JP4511769B2 - 自動車のドアバイザ取り付け構造 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は,自動車用ドアに,その窓の上部を外側から覆うドアバイザを取り付ける構造に関し,特に,ドアバイザの上縁部をドアのサッシュの上辺部外側面に接合し,ドアバイザの内側面に一体に突設された支持壁を,前記サッシュの上辺部に装着されたブラケットの先端に連結してなる,自動車のドアバイザ取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,かゝる自動車のドアバイザ取り付け構造において,ドアバイザの支持壁を,サッシュに装着されたブラケットに結合するに当たっては,ビスを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ドアバイザの支持壁と,サッシュに装着されたブラケットとをビスで結合する従来のドアバイザ取り付け構造では,ドアバイザ及びドアサッシュ間の狭小なスペースでビスの締め付け作業を行わなければならず,しかも,その作業に使用する工具でドアバイザを傷つけないようにも配慮する必要があることから,その取り付け作業には熟練を要するものであった。
【0004】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ドアバイザの支持壁と,サッシュに装着されたブラケットとの結合を,特別な工具を用いず,しかもドアバイザを傷つける虞もなく,極めて容易に行うことができるようにした,前記自動車のドアバイザ取り付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,ドアバイザの上縁部をドアのサッシュの上辺部外側面に接合し,ドアバイザの内側面に一体に突設された支持壁を,前記サッシュの上辺部に装着されたブラケットに結合してなる,自動車のドアバイザ取り付け構造において,前記ブラケットの上端に,開放口を窄めたU字状断面の第1弾性挟持部を形成し,この第1弾性挟持部を,前記サッシュの上辺部の外側壁に形成されたビード部に弾性的に係合することにより,前記ブラケットを前記サッシュの上辺部に装着し,前記ブラケットの下端には,その下端から前記サッシュ内の窓ガラスに向かって突出する屈曲する上側壁と,この上側壁の先端から折り返して上側壁の下面に対向する下側壁とからなっていて開放口をドアバイザの内側面に向けた横倒しのU字状断面の第2弾性挟持部を形成すると共に,その下側壁に上側壁に向かって突出する係止爪を設け,前記支持壁を,これが前記上側壁及び下側壁間に弾性的に挟持されるようドアバイザの内側面から横向きに突出させると共に,この支持壁に,前記上側壁及び下側壁相互の挟持力で前記係止爪を係合させる係止孔を設け,前記上側壁に,前記ドアバイザの取り外し時,前記係止爪を押圧して前記係止孔からの離脱を可能にする透孔を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】
この第1の特徴によれば,サッシュの外側壁のビード部にブラケットの第1弾性挟持部を弾性的に嵌め込んで,ブラケットをサッシュに装着することができる。
【0007】
またサッシュに装着されたブラケットの第2弾性挟持部にドアバイザの支持壁を単に挿入するという,極めて簡単な操作によりブラケット及び支持壁の相互間の結合を行うことができ,したがってその結合のための特別な工具は不要である上,その工具によるドアバイザの損傷の虞もない。
【0008】
さらにドアバイザの取り外しに際しては,第2弾性挟持部の上側壁の透孔から係止爪を細いドライバ等により押圧して,下側壁を変形させながら係止爪を係止孔から離脱させ,この状態で第2弾性挟持部を支持壁から引き抜けばよい。
