JPH06144295A - 車体の後部構造 - Google Patents

車体の後部構造

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JPH06144295A
JPH06144295A JP29739692A JP29739692A JPH06144295A JP H06144295 A JPH06144295 A JP H06144295A JP 29739692 A JP29739692 A JP 29739692A JP 29739692 A JP29739692 A JP 29739692A JP H06144295 A JPH06144295 A JP H06144295A
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JP
Japan
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lower back
vehicle body
panel
quarter
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JP29739692A
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English (en)
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Susumu Otsuka
大塚  晋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させることなく、リヤバンパ
の取付用の締結具によってワイヤーハーネスが損傷を受
けるのを防止することができる車体の後部構造を得るこ
とが目的である。 【構成】 クォータエクステンションパネル24の下端
部は、ロアバックパネル22の上端部との溶接部位W1
よりも更に車体下方側へ延設されている。この延設部2
4Aによって、リヤバンパ12の取付用のボルト42の
先端部42Aとワイヤーハーネス44との接触が防止さ
れる。従って、部品点数を増加させることなく、ワイヤ
ーハーネスがボルト42の先端部42Aによって損傷を
受けるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のクォータパネル
と、これらの後端部間に配置されたロアバックパネル
と、一対のクォータパネルとロアバックパネルの長手方
向両端部との接続部位にそれぞれ配置されるクォータエ
クステンションパネルと、を備えた車体の後部構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】車体の後端部にはロアバックパネルが車
体幅方向に沿って配置されており、このロアバックパネ
ルにリヤバンパがボルト及びナットで取り付けられてい
る。また、ロアバックパネルの車体前方側には、ロアバ
ックパネルの幅方向中央部に配置されるラッゲージロッ
クやライセンスプレートランプ等に給電するためのワイ
ヤーハーネスが車体幅方向に沿って配設されている(一
例として、実開平3−44080号公報参照)。
【0003】しかしながら、この公報に開示された構造
による場合、ワイヤーハーネスの最短配設経路がロアバ
ックパネルに形成されたリヤバンパ取付用のボルト挿通
孔の裏面側を通るので、ボルトを締め付けた際にボルト
の先端部がワイヤーハーネスと干渉してワイヤーハーネ
スに損傷を与えることがある。
【0004】このため、従来では以下に示す構造を採っ
ていた。すなわち、図9に示されるように、ロアバック
パネル100の車体前方側の面に樹脂製の袋ナット10
2を取り付け、この袋ナット102にリヤバンパ104
の取付用のボルト106を螺入させる構造を採ってい
た。この構造によれば、ワイヤーハーネス108をロア
バックパネル100の車体前方側に車両幅方向に沿って
配設した場合において、ワイヤーハーネス108と袋ナ
ット102の先端部とが接触しても、ワイヤーハーネス
108が損傷を受けることはない。また、別の方法とし
ては、図10に示されるように、ロアバックパネル10
0の上端部にスポット溶接により結合されたクォータエ
クステンションパネル110にブラケット112の上端
部をスポット溶接で取り付け、このブラケット112の
下端部に樹脂製のクリップ114を係止する構造を採っ
ていた。このクリップ114は弾性変形可能なC字状の
係止部114Aを備えており、この係止部114Aにワ
イヤーハーネス108が係止されるようになっている。
また、このクリップ114が係止される位置(高さ)
は、リヤバンパ104をロアバックパネル100に取り
付けるボルト106の先端部の位置よりも高く設定され
ている。従って、この構造においては、ボルト106の
先端部が露出状態とされるが、ボルト106の先端部と
ワイヤーハーネス108とが接触することはないので、
ワイヤーハーネス108が損傷を受けることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9及
