JPH058209Y2 - - Google Patents

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JPH058209Y2
JPH058209Y2 JP1986093084U JP9308486U JPH058209Y2 JP H058209 Y2 JPH058209 Y2 JP H058209Y2 JP 1986093084 U JP1986093084 U JP 1986093084U JP 9308486 U JP9308486 U JP 9308486U JP H058209 Y2 JPH058209 Y2 JP H058209Y2
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cover piece
molding
attached
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board
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JP1986093084U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車ボデイの端末部分に装着さ
れるモール、例えばトランクルームのリツドの端
末あるいはエンジンフードの端末に装着される装
飾用モールを保持するための保持具に関するもの
である。
(従来の技術) 第4図は従来のモール装着例を示すものであ
る。図のものは、自動車のトランクルームのリツ
ド端末用モールの装着状態を示している。簡単に
説明すると、モールMには適数本の装着用ボルト
20が予め取付けられている。リツド1側には各
ボルト20に対応して取付け孔21が穿孔してあ
る。そして、取付けにあたつては、各ボルト20
を対応する取付け孔21に差込んだもとで、ナツ
ト2にて締着してゆくのである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、取付け孔21を設ける関係で、
孔周りのシールが困難となり、錆を発生させる原
因となる。また、モールMの取付け作業をリツド
の表側で行ない、ナツト22の締付け作業をリツ
ド1の裏側でおこなう、といつたように作業はリ
ツド1の表裏両側で行なわねばならないことか
ら、組付け作業を煩しいものとする。
この考案は、かかる点に鑑み、錆を発生させる
こともなく、しかも組付け性に優れるモール保持
具を提供せんとしたものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案の保持具
は、合成樹脂材で成形された係着部材にはボデイ
の外側へ向けて突出されたモール装着用の係止突
片が設けられかつボデイの端末の外側面に貼着可
能な基板と、この基板に折れ目を介して折り曲げ
可能に連接されてボデイの端末を前記基板との間
に挟み込んだ状態で折り曲げられるカバー片とを
形成し、前記基板にはこの基板および折り曲げ状
態の前記カバー片が嵌込まれる拡開可能な差込み
溝を有し、前記係着部材をボデイの端末が前記基
板と前記カバー片との間に挟み込まれた状態で弾
性的に挟み付けるクランプ部材を前記カバー片の
折り曲げが可能な方向へのスライド可能に係着し
た構成を有する。
(作用) モールの装着作業にあたり、合成樹脂製の係着
部材の基板をボデイの外側に貼着した状態で、ク
ランプ部材の差込み溝をボデイの端末に当てがつ
てクランプ部材をボデイの端末側へ押込むと、前
記基板に連接されたカバー片が折り曲げられて基
板とカバー片との間にボデイの端末が挟み込まれ
た状態で前記基板と前記カバー片とがクランプ部
材の差込み溝内に嵌め込まれてクランプ部材によ
つて弾性的に挟み付けられる。
(考案の効果) 本考案によれば、ボデイに取付け用の孔を設け
る必要がないので、錆の発生を未然に防止するこ
とができる。また、ナツトを用いないため、ボデ
イの表側でのモールの装着作業が可能となり、ボ
デイの裏側での作業が不要となつて作業性が向上
する。
さらに、保持具が基板による貼着力と、クラン
プ部材による挟み付け力とを複合した複合力でボ
デイの端末に取付けられるので、保持具の取付け
強度が強化および安定化する。
また、保持具をボデイの端末に装着するときに
ボデイの端末とクランプ部材との間に合成樹脂製
の係着部材の基板とカバー片とが介在するので、
保持具の装着作業時にボデイの端末の表裏面を基
板とカバー片とによつて保護してボデイの端末の
表裏面の損傷を防止することができる。
また、保持具をボデイの端末に係着するときに
係着部材のカバー片をクランプ部材によつて折り
曲げながら、ボデイの端末を基板とカバー片との
間に挟み込むので、ボデイの端末を基板とカバー
片とによつてカバーしてボデイの端末とクランプ
部材との間に基板とカバー片とを介在させる作業
を円滑かつ的確に遂行することができる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。但し、本例では自動車の
トランクリツド(以下、単にリツド1と言う。)
の端末に装着されるモールMを対象とする。
なお、リツド1の端末は裏側へリーンフオース
2の端末部分を抱き込んだ状態でUの字状に折り
返されている。
さて、本例の保持具はモールMを装着可能であ
るとともにリツド1に貼着可能な係着部材2と、
貼り付けられた状態の係着部材2をボデイととも
に挟み付けるクランプ部材3とからなつている。
まず、係着部材2から説明する。係着部材2は
合成樹脂材にて一体に形成されている。係着部材
2は略L字状に形成された基板4を備えている。
そして、基板4の内面には感圧型両面テープ9が
幅方向に沿つて取付けられている。一方、外面側
にはモールMを装着するための複数個の係止突片
5a,5bが設けられている。各係止突片5a,
5bは基板4の各コーナ寄りの位置において基板
4からほぼ直角に突出されており、このうち上側
の両係止突片5aはモールMの第1フランジ縁f
1とそれぞれ係脱可能とされ、逆に下側の係止突
片5bは第2フランジ縁f2とそれぞれ係脱可能
