JPH0646731Y2 - ブラケット付きドアトリム - Google Patents

ブラケット付きドアトリム

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JPH0646731Y2
JPH0646731Y2 JP13518188U JP13518188U JPH0646731Y2 JP H0646731 Y2 JPH0646731 Y2 JP H0646731Y2 JP 13518188 U JP13518188 U JP 13518188U JP 13518188 U JP13518188 U JP 13518188U JP H0646731 Y2 JPH0646731 Y2 JP H0646731Y2
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JP
Japan
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bracket
door trim
clip
base material
hole
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JP13518188U
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JPH0256017U (ja
Inventor
直樹 神谷
二郎 成田
篤樹 佐々木
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内面にブラケットが取付けられ、外面に表皮材
が接着された自動車用のブラケット付きドアトリムに関
するものである。
(従来の技術) 自動車用のドアトリムには、その基材の表面に真空成形
法によって表皮材が接着されているとともに、その反対
側の表面には車体への取付用リテーナをドアトリムに固
定するためのブラケットが取付けられている。このよう
なブラケットは真空成形が行われる前にリベットにより
基材に取付けられるのが普通であるが、ブラケットの付
近の基材に孔を打ち抜く必要が生じた場合には打ち抜き
刃がブラケットと干渉するために打ち抜きが困難となる
欠点がある。
このため、基材の表面に真空成形法によって表皮材を接
着する前に予め基材に孔を打ち抜いておくことも考えら
れるが、その後に真空成形法によって表皮材を接着する
際に表皮材がこの孔内に吸引され、外観が損なわれる欠
点があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記したような従来の欠点を解決して、表皮材
を接着した基材の打ち抜き作業を容易に行うことがで
き、かつコスト、外観、強度等も良好なブラケット付き
ドアトリムを目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案は、基材に
表皮材を接着したドアトリム本体の裏側にリテーナ固定
用のブラケットを取付けるとともに該ブラケットの近傍
においてドアトリムには打抜き孔を設けたブラケット付
きドアトリムにおいて、前記ドアトリム本体とリテーナ
固定用のブラケットとは基材の裏側より突出させたクリ
ップをブラケットの水平端部に設けた取付孔に挿し込ん
で保持させており、このクリップは、短柱状のクリップ
先の基端に端部が外向きの係合爪に形成された一対の頸
片と中間が山形に屈曲されて該頸片よりも基材の厚み分
だけ短くした一対の弾性頸片とを連設して該弾性頸片に
は外向きの弾性爪を狭幅のブラケット保持用凹部を介し
て形成されたものとし、一方、前記基材には表側開口端
を浅い凹部に形成した段付のクリップ挿入用の透孔が設
けられており、前記クリップをその係合爪が凹部に係合
され弾性爪が基材の裏側に当接された状態として基材の
透孔に挿し込むとともに基材の表面に前記凹部を閉塞す
るテープと全表面を覆う表皮材を接着してドアトリム本
体が構成され、このドアトリム本体の前記クリップをそ
のブラケット保持用凹部に取付孔が係合するように強制
的に挿し込んでブラケット(12)を弾発保持してあるこ
とを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明す
る。
第1図において、(1)は基材(2)の表面に表皮材
(3)を真空成形により接着したドアトリムである。こ
のドアトリム(1)の基材(2)には表皮材(3)が真
空成形により接着される前段階において透孔(4)が透
設されている。この透孔(4)は第2図に示すようにそ
の表側開口端を浅い凹部(5)に形成した段付のもので
ある。(6)はこの透孔(4)に基材(2)の表側から
挿入されるクリップであり、このクリップ(6)は、短
柱状のクリップ先(6a)の基端に端部が外向きの係合爪
(7)、(7)に形成された一対の頸片と中間が山形に
屈曲されて該頸片よりも基材(2)の厚み分だけ短くし
た一対の弾性頸片(11)、(11)とを連設して該弾性頸
片(11)、(11)には外向きの弾性爪(9)、(9)を
狭幅のブラケット保持用凹部(10)、(10)を介して形
成されたものとしてあり、図示のようにこれらの爪
(7)、(7)を凹部(5)内に拡がらせることによっ
て基材(2)に取付けられており、図示のようにこれら
の係合爪(7)、(7)を凹部(5)内に拡がらせるこ
とによって基材(2)に取付けられている。そして、第
1図に示されるように、クリップ(6)の係合爪
(7)、(7)の外表面にはテープ(8)が貼り付けら
れており、この状態で基材(2)に表皮材(3)を真空
成形により接着する。このときテープ(8)が表皮材
(3)が凹部(5)及び透孔(4)の内部に引き込まれ
ることによる外観不良を防止する。そしてこの段階にお
いて、ドアトリム(1)の所要部の打ち抜き作業が行わ
れ、取付孔(20)等が形成される。
そして、このクリップ(6)は第2図に示されているよ
うに、ブラケット(12)の取付孔(13)を基材(2)か
ら突出しているクリップ(6)に合わせてブラケット
(12)に押圧すれば、ブラケット(12)の取付孔(13)
は弾性頸片(11)、(11)の中間の山形部で撓ませなが
らクリップ(6)の基端に移動し、ブラケット保持用凹
部(10)内に弾性的に嵌まり込んで係合される。このよ
うに単にクリップ(6)に向かってブラケット(12)を
押圧するだけでブラケット(12)の取付けは完了するこ
ととなり、しかも、弾性爪(9)、(9)と係合爪
(7)、(7)の間に基材(2)が挟持されて基材
