JP3196546B2 - 自動車用床トリム - Google Patents
自動車用床トリムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用床トリムの構
造に関する。
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動車用床トリムとしては、例え
ば実開平５−３６７６８号公報に示すように、フロアパ
ネル及び該フロアパネルに支持された「補強部材」とし
てのサイドシルの縦壁など室内側の大部分を上方より覆
う第１トリムと、該第１トリムの周囲を前記補強部材に
支持してなる第２トリムとより構成されてなる。
ば実開平５−３６７６８号公報に示すように、フロアパ
ネル及び該フロアパネルに支持された「補強部材」とし
てのサイドシルの縦壁など室内側の大部分を上方より覆
う第１トリムと、該第１トリムの周囲を前記補強部材に
支持してなる第２トリムとより構成されてなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
の自動車用床トリムとしては、第２トリムとサイドシル
との間にハーネスプロテクタや支持用の特別のクリップ
を必要とする為、原価高騰、重量増加の一原因となる。
また、第２トリムにリブを立設すると、該リブの根元で
白化するので、見栄えの向上が望まれている。そこで、
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、床トリムが高い取り付け強度で
確実に車体に取り付けられ、原価低減、軽量化そして見
栄えを向上する自動車用床トリムを提供するところにあ
る。
の自動車用床トリムとしては、第２トリムとサイドシル
との間にハーネスプロテクタや支持用の特別のクリップ
を必要とする為、原価高騰、重量増加の一原因となる。
また、第２トリムにリブを立設すると、該リブの根元で
白化するので、見栄えの向上が望まれている。そこで、
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、床トリムが高い取り付け強度で
確実に車体に取り付けられ、原価低減、軽量化そして見
栄えを向上する自動車用床トリムを提供するところにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、フロアパネル及び該フロアパ
ネルに支持された補強部材の大部分を上方より覆う第１
トリムと、該第１トリムの周囲を覆うと共に該第１トリ
ムを前記補強部材に支持してなる第２トリムとより構成
されてなる自動車用床トリムにおいて、前記第１トリム
には、前記補強部材の上面よりクランプが立設されてな
り、前記第２トリムには、前記補強部材に支持してなる
固定部と、前記第１トリムのクランプに係合離脱自在な
係合部とが本体より垂下されてなり、該本体の係合部の
根元部分には係合部の撓み変形を可能ならしめる薄肉部
が形成され、該薄肉部の両辺にはリブが夫々立設されて
なることを特徴とする。請求項２の発明は、請求項１記
載の自動車用床トリムであって、前記第２トリムの固定
部は、前記第１トリムを介在して前記補強部材に支持さ
れてなることを特徴とする。
めに、請求項１の発明は、フロアパネル及び該フロアパ
ネルに支持された補強部材の大部分を上方より覆う第１
トリムと、該第１トリムの周囲を覆うと共に該第１トリ
ムを前記補強部材に支持してなる第２トリムとより構成
されてなる自動車用床トリムにおいて、前記第１トリム
には、前記補強部材の上面よりクランプが立設されてな
り、前記第２トリムには、前記補強部材に支持してなる
固定部と、前記第１トリムのクランプに係合離脱自在な
係合部とが本体より垂下されてなり、該本体の係合部の
根元部分には係合部の撓み変形を可能ならしめる薄肉部
が形成され、該薄肉部の両辺にはリブが夫々立設されて
なることを特徴とする。請求項２の発明は、請求項１記
載の自動車用床トリムであって、前記第２トリムの固定
部は、前記第１トリムを介在して前記補強部材に支持さ
れてなることを特徴とする。
【０００５】請求項３の発明は、請求項１及び請求項２
何れか記載の自動車用床トリムであって、前記第２トリ
ムの固定部と係合部との間には、収納空間が形成されて
なることを特徴とする。請求項４の発明は、請求項１乃
至請求項３何れか記載の自動車用床トリムであって、前
