JP3173241B2 - トランクトリムの取付構造 - Google Patents
トランクトリムの取付構造Info
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- JP3173241B2 JP3173241B2 JP20388093A JP20388093A JP3173241B2 JP 3173241 B2 JP3173241 B2 JP 3173241B2 JP 20388093 A JP20388093 A JP 20388093A JP 20388093 A JP20388093 A JP 20388093A JP 3173241 B2 JP3173241 B2 JP 3173241B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランクサイドフィ
ニッシャとトランクリヤフィニッシャとの車体側パネル
への固定に係わるトランクトリムの取付構造に関する。
ニッシャとトランクリヤフィニッシャとの車体側パネル
への固定に係わるトランクトリムの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトランクトリムの取付構
造としては、例えば図4に示すものがある(1989年
5月日産自動車株式会社発行のサービス周報第622号
「R32型系車の紹介」D−65頁参照)。
造としては、例えば図4に示すものがある(1989年
5月日産自動車株式会社発行のサービス周報第622号
「R32型系車の紹介」D−65頁参照)。
【0003】すなわち、このトランクトリムの取付構造
は、トランクサイドフィニッシャ1とトランクリヤフィ
ニッシャ3との取付に係わり、トランクサイドフィニッ
シャ1はトランクルーム5の車幅方向サイドにおいてリ
ヤフェンダーパネル7の内面側に装着され、トランクリ
ヤフィニッシャ3はトランクルーム5の最後部において
リヤエンドパネル9の内面側に装着されている。そし
て、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11は、そ
の面が車体前後方向を向き、上下に固定具挿通用の挿通
部として第1挿通穴13a,13bが設けられている。
トランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15には、
同じく固定具挿通用の挿通部として第2挿通穴17a,
17bが設けられている。
は、トランクサイドフィニッシャ1とトランクリヤフィ
ニッシャ3との取付に係わり、トランクサイドフィニッ
シャ1はトランクルーム5の車幅方向サイドにおいてリ
ヤフェンダーパネル7の内面側に装着され、トランクリ
ヤフィニッシャ3はトランクルーム5の最後部において
リヤエンドパネル9の内面側に装着されている。そし
て、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11は、そ
の面が車体前後方向を向き、上下に固定具挿通用の挿通
部として第1挿通穴13a,13bが設けられている。
トランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15には、
同じく固定具挿通用の挿通部として第2挿通穴17a,
17bが設けられている。
【0004】そして、トランクサイドフィニッシャ1を
リヤフェンダーパネル7側にセットした後、トランクリ
ヤフィニッシャ3をリヤエンドパネル9に装着する。こ
の時、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11にト
ランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15を重ね合
わせて第1挿通穴13a,13bに第2挿通穴17a,
17bを合致させる。次いで、固定具としてのクリップ
19を第2挿通穴17a,17bから第1挿通穴13
a,13bを貫通させる。そしてリヤエンドパネル9側
の図示しない取付穴にクリップ19を嵌入係止させ、両
フィニッシャ1,3の後端部11及び車幅方向端部15
の固定を行なうのである。
リヤフェンダーパネル7側にセットした後、トランクリ
ヤフィニッシャ3をリヤエンドパネル9に装着する。こ
の時、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11にト
ランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15を重ね合
わせて第1挿通穴13a,13bに第2挿通穴17a,
17bを合致させる。次いで、固定具としてのクリップ
19を第2挿通穴17a,17bから第1挿通穴13
a,13bを貫通させる。そしてリヤエンドパネル9側
の図示しない取付穴にクリップ19を嵌入係止させ、両
フィニッシャ1,3の後端部11及び車幅方向端部15
の固定を行なうのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取付構造では取付作業が極めて煩雑になるという問
題があった。すなわち、トランクサイドフィニッシャ1
を先にリヤフェンダーパネル7の内面側に装着した時、
後端部11の第1挿通穴13a,13bがリヤエンドパ
ネル9側の取付穴に対して位置がずれ、トランクリヤフ
ィニッシャ3の車幅方向端部15をトランクサイドフィ
ニッシャ1の後端部11に重ね合わせたとき、第1挿通
穴13a,13bに対し第2挿通穴17a,17bが合
致しないことがあり、そのままではクリップ19を挿通
することができない恐れがある。これは、トランクサイ
ドフィニッシャ1が、リヤフェンダーパネル7の内面を
基準にして取付けられるのに対し、クリップ19を挿通
する取付穴は、リヤフェンダーパネル7とは異なるリヤ
エンドパネル9側に設けられるため、両パネル7,9の
組付誤差等によってリヤエンドパネル9側の取付穴がリ
ヤフェンダーパネル7側に対し容易にずれる恐れがある
からである。このため作業者は、第1挿通穴13a,1
3bをリヤエンドパネル9側の取付穴及び第2挿通穴1
7a,17bに合致させるべく無理な力をトランクサイ
ドフィニッシャ1に加え、同時にクリップ19を装着し
なければならず、取付作業が極めて煩雑となるのであ
る。
うな取付構造では取付作業が極めて煩雑になるという問
題があった。すなわち、トランクサイドフィニッシャ1
を先にリヤフェンダーパネル7の内面側に装着した時、
後端部11の第1挿通穴13a,13bがリヤエンドパ
ネル9側の取付穴に対して位置がずれ、トランクリヤフ
ィニッシャ3の車幅方向端部15をトランクサイドフィ
ニッシャ1の後端部11に重ね合わせたとき、第1挿通
穴13a,13bに対し第2挿通穴17a,17bが合
致しないことがあり、そのままではクリップ19を挿通
することができない恐れがある。これは、トランクサイ
ドフィニッシャ1が、リヤフェンダーパネル7の内面を
基準にして取付けられるのに対し、クリップ19を挿通
する取付穴は、リヤフェンダーパネル7とは異なるリヤ
エンドパネル9側に設けられるため、両パネル7,9の
組付誤差等によってリヤエンドパネル9側の取付穴がリ
ヤフェンダーパネル7側に対し容易にずれる恐れがある
からである。このため作業者は、第1挿通穴13a,1
3bをリヤエンドパネル9側の取付穴及び第2挿通穴1
7a,17bに合致させるべく無理な力をトランクサイ
ドフィニッシャ1に加え、同時にクリップ19を装着し
なければならず、取付作業が極めて煩雑となるのであ
る。
【0006】これに対し、図5のような構造が考えられ
る。この構造はリヤエンドパネル9側のブラケット20
に取付穴21及び切起し部23を設け、トランクサイド
フィニッシャ1側に係合部25を設けたものである。こ
のような構造により、係合部25を切起し部23に係合
させてトランクサイドフィニッシャ1の後端部11を取
付穴21に対して位置決める。これによって取付穴21
と第1挿通穴13a(13b)との位置合せを行ない、
クリップ19の挿通を容易に行なわせるようにしてい
る。
る。この構造はリヤエンドパネル9側のブラケット20
に取付穴21及び切起し部23を設け、トランクサイド
フィニッシャ1側に係合部25を設けたものである。こ
のような構造により、係合部25を切起し部23に係合
させてトランクサイドフィニッシャ1の後端部11を取
付穴21に対して位置決める。これによって取付穴21
と第1挿通穴13a(13b)との位置合せを行ない、
クリップ19の挿通を容易に行なわせるようにしてい
る。
【0007】しかしながら、この構造でも第1挿通穴1
3aと取付穴21との位置決めは不十分である。すなわ
ち、係合部25と切起し部23とにより、車体前後上下
