JP2020090222A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形を抑制することが可能な車体構造を得る。【解決手段】アルミダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバ20と鋼板で形成されたリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、少なくともリアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の上壁部50の上面50Aと、当該上面50Aと交差する方向に位置する2面の結合面56A、58Aを含む3面に対して、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48が外側から当接すると共に結合されている。これにより、結合部40において、結合面が2面しか設けられない場合と比較して、結合面が増える分、結合剛性を向上させることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、車体構造に関する。
特許文献1には、アルミダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと金属製の板状部材の外側蓋部材とが結合された技術が開示されている。当該リアフロアサイドメンバと外側蓋部材との結合部では、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において閉断面部が形成されている。さらに、リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後方側に設けられた金属製の板状部材で形成されたリアフロアサイドメンバリアが、当該外側蓋部材によって車両幅方向の外側から包まれるようにして結合されている。
DE102007006722号公報
ところで、車両の後面衝突時(以下、「車両の後突時」という)において、リアフロアサイドメンバリアに入力された衝突荷重は、当該外側蓋部材を介してリアフロアサイドメンバに伝達される。
前述のように、リアフロアサイドメンバは、アルミダイキャストで形成されており、高い剛性が得られるように形成されている。一方、リアフロアサイドメンバリア又は外側蓋部材は板状部材によって形成されているため、車両の後突時において、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部では、リアフロアサイドメンバリアが面外変形する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形を抑制することが可能な車体構造を提供することが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造は、車両後部における車両幅方向の端部において車両前後方向に沿って延在されたダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと、前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後方側において車両前後方向に沿って延在され、同じ肉厚の板状部材又は筒状部材で形成された金属製のリアフロアサイドメンバリアと、を備え、前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後端部と前記リアフロアサイドメンバリアの車両前後方向の前端部とが結合された結合部は、前記リアフロアサイドメンバ側に設けられて前記結合部の内側を構成し、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において、少なくとも車両上下方向の上部に設けられた上面と前記上面と交差する方向に位置する2面を含む3面の結合面を有する内側結合部と、前記リアフロアサイドメンバリア側に設けられて前記結合部の外側を構成し、前記内側結合部の前記3面の結合面に対して当該内側結合部の外側からそれぞれ当接して結合された外側結合部と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造では、車両後部における車両幅方向の端部に車両前後方向に沿ってダイキャスト製のリアフロアサイドメンバが延在されている。また、リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後方側には、同じ肉厚の板状部材又は筒状部材で形成された金属製のリアフロアサイドメンバリアが車両前後方向に沿って延在されている。
一般に、ダイキャストで形成されたダイキャスト部材は設計自由度が高いため、部位によって肉厚を厚くしたり補強リブを設けたりして高い剛性が得られるように形成される。これに対して、例えば、金属製の板状部材の場合、肉厚は略一定となっているため、当該板状部材の剛性は肉厚に因るところが大きい。このため、ダイキャスト部材と板状部材とでは、板状部材の方が剛性は低くなってしまう可能性が高い。したがって、ダイキャスト部材と板状部材とが結合された結合部において、車両の衝突時に板状部材からダイキャスト部材側へ衝突荷重が伝達される際、板状部材が面外変形する可能性がある。
これに対して、本発明では、ダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと板状部材又は筒状部材で形成された金属製のリアフロアサイドメンバリアとの結合部では、リアフロアサイドメンバ側に設けられ結合部の内側を構成する内側結合部の外側に、リアフロアサイドメンバリア側に設けられ結合部の外側を構成する外側結合部が結合されている。具体的に説明すると、当該内側結合部には、少なくとも車両上下方向の上部に設けられた上面と当該上面と交差する方向に位置する2面を含む3面の結合面が設けられており、結合部では、少なくともこれら3面の結合面に対して、外側結合部が当該内側結合部の外側から当接して結合されている。
つまり、例えば、リアフロアサイドメンバの内側結合部において、リアフロアサイドメンバリアの外側結合部との結合面が2面しか設けられない場合と比較して、本発明では、当該結合部において、少なくとも3面の結合面を有するため、結合面が増える分、結合剛性を向上させることができる。これにより、リアフロアサイドメンバとの結合部位を介してリアフロアサイドメンバリアは変形が拘束され、リアフロアサイドメンバとの結合部において、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形は抑制されることとなる。
