JPH035471Y2 - - Google Patents

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JPH035471Y2
JPH035471Y2 JP1983123001U JP12300183U JPH035471Y2 JP H035471 Y2 JPH035471 Y2 JP H035471Y2 JP 1983123001 U JP1983123001 U JP 1983123001U JP 12300183 U JP12300183 U JP 12300183U JP H035471 Y2 JPH035471 Y2 JP H035471Y2
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striker
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、リヤシート係止用ストライカの固定
部分を覆う車両用ストライカカバーの取付構造に
関する。
〔従来技術〕
車両のリヤシートはリヤボデイに取付けられる
のが一般的であるが、リヤシートの後方空間を利
用するステーシヨンワゴン車やバンにおいてはサ
イドボデイに一対のストライカを設け、これらに
シートバツクを支持させている。
ストライカの固定手段としては、第1図に示す
ようにストライカ10をサイドボデイのクオータ
アツパモールデイング12に直接取付ける方法
と、第2図に示すようにサイドボデイにストライ
カ10を固着してからデツキサイドトリム14を
組付け、更にストライカカバー16を取付ける方
法とがある。
しかし、前者においてはクオータアツパモール
デイング12が樹脂製であるため熱収縮による逃
げ代、周囲の部材との調整用逃げ代及びストライ
カ10の調整代が必要であり、従つてクオータア
ツパモールデイング12のストライカ挿入孔18
が大きくなつて外観を著しく損ねる欠点がある。
また、後者においてはストライカカバー16が
デツキサイドトリム14に固定されるため、スト
ライカ10の取付位置調整上ストライカカバー1
6の孔18(第3図及び第4図)も大きくとる必
要があり、前述と同様の問題が生ずる。
この問題を解決するため、実開昭57−199139号
で、ストライカカバーに設けられたストライカ挿
入孔を塞ぐため、ヒレ部を設け、このヒレ部でス
トライカ挿入後の不要にあいている挿入孔の内方
を隠蔽するようにして、外観見栄えの向上を図つ
た考案が提案されている。
この考案によれば、トルムパネルの透孔の周縁
部へ設けられたストライカカバーの中央部にスト
ライカのU字状部の内に落ちるヒレ部が設けら
れ、トリムパネルを組付け最後にサイドボデイへ
取り付けることによつて、ストライカ挿入孔の不
要部分が塞がれるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ヒレ部を設けた従来の考案で
は、ストライカのサイドボデイへ位置調整した後
に、トリムパネルを最後に組みつけるため、トリ
ムパネルを取り付けた後にストライカの位置調整
をする場合には、トリムパネルをまた取り外さな
ければならず、ストライカの位置調整作業は非常
に面倒で、大掛かりなものとなる。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、大きな孔を要せずしてストライ
カの調節が可能で、かつストライカの調整作業が
容易となる車両用ストライカカバーの取付構造を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するため、スライカカバーに形
成されたストライカが貫通する貫通孔と、前記ス
トライカカカバーの一方の面に突出した一対の爪
の先端部に互いに接する方向へ突出して釣り形状
に形成された係止部と、前記ストライカと一体形
成されたプレート部と、縁部の一部が屈曲形成さ
れた第1の爪部とこの第1の爪部の対向縁が第1
の爪部と同方向へ屈曲形成された第2の爪部との
間で前記プレート部を挟持することによつてスト
ライカを支持すると共に前記サイドボデイへ固定
されるばね部材と、前記ばね部材の前記第2の爪
部の先端部が第1の爪部から離間する方向へ屈曲
されて前記ストライカ貫通孔の内周縁と係合して
ばね部材をストライカ貫通孔の内周縁へ支持して
前記ストライカをサイドボデイへ仮止めする係合
部と、前記ばね材に設けられ前記第1の爪部と第
2の爪部との間の対向する縁部が前記第1及び第
2の爪部と同方向へ屈曲されその先端部が互いに
離間する方向へ膨らむ円弧状に形成されて前記ス
トライカが前記貫通孔から車室内側へ貫通してス
トライカカバーが前記ストライカ貫通孔を閉止す
ると前記係止部間へ挿入されて前記ストライカカ
バーをばね材を介してサイドボデイへ固定する第
3の爪部と、を設けたことを特徴としている。
したがつて、本考案によれば第1の爪部と第2
の爪部との間でプレート部を挟持することによつ
てストライカをばね部材へ取付ける。ストライカ
を取り付けたばね部材を、第2の爪部に設けられ
た係合部をストライカ貫通孔の内周縁に係合させ
て仮止めすると共にストライカをサイドボデイへ
仮止めする。
この状態からばね部材をサイドボデイへ例えば
ボルト等によつて固定することによつてストライ
カがサイドボデイへ固定する。
この状態からストライカがストライカカバーの
