JP3531767B2 - 車両用バンパ取付構造 - Google Patents

車両用バンパ取付構造

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    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/24Arrangements for mounting bumpers on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R2019/1806Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing
    • B60R2019/1813Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of metal
    • B60R2019/1826Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of metal of high-tension steel

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用バンパ取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車幅方向に延びバンパフェイ
スで覆われたバンパビームを、サポートを介して車体に
取付ける種々の車両用バンパ取付構造が知られている。
バンパは、一般に低速(約8km/Hr以下)衝突時な
どの小さい衝突エネルギーを吸収して復帰可能なことを
要求されることが多い。また、バンパは軽量でしかもエ
ネルギー伝達性能を向上したものが求められてきた。こ
のようなバンパとしては、例えば、米国特許第5080
410号明細書「車両用バンパビーム」の技術があり、
この明細書の図2及び図3によれば、高強度の鋼材から
なる箱状断面のバンパビーム14をサイドレール62,
64(サポートに相当)を介して車体の前面に取付けた
構成が開示されている。すなわち図5に示すように、バ
ンパビーム14はその背面を、第1ブラケット68と第
2ブラケット98とを介してサイドレール62,64に
ボルト固定されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、バンパビーム
は高速(約8km/Hr以上)衝突時などの大きい衝突
エネルギーを車体に素速くかつ効率良く伝達されること
が好ましい。しかし、上記従来の技術は、単にバンパビ
ーム14の背面をサイドレール62,64にボルト止め
したものであり、バンパに車両前方から大きい衝突エネ
ルギーが作用した場合、バンパビーム14の箱状断面全
体が大きく変形した時点で、サイドレール62,64を
介して車体に衝突エネルギーが伝達される。このため、
車体へのエネルギー伝達を素速く伝達することは難し
い。
【0004】また、バンパビーム14は大きい衝突エネ
ルギーを車体へ効率良く伝達するために、サイドレール
62,64の高さ方向中央に配置されることが好まし
い。ところが、車両の種類によっては様々の制約があ
り、バンパビーム14をサイドレール62,64の高さ
方向中央に配置できない場合もあるが、この場合でも、
衝突エネルギーを車体に素速く、しかも効率良く伝達す
ることが求められる。
【0005】本発明の目的は、(1)、衝突エネルギー
を車体に素速く伝達することのできる構造を提供するこ
と、(2)バンパビームをサポートの高さ方向中央に配
置しない場合でも、衝突エネルギーを素速く、しかも効
率良く伝達することのできる構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、 請求項記載の発明は、サイドメンバの先端部にサ
ポートを取付け、このサポートに高張力鋼製中空体
のバンパビームを上下にオフセットさせた状態で取付
け、このオフセットによってスペースの余裕の生じた側
に、前記サポートから腕部材を延し、この腕部材でも
前記バンパビームを支承させ、前記腕部材の先端部は、
衝突エネルギーによって変形する途中の前記バンパビー
ムが衝当するようにバンパビームの背面を越えて先方へ
延び、前記バンパビームにおける下面から上面までの高
さに、これら下・上面のうち前記腕部材が延びた方の面
に対する前記先端部の高さを加えた、全体の高さの中心
は、前記サイドメンバにおける下から上までの高さの中
