JPH043913Y2 - - Google Patents

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JPH043913Y2
JPH043913Y2 JP10996786U JP10996786U JPH043913Y2 JP H043913 Y2 JPH043913 Y2 JP H043913Y2 JP 10996786 U JP10996786 U JP 10996786U JP 10996786 U JP10996786 U JP 10996786U JP H043913 Y2 JPH043913 Y2 JP H043913Y2
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cushion rubber
opening
closing lid
mounting hole
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体に形成され
るラツゲージルーム等の車体開口部を開閉するべ
く車体に開閉自在に取付けられるラツゲージドア
等の開閉蓋体を閉じる際に生じる車体との衝撃を
緩和するため取付けられるクツシヨンゴム構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体にはエンジンルーム、ラ
ツゲージルーム、車室等の車体開口部が形成され
ており、これらの車体開口部を覆うエンジンフー
ド、ラツゲージドア、テールゲート、ドア(サイ
ドドアおよびバツクドア)等の所謂開閉蓋体が前
記車体に開閉自在に取付けられているとともに、
この開閉蓋体を閉じる際(特に強い力で閉じる
際)の車体との衝撃を緩和するため、前記開閉蓋
体もしくは車体(一般には開閉蓋体)には開閉蓋
体の閉時に車体と当接して圧接されるクツシヨン
ゴムが取付けられている。
このクツシヨンゴム構造として、例えば開閉蓋
体に取付けられる場合を例に挙げて説明すると、
第6図乃至第8図に示すように車体10に形成の
車体開口部110を覆う開閉蓋体20がヒンジ等
を介して前記車体10の開閉自在に取付けられる
とともに、この開閉蓋体20(インナ側部材23
0)には後述するクツシヨンゴム30を取付ける
ための取付孔210が穿設されている。またこの
取付孔210に取付けられるクツシヨンゴム30
は、第7図および第8図に示すように前記開閉蓋
体20に穿設の取付孔210より大径であつてこ
の取付孔210からの外れを防止する頭部310
と、前記開閉蓋体20への取付状態(第6図の状
態)においてこの開閉蓋体20から車体10側に
突出して緩衝作用をなす本体320とで形成され
ているとともに、この本体320と前記頭部31
0との間には、前記開閉蓋体20への取付状態
(第6図の状態)において前記開閉蓋体20に穿
設の取付孔210の周縁部220を挟み込み(即
ち前記本体320と頭部310とで挟み込み)、
かつこの取付孔210内に嵌着されるべくこの取
付孔210と略同径の円周状の溝部330が形成
されている。
そして、このように形成された前記クツシヨン
ゴム30を前記開閉蓋体20(取付孔210)に
取付けるには、この開閉蓋体20の取付孔210
より大径の前記クツシヨンゴム30の頭部310
を前記取付孔210に強い力で押しつけてこの頭
部310を撓ませて(即ち前記取付孔210を挿
通するべく頭部310を変形させて)、前記取付
孔210を挿通させることにより、撓んだ(変形
した)前記頭部310は元の形状(第6図および
第7図に示す形状)に戻ると同時に、この頭部3
10と本体320との間の溝部330が前記開閉
蓋体20の取付孔210の周縁部220を挟み込
んで(即ち周縁部220を前記クツシヨンゴム3
0の頭部310下端と本体320上端とで挟み込
んで)、この溝部330(溝部330を形成する
クツシヨンゴム30)が前記取付孔210に嵌着
されることになり、前記クツシヨンゴム30は第
