JP2559021Y2 - クランプの取付構造 - Google Patents

クランプの取付構造

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JP2559021Y2
JP2559021Y2 JP7121292U JP7121292U JP2559021Y2 JP 2559021 Y2 JP2559021 Y2 JP 2559021Y2 JP 7121292 U JP7121292 U JP 7121292U JP 7121292 U JP7121292 U JP 7121292U JP 2559021 Y2 JP2559021 Y2 JP 2559021Y2
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友寿 中尾
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックドアの前方側に
設けられるパッケージトレイの動きを抑制して、自動車
の振動などによる前記パッケージトレイのガタ付きを防
止するために使用されるクランプの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、2ボックスタイプの自動車など
においては、バックドアと後部座席との間にラゲージル
ームを設けると共に、該ラゲージルームの上部側にパッ
ケージトレイを開閉可能に設けて、前記バックドアを開
放させた状態で前記パッケージトレイを開閉操作するこ
とにより、前記ラゲージルーム内への荷物の出入れを行
うようにしている。
【0003】しかして、前記パッケージトレイの動きを
抑制するに際して、従来では、例えば実開平1−145
750号公報に示されているように、前記バックドアの
アウタパネルとインナパネルとの結合フランジに挿嵌さ
れる取付部と、前記パッケージトレイの動きを抑制する
押え部とを備えたクランプを用い、このクランプの前記
取付部を前記各結合フランジに挿嵌させて取付け、前記
バックドアの閉鎖時に前記押え部で前記パッケージトレ
イを押し付けることにより、該パッケージトレイの動き
を抑制して、そのガタ付きを防止するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のクラ
ンプでは、その取付部を前記アウタ及びインナパネルの
各結合フランジに単に挿嵌させることにより取付けるよ
うにしているため、前記クランプが車幅方向に位置ずれ
を起こしたり、該クランプが前記各結合フランジから離
脱したりする不具合がある。また、前記クランプを覆う
ように、前記各結合フランジにオープニングトリムを取
付けることも考えられるが、たとえオープニングトリム
を取付けたとしても、前記クランプの位置ずれや離脱を
確実に防止することは出来ないのである。
【0005】本考案は以上のような実情に鑑みて開発し
たものであって、その目的は、クランプの位置ずれや離
脱を確実に防止することが出来て、該クランプでパッケ
ージトレイの動きを抑制し、そのガタ付きを確実に阻止
出来るクランプの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、バックドア1におけるアウタパネル11
とインナパネル12との結合フランジ11a,12aに
取付けられる取付部71と、前記バックドア1の前方に
配設するパッケージトレイ4の動きを抑制する押え部7
2とをもったクランプの取付構造において、前記結合フ
ランジ11a,12a間に、前記取付部71が挿嵌可能
で、前記バックドア1の車幅方向に対する移動を阻止可
能な嵌合凹所14を設けると共に、この嵌合凹所14の
座面と該嵌合凹所14に挿嵌する前記取付部71の座面
との何れか一方に係合爪8を、他方に該係合爪8が係合
可能な係止孔9を設けたのである。
【0007】
【作用】前記クランプをバックドア1側に取付けるとき
には、前記取付部71を前記バックドア1におけるアウ
タ及びインナパネル11,12の結合フランジ11a,
12a間に設けた嵌合凹所14に挿嵌させて、この嵌合
凹所14と前記取付部71との一方側に設けられた前記
係合爪8を前記係止孔9に挿嵌係止させることにより、
前記クランプの前記各結合フランジ11a,12aから
の離脱や車幅方向の位置ずれが確実に防止される。従っ
て、前記クランプで前記パッケージトレイ4の動きを抑
制できて、そのガタ付きを確実に防止することができ
る。
【0008】
【実施例】図3は自動車のリヤ部分を示しており、車体
後部側にバックドア1を開閉可能に取付け、このバック
ドア1と後部座席2との間にラゲージルーム3を形成す
ると共に、該ラゲージルーム3の上部側にパッケージト
レイ4を開閉可能に取付けている。前記パッケージトレ
イ4は、その車幅方向両端部を、前記ラゲージルーム3
の車幅方向両側部に設けた受板6上に載置すると共に、
該パッケージトレイ4の前部側を、前記受板6に突設し
た枢支ピン(図示せず)に取り外し可能に枢着してい
る。
【0009】また、前記バックドア1は、アウタパネル
11とインナパネル12とから成り、これら各パネル1
1,12におけるウインドガラス組み込み部位に向けて
突出する結合フランジ11a,12aをそれぞれ設け、
これら各結合フランジ11a,12aを一体状に結合す
ることにより内部中空状に形成している。尚、同図中、
13は前記アウタ及びインナパネル11,12のウイン
ドガラス組み込み部位に組付けられたリヤウインドガラ
スである。
【0010】また、前記バックドア1には、その閉鎖時
に前記パッケージトレイ4を前記受板6側に押し付ける
ことにより、前記パッケージトレイ4の動きを抑制して
ガタ付きを防止するためのクランプ7を取付けるのであ
るが、斯かるクランプ7の前記バックドア1側への取付
構造を、次のように構成したのである。
【0011】即ち、前記クランプ7は、図1,図2で詳
しく示したように、前記バックドア1のアウタ及びイン