【0009】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記ドアバイザの内側面には,前記支持壁の上方で前記ブラケットの第2弾性挟持部近傍に係合して前記ブラケット及び支持壁相互の前後方向の動きを規制する規制壁を一体に突設したことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば,規制壁及びブラケットの係合により,第2弾性挟持部及び支持壁の前後方向の相対移動を阻止して,第2弾性挟持部による支持壁の支持をガタ無く安定させ,その支持強度を高めることができる。また規制壁及びブラケットの係合位置により,係止爪及び係止孔の係合位置を知ることができるから,係止爪と係止孔が外部から見えなくてもそれらの係合を容易,的確に行うことができ,取り付け性が良好となる。
【0011】
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記係止孔を前後方向に長い長孔としたことを第3の特徴とする
この第3の特徴によれば,係止孔は前後方向に長い長孔として,高度な加工精度を必要とせず,生産性も良好となる。しかも規制壁及びブラケットの係合により,係止爪の係止孔でのガタつきを抑えることができる。
【0012】
さらにまた本発明は,第1〜3の特徴の何れかに加えて,前記ドアバイザの内側面には,前記支持壁及び規制壁の前後両端相互を一体に連結する前後一対の補強壁を一体に突設したことを第4の特徴とする。
【0013】
この第4の特徴によれば,ドアバイザと一体の前後一対の補強壁により支持壁及び規制壁が効果的に補強され,ドアバイザの取り付け強度の増強に寄与し得る。
【0014】
尚,本発明で言う「前」,「後」とは自動車を基準にして方向づけるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,図面に示す本発明の一実施例に基づき以下に説明する。
【0016】
図1は本発明の取り付け構造によりドアバイザを取り付けた自動車用ドアの斜視図,図2は図1の2−2線拡大断面図,図3は図2の3部拡大図,図4は本発明のドアバイザ取り付け構造の要部分解斜視図,図5は図3の5−5線断面図,図6は図3の6−6線断面図,図7は図3の7−7線断面図,図8は図3の8矢視図である。
【0017】
図1及び図2において,自動車のドアDは,下部のドア本体1と,このドア本体1に結合されて窓3を画成する上部のサッシュ2とを備え,窓3を開閉する窓ガラス4は,ドア本体1内に出没自在に収納される。サッシュ2の内側縁に沿って形成された溝部5には,ゴム等の弾性材からなるランチャンネル6が嵌め込まれており,窓ガラス4による窓3の全閉時,窓ガラス4が該ランチャンネル6に緊密に係合するようになっている。
【0018】
サッシュ2の上辺部2aには,窓3の上部を外側から覆うドアバイザ10が複数箇所で本発明のドアバイザ取り付け構造11により取り付けられる。ドアバイザ10は,着色された透光性合成樹脂を素材として一体成形されている。
【0019】
上記ドアバイザ取り付け構造11について図2〜図8を参照しながら説明する。
【0020】
先ず,図2〜図4において,サッシュ2の上辺部2aの外側面にドアバイザ10の上縁部が両面接着テープ12を介して接着される。またサッシュ2の上辺部2aに装着されるブラケット13にドアバイザ10の上下方向中間部が結合される。
【0021】
ブラケット13は帯状の鋼板製で,その上端に第1弾性挟持部14,下端に第2弾性挟持部15がそれぞれ形成される。第1弾性挟持部14は開放口を窄めたU字状断面に形成され,これを,サッシュ2の上辺部2aにおける溝部5に臨む外側壁に形成されたビード部16に弾性的に係合することにより,ブラケット13はサッシュ2の上辺部2aに装着される。
【0022】
第2弾性挟持部15は,ブラケット13の下端からサッシュ2内の窓ガラス4に向かって突出する屈曲する上側壁15aと,この上側壁15aの先端から折り返して上側壁15aの下面に対向する下側壁15bとからなっていて開放口をドアバイザ10の内側面に向けた横倒しのU字状断面の形状をなしている。この第2弾性挟持部15の下側壁15bには,同上側壁15aに向かって突出する係止爪17が切り起しにより形成され,この係止爪17は,第2弾性挟持部15の奥に向かって上る斜面と,その斜面の頂部に連なる絶壁面とを有する。この係止爪17に対向して透孔18が上側壁15aに穿設される。また下側壁15bの先端部は,第2弾性挟持部15の開放口を広げるように,下方に曲げられている。