6図に示すように前記開閉蓋体20の取付孔21
0から外れる(抜ける)ことなく本体320が車
体10側に突出するようにして、前記開閉蓋体2
0に所謂嵌め込まれて取付けられるものである。
尚、前記クツシヨンゴム30の溝部330およ
びこの溝部330が嵌着される前記開閉蓋体20
の取付孔210は、いずれも取付性向上等の観点
から真円形状に形成されており、前述したような
クツシヨンゴム30の開閉蓋体20(取付孔21
0)への取付時には前記クツシヨンゴム30を回
転させながら(特に前記頭部310を前記取付孔
210内で回転させながら)前記開閉蓋体20の
取付孔210に嵌め込む方法が、最も簡単(所謂
楽)に取付られる方法であつて、クツシヨンゴム
の取付作業性が向上するものである。
而して、前記開閉蓋体20の閉時には第6図に
示すようにこの開閉蓋体20(取付孔210)に
取付けたクツシヨンゴム30の下端340が車体
10に当接して圧接されることにより、前記開閉
蓋体20閉時に生じる車体10との衝撃を緩和し
て、この開閉蓋体20と車体10との干渉(所謂
オーバーラツプすること)を防止するよう構成さ
れている。
尚、このように開閉蓋体に取付けられるクツシ
ヨンゴム(ストツパゴム)構造を示す従来技術と
して、例えば実開昭60−175924号公開公報(実願
昭59−63045号)がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし第6図乃至第8図に示す開閉蓋体のクツ
シヨンゴム構造の場合、クツシヨンゴム30の開
閉蓋体20(取付け孔210)への取付時には前
記クツシヨンゴム30(頭部310および溝部3
30)を前記開閉蓋体20の取付孔210内で回
転させながら嵌め込むことにより極めて簡単
(楽)に取付けることができる等の所謂クツシヨ
ンゴム30の開閉蓋体20(取付孔210)への
取付性向上等の観点から、前記クツシヨンゴム3
0の溝部330およびこの溝部330が嵌着され
る前記開閉蓋体20の取付孔210はいずれも真
円形状に形成されていることにより、前記クツシ
ヨンゴム30は開閉蓋体20の取付孔210内に
て自由に回転することができるため、このクツシ
ヨンゴム30の回転方向における位置決めおよび
回転阻止は不可能なものである。したがつてこの
ようにクツシヨンゴム30の溝部330および開
閉蓋体20の取付孔210が真円形状の場合に
は、この第6図乃至第7図に示すようにクツシヨ
ンゴム30がその縦方向中心線に対して左右対称
形状であつて、クツシヨンゴム30の回転方向の
位置が特定されない、即ちクツシヨンゴム30が
回転方向におけるいずれの回転位置に取付けられ
てもよい構成においてのみ使用することができる
ものであるため、例えば第9図に示すようにクツ
シヨンゴム30が左右対称形状でなく、クツシヨ
ンゴム30の回転方向の取付位置(回転位置)が
特定される(決つている)構成には殆んど使用す
ることができない、即ちクツシヨンゴム30の溝
部330および開閉蓋体20の取付孔210が真
円形状の場合にはクツシヨンゴム30の位置決め
および回転方向の所定位置での回転阻止等を行な
うことができないものである。また、このように
真円形状の構成において、クツシヨンゴム30の
回転方向の取付位置(回転位置)を特定しつつク
ツシヨンゴム30を取付けようとすると、作業者
が目で見ながら極めて気を配りつつ所謂目分量
(勘)でクツシヨンゴム30の回転方向の所定位
置に取付けなくてはならず、取付作業性が極めて
低下するとともに、常に回転方向の所定位置に取
付けることができず(所謂バラツキがある)、結
局前述したようにこのような構成での使用は不可
能なものである。
そこでこの考案の目的は、クツシヨンゴムの取
付作業性を損うことなく、クツシヨンゴム取付時
にこのクツシヨンゴムの回転方向の位置決めおよ
び回転阻止を容易に行つて、正確かつ容易にクツ
シヨンゴムの回転方向の取付位置(回転位置)、