び図10に示される構造による場合、袋ナット102や
クリップ114を用いる構造であるため、部品点数が増
加しコストアップに繋がるという問題点が生じる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、部品点数を増
加させることなく、リヤバンパの取付用の締結具によっ
てワイヤーハーネスが損傷を受けるのを防止することが
できる車体の後部構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る車体の後部構造は、車体後部における車体幅方向の
両側面に配置される一対のクォータパネルと、前記一対
のクォータパネルの後端部間に車体幅方向を長手方向と
して配置されると共にリヤバンパ取付用の孔を有するロ
アバックパネルと、前記一対のクォータパネルと前記ロ
アバックパネルの長手方向両端部との接続部位にそれぞ
れ配置されるクォータエクステンションパネルと、を備
え、前記クォータエクステンションパネルの下端部を前
記ロアバックパネルの上端部との溶接部位よりも車体下
方側へ延設させ、この延設された部分を、前記リヤバン
パ取付用の孔と、前記ロアバックパネルの車体前方側に
前記ロアバックパネルの長手方向に沿って配置されるワ
イヤーハーネスと、の間に配置したことを特徴としてい
る。
【0008】請求項2記載の本発明に係る車体の後部構
造は、請求項1記載の本発明において、前記クォータエ
クステンションパネルの延設された部分の下端部を前記
ロアバックパネルに結合させたことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の本発明に係る車体の後部構
造は、車体後部における車体幅方向の両側面に配置され
る一対のクォータパネルと、前記一対のクォータパネル
の後端部間に車体幅方向を長手方向として配置されたロ
アバックパネルと、前記一対のクォータパネルと前記ロ
アバックパネルの長手方向両端部との接続部位にそれぞ
れ配置されると共にリヤバンパ取付用の孔を有するクォ
ータエクステンションパネルと、を備え、前記ロアバッ
クパネルの上端部を前記クォータエクステンションパネ
ルの下端部との溶接部位よりも車体上方側へ延設させ、
この延設された部分を、前記リヤバンパ取付用の孔と、
前記ロアバックパネルの車体前方側に前記ロアバックパ
ネルの長手方向に沿って配置されるワイヤーハーネス
と、の間に配置したことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明に係る車体の後部構
造は、請求項3記載の本発明において、前記ロアバック
パネルの延設された部分の上端部を前記クォータエクス
テンションパネルに結合させたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、クォータエク
ステンションパネルの下端部をロアバックパネルの上端
部との溶接部位よりも車体下方側へ延設させ、この延設
された部分を、リヤバンパ取付用の孔と、ロアバックパ
ネルの車体前方側にロアバックパネルの長手方向に沿っ
て配置されるワイヤーハーネスと、の間に配置したの
で、リヤバンパ取付用の孔へリヤバンパ取付のための締
結具を挿入させても、締結具とワイヤーハーネスとが接
触することはない。つまり、クォータエクステンション
パネルの延設された部分が、締結具とワイヤーハーネス
とを非接触の状態に保持するための隔壁として機能す
る。従って、部品点数を増加させることなく、締結具に
よってワイヤーハーネスが損傷を受けることが防止され
る。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、クォータエクステンションパネ
ルの延設された部分の下端部をロアバックパネルに結合
させたので、クォータエクステンションパネルの延出さ
れた部分とロアバックパネルとによって閉断面部が形成
される。従って、リヤバンパを例えばバンパリテーナを
介してボルトでロアバックパネルに取り付ける場合の取
付剛性が向上される。
【0013】請求項3記載の本発明によれば、ロアバッ
クパネルの上端部をクォータエクステンションパネルの
下端部との溶接部位よりも車体上方側へ延設させ、この
延設された部分を、リヤバンパ取付用の孔と、ロアバッ
クパネルの車体前方側にロアバックパネルの長手方向に
沿って配置されるワイヤーハーネスと、の間に配置した
ので、リヤバンパ取付用の孔へリヤバンパ取付のための
締結具を挿入させても、締結具とワイヤーハーネスとが
接触することはない。つまり、ロアバックパネルの延設
された部分が、締結具とワイヤーハーネスとを非接触の
状態に保持するための隔壁として機能する。従って、部
品点数を増加させることなく、締結具によってワイヤー
ハーネスが損傷を受けることが防止される。
【0014】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
記載の本発明において、ロアバックパネルの延設された
部分の上端部をクォータエクステンションパネルに結合
させたので、ロアバックパネルの延出された部分とクォ
