JP2586484Y2 - ハッチバック型自動車用リヤシェルフ開閉装置 - Google Patents

ハッチバック型自動車用リヤシェルフ開閉装置

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JP2586484Y2
JP2586484Y2 JP1993047425U JP4742593U JP2586484Y2 JP 2586484 Y2 JP2586484 Y2 JP 2586484Y2 JP 1993047425 U JP1993047425 U JP 1993047425U JP 4742593 U JP4742593 U JP 4742593U JP 2586484 Y2 JP2586484 Y2 JP 2586484Y2
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Japan
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tailgate
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rear shelf
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龍雄 松浦
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、開口部を有して車体の
後部に跳上げ可能に枢着されるテールゲート本体に前記
開口部を覆うガラス板が装着されて成るテールゲート
と、該テールゲートで開閉される荷物室の下半部を上方
から塞ぎ得るリヤシェルフと、前記テールゲートの跳上
げ作動に伴うリヤシェルフの開放作動を可能としてテー
ルゲートおよびリヤシェルフ間を連結する索条とを備え
るハッチバック型自動車用リヤシェルフ開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開昭5
9−6545号公報等により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
テールゲート本体に索条を連結するための専用部品を取
付けており、部品点数の増加を招くとともに、前記専用
部品を取付けるために作業工数の増加を招くことにな
る。またテールゲート本体の開口部周縁にガーニッシュ
を装着することが一般に行なわれており、前記専用部品
をテールゲートに取付ける際に、工具によるガーニッシ
ュの損傷が生じるおそれもある。
【0004】ところで、ガーニッシュは、複数のクリッ
プを用いてテールゲート本体の開口部周縁に装着される
のが一般的であり、それらのクリップを利用して、索条
のテールゲートへの連結を可能とすれば、上記問題が解
決されるであろう。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ガーニッシュをテールゲートに装着するため
のクリップを用いて索条の連結を可能とすることによ
り、部品点数および組付け作業工数の低減を図り、しか
もガーニッシュの損傷も防止し得るようにしたハッチバ
ック型自動車用リヤシェルフ開閉装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、テールゲート本体の開口部側縁に
は複数のクリップを介してガーニッシュが装着され、そ
れらのクリップのうちの1つにフックの基端が一体に
連結され、このフックの先端部は、テールゲート本体と
ガーニッシュとの間を通してテールゲート本体外に突出
すると共にガーニッシュの外面側に反転屈曲して、索条
の端部が係脱可能な鉤部を構成する。この特徴によれ
ば、フックをガーニッシュに専用部品で取付けるような
従来構造と比べて、部品点数および組付け作業工数の低
減が図られ、しかもガーニッシュの美観を損ねたり損傷
させたり心配もなくなる。またフックの鉤部は、テール
ゲート本体とガーニッシュとの間からテールゲート本体
外へ無理なく容易に突出させることができる上、これを
ガーニッシュ外面側に反転屈曲させたことで、索条端部
を鉤部に係止させる際に索条端部を比較的滑らかなガー
ニッシュ外面に沿って的確に誘導案内することが可能と
なる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図3は本考案の一実施例を示す
ものであり、図1はハッチバック型自動車の後部斜視
図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はテールゲ
ートおよびガーニッシュの分解斜視図である。
【0009】先ず図1において、このハッチバック型自
動車Vにおける車体5の後部には、該車体5の後部に形
成される荷物室6を開閉するテールゲート7が跳上げ可
能に枢着され、前記荷物室6の下半部を上方から塞ぎ得
るリヤシェルフ8と、テールゲート7とは、テールゲー
ト7の跳上げ作動に伴うリヤシェルフ8の開放作動を可
能として一対の索条9,9で連結される。
【0010】車体5には、荷物室6の下半部を上方から
塞ぐ位置に在るリヤシェルフ8を受ける支持枠10が取
付けられており、リヤシェルフ8の前端は該支持枠10
に枢支される。またテールゲート7および車体5間に
は、テールゲート7の跳上げ操作力を適切なものとする
ために一対のバランサ11,11が設けられる。
【0011】図2で示すように、テールゲート7は、開
口部12を有するテールゲート本体13に、開口部12
を覆うガラス板14が装着されて成るものであり、テー
ルゲート本体13の基端が車体5の後部上端に跳上げ可
能に枢着される。
【0012】図3を併せて参照して、テールゲート7の
テールゲート本体13において、開口部12の両側縁に
は、合成樹脂から成るガーニッシュ151 …が装着さ
れ、テールゲート本体13の基端側で開口部12の縁部
には合成樹脂から成るガーニッシュ152 が装着され、
テールゲート本体13の先端側で開口部12の縁部には
合成樹脂から成るガーニッシュ153 が装着される。
【0013】ガーニッシュ151 は、該ガーニッシュ1
1 に取付けられる単一のクリップ161 と、ガーニッ
シュ151 に取付けられる1あるいは複数のクリップ1
2とをテールゲート本体13に弾発係合することによ
り、テールゲート本体13における開口部12の周縁側
部に装着される。
【0014】クリップ161 は、ガーニッシュ151
突設された平板状の突部17を挿入させるべく略U字状
に形成されたクリップ本体18と、該クリップ本体18
内に挿入された突部17がクリップ本体18から脱出す
るのを阻止する方向で該突部17に両側から食い込むよ
うにしてクリップ本体18に連設された食い込み爪1
9,19と、クリップ本体18の両側から三角形状にし
て外方に突出した弾発係合部20,20とを備える。而