即ち取付方向を特定することである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためこの考案は上述ん問題点を、クツシヨ
ンゴムの溝部近傍に部分的に突起部を形成すると
ともに、この突起部が係合する切欠き部を開閉蓋
体の取付孔に形成して、この開閉蓋体(取付孔)
への前記クツシヨンゴムの取付時におけるクツシ
ヨンゴムの位置決めおよび回転阻止を行なうこと
により解決しようとするものである。
さらに詳しくは第1図の符号を付して説明する
と、車体開口部11を開閉する開閉蓋体2に穿設
の取付孔21に嵌め込まれて取付けられるクツシ
ヨンゴム3であつて、このクツシヨンゴム3は前
記開閉蓋体2の取付孔21より大径の頭部31
と、前記開閉蓋体2への取付状態で車体1側に突
出する本体32が形成されるとともに、この本体
32と前記頭部31との間には前記開閉蓋体2の
取付孔21の周縁部22を挟み込み、かつこの取
付孔22に嵌着される溝部33が形成されて成る
開閉蓋体のクツシヨンゴム構造において、前記ク
ツシヨンゴム3の溝部33近傍に、前記クツシヨ
ンゴム3の本体32から頭部31に向けて前記溝
部33の溝幅Hより(第2図参照)より高く突出
する突起部4を部分的に形成するとともに、前記
開閉蓋体2の取付孔21には前記クツシヨンゴム
3に形成の突起部4が係合する切欠き部5を形成
して成り、前記クツシヨンゴム3の前記開閉蓋体
2への取付時の位置決めをし、かつ回転を阻止す
るようにしたものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、開閉蓋体2に取付けられ
るクツシヨンゴム3の溝部33近傍に、この溝部
33の溝幅Hより高く頭部31に向けて突出する
突起部4を部分的(この実施例では1箇所)に形
成し、かつ前記開閉蓋体2の取付孔21には前記
クツシヨンゴム3に形成の突起部4が係合する切
欠き部5を形成したことにより、クツシヨンゴム
3の前記開閉蓋体2(取付孔21)への取付時に
は前記クツシヨンゴム3を回転させながら(クツ
シヨンゴム3の頭部31を変形するよう撓ませ、
かつ前記取付孔21内で回転させながら)、クツ
シヨンゴム3の頭部31を前記開閉蓋体2の取付
孔21に挿通させ嵌め込んで(即ちクツシヨンゴ
ム3の溝部33を前記取付孔21に嵌着して)ク
ツシヨンゴム3を取付けることができるため、ク
ツシヨンゴム3は極めて簡単(楽)に取付けるこ
とができ、その取付作業性を向上することができ
るとともに、前述のようにクツシヨンゴム3を取
付けるべく、このクツシヨンゴム3(頭部31お
よび溝部33ならびに突起部4)を回転させなが
ら前記取付孔21に挿通させ嵌め込む際に、前記
クツシヨンゴム3の溝部33近傍に形成の突起部
4が前記開閉蓋体2の取付孔21に形成の切欠き
部5と合致した場合には、前記クツシヨンゴム3
(頭部31および突起部4)は元の形状に戻り、
突起部4と切欠き部5が係合することになり、前
記クツシヨンゴム3の回転方向の位置決めをする
ことができ、かつクツシヨンゴム3の回転を阻止
することができるため、クツシヨンゴム3を前記
開閉蓋体2に対する所定位置、即ち回転方向の取
付位置(回転位置)である取付方向が特定された
位置に容易に取付けることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図から第5図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、例えば開閉蓋体にクツシヨンゴ
ムが取付けられて成る構成を例に挙げて説明する
と、第5図に示すように車体1に形成の車体開口
部11(第1図参照)を覆う開閉蓋体2(この第
5図では車体後部のラツゲージルームを覆うラツ
ゲージドアを示している)がヒンジ6等を介して
前記車体1に開閉自在に取付けられるとともに、
この開閉蓋体の開閉自由端近傍における車両幅方
向両端近傍には、この開閉蓋体2の閉時に生じる
前記車体1との衝撃を緩和するためのクツシヨン
