JP3523077B2 - ドアミラーの仮止め構造 - Google Patents

ドアミラーの仮止め構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアミラーをドア
にボルトで固定する際に、ドアミラーのベース部をドア
のミラー取付部に仮止めするためのドアミラーの仮止め
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアミラーをボルトでドアにで固定する
作業は、ドアミラーのベース部をドアのミラー取付部に
位置決めした状態で、ミラー取付部を貫通するボルトを
ベース部に螺入することにより行われる。このとき、作
業者が一方の手でドアミラーを持って位置決めしながら
他方の手でドライバーを操作しようとすると、作業性が
極めて悪いという問題がある。
【0003】そこで、ボルトの締結作業に先立ってドア
ミラーのベース部をドアのミラー取付部に仮止めするも
のが、実開平4−101747号公報により提案されて
いる。このものは、電動式のドアミラーのカプラーを該
ドアミラーのベース部にハーネスを介さずに直接固定し
ておき、このダイレクトカプラーに設けた係止片をドア
のミラー取付部に係合させてドアミラーを落下不能に仮
止めすることにより、ボルトの締結作業を容易に行える
ようにしている。
【0004】またドアミラーのベース部に係止用のタッ
ピングスクリューを途中まで螺入しておき、このタッピ
ングスクリューの頭部をドアのミラー取付部に形成した
係止孔に係合させてドアミラーをドアに仮止めする方法
も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記実開平
4−101747号公報に記載されたものは、特殊なダ
イレクトカプラーが必要となるためにコストが上昇する
問題がある。またタッピングスクリューの頭部を係止孔
に係合させてドアミラーを仮止めするものでは、タッピ
ングスクリューが余分な部品として必要になるだけでな
く、ドアのミラー取付部に形成した係止孔によって風漏
れ音が発生するという問題もある。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ドアミラーをボルトでドアに固定する際に、仮止め
用の特別の部材を用いることなく、簡単な構造でドアミ
ラーをドアに仮止めできるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、ドアミラーをドアに
ボルトで固定する際に、ドアミラーのベース部をドアの
ミラー取付部に仮止めするためのドアミラーの仮止め構
造であって、ベース部に設けられてミラー取付部に当接
するシール部材が、外側の第1シール部と、内側の第2
シール部と、第1、第2シール部よりも高い剛性を有し
て該第1、第2シール部を一体に接続する接続部とを備
えており、この接続部に設けた係止爪をミラー取付部に
設けた係止突起に係合させて前記仮止めを行うことを特
徴とする。
【0008】上記構成によれば、ベース部およびミラー
取付部の接合面をシールするシール部材の接続部に設け
た係止爪をミラー取付部に設けた係止突起に係合させて
ドアミラーの仮止めを行うので、特別の部材を必要とせ
ずに前記仮止めを行うことができる。またシール部材を
剛性の低いシール部と剛性の高い接続部とで構成し、前
記接続部に係止爪を設けたので、シール部におけるシー
ル性の確保と、接続部の係止爪における荷重支持強度の
確保とを両立させることができる。更に第1、第2シー
ル部を接続部で一体に接続したので、それらシール部お
よび接続部を別部材で構成する場合に比べて部品点数を
削減することができるだけでなく、係止爪に加わる荷重
を接続部から第1、第2シール部に分散して該係止爪の
荷重支持強度を一層高めることができる。
【0009】また請求項2に記載された発明は、前記第
1、第2シール部および前記接続部を一体成形したこと
を特徴とする。
【0010】上記構成によれば、ドアミラーのベース部
およびドアのミラー取付部間をシールする第1、第2シ
ール部と、係止爪を設けた接続部とを一体成形したの
で、第1、第2シール部と接続部22とを一層強固に一
体化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動車の左前部の斜視図、図2はドアミラー
およびミラー取付部の斜視図、図3は図1の3−3線拡
大断面図、図4は図3の要部拡大図、図5は図3の5−