方向での位置決めを行なうことはできるが、車幅方向に
対しては相対移動が自由であり位置決めができないから
である。また、ブラケット部20に切起し部23を設け
なければならず、製造工程が増加しコスト増の原因とな
る恐れがあった。
3aと取付穴21との位置決めは不十分である。すなわ
ち、係合部25と切起し部23とにより、車体前後上下
方向での位置決めを行なうことはできるが、車幅方向に
対しては相対移動が自由であり位置決めができないから
である。また、ブラケット部20に切起し部23を設け
なければならず、製造工程が増加しコスト増の原因とな
る恐れがあった。
【0008】そこでこの発明は、組付けに際しトランク
サイドフィニッシャの後端部の位置決めを確実に行なう
ことができ、かつ製造工程の増加によるコスト増を防止
することのできるトランクトリムの取付構造の提供を目
的とする。
サイドフィニッシャの後端部の位置決めを確実に行なう
ことができ、かつ製造工程の増加によるコスト増を防止
することのできるトランクトリムの取付構造の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明はトランクサイドフィニッシャの後端部にト
ランクリヤフィニッシャの車幅方向端部を重ね合わせ、
前記後端部及び車幅方向端部に設けた固定具挿通用の挿
通部を合わせ、当該挿通部に挿通した固定具を車体側パ
ネルの取付穴に固定して、前記両フィニッシャを車体側
パネルに取り付けるトランクトリムの取付構造におい
て、前記車体側パネルに、横断面がハット断面形状を呈
し、突出前面に前記取付穴を有するブラケット部を設
け、前記トランクサイドフィニッシャに、前後幅が前記
ブラケット部の前後幅よりも大きな取付開口を設け、該
取付開口の上部に、該取付開口の裏面側へ突出すると共
に、下方に指向し、前記ブラケット部の前後方向内面幅
と略同一の幅を有した係合爪を設け、該係合爪の下方に
前記挿通部を配置し、前記取付開口の下端が前記挿通部
の下端よりも上になるように形成したことを特徴とす
る。
にこの発明はトランクサイドフィニッシャの後端部にト
ランクリヤフィニッシャの車幅方向端部を重ね合わせ、
前記後端部及び車幅方向端部に設けた固定具挿通用の挿
通部を合わせ、当該挿通部に挿通した固定具を車体側パ
ネルの取付穴に固定して、前記両フィニッシャを車体側
パネルに取り付けるトランクトリムの取付構造におい
て、前記車体側パネルに、横断面がハット断面形状を呈
し、突出前面に前記取付穴を有するブラケット部を設
け、前記トランクサイドフィニッシャに、前後幅が前記
ブラケット部の前後幅よりも大きな取付開口を設け、該
取付開口の上部に、該取付開口の裏面側へ突出すると共
に、下方に指向し、前記ブラケット部の前後方向内面幅
と略同一の幅を有した係合爪を設け、該係合爪の下方に
前記挿通部を配置し、前記取付開口の下端が前記挿通部
の下端よりも上になるように形成したことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】車体側パネルのブラケット部にトランクサイド
フィニッシャの係合爪を係合させるとブラケット部の内
面幅とほぼ同一の幅を有した係合爪は車体前後方向及び
車幅方向の双方で位置決められることとなる。従って、
係合爪の下方に配置された挿通部はブラケット部の突出
前面に設けた取付穴に正確に位置決められる。このた
め、トランクサイドフィニッシャの後端部にトランクリ
ヤフィニッシャの車幅方向端部を重ね合わせたとき両端
部に設けた固定具挿通用の挿通部とブラケット部の取付
穴とを正確に位置合わせすることができる。
フィニッシャの係合爪を係合させるとブラケット部の内
面幅とほぼ同一の幅を有した係合爪は車体前後方向及び
車幅方向の双方で位置決められることとなる。従って、
係合爪の下方に配置された挿通部はブラケット部の突出
前面に設けた取付穴に正確に位置決められる。このた
め、トランクサイドフィニッシャの後端部にトランクリ
ヤフィニッシャの車幅方向端部を重ね合わせたとき両端
部に設けた固定具挿通用の挿通部とブラケット部の取付
穴とを正確に位置合わせすることができる。
【0011】
【実施例】以下この発明の一実施例を説明する。なお、
図4、図5と同一構成部分には同符号を付して説明し、
重複した説明は省略する。
図4、図5と同一構成部分には同符号を付して説明し、