して弾発係合部20,20は、テールゲート本体13に
設けられた取付け孔21にクリップ本体18を嵌入する
ときには内方に撓んで該クリップ本体18の嵌入を可能
とするが、取付け孔21を通過した弾発係合部20,2
0は弾発力により元の位置に戻って取付け孔21に弾発
係合することになる。
【0015】しかもこのクリップ161 におけるクリッ
プ本体18のガーニッシュ151 側端部には、図2に明
示されるように略J字状のフック23の基端が一体に連
されている。このフック23の先端部は、テールゲー
ト本体13とガーニッシュ15 1 との間を通してテール
ゲート本体13外に突出すると共にガーニッシュ15 1
の外面15 1 f側に反転屈曲して鉤部23aを構成し、
この鉤部23aには、一端部がリヤシェルフ8に連結さ
れた索条9の目玉状の他端部9aが係脱可能に連結され
ることになる。尚、図2において、符号22は、フック
23の先部側をテールゲート本体13外に無理なく引出
すためにガーニッシュ15 1 に設けられた切欠き部22
である。
【0016】他のクリップ162 は、フック23を除く
部分を前記クリップ161 と同一形状にして形成される
ものであり、ガーニッシュ151 に突設された突部17
に食い込んだクリップ162 は、テールゲート本体13
に設けられた取付け孔21に弾発係合される。
【0017】また他のガーニッシュ152 ,153 は、
複数の前記クリップ162 …を介してテールゲート本体
13にそれぞれ装着される。
【0018】次にこの実施例の作用について説明する
と、テールゲート本体13の開口部12における両側縁
には複数のクリップ161 ,162 …を介してガーニッ
シュ151 …がそれぞれ装着され、それらのクリップ1
1 ,162 …のうちの1つ161 にはフック23が設
けられるので、リヤシェルフ8に連なる索条9の端部を
該フック23に連結することが可能となる。したがって
索条9をテールゲート7に連結するための専用部品が不
要であって部品点数の低減が可能となる。またガーニッ
シュ151 の取付け作業を行なうだけですむので、専用
部品の取付け工数を省いて組付け作業工数の低減を図る
ことができ、専用部品の取付け時にガーニッシュ151
に損傷が生じていた従来の欠点も解消することができ
る。
【0019】しかもフック23は、ガーニッシュ151
に取付けられるクリップ161 に設けられるものである
ので、合成樹脂製であるガーニッシュ151 の熱収縮が
生じてもクリップ161 がガーニッシュ151 とともに
変位することにより、ガーニッシュ151 に追従するこ
とができ、テールゲート本体13にガーニッシュ151
とは独立して専用部品を取付けるものに比べると、ガー
ニッシュ151 の熱収縮を考慮して前記専用部品の取付
け位置を選択することが不要となる。またガーニッシュ
151 からフック23のみがわずかに突出するので、ガ
ーニッシュ151 の表面に専用部品が突出配置されてい
た従来のものと比べると、優れた美観を得ることができ
る。
【0020】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0021】
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、テールゲ
ート本体の開口部側縁には複数のクリップを介してガー
ニッシュが装着され、それらのクリップのうちの1つに
フックの基端が一体に連結され、このフックの先端部
は、テールゲート本体とガーニッシュとの間を通してテ
ールゲート本体外に突出すると共にガーニッシュの外面
側に反転屈曲して、索条の端部が係脱可能な鉤部を構成
するので、フックをガーニッシュに専用部品で取付ける
ような従来構造と比べて、部品点数および組付け作業工
数の低減を図ることができてコスト節減や組立作業性の
向上に寄与することができ、その上、ガーニッシュの美
観を損ねたり損傷させたりするのを効果的に防止するこ
とができる。 またフックの鉤部は、テールゲート本体と
ガーニッシュとの間からテールゲート本体外へ無理なく
容易に突出させることができる上、これをガーニッシュ
外面側に反転屈曲させたことで、索条端部を鉤部に係止
させる際に比較的滑らかなガーニッシュ外面を索条端部
に対する誘導案内面として有効に利用することができ
て、その係止作業を能率よく的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハッチバック型自動車の後部斜視図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】テールゲートおよびガーニッシュの分解斜視図
である。
【符号の説明】
5・・・車体 6・・・荷物室 7・・・テールゲート 8・・・リヤシェルフ 9・・・索条 12・・・開口部 13・・・テールゲート本体 14・・・ガラス板 151 ・・・ガーニッシュ 161 ,162 ・・・クリップ 23・・・フック V・・・ハッチバック型自動車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部(12)を有して車体(5)の後
    部に跳上げ可能に枢着されるテールゲート本体(13)
    に前記開口部(12)を覆うガラス板(14)が装着さ
    れて成るテールゲート(7)と、該テールゲート(7)
    で開閉される荷物室(6)の下半部を上方から塞ぎ得る
    リヤシェルフ(8)と、前記テールゲート(7)の跳上
    げ作動に伴うリヤシェルフ(8)の開放作動を可能とし
    てテールゲート(7)およびリヤシェルフ(8)間を連
    結する索条(9)とを備えるハッチバック型自動車用リ
    ヤシェルフ開閉装置において、 テールゲート本体(13)の開口部(12)側縁には複
    数のクリップ(161,162 )を介してガーニッシュ
    (151 )が装着され、 それらのクリップ(161 ,162 )のうちの1つ(1
    1 )にフック(23)の基端が一体に連結され、 このフック(23)の先端部は、テールゲート本体(1
    3)とガーニッシュ(15 1 )との間を通してテールゲ
    ート本体(13)外に突出すると共にガーニッシュ(1
    1 )の外面(15 1 f)側に反転屈曲して、索条
    (9)の端部(9a)が係脱可能な鉤部(23a)を構
    成する ことを特徴とする、ハッチバック型自動車用リヤ
    シェルフ開閉装置。
JP1993047425U 1993-08-31 1993-08-31 ハッチバック型自動車用リヤシェルフ開閉装置 Expired - Fee Related JP2586484Y2 (ja)

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