ータエクステンションパネルとによって閉断面部が形成
される。従って、リヤバンパを例えばバンパリテーナを
介してボルトでクォータエクステンションパネルに取り
付ける場合の取付剛性が向上される。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて、請求項1記載の
本発明に係る車体の後部構造の一実施例について説明す
る。なお、これらの図において、適宜示される矢印FR
は車体前方側を示し、矢印UPは車体上方側を示し、更
に矢印INは室内側を示すものとする。
【0016】図3に示されるように、車両10の後端部
には、平面視でコ字形のリヤバンパ12が配設されてい
る。なお、リヤバンパ12は、リヤバンパカバー、エネ
ルギーアブソーバ、リヤバンパリインフォースメント等
を備えている。また、リヤバンパ12の車両幅方向の中
間部にはライセンスプレート取付用の凹部14が形成さ
れており、この凹部14の両側部の内側にはそれぞれラ
イセンスプレートランプ16が配設されている。
【0017】一方、リヤバンパ12の長手方向の両端部
上側には、リヤコンビネーションランプ18がそれぞれ
配設されている。リヤコンビネーションランプ18は、
リヤターンシグナルランプ18A、ストップ&テールラ
ンプ18B、バックアップランプ18C等から成る。
【0018】上述したリヤバンパ12及びリヤコンビネ
ーションランプ18が取り付けられる車体の後部構造の
詳細について、図1及び図2を用いて以下に説明する。
【0019】車体の後部における車体幅方向の両側面に
は、クォータパネル20がそれぞれ配置されている。こ
れら一対のクォータパネル20の後端部間には、車体幅
方向を長手方向としてロアバックパネル22が配置され
ている。クォータパネル20の内側端部とロアバックパ
ネル22の車体幅方向側端部とは、スポット溶接により
結合されている。
【0020】また、ロアバックパネル22とクォータパ
ネル20との接続部位には、これらの車体前方側に正方
形状のクォータエクステンションパネル24が配置され
ている。クォータエクステンションパネル24の上端部
は、トルーフ26の下端部及びクォータパネル20の一
部とスポット溶接により結合されている。また、クォー
タエクステンションパネル24の外側端部は、クォータ
パネル20の内側端部とスポット溶接により結合されて
いる。さらに、クォータエクステンションパネル24の
下端部は、ロアバックパネル22の車体幅方向側の上端
部とスポット溶接により結合されている。
【0021】このクォータエクステンションパネル24
の中央部には、台形状の凹部28が形成されている。ま
た、クォータエクステンションパネル24の内側端部に
は、一対のランプ取付用孔30が形成されている。そし
て、凹部28にリヤコンビネーションランプ18(図3
参照)の内部構成部品を収容させた状態で、一対のラン
プ取付用孔30にボルト(図示省略)を螺入させること
により、リヤコンビネーションランプ18がリヤバンパ
12の両端部上側に取り付けられるようになっている。
なお、凹部28の底部中央に形成された貫通孔32は、
リヤコンビネーションランプ18の各ランプへの給電用
のワイヤーハーネス(図示省略)を挿通させるためのも
のである。
【0022】一方、ロアバックパネル22の車体幅方向
側の上端部付近には矩形状の凸部34が形成されてい
る。この凸部34の中央にはボルト挿通孔36が形成さ
れており、更に凸部34の車体前方側の面にはボルト挿
通孔36と同軸上にウエルドナット38が溶着されてい
る。そして、この凸部34において、リヤバンパ12が
取り付けられている。具体的には、リヤバンパ12を取
り付けるための断面L字形のリヤバンパリテーナ40
が、凸部34の車体後方側の面に密着して配置され、こ
の状態でボルト42がボルト挿通孔36を貫通してウエ
ルドナット38へ螺入されることにより、リヤバンパ1
2がロアバックパネル22の車体後方側の面に取り付け
られている。
【0023】さて、上述したリヤエクステンションパネ
ル24は、ロアバックパネル22の上端部との溶接部位
W1(図1参照)よりも更に車体下方側へ延設されてい
る(以下、この延設された部分を「延設部24A」とい
う)。より具体的には、延設部24Aは、凸部34と離
間する方向へ屈曲された後、車体下方側へ垂下されてい
る。そして、この延設部24Aは、前述したボルト挿通
孔36が形成された位置よりも若干下側まで延設されて
いる。この延設部24Aの車両前方側には、ロアバック
パネル22の長手方向に沿ってワイヤーハーネス44が
配置されている。なお、このワイヤーハーネス44は、
ライセンスプレートランプ16(図3参照)等への給電
用のものである。
【0024】以下に、本実施例の作用を説明する。リヤ
バンパリテーナ40をロアバックパネル22の凸部34
の車体後方側の端面に密着させ、この状態でボルト42
をウエルドナット38へ螺入させることにより、リヤバ
ンパ12がロアバックパネル22の車体後方側の端面に
取り付けられる。
【0025】ここで、ボルト42が螺入された状態で