なお、本発明における「同じ肉厚」は、部位に関係なく肉厚が完全に同じであることを意味するものではなく、製造時のばらつき等も含め、部位によって若干肉厚が異なるものを含むものであり、いわゆる「略同じ肉厚」の意である。また、ここでは、同じ肉厚で形成された部材として、単に板状部材を指すものではなく、肉厚が略一定となって形成される部材を意味するものである。例えば、板状部材が用いられた場合、プレス等の塑性加工によってリアフロアサイドメンバリアは形成されるが、これに限らず、金型を用いて、押出し加工や引抜き加工によって筒状部材のリアフロアサイドメンバリアが形成される場合も含まれる。
また、「上面と交差する方向に位置する2面」について、「上面」と「2面」とは必ずしもそれぞれ連続して形成される必要はなく、例えば、上面に対して2面のうち何れか一方の面が不連続の状態で形成されてもよいという意である。
請求項2に記載の本発明に係る車体構造は、請求項1に記載の本発明に係る車体構造において、車両後部における車両幅方向の端部において、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されたリアフロアサイドパネルをさらに備え、前記外側結合部は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされ、前記リアフロアサイドパネルとの間に閉断面部が形成されている。
請求項2に記載の本発明に係る車体構造では、車両後部における車両幅方向の端部に、車両前後方向かつ車両幅方向に沿ってリアフロアサイドパネルが延在されている。一方、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、当該リアフロアサイドメンバリアに設けられた外側結合部は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされている。そして、当該外側結合部は、リアフロアサイドパネルとの間に閉断面部が形成されている。これにより、当該結合部において、リアフロアサイドメンバリアの剛性を向上させることが可能となる。
請求項3に記載の本発明に係る車体構造は、請求項1又は請求項2に記載の本発明に係る車体構造において、前記上面と交差する方向に位置する2面の結合面は、当該内側結合部の車両幅方向の両側にそれぞれ設けられた第1側壁部、第2側壁部に形成されている。
請求項3に記載の本発明に係る車体構造では、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、リアフロアサイドメンバの内側結合部の上部に設けられた上面と交差する方向に位置する2面の結合面は、当該内側結合部の車両幅方向の両側にそれぞれ設けられた第1側壁部、第2側壁部に形成されている。
つまり、リアフロアサイドメンバの内側結合部の少なくとも上面が形成された上壁部、第1側壁部及び第2側壁部にリアフロアサイドメンバリアの外側結合部が結合される。これにより、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部における結合剛性を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の本発明に係る車体構造は、請求項3に記載の本発明に係る車体構造において、前記内側結合部は、前記第1側壁部と前記第2側壁部を車両幅方向に沿って架け渡す横壁部をさらに含んでいる。
請求項4に記載の本発明に係る車体構造では、内側結合部は、第1側壁部と第2側壁部を車両幅方向に沿って架け渡す横壁部をさらに含んでおり、内側結合部自体の剛性を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の本発明に係る車体構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車体構造において、前記内側結合部は、車両前後方向の前方側から見たときにS字状を成している。
請求項5に記載の本発明に係る車体構造では、内側結合部は、車両前後方向の前方側から見たときにS字状を成しており、ダイキャストによる型開きを考慮した上で、簡単な形状で外側結合部との結合部位を増やすことが可能となる。
なお、ここでの「S字状」は、各壁部が曲線状を成し互いに繋がった形状に限定されるものではなく、車両上下方向、車両幅方向等の各壁部が直線状を成し互いに繋がった形状も含む概念であり、いわゆる「略S字状」の意である。
請求項1に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバリアの剛性を向上させ、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部における結合剛性を向上させ、操縦安定性を高めることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の発明によれば、内側結合部自体の剛性を向上させることで、車両の後突時に当該リアフロアサイドメンバリアの面外変形をさらに抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項5に記載の発明によれば、内側結合部において、簡単な形状で外側結合部との結合部位を増やすことで、当該内側結合部と外側結合部との結合剛性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車体構造が適用された車両下部における後部側を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造の一部を構成するリアフロアサイドメンバを示す側面図である。 図1に示されるA−A線に沿って切断したときの断面位置におけるリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部を示す断面図である。 図1に示されるB−B線に沿って切断したときの断面位置におけるリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部を示す断面図である。 図1に示されるリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部を矢印C方向から見た矢視図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造が適用されたリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部において、作用を説明するための車両側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造が適用されたリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部における変形例1を示す図3に対応する断面図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造が適用されたリアフロアサイドメンバとリアフロアサイドメンバリアとの結合部における変形例2を示す図3に対応する断面図である。 比較例としての図3に対応する断面図である。 比較例としての図6に対応する車両側面図である。
