には、該小径部と前記大径部とが形
    成する段差面と協働して前記ブラケツトの係合孔
    周縁部を挟持する第2係止部が設けられており、 前記グロメツトの貫通孔にはボルトがねじ込ま
    れている、 ことを特徴とする自動車のドア装置。
JP8750083U 1983-06-08 1983-06-08 自動車のドア装置 Granted JPS59192416U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8750083U JPS59192416U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 自動車のドア装置

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JP8750083U JPS59192416U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 自動車のドア装置

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Publication Number Publication Date
JPS59192416U JPS59192416U (ja) 1984-12-20
JPH0215690Y2 true JPH0215690Y2 (ja) 1990-04-26

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ID=30217412

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JP8750083U Granted JPS59192416U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 自動車のドア装置

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JP (1) JPS59192416U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873420A (ja) * 1981-10-26 1983-05-02 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ドアの後部ロワサツシユ取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873420A (ja) * 1981-10-26 1983-05-02 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ドアの後部ロワサツシユ取付構造

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JPS59192416U (ja) 1984-12-20

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