は、ボルト42の先端部42Aがウエルドナット38を
貫通して突出するが、更にその前方側にリヤエクステン
ションパネル24の延設部24Aが位置されるので、ボ
ルト42の先端部42Aとワイヤーハーネス44とは非
接触の状態に保持される。すなわち、リヤエクステンシ
ョンパネル24に設けた延設部24Aが、ボルト42の
先端部42Aとワイヤーハーネス44とを非接触の状態
に保持するための隔壁として機能することになる。
【0026】このように本実施例では、リヤエクステン
ションパネル24に延設部24Aを設け、この延設部2
4Aによって、ボルト42が螺入された場合においても
ボルト42の先端部42Aとワイヤーハーネス44とを
非接触の状態に保持するように構成したので、ワイヤー
ハーネス44がボルト42の先端部42Aによって損傷
を受けることを防止することができる。
【0027】また、延設部24Aはリヤエクステンショ
ンパネル24の下端部を延設することにより形成される
ので、部品点数が増加することもない。従って、従来構
造に比ると、部品点数の削減、組付工程の削減を図るこ
とができると共に、コストダウンを図ることができる。
【0028】なお、本実施例では、ロアバックパネル2
2の凸部34の形状に合わせて、リヤエクステンション
パネル24の延設部24Aを凸部34と反対側(車体前
方側)へ屈曲させたが、これに限らず、図4に示される
ように、突出量が凸部34よりも若干多い突部51をロ
アバックパネル50に設けることで、リヤエクステンシ
ョンパネル52の延設部52Aを大きく屈曲させること
なくそのまま車体下方側へ垂下させる構成にしてもよ
い。なお、この図に示されるリヤエクステンションパネ
ル52の延設部52Aは、その下端部が車体後方側へ若
干屈曲されているが、これは延設部52Aの自由端側の
剛性を向上させるためである。
【0029】また、図5に示されるように、リヤエクス
テンションパネル24の車体前方側の面に敷設されるラ
ッゲージリヤトリム54を、リヤエクステンションパネ
ル24の上端部にクリップ56で係止するようにしても
よい。この構成によれば、ラッゲージリヤトリム54を
止めるための別物ブラケットを廃止することができる。
【0030】次に、図6を用いて、請求項2記載の本発
明に係る車体の後部構造の一実施例について説明する。
【0031】この図に示される構造は、図4に示される
構造を応用したものである。すなわち、この構造では、
リヤエクステンションパネル58の延設部58Aをフラ
ットな面で車体下方側へ延設させ、延設部58Aの下端
部をロアバックパネル22の凸部34の下側の溶接部位
W2にてスポット溶接で結合させている。これにより、
リヤエクステンションパネル58の延設部58Aとロア
バックパネル22の凸部34とによって閉断面部62が
形成されている。
【0032】この構造によれば、閉断面部62が形成さ
れたことにより、リヤバンパ12のボルト42による取
付部回りの取付剛性を向上させることができる。従っ
て、リヤバンパ12の取付状態がより一層安定する。
【0033】次に、図7及び図8を用いて、請求項3及
び請求項4記載の本発明に係る車体の後部構造の一実施
例について説明する。
【0034】この構造では、リヤエクステンションパネ
ル64の下端部に凸部66が形成されている。また、ロ
アバックパネル68は、リヤエクステンションパネル6
6の下端部との溶接部位W3よりも更に車体上方側へ延
設されている。つまり、この実施例では、ロアバックパ
ネル68側に延設部68Aが形成されている。そして、
この延設部68Aの上端部がリヤエクステンションパネ
ル64の凸部66の上端部の車体前方側の面に溶接部位
W4にてスポット溶接されている。これにより、ロアバ
ックパネル68の延設部68Aとリヤエクステンション
パネル64の凸部66とで閉断面部70が形成されてい
る。
【0035】この構造によっても、前述した図1に示さ
れる構造(請求項1)及び図6に示される構造(請求項
2)と同様の効果が得られる。また、この構造による場
合、図8に示されるように、リヤコンビネーションラン
プ18を取り付ける際に用いられるランプ取付用孔30
とリヤバンパ12の取付用のボルト挿通孔36とが同一
パネル(リヤエクステンションパネル64)に形成され
るので、リヤコンビネーションランプ18及びリヤバン
パ12を取り付けた場合の両者の見切り線間の隙間76
を均一な幅Pとすることができる。従って、リヤコンビ
ネーションランプ18及びリヤバンパ12の見切り線間
の隙間76の精度出しを容易かつ正確にすることができ
ると共に、車両10の外観品質を向上させることができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る車体の後部構造は、クォータエクステンショ
ンパネルの下端部をロアバックパネルの上端部との溶接
部位よりも車体下方側へ延設させ、この延設された部分
を、リヤバンパ取付用の孔と、ロアバックパネルの車体
前方側にロアバックパネルの長手方向に沿って配置され
るワイヤーハーネスと、の間に配置したので、部品点数
を増加させることなく、リヤバンパの取付用の締結具に