記第１トリムのクランプの自由端部が室内側に爪が形成
され、前記第２トリムの係合部の自由端部が室外側に爪
が形成され、両爪の係合により支持可能なることを特徴
とする。請求項５の発明は、請求項１乃至請求項４何れ
か記載の自動車用床トリムであって、前記第２トリム
は、その一端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面
に接し且つその他端部が前記補強部材の接合フランジを
覆うウエルトの上面に接するように配され、前記第１ト
リムのクランプの自由端部に形成された折曲げ部に前記
ウエルトより張り出したリップが係合されてなることを
特徴とする。
何れか記載の自動車用床トリムであって、前記第２トリ
ムの固定部と係合部との間には、収納空間が形成されて
なることを特徴とする。請求項４の発明は、請求項１乃
至請求項３何れか記載の自動車用床トリムであって、前
記第１トリムのクランプの自由端部が室内側に爪が形成
され、前記第２トリムの係合部の自由端部が室外側に爪
が形成され、両爪の係合により支持可能なることを特徴
とする。請求項５の発明は、請求項１乃至請求項４何れ
か記載の自動車用床トリムであって、前記第２トリム
は、その一端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面
に接し且つその他端部が前記補強部材の接合フランジを
覆うウエルトの上面に接するように配され、前記第１ト
リムのクランプの自由端部に形成された折曲げ部に前記
ウエルトより張り出したリップが係合されてなることを
特徴とする。
【０００６】
【作 用】上記手段の請求項１の発明によれば、第１ト
リムのクランプに第２トリムの係合部が係合離脱自在と
され、第２トリムの固定部が前記補強部材に支持してな
り、該支持時に第２トリムを折曲げても、第２トリムの
薄肉部で容易に撓み変形するので、第１トリム及び第２
トリムの支持が高い取り付け強度で確実に車体に取り付
けられ、第２トリムの係合部の両辺にリブが夫々立設さ
れてなるので表面が白化せず見栄えを向上し、車体への
床トリムの取付けに際して他の部品を必要としていない
ので原価低減、軽量化を得られる。請求項２の発明によ
れば、請求項１記載の発明の作用に加え、前記第２トリ
ムの固定部で前記第１トリムを介在して確実に前記補強
部材に支持されてなることにより、確実に車体に取り付
けられる。請求項３の発明によれば、請求項１及び請求
項２何れか記載の発明の作用に加え、前記第２トリムの
固定部と係合部との間に収納空間が形成されることで、
ハーネスなどが収納できる空間が形成されるから、ハー
ネスプロテクタなどの他の部品を必要としていないので
原価低減、軽量化を得られる。
リムのクランプに第２トリムの係合部が係合離脱自在と
され、第２トリムの固定部が前記補強部材に支持してな
り、該支持時に第２トリムを折曲げても、第２トリムの
薄肉部で容易に撓み変形するので、第１トリム及び第２
トリムの支持が高い取り付け強度で確実に車体に取り付
けられ、第２トリムの係合部の両辺にリブが夫々立設さ
れてなるので表面が白化せず見栄えを向上し、車体への
床トリムの取付けに際して他の部品を必要としていない
ので原価低減、軽量化を得られる。請求項２の発明によ
れば、請求項１記載の発明の作用に加え、前記第２トリ
ムの固定部で前記第１トリムを介在して確実に前記補強
部材に支持されてなることにより、確実に車体に取り付
けられる。請求項３の発明によれば、請求項１及び請求
項２何れか記載の発明の作用に加え、前記第２トリムの
固定部と係合部との間に収納空間が形成されることで、
ハーネスなどが収納できる空間が形成されるから、ハー
ネスプロテクタなどの他の部品を必要としていないので
原価低減、軽量化を得られる。
【０００７】請求項４の発明によれば、請求項１乃至請
求項３何れか記載の発明の作用に加え、前記第１トリム
のクランプの自由端部の室内側の爪に、前記第２トリム
の係合部の自由端部の室外側の爪が係合されることで、
簡易に支持することができる。請求項５の発明によれ
ば、請求項１乃至請求項４何れか記載の発明の作用に加
え、前記第２トリムの係合部に前記第１トリムのクラン
プを係合したときに、前記第２トリムの一端部がフロア
パネルを覆う第１トリムの上面に接することで、第１ト