5線矢視図である。
【0013】図1および図2に示すように、自動車の前
部左ドア1のドア本体部2の上縁と、ドアサッシュ3の
後縁と、ドアガラス4の前縁とに挟まれた領域に、三角
形のミラー取付部5が形成される。ドアミラー6は前記
ミラー取付部5に3本のボルト7…で固定される三角板
状のベース部8と、ベース部8と一体に形成されて車幅
方向外側に張り出す腕部9と、腕部9の先端に折り畳み
自在に支持された本体部10とから構成される。前記本
体部10は手動で折り畳まれるものでも、電動で折り畳
まれるものでも良い。以下、左側のドアミラー6の仮止
め構造について説明するが、右側のドアミラーについて
も構造および作用は同一である。
【0014】図3および図4を併せて参照すると明らか
なように、ミラー取付部5は三角形の取付基板11を備
えており、その取付基板11はドアサッシュ3およびド
アパネル12に溶接により固定される。取付基板11の
中央の締結部111 には、前記3本のボルト7…が貫通
する3個のボルト孔112 …と、ドアミラー6から延び
るハーネス13を導くハーネス挿通孔113 とが形成さ
れる。ドア本体部2およびドアサッシュ3の外周には、
車体のドア取付け開口14との間をシールするラバー製
のウエザーストリップ15,16が取り付けられる。ド
アサッシュ3は、車幅方向外側に延びて車体後方に折り
曲げられた係止突起31 を備えており、この係止突起3
1 はミラー取付部5の前縁に沿って延びている。
【0015】一方、前記ミラー取付部5に対向するドア
ミラー6のベース部8には、三角形のシール部材17が
2本のボルト18,18で固定される。シール部材17
はその周縁部を構成するゴム製の第1シール部20と、
その中央部を構成するゴム製の第2シール部21と、第
1、第2シール部20,21を一体に接続するポリプロ
ピレン製の接続部22とを一体に備えている。かかるシ
ール部材17は、予め成形した接続部22を金型内にセ
ットした状態で、第1、第2シール部20,21を成形
することにより一体成形される。図4および図5におい
て、第1シール部20および接続部22の接合ラインは
符号aで示され、第2シール部21および接続部22の
接合ラインは符号bで示される。
【0016】シール部材17の第1シール部20には、
その底辺を除く2辺に沿って2条のシールリップ2
1 ,202 が突設されており、これらシールリップ2
1 ,202 はミラー取付部5の外周部に当接する。ま
たシール部材17の第2シール部21には、取付基板1
1の締結部111 の外周部を囲むシールリップ21
1 と、3本のボルト7…の外周部を囲むシールリップ2
2 と、ハーネス挿通孔113の外周部を囲むシールリ
ップ213 とが形成される。
【0017】シール部材17の接続部22の上端近傍に
は、斜め前方に向けて突出する係止爪221 が一体に形
成される。図4から明らかなように、前記シール部材1
7の係止爪221 は、ドアサッシュ3の係止突起31
車幅方向内面に係合可能である。
【0018】而して、ベース部8、腕部9および本体部
10を一体に組み立てたドアミラー6をドア1のミラー
取付部5の組み付けるとき、ドアミラー6から延びるハ
ーネス13をミラー取付部5の取付基板11のハーネス
挿通孔113 に挿通した後に、シール部材17の係止爪
221 をドアサッシュ3の係止突起31 に後下方から前
上方に係合させる。この状態でドアミラー6から手を離
すると、図3から明らかなように、ドアミラー6の重量
によるモーメントMにより、ドアミラー6のベース部8
の下縁がドアパネル12の上縁に当接する矢印A部を支
点として、ドアミラー6のベース部8の上縁が車幅方向
外側(矢印B方向)に倒れようとするが、係止爪221
および係止突起31 の係合により前記矢印B方向への倒
れが規制され、ドアミラー6はミラー取付部5に安定し
た状態で仮止めされる。
【0019】その結果、作業者はドアミラー6を手で掴
んでミラー取付部5に位置決めすることなく、3本のボ
ルト7…を取付基板11のボルト孔112 …に挿通して
ベース部8に螺入するだけで、ドアミラー6をミラー取
付部5に容易に締結することが可能となって作業性が大
幅に向上する。しかも、仮止めのための特別の部材を必
要としないので、部品点数の増加や工数の増加を抑えて
コストの削減に寄与することができる。
【0020】またシール部材17を剛性の低いラバー製
の第1、第2シール部20,21と剛性の高いポリプロ
ピレン製の接続部22とで構成し、第1、第2シール部