重複した説明は省略する。
【0012】図1はこの発明の一実施例に係り、トラン
クトリムの取付構造の要部を示す拡大斜視図である。
クトリムの取付構造の要部を示す拡大斜視図である。
【0013】図1のように、車体側パネルであるリヤエ
ンドパネル9にブラケット部27が取付けられている。
ブラケット部27は、横断面がハット断面形状を呈し、
基部29a,29bがリヤエンドパネル9にスポット溶
接等によって固定されている。また、ブラケット部27
の突出前面27bには固定具であるクリップ19を嵌入
係止させる取付穴31が設けられている。
ンドパネル9にブラケット部27が取付けられている。
ブラケット部27は、横断面がハット断面形状を呈し、
基部29a,29bがリヤエンドパネル9にスポット溶
接等によって固定されている。また、ブラケット部27
の突出前面27bには固定具であるクリップ19を嵌入
係止させる取付穴31が設けられている。
【0014】一方、トランクサイドフィニッシャ1には
取付開口33が設けられている。取付開口33の上部に
は係合爪35が設けられ、下部には挿通部37が設けら
れている。
取付開口33が設けられている。取付開口33の上部に
は係合爪35が設けられ、下部には挿通部37が設けら
れている。
【0015】前記係合爪35はトランクサイドフィニッ
シャ1の裏面1b側へ突出し、かつ下方へ指向してい
る。この係合爪35の裏面1b側への突出量は前記ブラ
ケット部27の肉厚分より僅かに大きい程度のものであ
る。また、係合爪35の幅hは前記ブラケット部27の
内面幅Hとほぼ同一の幅を有している。
シャ1の裏面1b側へ突出し、かつ下方へ指向してい
る。この係合爪35の裏面1b側への突出量は前記ブラ
ケット部27の肉厚分より僅かに大きい程度のものであ
る。また、係合爪35の幅hは前記ブラケット部27の
内面幅Hとほぼ同一の幅を有している。
【0016】前記挿通部37は取付穴31に対応した大
きさの半円弧状を呈している。このように挿通部37を
半円弧状に形成することにより、ブラケット部27の取
付穴31をブラケット部27の上縁部27aに近づける
ことができ、全体の高さSを極力小さくすることがで
き、ブラケット部27の小型化を図ることができる。
きさの半円弧状を呈している。このように挿通部37を
半円弧状に形成することにより、ブラケット部27の取
付穴31をブラケット部27の上縁部27aに近づける
ことができ、全体の高さSを極力小さくすることがで
き、ブラケット部27の小型化を図ることができる。
【0017】このような構造のトランクサイドフィニッ
シャ1の後端部11と、トランクリヤフィニッシャ3の
車幅方向端部15とは図2のように固定されている。す
なわち、トランクサイドフィニッシャ1の係合爪35が
ブラケット部27の上縁部27a側に係合され、相互に
一致している第2挿通穴17a(17b)、第1挿通穴
13a(13b)にクリップ19が貫通され、このクリ
ップ19が取付穴31に嵌入係止されている。これによ
り、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11と、ト
ランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15とがリヤ
エンドパネル9側に固定されている。
シャ1の後端部11と、トランクリヤフィニッシャ3の
車幅方向端部15とは図2のように固定されている。す
なわち、トランクサイドフィニッシャ1の係合爪35が
ブラケット部27の上縁部27a側に係合され、相互に
一致している第2挿通穴17a(17b)、第1挿通穴
13a(13b)にクリップ19が貫通され、このクリ
ップ19が取付穴31に嵌入係止されている。これによ
り、トランクサイドフィニッシャ1の後端部11と、ト
ランクリヤフィニッシャ3の車幅方向端部15とがリヤ
エンドパネル9側に固定されている。
【0018】組付けに際しては、図1においてまずトラ
ンクサイドフィニッシャ1の係合爪35をブラケット部
27の上縁部27a側に挿入して係止させる。次いでト
ランクサイドフィニッシャ1をその他の箇所においてリ
ヤフェンダーパネル7(図4)の内面側に固定する。こ
のとき、係合爪35がブラケット部27に係止されてト
ランクサイドフィニッシャ1の後端部11が車体前後、
上下方向に位置決められると共に、車幅方向にも位置決