ゴム3が取付けられている。即ち第1図および第
4図に示すように、前記車体1に開閉自在に取付
けられる前記開閉蓋体2(インナ側部材23)に
はクツシヨンゴム3が取付けるための真円形状の
取付孔21が穿設されている。また第1図乃至第
3図に示すように、前記クツシヨンゴム3は前記
開閉蓋体2の取付孔21より大径の頭部31と、
前記開閉蓋体2へのクツシヨンゴム3の取付状態
(第1図の状態)において車体1側に突出して緩
衝作用をなす本体32とで形成されているととも
に、この本体32と前記頭部31との間には前記
開閉蓋体2へのクツシヨンゴム3の取付状態にお
いて前記開閉蓋体2の取付孔21の周縁部22を
挟み込みかつこの取付孔21に嵌着される真円形
状の溝部33(前記取付孔21と略同径)が形成
されている。そして前記クツシヨンゴム3の頭部
31を撓ませて(変形させて)前記開閉蓋体2の
取付孔21を挿通させることにより、撓んだ(変
形した)前記頭部31は元の形状に戻ると同時
に、前記クツシヨンゴム3の溝部33が前記開閉
蓋体2の取付孔21の周縁部22を挟み込んで
(即ちこの周縁部22を前記クツシヨンゴム3の
頭部31と本体32とで挟み込んで)、この溝部
33が前記取付孔21に嵌着されることになり、
前記クツシヨンゴム3は第1図に示すように前記
取付孔21から外れる(抜ける)ことなく本体3
2が車体1側に突出するようにして取付けられる
ものである。
而して、前記開閉蓋体2の閉時には第1図に示
すようにこの開閉蓋体2(取付孔21)に取付け
たクツシヨンゴム3の下端34が車体1に当接し
て圧接されることにより、前記開閉蓋体2閉時に
生じる車体1との衝撃を緩和して、この開閉蓋体
2と車体1との干渉(所謂オーバーラツプするこ
と)を防止するよう構成されている。
このように構成されたクツシヨンゴム構造であ
つて、第1図乃至第3図に示すように開閉蓋体2
(取付孔21)に取付けられるべくクツシヨンゴ
ム3に形成の溝部33(前記開閉蓋体2の取付孔
21の周縁部22を挟み込んでこの取付孔21に
嵌着される溝部33)近傍に、このクツシヨンゴ
ム3の本体32の頭部31側上端からこの頭部3
1に向けて突出し、かつ前記溝部33の溝幅Hよ
り高くなるよう突出する突起部4の部分的(第3
図参照)に形成するとともに、第1図および第4
図に示すように前記開閉蓋体2の取付孔21には
前記クツシヨンゴム3に形成した突起部4が係合
する(はまる)ようこの突起部4と略同一形状を
なす切欠き部5を形成し、この切欠き部5への前
記突起部4の係合(はまり込み)により前記開閉
蓋体2(取付孔21)に嵌め込まれて取付けられ
た前記クツシヨンゴム3の回転方向の取付け位置
を定め(即ち位置決めし)、かつ回転を阻止する
よう構成したものである。即ちこの実施例では第
1図乃至第4図に示すように前記クツシヨンゴム
3の真円形状の溝部33の外周から部分的に外方
向に向けて突出し(第3図参照)、かつこの溝部
33を形成するべく頭部31の外周より外側にて
この頭部31方向に向けて溝幅Hより高く突出す
る突起部4をクツシヨンゴム3(溝部33および
本体32)と一体形成する(第2図参照)ととも
に、この突起部4が係合するべく前記開閉蓋体2
の真円形状の取付孔21の外周に前記突起部4と
略同一形状の切欠き部5を一体形成したものであ
る。
而して、クツシヨンゴム3を開閉蓋体2(取付
孔21)に取付ける際には、前記クツシヨンゴム
3の頭部31を前記開閉蓋体2の取付孔21に強
い力で押しつけてこの頭部31および突起部4を
撓ませて(前記取付孔21を挿通するべく頭部3
1および突起部4を変形させて)、このクツシヨ
ンゴム3を回転させながら(前記頭部31を前記
取付孔21内で回転させながら)、前記クツシヨ
ンゴム3の頭部31を前記開閉蓋体2の取付孔2
1に挿通させて嵌め込むことにより、この回転挿
通時において前記溝部33近傍に形成の突起部4
が前記取付孔21に形成の切欠き部5に合致する
と、撓んだ(変形した)前記頭部31および突起