リム及び第２トリムが連続性を有し、第２トリムの他端
部が前記補強部材の接合フランジを覆うウエルトの上面
に接することで、第２トリムからウエルトの上面が連続
性を有し、前記第１トリムのクランプの自由端部に形成
された折曲げ部に前記ウエルトより張り出したリップが
係合されることで支持がより確実になる。
求項３何れか記載の発明の作用に加え、前記第１トリム
のクランプの自由端部の室内側の爪に、前記第２トリム
の係合部の自由端部の室外側の爪が係合されることで、
簡易に支持することができる。請求項５の発明によれ
ば、請求項１乃至請求項４何れか記載の発明の作用に加
え、前記第２トリムの係合部に前記第１トリムのクラン
プを係合したときに、前記第２トリムの一端部がフロア
パネルを覆う第１トリムの上面に接することで、第１ト
リム及び第２トリムが連続性を有し、第２トリムの他端
部が前記補強部材の接合フランジを覆うウエルトの上面
に接することで、第２トリムからウエルトの上面が連続
性を有し、前記第１トリムのクランプの自由端部に形成
された折曲げ部に前記ウエルトより張り出したリップが
係合されることで支持がより確実になる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。図１を用いて、本発明の一実施例に係る自動車用床
トリムを説明する。自動車用床トリム１は、フロアパネ
ル３及び該フロアパネル３に支持された「補強部材」と
してのサイドシル４のインナパネル５の縦壁５ａを含む
大部分を上方より覆う「第１トリム」としてのカーペッ
ト７と、該カーペット７の周囲を覆うと共に該カーペッ
ト７を前記サイドシル４に支持してなる「第２トリム」
としてのキッキングプレート９とよりなる。前記カーペ
ット７にホッチキス１１により支持されたクランプ１３
は、前記サイドシル４のインナパネル５の上面５ｂより
立設されてなる。前記キッキングプレート９には、前記
サイドシル４のインナパネル５の上面５ｂに形成された
貫通穴１５及びクランプ１３に形成された貫通穴２８に
挿入されたクリップ部１７が嵌合することで支持してな
る「固定部」としてのボス１９と、前記カーペット７の
クランプ１３の自由端部に室内側ＰＲを向いた爪３１に
反室内側ＰＲを向いた係合離脱自在な爪３３を有する係
合部２１とが本体２３より夫々垂下されてなり、該本体
２３の係合部２１の根元部分２１ａには係合部２１の撓
み変形を可能ならしめる薄肉部２５が形成され、該薄肉
部２５の両辺にはリブ２７，２７が夫々立設されてな
る。
る。図１を用いて、本発明の一実施例に係る自動車用床
トリムを説明する。自動車用床トリム１は、フロアパネ
ル３及び該フロアパネル３に支持された「補強部材」と
してのサイドシル４のインナパネル５の縦壁５ａを含む
大部分を上方より覆う「第１トリム」としてのカーペッ
ト７と、該カーペット７の周囲を覆うと共に該カーペッ
ト７を前記サイドシル４に支持してなる「第２トリム」
としてのキッキングプレート９とよりなる。前記カーペ
ット７にホッチキス１１により支持されたクランプ１３
は、前記サイドシル４のインナパネル５の上面５ｂより
立設されてなる。前記キッキングプレート９には、前記
サイドシル４のインナパネル５の上面５ｂに形成された
貫通穴１５及びクランプ１３に形成された貫通穴２８に
挿入されたクリップ部１７が嵌合することで支持してな
る「固定部」としてのボス１９と、前記カーペット７の
クランプ１３の自由端部に室内側ＰＲを向いた爪３１に
反室内側ＰＲを向いた係合離脱自在な爪３３を有する係
合部２１とが本体２３より夫々垂下されてなり、該本体
２３の係合部２１の根元部分２１ａには係合部２１の撓
み変形を可能ならしめる薄肉部２５が形成され、該薄肉
部２５の両辺にはリブ２７，２７が夫々立設されてな
る。
【０００９】前記キッキングプレート９のボス１９と係
合部２１との間には、ハーネス３５の収納空間２９が形
成されてなる。前記キッキングプレート９は、該キッキ
ングプレート９の一端部９ａがフロアパネル３を覆う前
記カーペット７の端部の上面に接し且つ該キッキングプ
レート９の他端部９ｂが前記サイドシル４のインナパネ
ル５及びアウタパネル３６との接合フランジ５ｃ，３６
ａを覆うウエルト３７の上面に接するように配され、前
記カーペット７のクランプ１３の自由端部に形成された
折曲げ部４１に前記ウエルト３７より張り出したリップ