【0023】
さらにブラケット13には,図4〜図8に示すように,第2弾性挟持部15の直上で前後一対の切欠き19,19に挟まれる括れ部20が形成される。
【0024】
再び図2〜図4において,ドアバイザ10の内側面には,前記第2弾性挟持部15に対応する支持壁25と,前記括れ部20に対応する規制壁26と,これら支持壁25及び規制壁26の両端相互を連結する前後一対の補強壁27,27とが一体に成形される。そして支持壁25には,前記第2弾性挟持部15の係止爪17が係合する係止孔28(図5参照)が設けられ,この係止孔28は,前後方向に長い長孔となっている(図6参照)。また規制壁26には,前記括れ部20が係合するコ字状の切欠き26a(図5参照)が形成される。
【0025】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0026】
ドアバイザ10をサッシュ2に取り付けるに当たっては,先ず,ドアバイザ10の上縁部をサッシュ2の上辺部2a外側面に両面接着テープ12により軽く接着して,ドアバイザ10の取り付け位置を確定する。そうしてからサッシュ2の上辺部2aの,ドアバイザ10の支持壁25に対応した所定箇所において,サッシュ2の外側壁のビード部16にブラケット13の第1弾性挟持部14を弾性的に嵌め込んで,ブラケット13をサッシュ2に装着する。
【0027】
次いでブラケット13の第2弾性挟持部15にドアバイザ10の支持壁25を挿入する。その際,第2弾性挟持部15の下側壁15bの先端が第2弾性挟持部15の開放口を広げるように下方に曲がっているから,支持壁25の第2弾性挟持部15への挿入を容易に行うことができる。そして支持壁25の先端が係止爪17の斜面を滑りながら第2弾性挟持部15を押し開き,支持壁25が第2弾性挟持部15に充分に挿入されると,支持壁25の係止孔28に下側壁15bの係止爪17が係合し,その係合状態は,第2弾性挟持部15の支持壁25に対する挟持力により保持される。しかも係止爪17先端の絶壁面が係止孔28の内端面に当接することにより,係止爪17の後退,即ち係止孔28からの抜け出しが阻止される。
【0028】
これと同時に,規制壁26の切欠き26aがブラケット13の括れ部20に係合する。最後に,ドアバイザ10をサッシュ2側に強く押圧して,両面接着テープ12によるドアバイザ10及びサッシュ2間の接着を確実なものとする。以上でドアバイザ10の取り付け作業は完了する。
【0029】
このように,サッシュ2に装着されたブラケット13の第2弾性挟持部15にドアバイザ10の支持壁25を単に挿入するという,極めて簡単な操作によりブラケット13及び支持壁25の相互間の結合を行うことができるので,その結合のための特別な工具は不要である上,その工具によるドアバイザ10の損傷の心配も解消される。
【0030】
しかも規制壁26の切欠き26a及びブラケット13の括れ部20の係合により,第2弾性挟持部15及び支持壁25の前後方向の相対移動が阻止されるため,第2弾性挟持部15による支持壁25の支持がガタ無く安定し,その支持強度を高めることができ,のみならずブラケット13及びドアバイザ10間に上下方向の荷重が作用したときでも,切欠き26a及び括れ部20の係合部でその荷重を受けて,第2弾性挟持部15及び支持壁25の係合部への影響を回避し,第2弾性挟持部15及び支持壁25の安定した係合状態を確保することができる。
【0031】
また規制壁26の切欠き26a及びブラケット13の括れ部20の係合位置により,係止爪17と係止孔28との係合位置を知ることができるので,係止爪17と係止孔28が外部から見えなくてもそれらの係合を容易,的確に行うことができ,取り付け性が良好となり,しかも係止孔28は前後方向に長い長孔とすることが可能で,高度な加工精度を必要とせず,生産性も良好となる。しかも規制壁26及びブラケット13の係合により,係止爪17の係止孔28でのガタつきを抑えることができる。