20,21におけるシール性を確保しながら、接続部2
2に設けた係止爪221 の荷重支持強度を確保すること
ができる。また第1、第2シール部20,21と接続部
22とを一体成形したので、それらを別部材で構成して
接着等で接合する場合に比べて部品点数を削減すること
ができ、しかも第1、第2シール部20,21と係接続
部22とを強固に一体化し、係止爪221 に加わる荷重
を接続部22から第1、第2シール部21,22に分散
して該係止爪22の荷重支持強度を一層高めることがで
きる。更に、シール部材17をドアミラー6のベース部
8に位置決めするとき、ポリプロピレン製の接続部22
はラバーに比べて滑りが良いため、シール部材17をベ
ース部8に対して滑らせて位置決め作業を容易に行うこ
とができる。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0022】例えば、実施例ではシール部材17の第
1、第2シール部20,21をラバー製とし、接続部2
2をポリプロピレン製としているが、第1、第2シール
部20,21の材質は接続部22に比べて相対的に剛性
が低いものであれば良く、接続部22の材質は第1、第
2シール部20,21に比べて相対的に剛性が高いもの
であれば良い。また実施例では係止突起31 をドアサッ
シュ3に設けているが、それをミラー取付部5の任意の
部位に設けても良く、係止爪221 および係止突起31
の数もそれぞれ2個以上とすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、ベース部およびミラー取付部の接合面をシー
ルするシール部材の接続部に設けた係止爪をミラー取付
部に設けた係止突起に係合させてドアミラーの仮止めを
行うので、特別の部材を必要とせずに前記仮止めを行う
ことができる。またシール部材を剛性の低いシール部と
剛性の高い接続部とで構成し、前記接続部に係止爪を設
けたので、シール部におけるシール性の確保と、接続部
の係止爪における荷重支持強度の確保とを両立させるこ
とができる。更に第1、第2シール部を接続部で一体に
接続したので、それらシール部および接続部を別部材で
構成する場合に比べて部品点数を削減することができる
だけでなく、係止爪に加わる荷重を接続部から第1、第
2シール部に分散して該係止爪の荷重支持強度を一層高
めることができる。
【0024】また請求項2に記載された発明によれば、
ドアミラーのベース部およびドアのミラー取付部間をシ
ールする第1、第2シール部と、係止爪を設けた接続部
とを一体成形したので、第1、第2シール部と接続部2
2とを一層強固に一体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の左前部の斜視図
【図2】ドアミラーおよびミラー取付部の斜視図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】図3の5−5線矢視図
【符号の説明】
1 ドア 31 係止突起 5 ミラー取付部 6 ドアミラー 7 ボルト 8 ベース部 17 シール部材 20 第1シール部 21 第2シール部 22 接続部 221 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアミラー(6)をドア(1)にボルト
    (7)で固定する際に、ドアミラー(6)のベース部
    (8)をドア(1)のミラー取付部(5)に仮止めする
    ためのドアミラーの仮止め構造であって、 ベース部(8)に設けられてミラー取付部(5)に当接
    するシール部材(17)が、外側の第1シール部(2
    0)と、内側の第2シール部(21)と、第1、第2シ
    ール部(20,21)よりも高い剛性を有して該第1、
    第2シール部(20,21)を一体に接続する接続部
    (22)とを備えており、この接続部(22)に設けた
    係止爪(221 )をミラー取付部(5)に設けた係止突
    起(31 )に係合させて前記仮止めを行うことを特徴と
    するドアミラーの仮止め構造。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2シール部(20,21)
    および前記接続部(22)を一体成形したことを特徴と
    する、請求項1に記載のドアミラーの仮止め構造。
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