３９が係合されてなる。従って、本実施例によれば、前
記カーペット７のクランプ１３に前記キッキングプレー
ト９の係合部２１が係合離脱自在とされ、キッキングプ
レート９のボス１９が前記サイドシル４に支持してな
り、該支持時にキッキングプレート９の本体２３を折曲
げても、前記キッキングプレート９の薄肉部２５で容易
に撓み変形するので、前記カーペット７及び前記キッキ
ングプレート９の支持が高い取り付け強度で確実に前記
サイドシル４に取り付けられ、前記キッキングプレート
９の係合部２１の根元２１ａ両辺にリブ２７，２７が夫
々立設されてなるので表面が白化せず見栄えを向上し、
フロアパネル３及びサイドシル４への床トリム１の取付
に際して他の部品を必要としていないので原価低減、軽
量化を得られる。
合部２１との間には、ハーネス３５の収納空間２９が形
成されてなる。前記キッキングプレート９は、該キッキ
ングプレート９の一端部９ａがフロアパネル３を覆う前
記カーペット７の端部の上面に接し且つ該キッキングプ
レート９の他端部９ｂが前記サイドシル４のインナパネ
ル５及びアウタパネル３６との接合フランジ５ｃ，３６
ａを覆うウエルト３７の上面に接するように配され、前
記カーペット７のクランプ１３の自由端部に形成された
折曲げ部４１に前記ウエルト３７より張り出したリップ
３９が係合されてなる。従って、本実施例によれば、前
記カーペット７のクランプ１３に前記キッキングプレー
ト９の係合部２１が係合離脱自在とされ、キッキングプ
レート９のボス１９が前記サイドシル４に支持してな
り、該支持時にキッキングプレート９の本体２３を折曲
げても、前記キッキングプレート９の薄肉部２５で容易
に撓み変形するので、前記カーペット７及び前記キッキ
ングプレート９の支持が高い取り付け強度で確実に前記
サイドシル４に取り付けられ、前記キッキングプレート
９の係合部２１の根元２１ａ両辺にリブ２７，２７が夫
々立設されてなるので表面が白化せず見栄えを向上し、
フロアパネル３及びサイドシル４への床トリム１の取付
に際して他の部品を必要としていないので原価低減、軽
量化を得られる。
【００１０】前記キッキングプレート９のボス１９で前
記カーペット７のクランプ１３を介在して確実に前記サ
イドシル４に支持されてなることにより、確実にサイド
シル４に取り付けられる。前記キッキングプレート９の
ボス１９と係合部２１との間に収納空間２９が形成され
ることで、ハーネス３５などが収納できる空間２９が形
成されるから、ハーネスプロテクタなどの他の部品を必
要としていないので原価低減、軽量化を得られる。前記
カーペット７のクランプ１３の自由端部の室内側ＰＲの
爪３１に、前記キッキングプレート９の係合部２１の自
由端部の室外側、即ち反室内側ＰＲの爪３３が係合され
ることで、簡易に支持することができる。前記キッキン
グプレート９の係合部２１に前記カーペット７のクラン
プ１３を係合したときに、前記キッキングプレート９の
一端部９ａがフロアパネル３を覆うカーペット７の端部
の上面に接することで、カーペット７及びキッキングプ
レート９が連続性を有し、キッキングプレート９の他端
部９ａが前記サイドシル４の接合フランジ５ｃ，３６ａ
を覆うウエルト３７の上面に接することで、キッキング
プレート９からウエルト３７の上面が連続性を有し、前
記カーペット７のクランプ１３の自由端部に形成された
折曲げ部４１に前記ウエルト３７より張り出したリップ
３９が係合されることで支持がより確実になる。
記カーペット７のクランプ１３を介在して確実に前記サ
イドシル４に支持されてなることにより、確実にサイド
シル４に取り付けられる。前記キッキングプレート９の
ボス１９と係合部２１との間に収納空間２９が形成され
ることで、ハーネス３５などが収納できる空間２９が形
成されるから、ハーネスプロテクタなどの他の部品を必
要としていないので原価低減、軽量化を得られる。前記
カーペット７のクランプ１３の自由端部の室内側ＰＲの
爪３１に、前記キッキングプレート９の係合部２１の自
由端部の室外側、即ち反室内側ＰＲの爪３３が係合され
ることで、簡易に支持することができる。前記キッキン
グプレート９の係合部２１に前記カーペット７のクラン
プ１３を係合したときに、前記キッキングプレート９の
一端部９ａがフロアパネル３を覆うカーペット７の端部
の上面に接することで、カーペット７及びキッキングプ