本発明の一実施形態に係る車体構造が適用された車体(車両)について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、車両前後方向前側を示しており、矢印UPは、車両上下方向上側を示している。また、矢印OUTは、車両幅方向の外側を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(車体構造の構成)
まず、本実施の形態に係る車体構造の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る車体構造が適用された車両10の下部(以下、「車両下部」という)12における車両10の後部(以下、「車両後部」という)14側を示す平面図が示されている。
この図に示されるように、車両10の側部(以下、「車両側部」という)16には、車両前後方向に延びるロッカ18が左右に設けられている。この左右のロッカ18は、当該ロッカ18の長手方向に対して直交する方向(車両上下方向及び車両幅方向)に沿って切断したときの断面形状が閉断面形状とされており、それぞれ車両側部16の骨格の一部を構成している。
左右のロッカ18間には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在され車室内(キャビン)22の床面を構成するフロアパネル24が設けられており、当該フロアパネル24の車両幅方向の両端部は、左右のロッカ18にそれぞれ結合されている。また、ロッカ18の車両前後方向の後端部18A側には、当該左右のロッカ18間において、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ28が配設されており、当該フロアクロスメンバ28は、フロアパネル24上に結合されている。
また、左右のロッカ18の車両前後方向の後方側には、車両前後方向に沿ってリアフロアサイドメンバ20がそれぞれ延在されている。当該リアフロアサイドメンバ20は、平面視で車両幅方向の内側へ向かって突出するように湾曲すると共に、図2に示されるように、車両側面視で車両上下方向の上方側へ向かって突出するように湾曲している。なお、図2には、リアフロアサイドメンバ20の側面図が示されている。
図1に示されるように、左右のリアフロアサイドメンバ20間には、フロアパネル24の車両前後方向の後方側に位置し車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されて車室内22の後部側の床面を構成するセンタフロアパネル26が設けられている。そして、このセンタフロアパネル26の車両幅方向の両端部は、左右のリアフロアサイドメンバ20にそれぞれ結合されている。
また、当該リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の中央部20Aには、左右のリアフロアサイドメンバ20間において、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ30が配設されており、当該フロアクロスメンバ30は、センタフロアパネル26上に結合されている。
さらに、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後端部20Bには、左右のリアフロアサイドメンバ20間において、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ32が配設されている。前述したフロアクロスメンバ30と同様に、当該フロアクロスメンバ32もセンタフロアパネル26上に結合されている。
なお、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前部20C側、つまり、フロアクロスメンバ28とフロアクロスメンバ30の間には、センタフロアパネル26の下方側に燃料タンク34が配設されている。また、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両幅方向の外側には、図示はしないが、ショックアブソーバが取付けられるサスペンションタワー36等が設けられている。
ところで、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後方側には、車両前後方向に沿ってリアフロアサイドメンバリア38がそれぞれ延在されている。当該リアフロアサイドメンバリア38は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされている。そして、左右のリアフロアサイドメンバリア38の車両前後方向の前端部38Aは、当該左右のリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後端部20Bに対して、外側から覆うようにしてそれぞれ結合されている(結合部40)。
また、センタフロアパネル26の車両前後方向の後方側には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在され荷室内41の床面を構成するリアフロアパネル42が設けられている。そして、このリアフロアパネル42の車両幅方向の両外側には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されたリアフロアサイドパネル44がそれぞれ設けられており、左右のリアフロアサイドメンバリア38は、このリアフロアサイドパネル44にそれぞれ結合されている。