ナパネル11,12に設けた各結合フランジ11a,1
2aに取付けられる取付部71と、前記パッケージトレ
イ4の動きを抑制する押え部72とを備えている。ま
た、前記取付部71は、上下方向に延びる短尺な第1壁
部71aと、該第1壁部71aの前部側に所定間隔をお
いて平行状に一体に設けられた長尺な第2壁部71bと
で概略断面コ形状に形成しており、この第2壁部71b
の下端部から前記インナパネル12の上部傾斜壁に沿っ
て斜め前下方に延びる連結壁部73を設けると共に、該
連結壁部73の前端側に前方側に突出する取付壁74を
設けて、この取付壁74の先端側に合成樹脂などの軟質
部材から成る前記パッケージトレイ4の押え部72を取
付けている。
【0012】そして、前記バックドア1のインナパネル
12側に設ける結合フランジ12aの車幅方向一部を前
方側に凹陥させることにより、前記アウタ及びインナパ
ネル11,12間に嵌合凹所14を形成して、該嵌合凹
所14に前記クランプ7の取付部71に設けた第1壁部
71aを挿嵌可能となすと共に、この第1壁部71aの
前記嵌合凹所14に対する取付座面に、斜め上方に向け
て延びる矩形状の係合爪8を切起し形成する一方、前記
嵌合凹所14の前記第1壁部71aに対する取付座面
に、前記係合爪8を係合させて、前記クランプ7の車幅
方向移動と上下方向移動とを阻止する係止孔9を形成す
るのである。
【0013】次に、以上の構成による作用について説明
する。前記クランプ7を前記バックドア1側に取付ける
ときには、前記クランプ7の取付部71に設けた第1壁
部71aを、前記バックドア1におけるアウタ及びイン
ナパネル12の結合フランジ11a,12a間に設けた
嵌合凹所14に上部側から挿嵌させて、この嵌合凹所1
4に形成した前記係止孔9に前記第1壁部71aに設け
た係合爪8を挿嵌係止させて、前記クランプ7を前記バ
ックドア1に取付けるのである。
【0014】以上のようにして前記クランプ7を取付け
ることにより、該クランプ7が前記アウタ及びインナパ
ネル11,12の各結合フランジ11a,12aから離
脱したり、また、前記クランプ7が車幅方向に位置ずれ
を起こしたりするのを確実に防止できるのであり、従っ
て、前記クランプ7で前記パッケージトレイ4の動きを
抑制できて、そのガタ付きを確実に防止することができ
る。また、図1の実施例では、前記クランプ7を前記バ
ックドア1側に取付けた後に、前記クランプ7の取付部
71と前記アウタ及びインナパネル11,12の結合フ
ランジ11a,12aとの外周部位にオープニングトリ
ム10を取付けて、前記クランプ7の取付部位外周囲を
外観良好ならしめるようにしている。
【0015】以上の実施例では、前記係合爪8を前記ク
ランプ7における取付部71の第1壁部71a側に設
け、かつ、前記係合爪8が係止される前記係止孔9を前
記バックドア1におけるインナパネル12の結合フラン
ジ12a側に形成したが、本考案では、前記係合爪8を
前記インナパネル12の結合フランジ12aに、また、
前記係止孔9を前記取付部71の第1壁部71a側に設
けるようにしてもよいのである。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、バック
ドア1におけるアウタパネル11とインナパネル12と
の結合フランジ11a,12aに取付けられる取付部7
1と、前記バックドア1の前方に配設するパッケージト
レイ4の動きを抑制する押え部72とをもったクランプ
の取付構造において、前記結合フランジ11a,12a
間に、前記取付部71が挿嵌可能で、前記バックドア1
の車幅方向に対する移動を阻止可能な嵌合凹所14を設
けると共に、この嵌合凹所14の座面と該嵌合凹所14
に挿嵌する前記取付部71の座面との何れか一方に係合
爪8を、他方に該係合爪8が係合可能な係止孔9を設け
たから、前記クランプのバックドア1側への取付時に、
前記取付部71を前記アウタ及びインナパネル11,1
2の結合フランジ11a,12a間に設けた嵌合凹所1
4に挿嵌させて、この嵌合凹所14と前記取付部71と
の一方側に設けられた前記係合爪8を前記係止孔9に挿
嵌係止させることにより、前記クランプの前記各結合フ
ランジ11a,12aからの離脱や車幅方向の位置ずれ
を確実に防止することができ、従って、前記クランプで
前記パッケージトレイ4の動きを抑制して、そのガタ付
きを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるクランプの取付構造を示す側断
面図である。
【図2】同取付構造の要部を示す分解斜視図である。
【図3】自動車のフロント部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 バックドア 11 アウタパネル 11a 結合フランジ 12 インナパネル 12a 結合フランジ 14 嵌合凹所 4 パッケージトレイ 7 クランプ 71 取付部 72 押え部 8 係合爪 9 係止孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックドア1におけるアウタパネル11
    とインナパネル12との結合フランジ11a,12aに
    取付けられる取付部71と、前記バックドア1の前方に
    配設するパッケージトレイ4の動きを抑制する押え部7
    2とをもったクランプの取付構造であって、前記結合フ
    ランジ11a,12a間に、前記取付部71が挿嵌可能
    で、前記バックドア1の車幅方向に対する移動を阻止可
    能な嵌合凹所14を設けると共に、この嵌合凹所14の
    座面と該嵌合凹所14に挿嵌する前記取付部71の座面
    との何れか一方に係合爪8を、他方に該係合爪8が係合
    可能な係止孔9を設けたことを特徴とするクランプの取
    付構造。
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