レート９が連続性を有し、キッキングプレート９の他端
部９ａが前記サイドシル４の接合フランジ５ｃ，３６ａ
を覆うウエルト３７の上面に接することで、キッキング
プレート９からウエルト３７の上面が連続性を有し、前
記カーペット７のクランプ１３の自由端部に形成された
折曲げ部４１に前記ウエルト３７より張り出したリップ
３９が係合されることで支持がより確実になる。
【００１１】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１の発
明によれば、フロアパネル及び該フロアパネルに支持さ
れた補強部材の大部分を上方より覆う第１トリムと、該
第１トリムの周囲を覆うと共に該第１トリムを前記補強
部材に支持してなる第２トリムとより構成されてなる自
動車用床トリムにおいて、前記第１トリムには、前記補
強部材の上面よりクランプが立設されてなり、前記第２
トリムには、前記補強部材に支持してなる固定部と、前
記第１トリムのクランプに係合離脱自在な係合部とが本
体より垂下されてなり、該本体の係合部の根元部分には
係合部の撓み変形を可能ならしめる薄肉部が形成され、
該薄肉部の両辺にはリブが夫々立設されてなることを特
徴とするので、第１トリムのクランプに第２トリムの係
合部が係合離脱自在とされ、第２トリムの固定部が前記
補強部材に支持してなり、該支持時に第２トリムを折曲
げても、第２トリムの薄肉部で容易に撓み変形するの
で、第１トリム及び第２トリムの支持が高い取り付け強
度で確実に車体に取り付けられ、第２トリムの係合部の
両辺にリブが夫々立設されてなるので表面が白化せず見
栄えを向上し、車体への床トリムの取付に際して他の部
品を必要としていないので原価低減、軽量化を得られ
る。
明によれば、フロアパネル及び該フロアパネルに支持さ
れた補強部材の大部分を上方より覆う第１トリムと、該
第１トリムの周囲を覆うと共に該第１トリムを前記補強
部材に支持してなる第２トリムとより構成されてなる自
動車用床トリムにおいて、前記第１トリムには、前記補
強部材の上面よりクランプが立設されてなり、前記第２
トリムには、前記補強部材に支持してなる固定部と、前
記第１トリムのクランプに係合離脱自在な係合部とが本
体より垂下されてなり、該本体の係合部の根元部分には
係合部の撓み変形を可能ならしめる薄肉部が形成され、
該薄肉部の両辺にはリブが夫々立設されてなることを特
徴とするので、第１トリムのクランプに第２トリムの係
合部が係合離脱自在とされ、第２トリムの固定部が前記
補強部材に支持してなり、該支持時に第２トリムを折曲
げても、第２トリムの薄肉部で容易に撓み変形するの
で、第１トリム及び第２トリムの支持が高い取り付け強
度で確実に車体に取り付けられ、第２トリムの係合部の
両辺にリブが夫々立設されてなるので表面が白化せず見
栄えを向上し、車体への床トリムの取付に際して他の部
品を必要としていないので原価低減、軽量化を得られ
る。
【００１２】請求項２の発明によれば、前記第２トリム
の固定部は、前記第１トリムを介在して前記補強部材に
支持されてなることを特徴とするので、請求項１記載の
発明の効果に加え、前記第２トリムの固定部で前記第１
トリムを介在して確実に前記補強部材に支持されてなる
ことにより、確実に車体に取り付けられる。請求項３の
発明によれば、前記第２トリムの固定部と係合部との間
には、収納空間が形成されてなることを特徴とするの
で、請求項１及び請求項２何れか記載の発明の効果に加
え、前記第２トリムの固定部と係合部との間に収納空間
が形成されることで、ハーネスなどが収納できる空間が
形成されるから、ハーネスプロテクタなどの他の部品を
必要としていないので原価低減、軽量化を得られる。請
求項４の発明によれば、前記第１トリムのクランプの自
由端部が室内側に爪が形成され、前記第２トリムの係合
部の自由端部が室外側に爪が形成され、両爪の係合によ
り支持可能なることを特徴とするので、請求項１乃至請
求項３何れか記載の発明の効果に加え、前記第１トリム
のクランプの自由端部の室内側の爪に、前記第２トリム
の係合部の自由端部の室外側の爪が係合されることで、
簡易に支持することができる。
の固定部は、前記第１トリムを介在して前記補強部材に
支持されてなることを特徴とするので、請求項１記載の
発明の効果に加え、前記第２トリムの固定部で前記第１
トリムを介在して確実に前記補強部材に支持されてなる