ここで、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後端部20Bとリアフロアサイドメンバリア38の車両前後方向の前端部38Aとの結合部40について説明する。
図3には、図1に示されるA−A線に沿って切断したときの断面位置におけるリアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40の断面形状が示されている。また、図4には、図1に示されるB−B線に沿って切断したときの断面位置における当該結合部40の断面形状が示されており、図5には、図1において、当該結合部40を矢印C方向から見た矢視図が示されている。
図3、図5に示されるように、本実施形態において、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40では、リアフロアサイドメンバ20の後端部(以下、「内側結合部」という)46に対して、リアフロアサイドメンバリア38の前端部(以下、「外側結合部」という)48が内側結合部46の外側から覆われるようにして結合されている。つまり、結合部40は、内側結合部46によって当該結合部40の内側が構成され、外側結合部48によって当該結合部40の外側が構成されている。
また、本実施形態では、当該リアフロアサイドメンバ20は、例えば、アルミダイキャストで形成されており、リアフロアサイドメンバ20における車両幅方向に沿って型開きする金型が用いられている。なお、当該リアフロアサイドメンバ20は、アルミニウムに限らず、亜鉛・マグネシウム・銅等の合金によるダイキャスト製品であってもよく、また、砂型による鋳物により形成されてもよい。一方、リアフロアサイドメンバリア38は、略同じ肉厚で形成された板状部材として、例えば、鋼板で形成されている。なお、鋼板に限らず、アルミニウム合金等、他の金属による板状部材によって形成されてもよいのは勿論のことである。
まず、当該結合部40において、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46について説明する。
本実施形態では、図5に示されるように、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40を車両後方側から見た状態では、リアフロアサイドメンバ20側に設けられた内側結合部46は、略逆S字状を成している。なお、図示はしないが、当該結合部40を車両前方側から見た状態では、当該内側結合部46は、略S字状を成すことになる。
図3、図5に示されるように、内側結合部46には、当該内側結合部46の上部46Aにおいて、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された上壁部50が設けられており、当該上壁部50の上面50Aが後述する外側結合部48との結合面とされる。さらに、内側結合部46には、当該上壁部50の上面50Aと交差する方向に位置する2面の結合面56A、58Aが形成された結合壁部52と、当該内側結合部46の下部46Bに設けられた下壁部54と、を含んで構成されている。なお、ここでは、下壁部54の肉厚は上壁部50の肉厚よりも厚くなるように形成されている。
当該結合壁部52は、内側結合部46の車両幅方向の外側に配置され車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された外壁部(第1側壁部)56と、当該内側結合部46の車両幅方向の内側に配置され車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された内壁部(第2側壁部)58と、を含んで構成されている。そして、外壁部56には、当該内側結合部46の外面側に結合面56Aが形成され、内壁部58には、当該内側結合部46の外面側に結合面58Aが形成されている。
なお、内壁部58は、内側結合部46の上部46A側に設けられており、外壁部56は、内側結合部46の下部46B側に設けられている。つまり、内壁部58の結合面58Aは、上壁部50の上面50Aに対して連続した状態で形成されているが、外壁部56の結合面56Aは、上壁部50の上面50Aに対して不連続の状態で形成されている。さらに、内壁部58の下端と外壁部56の上端との間には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された横壁部60が架け渡されている。
次に、当該結合部40において、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48について説明する。
前述のように、図3に示すリアフロアサイドメンバリア38は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされている。そして、当該リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48には、当該外側結合部48の上部48Aに設けられリアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の上壁部50に当接可能な上壁部62が設けられている。この上壁部62は、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成されており、当該上壁部62には、内側結合部46の上壁部50に形成された上面50Aに当接可能な当接面62Aが形成されている。
また、当該外側結合部48には、上壁部62と繋がり車両幅方向の外側に配置されて当該内側結合部46の外壁部56に当接可能な外壁部64が設けられている。この外壁部64は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成されており、当該外壁部64には、内側結合部46の外壁部56に形成された結合面56Aに当接可能な当接面64Aが形成されている。
さらに、当該外側結合部48には、上壁部62と繋がり車両幅方向の内側に配置されて当該内側結合部46の内壁部58に当接可能な内壁部66が設けられている。この内壁部66は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成されており、当該内壁部66には、内側結合部46の内壁部58に形成された結合面58Aに当接可能な当接面66Aが形成されている。