心に概ね一致したことを特徴とする。このため、オフセ
ットによって余裕の生じた側のスペースを有効利用し
て、サポートから腕部材を延してサポートの剛性を
大きくできる。従って、サポートにバンパビームを上
下にオフセットさせた状態(高さ方向中央に配置しない
状態)で取付けたにもかかわらず、大きい衝突エネルギ
ーを車体に素速くしかも効率良く伝達することができ
る。
【0007】請求項記載の発明は、前記腕部材を前記
サポートと別体で構成したことを特徴とする。このた
め、サポートの形状は簡素であり、生産が容易であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図面に基づ
いて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、
「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、
Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、CLは
車幅方向中央を示す。また、図面は符号の向きに見るも
のとする。図1は本発明に係る車両用バンパ取付構造の
平面図であり、バンパ1は車幅方向(この図の上下方
向)に延びるバンパビーム2と、バンパビーム2の後部
を覆うバンパフェイス(図3で説明する)と、バンパビ
ーム2の車幅方向両端部を車体3に取付けるサポート
4,4とからなり、例えば、車体3の後面に取付けるリ
ヤバンパの構成である。なお、バンパビーム2は後方に
湾曲した円弧状を呈する。
【0009】図2は本発明に係る車両用バンパ取付構造
の拡大平面図であり、車体3のフロア上方から見たとこ
ろの、バンパビーム2の車幅方向左側の取付構造を示
す。車両用バンパ取付構造は左側と右側とが対称形の構
成であり、以下、左側のみ説明するが、当然のことなが
ら右側も同一構成・作用をなす。
【0010】バンパビーム2は高張力鋼製矩形中空体で
あることで、衝突エネルギーの吸収性、車体へのエネル
ギー伝達性を高めるとともに、軽量化等を図っている。
高張力鋼は引張り強さの大きい鋼材であり、しかも溶接
性や加工性等も重視して製造される。高張力鋼として
は、例えば自動車構造用冷間圧延鋼板(AISI・12
0XF)がある。なお、「AISI」は米国鉄鋼協会を
言う。
【0011】図3は図2の3−3線断面図であり、バン
パビーム2は後部が緩衝体5で覆われ、更にバンパフェ
イス6で覆われている。緩衝体5は衝突時のエネルギー
を吸収するものであり、例えばポリプロピレン発泡材か
らなる。バンパフェイス6はバンパの外観性を高めるも
のであり、例えば合成樹脂からなる。バンパビーム2
は、車体3と反対側の後面11と背面12(この図の左
側の面)と上面13と下面14とを有する概ね矩形断面
の中空体であり、この中空体は鋼板を折曲げ成形し、且
つ後面11の高さ方向中央で溶接したものである。
【0012】サポート4は、先端部(この図の右側の端
部)をバンパビーム2に溶接で結合され、基端部をサイ
ドメンバ7の先端部にボルト41,41で結合される。
なお、サイドメンバ(サイドフレーム)7は、車体3両
側の前後方向に延び、車体3の一部を構成するものであ
る。詳述すると、サポート4は、サポート部21にバン
パビーム2を上にオフセットさせた状態で取付け、この
オフセットによってスペースの余裕の生じた上側に、サ
ポート部21から腕部材31を延し、この腕部材31で
もバンパビーム2を支承させた構成である。サポート部
21の中心Xとバンパビーム2の中心Xとのオフセ
ット寸法はSである。一方、バンパビーム2はサイド
メンバ7に対して下にオフセットされ、バンパビーム2
の中心Xとサイドメンバ7の中心Xとのオフセット
寸法はSである。
【0013】すなわち、サポート4はサポート部21
と、このサポート部21の先端部の上に重ねて取付けた
腕部材31とからなる。サポート部21と別体からなる
腕部材31は、上部フランジ32をサポート部21の上
壁22に溶接され、後部側壁33をサポート部21の側
壁23に溶接される。また、腕部材31は先端部34
を、バンパビーム2の背面12を越えて所定の延出長さ
Lだけ先方(この図の右側)へ延し、先端部34の下部
フランジ35をバンパビーム2の上面13に溶接したも
のである。
【0014】腕部材31の先端部34の高さHは、オフ
セット寸法S,Sを考慮して設定されるが、オフセ
