JP2604073Y2 - 自動車ドアウインドウのインナーシール取付構造 - Google Patents

自動車ドアウインドウのインナーシール取付構造

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JP2604073Y2
JP2604073Y2 JP1992069417U JP6941792U JP2604073Y2 JP 2604073 Y2 JP2604073 Y2 JP 2604073Y2 JP 1992069417 U JP1992069417 U JP 1992069417U JP 6941792 U JP6941792 U JP 6941792U JP 2604073 Y2 JP2604073 Y2 JP 2604073Y2
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Japan
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inner seal
seal mounting
door trim
mounting flange
mounting structure
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利夫 高田
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車ドアウインドウの
インナーシールに関するものであり、特にインナーシー
ルのドアトリムウエストガーニッシュ部に対する取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように自動車ドア10には上
下動可能な機構を有したウインドウガラス11と車室内
の美観の向上を目的としたドアトリム12が設けられ
る。かかるウインドウガラス11とドアトリム12との
接続部近傍の構造を図7矢視VIII図として図8に示す。
【0003】図8に示されるようにドアトリム12のウ
エストガーニッシュ部13は芯材14の表面にパッド並
びに表皮15を接着し、裏面にはインナーシールブラケ
ット16を固着してなると共に湾曲部17から下方に向
かってインナーシール取付用フランジ部18が形成され
ており、このインナーシール取付用フランジ部18にイ
ンナーシール1が取り付けられる。
【0004】前記インナーシール1にはウインドガラス
11に当接するように突出する突起部19、20が形成
され、それによりこの突起部19、20が可動ウインド
ウガラス11に当接して、ウインドウガラス11とドア
トリムウエストガーニッシュ部とが相互間に隙間が生じ
ないように配置され、車室内の気密性が保持される。
【0005】図9、10に前記インナーシール1の従来
の取付構造を示す。図に示されるようにインナーシール
1の本体2には一体に爪21が形成され、この爪21を
ガーニッシュ部13に形成されたインナーシール取付用
フランジ18の孔部22に挿入し、挿入した爪21をイ
ンナーシール取付用フランジ18の裏側にて折曲げてそ
の折曲げた爪21の端部とインナーシール本体2との間
でインナーシール取付用フランジ18を挟み込みカシメ
ることにより、インナーシール1がガーニッシュ部13
に保持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、以上の従来の
自動車ドアウインドウのインナーシール取付構造につい
ては次のような問題があった。図10に示されるよう
に、従来の構造ではドアトリムを組み立てた後にインナ
ーシール1に形成された爪21をドアトリムウエストガ
ーニッシュ部13に設けられたインナーシール取付用フ
ランジ18の裏側で折曲してインナーシールを取り付け
るようにしていたので、爪21をインナーシール取付用
フランジ18裏面に十分に当接する程度まで十分に折曲
げることはできず、爪21を折曲げた後に不可避的に弾
性的な戻りすなわちスプリングバックが生じ、爪21と
インナーシール本体2との間でのインナーシール取付用
フランジ18の挾持があまくなる。またそのように爪2
1によるインナーシール取付用フランジ18のカシメが
甘くなる結果として、インナーシール1とドアトリムウ
エストガーニッシュ部13との間に隙間が発生し、極端
な場合にはインナーシール1が外れてしまう不具合が生
じるという問題があった。また爪21がスプリングバッ
クにより起きあがると起きあがった部分がパネルフラン
ジと干渉することにより雑音が発生し、これを防ぐため
にはサイレンサーテープを張り付けるという手間が必要
となっていた。
【0007】したがって本考案は以上の従来の問題に鑑
みてなされたものであって、強固に効率よくインナーシ
ールを取り付けて良好な外観を得ることができる自動車
ドアウインドウのインナーシール取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案の自動
車ドアウインドウのインナーシール取付構造は、ドアト
リムウエストガーニッシュ部に設けられたインナーシー