められる。なお、車体上下、車幅方向に位置決められる
ものであれば、ブラケット部27内において係合爪35
の前後方向への多少の動きは許されるものである。
ンクサイドフィニッシャ1の係合爪35をブラケット部
27の上縁部27a側に挿入して係止させる。次いでト
ランクサイドフィニッシャ1をその他の箇所においてリ
ヤフェンダーパネル7(図4)の内面側に固定する。こ
のとき、係合爪35がブラケット部27に係止されてト
ランクサイドフィニッシャ1の後端部11が車体前後、
上下方向に位置決められると共に、車幅方向にも位置決
められる。なお、車体上下、車幅方向に位置決められる
ものであれば、ブラケット部27内において係合爪35
の前後方向への多少の動きは許されるものである。
【0019】従ってトランクサイドフィニッシャ1側の
挿通部37は、リヤエンドパネル9側の取付穴31に対
し、正確な位置決めが行なわれる。次いで、リヤエンド
パネル9にトランクリヤファニッシャ3を取付け、その
車幅方向端部15をトランクサイドフィニッシャ1の後
端部11に重ね合わせる。トランクリヤフィニッシャ3
及びブラケット部27は、リヤエンドパネル9を基準に
して相対的に位置決められるため、トランクリヤフィニ
ッシャ3の第2挿通穴17a(17b)と、取付け穴3
1とは正確に位置決められる。
挿通部37は、リヤエンドパネル9側の取付穴31に対
し、正確な位置決めが行なわれる。次いで、リヤエンド
パネル9にトランクリヤファニッシャ3を取付け、その
車幅方向端部15をトランクサイドフィニッシャ1の後
端部11に重ね合わせる。トランクリヤフィニッシャ3
及びブラケット部27は、リヤエンドパネル9を基準に
して相対的に位置決められるため、トランクリヤフィニ
ッシャ3の第2挿通穴17a(17b)と、取付け穴3
1とは正確に位置決められる。
【0020】一方、前記のようにトランクサイドフィニ
ッシャ1の挿通部37も取付穴31に対して正確に位置
決められているため、トランクリヤフィニッシャ3の車
幅方向端部15をトランクサイドフィニッシャ1の後端
部11に重ね合わせたとき、第2挿通穴17a(17
b)、挿通部37、取付穴31は相互に正確に位置決め
られる。従って、第2挿通穴17a(17b)からクリ
ップ19を挿通させれば容易に取付穴31へ固定するこ
とができ、取付作業が極めて簡単となる。
ッシャ1の挿通部37も取付穴31に対して正確に位置
決められているため、トランクリヤフィニッシャ3の車
幅方向端部15をトランクサイドフィニッシャ1の後端
部11に重ね合わせたとき、第2挿通穴17a(17
b)、挿通部37、取付穴31は相互に正確に位置決め
られる。従って、第2挿通穴17a(17b)からクリ
ップ19を挿通させれば容易に取付穴31へ固定するこ
とができ、取付作業が極めて簡単となる。
【0021】また、上記のような構造は、製造工程の増
加を抑制して達成できる。すなわち、トランクサイドフ
ィニッシャ1側の係合爪35はトランクサイドフィニッ
シャ1の成形と共に一体に設けることができる。また、
リヤエンドパネル9側にはブラケット部27を設定する
だけである。従って、ブラケット部27側に切起しを設
ける場合に比べて製造工程の増加を抑制し、コスト増を
抑えることができる。
加を抑制して達成できる。すなわち、トランクサイドフ
ィニッシャ1側の係合爪35はトランクサイドフィニッ
シャ1の成形と共に一体に設けることができる。また、
リヤエンドパネル9側にはブラケット部27を設定する
だけである。従って、ブラケット部27側に切起しを設
ける場合に比べて製造工程の増加を抑制し、コスト増を
抑えることができる。
【0022】図3はこの発明の第2実施例に係る要部の
分解斜視図である。この実施例では、挿通部37を円形
としたものである。この場合、挿通部37を取付開口3
3の下側に設けなければならないため、ブラケット部2
7側の取付穴31もこれに合わせて上縁部27aから若
干遠ざけなければならず、全体的な高さは若干大きくな
る。しかし、作用効果としては上記実施例とほぼ同様な
ものを得ることができ、かつ後端部11のブラケット部
27に対する固定をより強固なものにすることができ
る。
分解斜視図である。この実施例では、挿通部37を円形
としたものである。この場合、挿通部37を取付開口3
3の下側に設けなければならないため、ブラケット部2
7側の取付穴31もこれに合わせて上縁部27aから若