貫通孔を貫通するように、ストライカカバーでス
トライカ貫通孔を覆い、ストライカカバーの係止
部間へ第3の爪部を挿入する。これによりストラ
イカカバーはばね部材へ固定されて、サイドボデ
イへ固定される。
このようにストライカをサイドボデイへ固定し
た後に最後にストライカカバーを係止部間へ第3
の爪部を挿入することによつてストライカが固定
されるので、ストライカカバーの組付けが容易に
なる。さらに、ストライカの位置を調節する際に
は第3の爪部を係止部間から抜き出せば容易にス
トライカカバーを外すことが出来、ストライカの
位置調節が容易になる。
この場合係止部は釣り形状に形成されており、
この間へ挿入されるばね部材の第3の爪部は互い
に離間する方向へ膨らむ円弧状に形成されている
ので、この係止部と第3の爪部との係合には大き
な力を必要とすることがない。
〔考案の実施例〕
第5図は本考案のストライカカバー20が適用
されたクオータピラー付近を室内から見た斜視図
である。ストライカ22がクオータアツパモール
デイング24の車室内側に突出し、リヤシート
(図示せず)のフツク等が係止できるようになつ
ている。クオータアツパモールデイング24の内
側には、第6図に示すようにクオータピラーパネ
ル26が設置されている。
ストライカカバー20は、第8図に拡大して示
すように略対角線に沿つた1本の長孔28を具備
し、ストライカ22の取付け後に外からクオータ
アツパモールデイング24の孔24Aを被覆でき
るようになつている。また、ストライカカバー2
0の内面には、第6図に示す如く係止部である一
対の爪30が形成されている。これらの一対の爪
30は先端部が互いに接する方向へ突出して釣り
形状に形成されている。これらの間には後述する
第3の爪である爪50が挿入される。
クオータピラーパネル26上には、2本のボル
ト31,32によりワツシヤ34及びプレート3
6を介してばね部材38が固定されている。ばね
部材38は薄板形状で、第9図に示すように円孔
40,42,44、長孔46,48を具備してい
る。円孔40と長孔48は第6図から判るように
ボルト31,32の挿入孔で、長孔48はばね部
材38の取付位置を調整するためのものである。
また、第6図及び第7図では説明の都合上ストラ
イカ22の両脚22A,22Bを途中から省略し
てあるが、各脚22A,22Bは実際にはストラ
イカカバー20の長孔28を貫通し、プレート3
6へ一体に固着されている。
ばね部材38の両縁には第9図にも示すように
第3の爪部である一対の爪50が設けられてい
る。これらの一対の爪50の先端部は互いに離間
する方向へ膨らむ円弧状に形成されており、上述
した一対の爪30間へ挿入される。この場合一対
の爪50はばねの作用を有しており、一対の爪3
0間へ挿入される時に互いに接する方向へ倒れ
て、一対の爪30間へ挿入された後にはばね力で
一対の爪30からの抜け出しが防止さる。これに
よりストライカカバー20を固定することが出来
る。
従つて、第6図の如くストライカカバー20を
ストライカ22に嵌合させると、各爪30がばね
部材38の爪50に各々係合することとなる。更
にばね部材38の第9図上端にも第2の爪部であ
るフツク52が形成され、第7図に示すようにこ
のフツク52はクオータアツパモールデイング2
4の孔24Aに係止する。フツク52もばね作用
を有するから、ばね部材38を固定している各ボ
ルト31,32はその緩みが防止される。
プレート36はストライカ22と一体に製作さ
れ、複数のボルト挿入孔が形成されている。プレ
ート36とばね部材38の相対移動を防止するた
め、第7図及び第9図に示す如くフツク52の対
向端にも第1の爪部である立上り部分54が形成
されている。この立上り部分54とフツク52の
間でプレート36が仮支持される。
またストライカカバー20の端部同端には、ヒ
レ部20Aが全周にわたつて形成されている。こ
のヒレ部20Aは、ストライカカバー20が取り
付けられた状態では、第6図及び第7図に示され
るようにモールデイング24の周縁部に取り付け
られたエンドカバー25を変形させるので、スト
ライカカバー20とエンドカバー25の合わせ部
分が略面一となり、外観見栄えが向上する。
さらに、ストライカカバー20の取り付け位置
が、モールデイングの開口に対して多少位置ずれ
しても、見栄えを損うことはない。
この実施例におけるストライカ22及びストラ
イカカバー20の組付順序は次の通りである。最
初にプレート36をばね部材38に載置して、そ
の四辺を爪50、フツク52及び立上り部分54
により仮支持する。これによりストライカ22、
プレート36及びばね部材38が一体化される。
次いで、ばね部材38のフツク52をクオータア
ツパモールデイング24の孔24Aに係止して位
置決めを行い、ボルト31,32によりばね部材
38、プレート36及びストライカ22をクオー
タピラーパネル26へ固定する。このとき、スト
ライカの位置調整が行われる。ストライカの位置
調整後にストライカ22の上方からストライカカ
バー20を嵌合させると、ストライカカバー20
の各爪30はばね部材38の各爪50に係止する
こととなる。
このように本実施例のストライカカバー取付構
造によれば、ストライカ22とストライカカバー
20間の相対移動がなくなるため、ストライカカ
バー20の長孔28を大きくとる必要がなくな
る。また、ストライカ22が固定されるプレート