ット寸法Sの概ね2〜4倍程度が好ましい。また腕部
材31は、衝突エネルギーをバンパビーム2からサイド
メンバ7へ伝達するタイミングが最適であるように、延
出長さLを設定される。なお、腕部材31はサポート部
21と一体に形成したものでもよい。
【0015】サポート部21は、側壁23の先端部の側
部フランジ25をバンパビーム2の背面12に溶接さ
れ、先端部の下部フランジ26をバンパビーム2の下面
14に溶接される。
【0016】一方、車体3の後部は、上向きチャンネル
状のサイドメンバ7の上にリヤフロアパネル8を張った
構成である。そして、サイドメンバ7の側壁間(フラン
ジ間)には下向きチャンネル状の取付座9が取付けら
れ、この取付座9を介してサイドメンバ7にサポート部
21の基端部がボルト41,41で結合される。
【0017】図4は本発明に係るサポートの分解斜視図
であり、サポート部21は想像線で示すように上壁2
2、両側壁23,23、縁24,24からなるハット形
断面を呈し、更に縁24,24を折返すことで高剛性と
した断面形状である。このサポート部21は先端部側
(この図の右側)に先広がり状に延びた形状であって、
鋼板を折曲げ成形したものである。そして、サポート部
21は両側壁23,23の先端部に側部フランジ25,
25を備え、縁24,24の先端部を延して下部フラン
ジ26,26を備えている。なお、42,42は上壁2
2の基端部に溶接されたナットであり、上記ボルト4
1,41とねじ結合するものである。
【0018】腕部材31は下向きチャンネル状断面を呈
し、しかも、サポート部21の上壁22の先端部からバ
ンパビーム2の背面12を越えて上面13側へ湾曲して
延びる形状であって、鋼板を折曲げ成形したものであ
る。そして、腕部材31は後部に上部フランジ32と後
部側壁33とを備え、また、腕部材31の先端部34は
下部フランジ35,35を備えることでハット形断面を
呈する。
【0019】次に、上記サポートの組立手順を図4に基
づき説明する。先ず、サポート部21の先端部に腕部材
31を重ね合せて溶接することでサポート4を完成する
(上壁22と上部フランジ32を溶接し、側壁23と後
部側壁33を溶接する)。次に、バンパビーム2の背面
12にサポート4を当て、各フランジ25,26,35
をバンパビーム2に溶接して、組立作業を完了する。そ
して、このように組立られたサポート4は図3に示すサ
イドメンバ7の先端部にボルト止めされる。なお、上記
サポート4の組立手順は、上記構成の理解を容易にする
ために説明した一例にすぎず、任意の手順にすることが
できる。
【0020】次に、上記構成の車両用バンパ取付構造の
作用を図3及び図5に基づき説明する。図5は本発明に
係る車両用バンパ取付構造の作用図である。図3に示す
状態で、バンパ1に車両後方から低速(約8km/Hr
以下)衝突などによる小さい衝突エネルギーが作用した
場合、緩衝体5及びバンパビーム2が弾性変形すること
で衝突エネルギーを吸収する。この程度の衝突エネルギ
ーではバンパビーム2は塑性変形しない。そして、衝突
エネルギーがなくなった時点で緩衝体5及びバンパビー
ム2は元の状態に復帰する。
【0021】バンパ1に車両後方から大きい衝突エネル
ギーが作用した場合、その衝突エネルギーの大きさに応
じてバンパビーム2は塑性変形する。そして、バンパビ
ーム2が図5に示すように大きく変形する途中で、変形
したバンパビーム2が腕部材31の先端部34に衝当す
る。この時点で、衝突エネルギーは腕部材31を介して
サポート部21の先端部に作用する。従って、サイドメ
ンバ7の先端には衝突エネルギーが素速く且つ均等に伝
達される。そして、サイドメンバ7に伝達された衝突エ
ネルギーは、車体3で吸収されることになる。
【0022】このように、バンパビーム2を高張力鋼製
中空体で構成し、また、サポート4をサポート部21と
このサポート部21の先端部の上又は下に重ねて取付け
た腕部材31とで構成し、サポート部21と腕部材31
との少なくとも一方の先端部を、バンパビーム2の背面
12を越えて先方へ延したことにより、高張力鋼製中空
体で軽量に製作されたバンパビーム2へ大きい衝突エネ
ルギーが作用した際に、バンパビーム2の箱状断面全体
が大きく変形する前に、衝突エネルギーがサポート部2
1と腕部材31との少なくとも一方の先端部に伝達され
る。従って、サポート4に伝達された衝突エネルギーを
車体3に素速く伝達できる。また、バンパビーム2の背