【0032】
さらに支持壁25及び規制壁26は,ドアバイザ10と一体の前後一対の補強壁27により両端部相互を一体に連結されるので,支持壁25及び規制壁26が効果的に補強され,ドアバイザ10の取り付け強度の強化を大いに図ることができる。
。
【0033】
ドアバイザ10の取り外しに際して,第2弾性挟持部15を支持壁25から分離するには,第2弾性挟持部15の上側壁の透孔18から係止爪17を細いドライバ等により押圧して,下側壁15bを変形させながら係止爪17を係止孔28から離脱させる。この状態で第2弾性挟持部15を支持壁25から引き抜けばよい。
【0034】
ところで,支持壁25の第2弾性挟持部15への挿入,離脱の際には,弾性を有する上側壁15aが透孔18の周辺で多少撓むことがあるが,その透孔18は円形をなしているので,その透孔18の周縁の支持壁25上面に対する接触部が少なく,したがって透孔18の周縁による支持壁25上面の傷つきを極力防ぐことができる。
【0035】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えばドアバイザの形状によっては,本発明のドアバイザ取り付け構造と他の取り付け構造との併用も可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,ドアバイザの上縁部をドアのサッシュの上辺部外側面に接合し,ドアバイザの内側面に一体に突設された支持壁を,前記サッシュの上辺部に装着されたブラケットに結合してなる,自動車のドアバイザ取り付け構造において,前記ブラケットの上端に,開放口を窄めたU字状断面の第1弾性挟持部を形成し,この第1弾性挟持部を,前記サッシュの上辺部の外側壁に形成されたビード部に弾性的に係合することにより,前記ブラケットを前記サッシュの上辺部に装着し,前記ブラケットの下端には,その下端から前記サッシュ内の窓ガラスに向かって突出する屈曲する上側壁と,この上側壁の先端から折り返して上側壁の下面に対向する下側壁とからなっていて開放口をドアバイザの内側面に向けた横倒しのU字状断面の第2弾性挟持部を形成すると共に,その下側壁に上側壁に向かって突出する係止爪を設け,前記支持壁を,これが前記上側壁及び下側壁間に弾性的に挟持されるようドアバイザの内側面から横向きに突出させると共に,この支持壁に,前記上側壁及び下側壁相互の挟持力で前記係止爪を係合させる係止孔を設け,前記上側壁に,前記ドアバイザの取り外し時,前記係止爪を押圧して前記係止孔からの離脱を可能にする透孔を設けたので,サッシュの外側壁のビード部にブラケットの第1弾性挟持部を弾性的に嵌め込んで,ブラケットをサッシュに装着することができる。またサッシュに装着されたブラケットの第2弾性挟持部にドアバイザの支持壁を単に挿入するという,極めて簡単な操作によりブラケット及び支持壁の相互間の結合を行うことができ,したがってその結合のための特別な工具は不要である上,その工具によるドアバイザの損傷の虞もない。さらにドアバイザの取り外しに際しては,第2弾性挟持部の上側壁の透孔から係止爪を細いドライバ等により押圧して,下側壁を変形させながら係止爪を係止孔から離脱させ,この状態で第2弾性挟持部を支持壁から引き抜けばよい。
【0037】
また本発明の第2の特徴によれば,第1の特徴に加えて,前記ドアバイザの内側面には,前記支持壁の上方で前記ブラケットの弾性挟持部近傍に係合して前記ブラケット及び支持壁相互の前後方向の動きを規制する規制壁を一体に突設したので,規制壁及びブラケットの係合により,弾性挟持部及び支持壁の前後方向の相対移動を阻止して,弾性挟持部による支持壁の支持をガタ無く安定させ,その支持強度を高めることができる。また規制壁及びブラケットの係合位置により,係止爪及び係止孔
の係合位置を知ることができるから,係止爪と係止孔が外部から見えなくてもそれらの係合を容易,的確に行うことができ,取り付け性が良好となる。
【0038】
さらに本発明の第3の特徴によれば,第2の特徴に加えて,前記係止孔を前後方向に長い長孔としたので,係止孔には高度な加工精度を必要とせず,生産性も良好となる。しかも規制壁及びブラケットの係合により,係止爪の係止孔でのガタつきを抑えることができる。