部4は元の形状(第1図および第2図に示す形
状)に戻つて、前記溝部33が前記取付孔21の
周縁部22を挟み込んで嵌着され、かつ前記突起
部4が前記切欠き部5内に係合する(はまり込
む)ことなり、このクツシヨンゴム3の回転方向
の位置決めをすることできるとともに、前記突起
部4と切欠き部5との係合により前記クツシヨン
ゴム3が取付孔21内にて回転することを阻止で
きるものである。
したがつて、第1図に示すようにクツシヨンゴ
ム3が開閉蓋体2の傾斜したインナ側部材23に
取付けられるべく、このクツシヨンゴム3がその
縦方向中心線に対して左右非対称であつて、所謂
クツシヨンゴム3がこの第1図に示す位置に取付
けられなくてはならない場合、即ちクツシヨンゴ
ム3の回転方向の取付位置が特定される場合に
は、前記クツシヨンゴム3の溝部33およびこの
溝部33が嵌着する前記開閉蓋体2の取付孔21
が真円形状であつても、前記溝部33近傍に形成
した突起部4と取付孔21に形成した切欠き部5
との係合(はまり込み)により、前記クツシヨン
ゴム3の回転方向の位置決めを極めて正確かつ容
易に行なうことができ、かつこれによりクツシヨ
ンゴム3の取付孔21内での回転を確実に阻止す
ることができるため、前記クツシヨンゴム3を前
記開閉蓋体2に対する所定位置、即ち第1図に示
すような回転方向の取付位置(回転位置)である
取付方向が特定された位置に正確かつ容易に取付
けることができるものである。即ち、第1図乃至
第4図に示すクツシヨンゴム構造は、例えばクツ
シヨンゴム3が左右対称形状でなく、かつクツシ
ヨンゴム3の回転方向の取付位置(回転位置)が
特定される(決つている)ような構成に極めて有
効に使用することができるものである。
また、第1図に示すような取付状態を得るべく
前記クツシヨンゴム3の開閉蓋体2への取付時に
おいて、作業者が取付状態を目で見ながら極めて
気を配りつつ目分量(勘)等で前記クツシヨンゴ
ム3を回転方向の所定位置に取付けるということ
は全くない(即ちクツシヨンゴム3の回転による
突起部4と切欠き部5との係合で位置決めし、か
つ回転を阻止して回転方向の所定位置に取付ける
ことができる)ため、前記クツシヨンゴム3を回
転方向の所定位置に取付けるべく取付作業性を大
幅に向上することができるとともに、クツシヨン
ゴム3を常に正確かつ容易に回転方向の所定位置
に取付けることができ、取付位置のバラツキ等も
全く生じることがないため、第1図に示すような
構成においても容易に使用することができるもの
である。
さらにクツシヨンゴム3の回転方向の取付位置
(回転位置)である取付方向を所定位置に特定し
つつ、このクツシヨンゴム3を開閉蓋体2(取付
孔21)に嵌め込んで取付ける際には、前記クツ
シヨンゴム3の溝部33および開閉蓋体2の取付
孔21はいずれも真円形状に形成されていること
により、前述したようにクツシヨンゴム3の頭部
31を前記開閉蓋体2の取付孔21に強い力で押
えて、この頭部31および突起部4を撓ませつつ
(変形させつつ)このクツシヨンゴム3を真円形
状の前記取付孔21内で回転させながら、前記頭
部31を前記取付孔21に挿通させ溝部33を取
付孔21に嵌着すると同時に前述した回転により
前記突起部4を前記切欠き部5に容易に係合する
ことができるため、クツシヨンゴム3は回転させ
ながら嵌め込むことにより極めて簡単(楽)に前
記開閉蓋体2(取付孔21)に嵌め込んで取付け
ることができ、その取付作業性を大幅に向上する
ことができるものである。
ここでこのように前記クツシヨンゴム3を回転
方向の所定位置に特定しつつ前記開閉蓋体2(取
付孔21)に嵌め込んで取付けした際には、前記
クツシヨンゴム3の溝部33が前記開閉蓋体2の
取付孔21の周縁部22を挟み込んで(即ち周縁
部22を前記クツシヨンゴム3の頭部31下端と
本体32上端とで挟み込んで)、この溝部33
(溝部33を形成するクツシヨンゴム3)が前記
取付孔21に嵌着されることになり、前記クツシ