である。また、下側の両係止突片5bの間には、
クランプ部材3の保持およびその押込み操作をガ
イドするためのコの字状の保持帯6が設けられて
いる。
また、基板4の屈曲側端部にはインテグラルヒ
ンジ7を介してカバー片8が一体に連設されてい
る。このカバー片8はインテグラルヒンジ7を折
れ目として内側へ折り曲げ可能であり、折り曲げ
られた状態では、基板4との間にリツド1の端末
部分を挟み込むことができるようになつている。
一方、クランプ部材3は例えばばね鋼材にて形
成されており、全体はU字状に折り曲げ形成され
ている。そして、一方側(長尺側)の端部は上記
した保持帯6に差込まれるとともに、外側へ若干
折り曲げられて抜け止めがなされている。また、
クランプ部材3全体の折り返しによつて、上方へ
開口し拡開方向への弾性変形が許容された差込み
溝10が形成されている。この差込み溝10の自
由状態での溝幅は、リツド1に取付けた状態での
基板4とカバー片8とがなす厚みよりも狭く設定
されている。このことによつて、クランプ部材3
は、基板4およびリツド1を弾性力によつてクラ
ンプ可能となる。なお、カバー片8の先端部は外
方へ拡開しており、クランプ部材3の差込み操作
を容易ならしめている。
本例のモール保持具は、上記のように形成され
たものであり、次のような作業順にてモールMを
装着することができる。
まず、係着部材2をリツド1の外側面の所定位
置に両面テープ9を利用して貼り付ける。そし
て、クランプ部材3を基板4の外側面に沿わせな
がら押し上げてやれば、カバー片8がインテグラ
ルヒンジ7を折れ目として起立するとともに、係
着部材2は差込み溝10内の底部へと圧入されて
ゆく。この結果、クランプ部材3は係着部材2お
よびリツド1を弾性力をもつて挟み付ける。
なお、クランプ部材3の押し上げ操作の際に
は、リツド1の内面はカバー片8によつて覆われ
るため、クランプ部材3との擦れ合いによる損傷
から保護されている。
最後に、モールMの両フランジ縁f1,f2を
各係止突片5a,5bとそれぞれ係合させれば、
モールMを係着部材2に取付けることができる。
以上のようにしてモールMをリツド1の端末部
分に装着することができるため、次のような利点
がある。
ボデイ(リツド1)側には何らの組付け用の
孔を穿孔する必要がなく、したがつて錆の発生
を未然に回避しうる。
モールMの装着作業は、従来と異なり、リツ
ド1の裏側での作業を必要としないため、作業
性に優れる。
両面テープ9の接着力に加えてクランプ部材
3が係着部材2をリツド1に圧着させるため、
モールMの保持強度を一層強化することができ
る。
クランプ部材3の押し上げ操作の際に、リツ
ド1の内面がカバー片8にて覆われるようにし
たため、損傷から保護される。
なお、本例の保持具はリツドの端末に使用され
るモールを対象としたものに限らず、エンジンフ
ードの端末等、広くボデイの端末用モールに適用
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例の保持具によるモールの取付け作
業を示す正断面図、第2図は保持具の斜視図、第
3図はモールの装着状態を示す正断面図、第4図
は従来のモール装着構造を示す正断面図である。 1……リツド(ボデイ)、2……係着部材、3
……クランプ部材、4……基板、5a,5b……
係止突片、10……差込み溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂材で成形された係着部材にはボデイの
    外側へ向けて突出されたモール装着用の係止突片
    が設けられかつボデイの端末の外側面に貼着可能
    な基板と、この基板に折れ目を介して折り曲げ可
    能に連接されてボデイの端末を前記基板との間に
    挟み込んだ状態で折り曲げられるカバー片とを形
    成し、前記基板にはこの基板および折り曲げ状態
    の前記カバー片が嵌込まれる拡開可能な差込み溝
    を有し、前記係着部材をボデイの端末が前記基板
    と前記カバー片との間に挟み込まれた状態で弾性
    的に挟み付けるクランプ部材を前記カバー片の折
    り曲げが可能な方向へのスライド可能に係着した
    ことを特徴とする自動車ボデイの端末モール用保
    持具。
JP1986093084U 1986-06-18 1986-06-18 Expired - Lifetime JPH058209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986093084U JPH058209Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986093084U JPH058209Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203762U JPS62203762U (ja) 1987-12-25
JPH058209Y2 true JPH058209Y2 (ja) 1993-03-02

Family

ID=30955362

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986093084U Expired - Lifetime JPH058209Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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JP (1) JPH058209Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125136Y2 (ja) * 1971-12-07 1976-06-26

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JPS62203762U (ja) 1987-12-25

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