ことにより、確実に車体に取り付けられる。請求項３の
発明によれば、前記第２トリムの固定部と係合部との間
には、収納空間が形成されてなることを特徴とするの
で、請求項１及び請求項２何れか記載の発明の効果に加
え、前記第２トリムの固定部と係合部との間に収納空間
が形成されることで、ハーネスなどが収納できる空間が
形成されるから、ハーネスプロテクタなどの他の部品を
必要としていないので原価低減、軽量化を得られる。請
求項４の発明によれば、前記第１トリムのクランプの自
由端部が室内側に爪が形成され、前記第２トリムの係合
部の自由端部が室外側に爪が形成され、両爪の係合によ
り支持可能なることを特徴とするので、請求項１乃至請
求項３何れか記載の発明の効果に加え、前記第１トリム
のクランプの自由端部の室内側の爪に、前記第２トリム
の係合部の自由端部の室外側の爪が係合されることで、
簡易に支持することができる。
【００１３】請求項５の発明によれば、前記第２トリム
は、その一端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面
に接し且つその他端部が前記補強部材の接合フランジを
覆うウエルトの上面に接するように配され、前記第１ト
リムのクランプの自由端部に形成された折曲げ部に前記
ウエルトより張り出したリップが係合されてなることを
特徴とするので、請求項１乃至請求項４何れか記載の発
明の効果に加え、前記第２トリムの係合部に前記第１ト
リムのクランプを係合したときに、前記第２トリムの一
端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面に接するこ
とで、第１トリム及び第２トリムが連続性を有し、第２
トリムの他端部が前記補強部材の接合フランジを覆うウ
エルトの上面に接することで、第２トリムからウエルト
の上面が連続性を有し、前記第１トリムのクランプの自
由端部に形成された折曲げ部に前記ウエルトより張り出
したリップが係合されることで支持がより確実になる。
は、その一端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面
に接し且つその他端部が前記補強部材の接合フランジを
覆うウエルトの上面に接するように配され、前記第１ト
リムのクランプの自由端部に形成された折曲げ部に前記
ウエルトより張り出したリップが係合されてなることを
特徴とするので、請求項１乃至請求項４何れか記載の発
明の効果に加え、前記第２トリムの係合部に前記第１ト
リムのクランプを係合したときに、前記第２トリムの一
端部がフロアパネルを覆う第１トリムの上面に接するこ
とで、第１トリム及び第２トリムが連続性を有し、第２
トリムの他端部が前記補強部材の接合フランジを覆うウ
エルトの上面に接することで、第２トリムからウエルト
の上面が連続性を有し、前記第１トリムのクランプの自
由端部に形成された折曲げ部に前記ウエルトより張り出
したリップが係合されることで支持がより確実になる。
【図１】本発明の一実施例にかかる自動車用床トリムの
縦断面図である。
縦断面図である。
１ 自動車用床トリム ３ フロアパネル ４ 「補強部材」としてのサイドシル ５ サイドシルのインナパネル ７ 「第１トリム」としてのカーペット ９ 「第２トリム」としてのキッキングプレート ９ａ キッキングプレートの一端部 ９ｂ キッキングプレートの他端部 １３ クランプ １７ クリップ部 １９ 「固定部」としてのボス ２１ 係合部 ２１ａ 係合部の根元部分 ２３ 本体 ２５ 薄肉部 ２７ リブ ２９ 収納空間 ３１ 爪 ３３ 爪 ３７ ウエルト ３９ リップ ４１ 折曲げ部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 13/02 B60N 3/04
Claims (5)
- 【請求項１】 フロアパネル及び該フロアパネルに支持
された補強部材の大部分を上方より覆う第１トリムと、
該第１トリムの周囲を覆うと共に該第１トリムを前記補
強部材に支持してなる第２トリムとより構成されてなる
自動車用床トリムにおいて、 前記第１トリムには、前記補強部材の上面よりクランプ
が立設されてなり、前記第２トリムには、前記補強部材
に支持してなる固定部と、前記第１トリムのクランプに
係合離脱自在な係合部とが本体より垂下されてなり、該