ル取付用フランジの孔部に対する係合手段をインナーシ
ール本体と一体に設け、その係合手段を前記孔部と係合
させる自動車ドアウインドウのインナーシール取付構造
において、前記係合手段が前記孔部に挿入可能でかつ前
記インナーシール本体との間で前記インナーシール取付
用フランジとを挟持する形態に予め形成され、前記係合
手段が爪状をなして前記インナーシール本体から延出
し、その延出した係合手段が前記インナーシール取付用
フランジとほぼ平行となる位置における直角方向断面が
円弧状であり、前記孔部に挿入した前記係合手段と前記
インナーシール本体とにより前記ドアトリムウエストガ
ーニッシュ部に設けられたインナーシール取付用フラン
ジを挟持すると共に前記ドアトリムウエストガーニッシ
ュ部と前記インナーシール本体を固着手段により固着し
てなることを特徴とする。ここにいう固着手段には、ハ
トメ止め、リベット、カシメあるいは接着等の適用可能
な公知の手段が含まれる。また、本考案の自動車ドアウ
インドウのインナーシール取付構造は、前記係合手段の
基端部に切り込みを設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】したがって本考案の自動車ドアウインドウのイ
ンナーシール取付構造によれば、ドアトリムウエストガ
ーニッシュ部に設けられたインナーシール取付用フラン
ジの孔部に対する係合手段が前記インナーシール本体と
の間で前記ドアトリムウエストガーニッシュ部を挟持す
る形態に予め形成されているので、係合手段の折曲が不
十分となり、スプリングバックによりカシメが不十分と
なるという不具合は生じない。また前記係合手段を爪状
をなして前記インナーシール本体から延出し、その延出
方向と直角方向断面が円弧状であるようにすることによ
って弾性的な係合がより強固になり好ましい。さらに
記孔部に挿入した前記係止部と前記インナーシール本体
とにより前記ドアトリムウエストガーニッシュ部に設け
られたインナーシール取付用フランジを挟持すると共に
前記ドアトリムウエストガーニッシュ部と前記インナー
シール本体を固着手段により固着するので、インナーシ
ールとドアトリムウエストガーニッシュ部との間の接合
が極めて強固なものとなり、その相互間に隙間が生じた
り、インナーシールが脱落するなどの不具合は生じず、
良好な仕上がりを得ることができる。加えて前記係合手
段の基端部に切り込みを設けることにより、係止部分の
弾性を増大してガーニッシュ部に対するカシメカが向上
し、さらに、係止部分をインナーシール取付用フランジ
の前記孔部に挿入する際の挿入性が良好となる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の自動車ドアウインドウのイン
ナーシール取付構造の実施例を図面に基づき説明する。
図1に示されるように本考案の自動車ドアウインドウの
インナーシール取付構造では、インナーシール1のイン
ナーシール本体2に予め爪部3が形成され、その爪部3
はインナーシール本体2から折曲して起こして形成した
折曲部4とこの折曲部4に一体に連続してインナーシー
ル本体2とほぼ平行に延在するべく形成された係止部分
5とよりなる。なお、かかる係止部分5はプレス成形に
より精度良く形成することができる。以上の図1に示す
実施例のインナーシール1は、図2に示される様にドア
トリムウエストガーニッシュ部13に設けられたインナ
ーシール取付用フランジ18に取り付けられる。ドアト
リムウエストガーニッシュ部13に設けられたインナー
シール取付用フランジ18にはインナーシール1の前記
爪部3と対応する位置に取付孔部7が予め形成され、か
かる取付孔部7に前記爪部3が挿入され、その結果イン
ナーシール本体2とほぼ平行に延在するべく与形成され
た係止部分5とインナーシール本体2との間で、ドアト
リムウエストガーニッシュ部13に設けられたインナー
シール取付用フランジ18は挾持される。それと共にハ
トメ8によりインナーシール1とドアトリムウエストガ
ーニッシュ部13相互を接合する。
【0011】以上の場合にインナーシール本体2とほぼ
平行に延在するべく形成された係止部分5を、基端部か
ら先端に向けてインナーシール本体2側に近接していく
様に予め形成しておけば、係止部分5とインナーシール
本体2との間におけるインナーシール取付用フランジ1
8の挾持は、係止部分5の弾性力によって、より強固な
ものとなる。図3に示されるように以上の実施例におい
て係止部分5はその横断面が湾曲した形状に形成されそ
の結果、断面剛性すなわち強度が大となり、また弾性が
向上して一層カシメ力が大きくなる。
【0012】図4〜図6は本考案の自動車ドアウインド
ウのインナーシール取付構造の他の実施例を示す。図
4、図5に示されるように前記係止部分5の端部5aを
外方に拡開する形状に予め形成することにより、係止部
分5をインナーシール取付用フランジ18の取付孔部7
に挿入する際の挿入作業が容易となり、挿入性が良好と
なる。
【0013】また図4、図6に示されるように前記係止
部分5の基端部5bに切り込み9を形成することによ
り、係止部分5の弾性を増大して、ガーニッシュ部に対