面12を越えて先方へ延す、サポート部21や腕部材3
1の先端部の長さを変えるだけで、衝突エネルギーを車
体3に伝達するタイミングを最適なものに設定できる。
【0023】次に、バンパビーム2がサポート4に対し
て高さ方向にオフセットしたことによる作用を図6に基
づき説明する。図6(a),(b)は本発明に係る車両
用バンパ取付構造の作用図であり、(a)は本発明に係
る車両用バンパ取付構造の模式図、(b)は比較例の車
両用バンパ取付構造の模式図である。(b)の比較例の
ように、サポート4の中心Xとバンパビーム2の中心
とが一致している場合には、バンパビーム2に衝突
エネルギーFが作用してもモーメントが発生しない。こ
のため、サポート4に伝達された衝突エネルギーFは車
体3に素速くしかも効率良く伝達される。
【0024】(a)のように、バンパビーム2がサポー
ト部21に対して上にオフセット(オフセット寸法
)した場合には、バンパビーム2に衝突エネルギー
Fが作用するとモーメントMが発生する。このため、サ
ポート部21はモーメントMに対する十分な剛性を有す
ることで、衝突エネルギーを車体3に素速くしかも効率
良く伝達できることを求められる。本実施例は、オフセ
ットによって余裕の生じた上側スペースを有効利用し
て、サポート部21から腕部材31を延し、この腕部材
31でもバンパビーム2を支承させることで、サポート
4の剛性を高めている。しかも、サポート部21と腕部
材31とを組合せたことにより、サポート4全体の中心
とバンパビーム2の中心Xとを概ね一致させることが
できる(オフセット寸法Sを小さくできる)。これに
より、バンパビーム2に作用した大きい衝突エネルギー
Fはサポート部21の先端部と腕部材31で受けられ
る。従って、バンパビーム2がサポート部21に対して
高さ方向にオフセットしているにもかかわらず、サイド
メンバ7には衝突エネルギーFが素速く且つ効率良く伝
達される。
【0025】また、腕部材31の先端部34の高さH
(図3参照)を変えることで、サイドメンバ7の中心X
に対するサポート部21の中心Xとバンパビーム2
の中心Xの高さを調整することができる。これを以下
に説明する。図6(a)において、バンパビーム2に大
きい衝突エネルギーFが作用した場合、変形途中のバン
パビーム2が腕部材31の先端部34に衝当した時点
で、衝突エネルギーFはサポート4を介してサイドメン
バ7に伝達される。このため、サイドメンバ7の中心X
に対する、サポート部21の中心Xとバンパビーム
2の中心Xの高さ関係は、腕部材31の先端部34を
通る線Lmの断面で考えればよい。すなわち、バンパビ
ーム2の高さをhとし、バンパビーム2の上面から腕
部材31の上端までの高さをhとした場合、バンパビ
ーム2の見掛け上の高さはhとなり(h=h+h
)、この見掛け上の高さhの中心はXとなり、こ
の中心Xはバンパビーム2の実際の中心Xよりも上
側の位置となる。従って中心Xは、腕部材31の高さ
を変えることで、サイドメンバ7の中心Xに対し
て調整され、好ましくは概ね一致するように調整され
る。このことは、サポート部21の中心Xについても
同様である。
【0026】以上の説明並び図3、図5、図6(a)か
ら明らかなように、腕部材31の先端部34は、衝突エ
ネルギーによって変形する途中のバンパビーム2が衝当
するようにバンパビーム2の背面12を越えて先方へ延
び、バンパビーム2における下面14から上面13まで
の高さh に、これら下・上面14,13のうち腕部材
31が延びた方の面13に対する先端部34の高さh
を加えた、全体の高さh の中心X は、サイドメンバ
7における下から上までの高さの中心X に概ね一致し
たものである。
【0027】なお、上記実施例において、バンパ1はリ
ヤバンパの構成に限定されず、車体3の前部に取付ける
フロントバンパの構成にも適用できる。また、腕部材3
1はサポート部21の先端部の上に重ねた構成に限定さ
れず、先端部の下に重ねて取付けた構成でもよい。更
に、サポート部21と腕部材31とは、少なくとも一方
の先端部を、バンパビーム2の背面12を越えて先方へ
延した構成であればよい。そして、サポート部21や腕
部材31の先端部の延出長さLを変えるだけで、衝突エ
ネルギーを車体3に伝達するタイミングを最適なものに
設定できる。更にまた、バンパビーム2はサイドメンバ
7に対して上下(高さ方向)にオフセットしたものであ
り、上方にオフセットする他に、下方にオフセットして
もよい。その場合には、オフセットによってスペースの