本体の係合部の根元部分には係合部の撓み変形を可能な
らしめる薄肉部が形成され、該薄肉部の両辺にはリブが
夫々立設されてなることを特徴とする自動車用床トリ
ム。 - 【請求項２】 請求項１記載の自動車用床トリムであっ
て、 前記第２トリムの固定部は、前記第１トリムを介在して
前記補強部材に支持されてなることを特徴とする自動車
用床トリム。 - 【請求項３】 請求項１及び請求項２何れか記載の自動
車用床トリムであって、 前記第２トリムの固定部と係合部との間には、収納空間
が形成されてなることを特徴とする自動車用床トリム。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３何れか記載の自動
車用床トリムであって、 前記第１トリムのクランプの自由端部が室内側に爪が形
成され、前記第２トリムの係合部の自由端部が室外側に
爪が形成され、両爪の係合により支持可能なることを特
徴とする自動車用床トリム。 - 【請求項５】 請求項１乃至請求項４何れか記載の自動
車用床トリムであって、 前記第２トリムは、その一端部がフロアパネルを覆う第
１トリムの上面に接し且つその他端部が前記補強部材の
接合フランジを覆うウエルトの上面に接するように配さ
れ、前記第１トリムのクランプの自由端部に形成された
折曲げ部に前記ウエルトより張り出したリップが係合さ
れてなることを特徴とする自動車用床トリム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32619594A JP3196546B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用床トリム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32619594A JP3196546B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用床トリム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175286A JPH08175286A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3196546B2 true JP3196546B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18185084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32619594A Expired - Fee Related JP3196546B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用床トリム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3196546B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4894426B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2012-03-14 | 日産自動車株式会社 | 車両用電線支持クリップ |
| JP5028141B2 (ja) * | 2007-05-15 | 2012-09-19 | 本田技研工業株式会社 | ステップガーニッシュ取り付け構造 |
| JP6086295B2 (ja) * | 2012-10-23 | 2017-03-01 | スズキ株式会社 | サイドシルスカッフのオープニングトリム挟持構造 |
| JP6540753B2 (ja) * | 2017-07-06 | 2019-07-10 | マツダ株式会社 | 自動車の側部車体構造 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32619594A patent/JP3196546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08175286A (ja) | 1996-07-09 |
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