よってワイヤーハーネスが損傷を受けるのを防止するこ
とができるという優れた効果を有する。
【0037】さらに、請求項2記載の本発明に係る車体
の後部構造は、請求項1記載の本発明において、クォー
タエクステンションパネルの延設された部分の下端部を
ロアバックパネルに結合させたので、リヤバンパの取付
剛性を向上させることができるという優れた効果を有す
る。
【0038】また、請求項3記載の本発明に係る車体の
後部構造は、ロアバックパネルの上端部をクォータエク
ステンションパネルの下端部との溶接部位よりも車体上
方側へ延設させ、この延設された部分を、リヤバンパ取
付用の孔と、ロアバックパネルの車体前方側にロアバッ
クパネルの長手方向に沿って配置されるワイヤーハーネ
スと、の間に配置したので、部品点数を増加させること
なく、リヤバンパの取付用の締結具によってワイヤーハ
ーネスが損傷を受けるのを防止することができるという
優れた効果を有する。
【0039】さらに、請求項4記載の本発明に係る車体
の後部構造は、請求項3記載の本発明において、ロアバ
ックパネルの延設された部分の上端部をクォータエクス
テンションパネルに結合させたので、リヤバンパの取付
剛性を向上させることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明に係る車体の後部構造の
一実施例を示す図2の1−1線断面図である。
【図2】リヤコンビネーションランプを取り除いた状態
で図3のA線矢視部分を示す拡大図である。
【図3】図2に示される構造が適用された車両の後部を
示す斜視図である。
【図4】図1に示される実施例の変形例を示す図1に対
応する断面図である。
【図5】図1に示される実施例の他の変形例を示す図1
に対応する断面図である。
【図6】請求項2記載の本発明に係る車体の後部構造の
一実施例を示す図1に対応する断面図である。
【図7】請求項3及び請求項4記載の本発明に係る車体
の後部構造の一実施例を示す図1に対応する断面図であ
る。
【図8】図7に示される構造の効果を説明するための説
明図であり、図2に対応する拡大図である。
【図9】袋ナットを用いた従来例を示す図1に対応する
断面図である。
【図10】クリップを用いた従来例を示す図9に対応す
る断面図である。
【符号の説明】
12 リヤバンパ 20 クォータパネル 22 ロアバックパネル 24 クォータエクステンションパネル 24A 延設部 36 ボルト挿通孔(リヤバンパ取付用の孔) 44 ワイヤーハーネス 64 リヤエクステンションパネル 68 ロアバックパネル 68A 延設部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部における車体幅方向の両側面に
    配置される一対のクォータパネルと、 前記一対のクォータパネルの後端部間に車体幅方向を長
    手方向として配置されると共にリヤバンパ取付用の孔を
    有するロアバックパネルと、 前記一対のクォータパネルと前記ロアバックパネルの長
    手方向両端部との接続部位にそれぞれ配置されるクォー
    タエクステンションパネルと、 を備え、 前記クォータエクステンションパネルの下端部を前記ロ
    アバックパネルの上端部との溶接部位よりも車体下方側
    へ延設させ、 この延設された部分を、前記リヤバンパ取付用の孔と、
    前記ロアバックパネルの車体前方側に前記ロアバックパ
    ネルの長手方向に沿って配置されるワイヤーハーネス
    と、の間に配置したことを特徴とする車体の後部構造。
  2. 【請求項2】 前記クォータエクステンションパネルの
    延設された部分の下端部を前記ロアバックパネルに結合
    させたことを特徴とする請求項1記載の車体の後部構
    造。
  3. 【請求項3】 車体後部における車体幅方向の両側面に
    配置される一対のクォータパネルと、 前記一対のクォータパネルの後端部間に車体幅方向を長
    手方向として配置されたロアバックパネルと、 前記一対のクォータパネルと前記ロアバックパネルの長
    手方向両端部との接続部位にそれぞれ配置されると共に
    リヤバンパ取付用の孔を有するクォータエクステンショ
    ンパネルと、 を備え、 前記ロアバックパネルの上端部を前記クォータエクステ
    ンションパネルの下端部との溶接部位よりも車体上方側
    へ延設させ、 この延設された部分を、前記リヤバンパ取付用の孔と、
    前記ロアバックパネルの車体前方側に前記ロアバックパ
    ネルの長手方向に沿って配置されるワイヤーハーネス
    と、の間に配置したことを特徴とする車体の後部構造。
  4. 【請求項4】 前記ロアバックパネルの延設された部分
    の上端部を前記クォータエクステンションパネルに結合
    させたことを特徴とする請求項3記載の車体の後部構
    造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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