余裕の生じたサポート部21の下に、腕部材31を重ね
て取付けることになる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。 請求項記載の発明は、サイドメンバの先端部に
サポートを取付け、このサポートに高張力鋼製中空
体のバンパビームを上下にオフセットさせた状態で取付
け、このオフセットによってスペースの余裕の生じた側
に、サポートから腕部材を延し、この腕部材でもバン
パビームを支承させたことにより、オフセットによって
余裕の生じた側のスペースを有効利用して、サポート
から腕部材を延してサポートの剛性を大きくできる。
従って、サポートにバンパビームを上下にオフセット
させた状態で取付けたにもかかわらず、大きい衝突エネ
ルギーを車体に素速くしかも効率良く伝達することがで
きる。
【0029】さらに請求項1は、腕部材の先端部が、衝
突エネルギーによって変形する途中のバンパビームが衝
当するようにバンパビームの背面を越えて先方へ延びる
ので、バンパビームの背面を越えて先方へ延す腕部材の
先端部の長さを変えるだけで、衝突エネルギーを車体に
伝達するタイミングを最適なものに設定できる。
【0030】さらに請求項1は、バンパビームにおける
下面から上面までの高さに、これら下・上面のうち腕部
材が延びた方の面に対する先端部の高さを加えた、全体
の高さの中心が、サイドメンバにおける下から上までの
高さの中心に概ね一致したものである。しかも、サポー
ト部と腕部材とを組合せたことにより、サポート全体の
中心とバンパビームの中心とを概ね一致させることがで
きる(オフセット寸法を小さくできる)。これにより、
バンパビームに作用した大きい衝突エネルギーはサポー
ト部の先端部と腕部材で受けられる。従って、バンパビ
ームがサポート部に対して高さ方向にオフセットしてい
るにもかかわらず、サイドメンバには衝突エネルギーが
素速く且つ効率良く伝達される。
【0031】請求項記載の発明は、腕部材をサポート
と別体で構成したので、サポートの形状が簡素であ
り、生産が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用バンパ取付構造の平面図
【図2】本発明に係る車両用バンパ取付構造の拡大平面
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るサポートの分解斜視図
【図5】本発明に係る車両用バンパ取付構造の作用図
【図6】本発明に係る車両用バンパ取付構造の作用図
【符号の説明】
1…バンパ、2…バンパビーム(中空体)、3…車体、
4…サポート、5…緩衝体、6…バンパフェイス、7…
サイドメンバ、9…取付座、11…後面、12…背面、
13…上面、14…下面、21…サポート部、31…腕
部材、34…先端部、41…ボルト、42…ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドメンバ(7)の先端部にサポート
    部(21)を取付け、このサポート部(21)に高張力
    鋼製中空体のバンパビーム(2)を上下にオフセットさ
    せた状態で取付け、このオフセットによってスペースの
    余裕の生じた側に、前記サポート部(21)から腕部材
    (31)を延し、この腕部材(31)でも前記バンパビ
    ーム(2)を支承させ 前記腕部材(31)の先端部(34)は、衝突エネルギ
    ーによって変形する途中の前記バンパビーム(2)が衝
    当するようにバンパビーム(2)の背面(12)を越え
    て先方へ延び、 前記バンパビーム(2)における下面(14)から上面
    (13)までの高さ(h )に、これら下・上面(1
    4,13)のうち前記腕部材(31)が延びた方の面
    (13)に対する前記先端部(34)の高さ(h )を
    加えた、全体の高さ(h )の中心(X )は、前記サ
    イドメンバ(7)における下から上までの高さの中心
    (X )に概ね一致した ことを特徴とする車両用バンパ
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記腕部材(31)は前記サポート
    (21)と別体からなることを特徴とする請求項記載
    の車両用バンパ取付構造。
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