【0039】
さらにまた本発明の第4の特徴によれば,第1〜3の特徴の何れかに加えて,前記ドアバイザの内側面には,前記支持壁及び規制壁の前後両端相互を一体に連結する前後一対の補強壁を一体に突設したので,前記補強壁により支持壁及び規制壁が効果的に補強され,ドアバイザの取り付け強度の増強に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取り付け構造によりドアバイザを取り付けた自動車用ドアの斜視図。
【図2】 図1の2−2線拡大断面図。
【図3】 図2の3部拡大図。
【図4】 本発明のドアバイザ取り付け構造の要部分解斜視図。
【図5】 図3の5−5線断面図。
【図6】 図3の6−6線断面図。
【図7】 図3の7−7線断面図。
【図8】 図3の8矢視図。
【符号の説明】
D・・・・・・ドア
2・・・・・・サッシュ
2a・・・・・サッシュの上辺部
3・・・・・・窓
4・・・・・・窓ガラス
10・・・・・ドアバイザ
11・・・・・ドアバイザ取り付け構造
13・・・・・ブラケット
14・・・・・第1弾性挟持部
15・・・・・第2弾性挟持部
15a・・・・上側壁
15b・・・・下側壁
17・・・・・係止爪
25・・・・・支持壁
26・・・・・規制壁
27・・・・・補強壁
28・・・・・係止孔
Claims (4)
- ドアバイザ(10)の上縁部をドア(D)のサッシュ(2)の上辺部(2a)外側面に接合し,ドアバイザ(10)の内側面に一体に突設された支持壁(25)を,前記サッシュ(2)の上辺部(2a)に装着されたブラケット(13)に結合してなる,自動車のドアバイザ取り付け構造において,
前記ブラケット(13)の上端に,開放口を窄めたU字状断面の第1弾性挟持部(14)を形成し,この第1弾性挟持部(14)を,前記サッシュ(2)の上辺部(2a)の外側壁に形成されたビード部(16)に弾性的に係合することにより,前記ブラケット(13)を前記サッシュ(2)の上辺部(2a)に装着し,
前記ブラケット(13)の下端には,その下端から前記サッシュ(2)内の窓ガラス(4)に向かって突出する屈曲する上側壁(15a)と,この上側壁(15a)の先端から折り返して上側壁(15a)の下面に対向する下側壁(15b)とからなっていて開放口をドアバイザ(10)の内側面に向けた横倒しのU字状断面の第2弾性挟持部(15)を形成すると共に,その下側壁(15b)に上側壁(15a)に向かって突出する係止爪(17)を設け,
前記支持壁(25)を,これが前記上側壁(15a)及び下側壁(15b)間に弾性的に挟持されるようドアバイザ(10)の内側面から横向きに突出させると共に,この支持壁(25)に,前記上側壁(15a)及び下側壁(15b)相互の挟持力で前記係止爪(17)を係合させる係止孔(28)を設け,
前記上側壁(15a)に,前記ドアバイザ(10)の取り外し時,前記係止爪(17)を押圧して前記係止孔(28)からの離脱を可能にする透孔(18)を設けたことを特徴とする,自動車のドアバイザ取り付け構造。 - 請求項1記載の自動車のドアバイザ取り付け構造において,
前記ドアバイザ(10)の内側面には,前記支持壁(25)の上方で前記ブラケット(13)の第2弾性挟持部(15)近傍に係合して前記ブラケット(13)及び支持壁(25)相互の前後方向の動きを規制する規制壁(26)を一体に突設したことを特徴とする,自動車のドアバイザ取り付け構造。 - 請求項2記載の自動車のドアバイザ取り付け構造において,
前記係止孔(28)を前後方向に長い長孔としたことを特徴とする,自動車のドアバイザ取り付け構造。 - 請求項1〜3の何れかに記載の自動車のドアバイザ取り付け構造において,
前記ドアバイザ(10)の内側面には,前記支持壁(25)及び規制壁(26)の前後両端相互を一体に連結する前後一対の補強壁(27)を一体に突設したことを特徴とする,自動車のドアバイザ取り付け構造。
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