(2)の裏側に弾性爪(9)、(9)が当接された状態
として基材(2)の透孔(4)に挿し込まれて係合爪
(7)、(7)の動きを阻止し、基材(2)へのクリッ
プ(6)の固定を確実なものとする。このようにしてブ
ラケット(12)の取り付けは容易かつ確実に行われる。
また図示の実施例においては、ブラケット(12)の上部
は真空成形後にドアトリム(1)に形成されたアシスト
グリップ挿し込み孔(14)から挿し込まれたアシストグ
リップ(15)のリィンホース部(16)にボルト締めされ
て固定されている。なお、基材(2)の外側面の凹部
(5)を備えた透孔(4)上にテープ(8)を貼りつけ
て表皮材(3)を真空成形により接着したのち、クリッ
プ(6)の係合爪(7)、(7)を基材(2)の凹部
(5)内に挿し込んでクリップ(6)を基材(2)に内
側から取付ける方法を取ることも可能である。
このように本考案のブラケット付きドアトリムは、ブラ
ケット(12)の取り付けを最後に行うので真空成形によ
り表皮材(3)を基材(2)に接着した後に基材(2)
の打ち抜き作業を容易に行うことができる。また本考案
のブラケット付きドアトリムは、クリップ(6)の基端
をテープ(8)により覆った状態で表皮材(3)の真空
成形による接着を行うので、真空成形法によって表皮材
(3)を接着する際に表皮材(3)が基材(2)の凹部
(5)等の内部に吸引されることがなく、外観が損なわ
れる欠点を防止することができる。更にまた、本考案に
よればブラケット(12)の取付けが極めて容易であるう
え、弾性爪(9)、(9)が基材(2)の表面に密着し
てクリップ(6)のガタツキを防止し、ブラケット(1
2)の取付けを確実に行える利点もある。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から明らかなように、表皮材を接着
した基材の打ち抜き作業を容易に行うことができ、かつ
コスト、外観、強度等も良好なものである。よって本考
案は従来の問題点を一掃したブラケット付きドアトリム
として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブラケット付きドアトリムの要部の断
面図、第2図はクリップを示す斜視図、第3図は本考案
のブラケット付きドアトリムの全体を示す一部切欠斜視
図である。 (1):ドアトリム本体、(2):基材、(3):表皮
材、(4):透孔、(5):凹部、 (6):クリップ、(7):係合爪、(9):弾性爪、
(10):ブラケット保持用凹部、 (11):弾性頸片、(12):ブラケット、(13):取付
孔、(20):打抜き孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材(2)に表皮材(3)を接着したドア
    トリム本体(1)の裏側にリテーナ固定用のブラケット
    (12)を取付けるとともに該ブラケット(12)の近傍に
    おいてドアトリム(1)には打抜き孔(20)を設けたブ
    ラケット付きドアトリムにおいて、前記ドアトリム本体
    (1)とリテーナ固定用のブラケット(12)とは基材
    (2)の裏側より突出させたクリップ(6)をブラケッ
    ト(12)の水平端部に設けた取付孔(13)に挿し込んで
    保持させており、このクリップ(6)は、短柱状のクリ
    ップ先の基端に端部が外向きの係合爪(7)、(7)に
    形成された一対の頚片と中間が山形に屈曲されて該頚片
    よりも基材(2)の厚み分だけ短くした一対の弾性頚片
    (11)、(11)とを連設して該弾性頚片(11)、(11)
    には外向きの弾性爪(9)、(9)を狭幅のブラケット
    保持用凹部(10)、(10)を介して形成されたものと
    し、一方、前記基材(2)には表側開口端を浅い凹部
    (5)に形成した段付のクリップ挿入用の透孔(4)が
    設けられており、前記クリップ(6)をその係合爪
    (7)、(7)が凹部(5)に係合され弾性爪(9)、
    (9)が基材(2)の裏側に当接された状態として基材
    (2)の透孔(4)に挿し込むとともに基材(2)の表
    面に前記凹部(5)を閉塞するテープ(8)と全表面を
    覆う表皮材(3)を接着してドアトリム本体(1)が構
    成され、このドアトリム本体(1)の前記クリップ
    (6)をそのブラケット保持用凹部(10)、(10)に取
    付孔(13)が係合するように強制的に挿し込んでブラケ
    ット(12)を弾発保持してあることを特徴とするブラケ
    ット付きドアトリム。
JP13518188U 1988-10-17 1988-10-17 ブラケット付きドアトリム Expired - Lifetime JPH0646731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13518188U JPH0646731Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 ブラケット付きドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

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JP13518188U JPH0646731Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 ブラケット付きドアトリム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256017U JPH0256017U (ja) 1990-04-23
JPH0646731Y2 true JPH0646731Y2 (ja) 1994-11-30

Family

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13518188U Expired - Lifetime JPH0646731Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 ブラケット付きドアトリム

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JPH0256017U (ja) 1990-04-23

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