36をばね部材38の爪50、フツク52、立上
り部分54にて挾持させるようにしたから、ばね
部材38のない従来構造と比較してもそれ程の手
間を要しない。更に、クオータアツパモールデイ
ング24の孔24Aにばね部材38のフツク52
を係止したから、クオータアツパモールデイング
24やクオータピラーパネル26の異音や熱変形
を防止できると共に組み付けのときには位置決め
にもなる。
〔考案の効果〕
叙上の如く、本考案では、プレートを第1の爪
部と、第2の爪部とでばね部材へ仮止めして、ス
トライカとばね部材を一体にし、この状態からば
ね部材をサイドボデイへ固定した後にストライカ
カバーの係止部間へ第3の爪部を挿入することに
よつてストライカカバーをばね部材へ固定するの
で、ストライカの位置調節の際に大きな力を要せ
ずしてストライカカバーをストライカ貫通孔から
取り外すことが出来、ストライカの位置調節が容
易になると共に組付けも容易になるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来のストライカカバー取
付構造を示す簡略図、第5図は本考案に係るスト
ライカカバーの取付構造を示す斜視図、第6図及
び第7図は各々第5図−線−線に沿う断
面図、第8図はストライカカバーの平面図、第9
図はばね部材の平面図である。 20……ストライカカバー、22……ストライ
カ、26……クオータピラーパネル、28……長
孔、30……爪、38……ばね部材、50……
爪、52……フツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドボデイを覆うモールデイングに形成さ
    れ、サイドボデイへ取り付けられたリヤシート係
    止用ストライカが貫通するストライカの貫通孔を
    閉止するための車両用ストライカカバーの取付構
    造であつて、前記ストライカカバーに形成されス
    トライカが貫通する貫通孔と、前記ストライカカ
    バーの一方の面に突出した一対の爪の先端部に互
    いに接する方向へ突出して釣り形状に形成された
    係止部と、前記ストライカと一体形成されたプレ
    ート部と、縁部の一部が屈曲形成された第1の爪
    部とこの第1の爪部の対向縁が第1の爪部と同方
    向へ屈曲形成された第2の爪部との間で前記プレ
    ート部を挟持することによつてストライカを支持
    すると共に前記サイドボデイへ固定されるばね部
    材と、前記ばね部材の前記第2の爪部の先端部が
    第1の爪部から離間する方向へ屈曲されて前記ス
    トライカ貫通孔の内周縁と係合しばね部材をスト
    ライカ貫通孔の内周縁へ支持して前記ストライカ
    をサイドボデイへ仮止めする係合部と、前記ばね
    材に設けられ前記第1の爪部と第2の爪部との間
    の対向する縁部が前記第1及び第2の爪部と同方
    向へ屈曲されその先端部が互いに離間する方向へ
    膨らむ円弧状に形成されて前記ストライカが前記
    貫通孔から車室内側へ貫通して、ストライカカバ
    ーが前記ストライカ貫通孔を閉止した状態では前
    記係止部間へ挿入されて前記ストライカカバーを
    ばね材を介してサイドボデイへ固定する第3の爪
    部と、を設けたことを特徴とする車両用ストライ
    カカバーの取付構造。
JP1983123001U 1983-08-08 1983-08-08 車両用ストライカカバ−の取付構造 Granted JPS6030826U (ja)

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JP1983123001U JPS6030826U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 車両用ストライカカバ−の取付構造

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JP1983123001U JPS6030826U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 車両用ストライカカバ−の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6030826U JPS6030826U (ja) 1985-03-02
JPH035471Y2 true JPH035471Y2 (ja) 1991-02-13

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JP1983123001U Granted JPS6030826U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 車両用ストライカカバ−の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238829Y2 (ja) * 1981-06-12 1987-10-03

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JPS6030826U (ja) 1985-03-02

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