するカシメ力が向上し、さらに、係止部分5をインナー
シール取付用フランジ18の取付孔部7に挿入する際の
挿入性が良好となる。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案の自動車ドアウイン
ドウのインナーシール取付構造によれば、インナーシー
ルのドアトリムウエストガーニッシュ部に設けられたイ
ンナーシール取付用フランジに対する係合手段がガーニ
ッシュ部のインナーシール取付用フランジの孔部に挿入
可能でかつインナーシール本体との間でドアトリムウエ
ストガーニッシュ部に設けられたインナーシール取付用
フランジとを挟持する形態に予め形成され、前記孔部に
挿入した前記係止部と前記インナーシール本体とにより
前記ドアトリムウエストガーニッシュ部に設けられたイ
ンナーシール取付用フランジを挟持する様にしたので、
係合手段が予め十分に折曲されているので、ドアトリム
ガーニッシュ部に対するカシメを十分に行うことができ
る。また、前記係合手段を爪状をなして前記インナーシ
ール本体から延出し、その延出方向と直角方向断面が円
弧状であるようにするので弾性的な係合がより強固にな
る。 さらに、インナーシール取付用フランジの孔部に挿
入した係止部と前記インナーシール本体とによりドアト
リムウエストガーニッシュ部に設けられたインナーシー
ル取付用フランジを挟持すると共にドアトリムウエスト
ガーニッシュ部と前記インナーシール本体を固着手段に
より固着するので、インナーシールとドアトリムウエス
トガーニッシュ部との間の接合が極めて強固なものとな
り、その相互間に隙間が生じたり、インナーシールが脱
落するなどの不具合を防止して、強固に効率よくインナ
ーシールを取り付けて良好な外観を得ることができる。
加えて、前記係合手段の基端部に切り込みを設けること
により、係止部分の弾性を増大してガーニッシュ部に対
するカシメカが向上し、さらに、係止部分をインナーシ
ール取付用フランジの前記孔部に挿入する際の挿入性が
良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の自動車ドアウインドウのインナー
シール取付構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す実施例の実際の取付状態を示す
断面図である。
【図3】 図2III−III断面図である。
【図4】 本考案の自動車ドアウインドウのインナー
シール取付構造の他の実施例の斜視図である。
【図5】 図4に示す実施例の実際の取付状態を示す
断面図である。
【図6】 図4矢視VI図である。
【図7】 自動車ドアの車室内側外観を示す平面図で
ある。
【図8】 図7矢視VIII図である。
【図9】 従来の自動車ドアウインドウのインナーシ
ール取付構造を示す斜視図である。
【図10】 従来の自動車ドアウインドウのインナー
シール取付構造のおける実際の取付状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 インナーシール 2 インナーシール本体 3 爪部 4 折曲部 5 係止部分 6 ガーニッシュ部 7 取付孔部 8 ハトメ 9 切り込み

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリムウエストガーニッシュ部に設
    けられたインナーシール取付用フランジの孔部に対する
    係合手段をインナーシール本体と一体に設け、その係合
    手段を前記孔部と係合させる自動車ドアウインドウのイ
    ンナーシール取付構造において、前記係合手段が前記孔
    部に挿入可能でかつ前記インナーシール本体との間で前
    記インナーシール取付用フランジとを挟持する形態に予
    め形成され、前記係合手段が爪状をなして前記インナー
    シール本体から延出し、その延出した係合手段が前記イ
    ンナーシール取付用フランジとほぼ平行となる位置にお
    ける直角方向断面が円弧状であり、前記孔部に挿入した
    前記係合手段と前記インナーシール本体とにより前記ド
    アトリムウエストガーニッシュ部に設けられたインナー
    シール取付用フランジを挟持すると共に前記ドアトリム
    ウエストガーニッシュ部と前記インナーシール本体を固
    着手段により固着してなることを特徴とする自動車ドア
    ウインドウのインナーシール取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合手段の基端部に切り込みを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の自動車ドアウイン
    ドウのインナーシール取付構造。
JP1992069417U 1992-09-09 1992-09-09 自動車ドアウインドウのインナーシール取付構造 Expired - Lifetime JP2604073Y2 (ja)

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