ヨンゴム3は第1図に示すように前記開閉蓋体2
の取付孔21から外れる(抜ける)ことなく本体
32が車体1側に突出するようにして、前記開閉
蓋体2に所謂嵌め込んで取付けることができるも
のであつて、前記クツシヨンゴム3は回転方向の
所定位置に正確に取付けられており、第1図に示
すように前記開閉蓋体2閉時には前記クツシヨン
ゴム3の下端34が常に適正に車体1に当接(面
接触)するため、前記クツシヨンゴム3が外れた
り(こけたり)することは全くなく、前記クツシ
ヨンゴム3本来の機能である前記開閉蓋体2閉時
に生じる車体1との衝撃を緩和して、この開閉蓋
体2と車体1との干渉(所謂オーバーラツプする
こと)を防止することを確実に果すことができる
ものである。
尚、以上の説明では開閉蓋体2にクツシヨンゴ
ム3を取付けた構成を示したが、これに限定され
ることなく、例えば車体1側にクツシヨンゴム3
を取付けた構成であつても第1図乃至第4図に示
すこの考案の構成を適用することができるもので
ある。
〔考案の効果〕 この考案は上述のように、開閉蓋体に取付けら
れるクツシヨンゴムの溝部近傍に部分的に突起部
を形成するとともに、この突起部が係合する切欠
き部を前記開閉蓋体の取付孔に形成して、この開
閉蓋体(取付孔)への前記クツシヨンゴムの取付
時におけるクツシヨンゴムの位置決めをし、かつ
回転阻止を行なうようにしたものであつて、前記
クツシヨンゴムを回転方向の所定位置、即ち回転
方向の取付位置(回転位置)である取付方向が特
定された位置に正確かつ容易に取付けることがで
きるため、クツシヨンゴムの回転方向の位置が特
定された構成にも有効に使用することができると
ともに、クツシヨンゴム取付時にはこのクツシヨ
ンゴムを回転させながら前記開閉蓋体の取付孔に
嵌め込んで取付けることができ、かつこの回転に
より前記突起部と前記切欠き部とを容易に係合す
ることができるため、極めて簡単(楽)にクツシ
ヨンゴムを開閉蓋体に取付けことができ、その取
付作業性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図は第5図の−線断面
図、第2図はクツシヨンゴムの単体正面図、第3
図はクツシヨンゴムの単体平面図(第2図視平
面図)、第4図は開閉蓋体の取付孔の平面図(第
1図視平面図)、第5図は車両の後方斜視図、
第6図から第9図までの図面は従来例に示してお
り、第6図は第1図相当断面図、第7図は第2図
相当正面図、第8図は第3図相当平面図、第9図
は他の従来例を示す第1図相当断面図(第6図相
当断面図)である。 1……車体、11……車体開口部、2……開閉
蓋体、21……取付孔、3……クツシヨンゴム、
31……頭部、32……本体、33……溝部、4
……突起部、5……切欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体開口部を開閉する開閉蓋体に穿設の取付孔
    に嵌め込まれて取付けられるクツシヨンゴムであ
    つて、このクツシヨンゴムは前記開閉蓋体の取付
    孔より大径の頭部と、前記開閉蓋体への取付状態
    で車体側に突出する本体が形成されるとともに、
    この本体と前記頭部との間には前記開閉蓋体の取
    付孔の周縁部を挟み込み、かつこの取付孔に嵌着
    される溝部が形成されて成る開閉蓋体のクツシヨ
    ンゴム構造において、前記クツシヨンゴムの溝部
    近傍に、前記クツシヨンゴムの本体から頭部に向
    けて前記溝部の溝幅より高く突出する突起部を部
    分的に形成するとともに、前記開閉蓋体の取付孔
    には前記クツシヨンゴムに形成の突起部が係合す
    る切欠き部を形成して成り、前記クツシヨンゴム
    の前記開閉蓋体への取付時の位置決めをし、かつ
    回転を阻止することを特徴とする開閉蓋体のクツ
    シヨンゴム構造。
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