干遠ざけなければならず、全体的な高さは若干大きくな
る。しかし、作用効果としては上記実施例とほぼ同様な
ものを得ることができ、かつ後端部11のブラケット部
27に対する固定をより強固なものにすることができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、トランクサイドフィニッシャの後端部の位置
決めをトランクリヤフィニッシャと同一の車体パネルを
基準にして行なうことができる。従って、トランクサイ
ドフィニッシャの後端部の挿通部とトランクリヤフィニ
ッシャの車幅方向端部の挿通部と車体側パネルの取付穴
との位置合わせが容易かつ正確に行なわれ、両フィニッ
シャの取付けを極めて容易に行なうことができる。しか
も、ブラケット部の上下幅を小型化でき、取付開口、係
合爪の形状も簡単であり、コスト増を抑えることができ
る。
によれば、トランクサイドフィニッシャの後端部の位置
決めをトランクリヤフィニッシャと同一の車体パネルを
基準にして行なうことができる。従って、トランクサイ
ドフィニッシャの後端部の挿通部とトランクリヤフィニ
ッシャの車幅方向端部の挿通部と車体側パネルの取付穴
との位置合わせが容易かつ正確に行なわれ、両フィニッ
シャの取付けを極めて容易に行なうことができる。しか
も、ブラケット部の上下幅を小型化でき、取付開口、係
合爪の形状も簡単であり、コスト増を抑えることができ
る。
【図1】この発明の一実施例に係る要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】要部の断面図である。
【図3】他の実施例に係る要部の分解斜視図である。
【図4】従来例に係るフィニッシャの配置を示す車体後
部の分解斜視図である。
部の分解斜視図である。
【図5】切起しを設けた例を説明する要部の分解斜視図
である。
である。
1 トランクサイドフィニッシャ 1b 裏面 3 トランクリヤフィニッシャ 9 リヤエンドパネル(車体側パネル) 11 後端部 15 車幅方向端部 17a,17b 第2挿通穴(挿通部) 19 クリップ(固定具) 27 ブラケット部 31 取付穴 35 係合爪 37 挿通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/01 B60R 5/04
Claims (1)
- 【請求項1】 トランクサイドフィニッシャ(1)の後
端部(11)にトランクリヤフィニッシャ(3)の車幅
方向端部を重ね合わせ、前記後端部(11)及び車幅方
向端部に設けた固定具(19)挿通用の挿通部(37)
を合わせ、当該挿通部(37)に挿通した固定具(1
9)を車体側パネル(9)の取付穴(31)に固定し
て、前記両フィニッシャ(1、3)を車体側パネル
(9)に取り付けるトランクトリムの取付構造におい
て、 前記車体側パネル(9)に、横断面がハット断面形状を
呈し、突出前面に前記取付穴(31)を有するブラケッ
ト部(27)を設け、 前記トランクサイドフィニッシャ(1)に、前後幅が前
記ブラケット部(27)の前後幅よりも大きな取付開口
(33)を設け、該取付開口(33)の上部に、該取付
開口(33)の裏面側へ突出すると共に、下方に指向
し、前記ブラケット部(27)の前後方向内面幅と略同
一の幅を有した係合爪(35)を設け、該係合爪(3
5)の下方に前記挿通部(37)を配置し、前記取付開
口(33)の下端が前記挿通部(37)の下端よりも上
になるように形成したことを特徴とするトランクトリム
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20388093A JP3173241B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | トランクトリムの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20388093A JP3173241B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | トランクトリムの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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