なお、外側結合部48の外壁部64には、ホイールハウス65の一部を構成するホイールハウスインナリア65Aが結合されている。一方、外側結合部48の内壁部66の下端からは、フランジ部68が、当該外側結合部48の外側(車両幅方向の内側)へ向かって延出している。
前述のように、図3は、図1に示されるA−A線に沿って切断したときの断面位置において、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40の断面形状が図示されている。そして、ここでは、外側結合部48の外壁部64は、車両上下方向の下方側へ向かって延出されており、当該外壁部64には、外側結合部48の外側(車両幅方向の外側)へ向かうフランジ部は延出されていない。
一方、図4は、図1に示されるB−B線に沿って切断したときの断面位置における当該結合部40の断面形状が図示されている。ここでは、外側結合部48は、内壁部66側に当該フランジ部68が形成されると共に、外壁部64側においても内壁部66と同様に、当該外側結合部48の外側(車両幅方向の外側)へ向かって延出するフランジ部69が形成されている。なお、この場合、内側結合部46側では、外壁部64のフランジ部69が結合されるフランジ部55が下壁部54から延出されている。
以上のように、外側結合部48における内壁部66及び外壁部64において、当該外側結合部48の外側へ向かって延出するフランジ部68、69がそれぞれ形成されている場合、外側結合部48の断面形状は、いわゆるハット型断面と称される。つまり、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、車両前後方向の断面位置によって外側結合部48、内側結合部46の形状は若干異なる。
そして、以上のような構成により、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46に対して、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48が当該内側結合部46の外側から覆われるように設定されている。
これにより、図3に示されるように、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48の上壁部62の当接面62Aが、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の上壁部50の上面50Aに当接した状態で、外側結合部48の上壁部62は、内側結合部46の上壁部50に結合される(結合部位A)。また、当該外側結合部48の外壁部64の当接面64Aが、内側結合部46の外壁部56の結合面56Aに当接した状態で、外側結合部48の外壁部64は、内側結合部46の外壁部56に結合される(結合部位B)。さらに、外側結合部48の内壁部66の当接面66Aが、内側結合部46の内壁部58の結合面58Aに当接した状態で、外側結合部48の内壁部66は、内側結合部46の内壁部58に結合される(結合部位C)。また、外側結合部48のフランジ部68の下面68Aが内側結合部46の下壁部54の上面54Aに当接した状態で、外側結合部48のフランジ部68は、内側結合部46の下壁部54に結合される(結合部位D)。
そして、当該結合部40では、FDS(フロードリルスクリュー)等による片側結合や、SPR(セルフピアスリベット)等による両側結合によって、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48が、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の外側に結合されている。例えば、本実施形態では、結合部位A、結合部位B及び結合部位Cについては片側結合とされ、結合部位Dについては両側結合とされている。
なお、当該外側結合部48は、図示はしないが、結合部40以外の部位では、リアフロアサイドパネル44に結合され、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において、リアフロアサイドパネル44との間に閉断面部70を形成している。
(車体構造の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る車体構造の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図1に示す車両後部14における車両幅方向の端部において車両前後方向に沿って延在されたリアフロアサイドメンバ20が、アルミダイキャストで形成されている。そして、当該リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後端部20Bに結合されたリアフロアサイドメンバリア38は、鋼板で形成されている。
一般に、ダイキャストで形成されたダイキャスト部材は設計自由度が高いため、部位によって肉厚を厚くしたり補強リブを設けたりして高い剛性が得られるように形成される。これに対して、金属製の板状部材は、肉厚が略一定であるため、当該板状部材の剛性は肉厚に因るところが大きい。板状部材において、肉厚を厚くして剛性を高く設定することもできるが、この場合、車両質量が増加してしまう。
このような事情から、車両用部材では、ダイキャスト部材と板状部材とでは、板状部材の方が剛性が低くなる傾向がある。このため、ダイキャスト部材と板状部材とが結合された結合部では、車両の衝突時に板状部材からダイキャスト部材側へ衝突荷重が伝達される際、板状部材が面外変形する可能性がある。
比較例として、例えば、図9に示されるように、ダイキャスト部材としてのリアフロアサイドメンバ200は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされている。このため、当該リアフロアサイドメンバ200は、上壁部200Aと内壁部200Bと下壁部200Cとで構成される。
したがって、板状部材としてのリアフロアサイドメンバリア202は、リアフロアサイドメンバ200との結合部204において、当該リアフロアサイドメンバ200の上壁部200A、内壁部200Bに対してそれぞれ結合される上壁部202A、内壁部202Bの2面が結合面とされる。つまり、比較例では、リアフロアサイドメンバ200に対してリアフロアサイドメンバリア202の結合面が2面しか設けられていない。
このため、比較例では、図10に示されるように、板状部材としてのリアフロアサイドメンバリア202に衝突荷重Fが入力されると、リアフロアサイドメンバリア202との結合部204において、リアフロアサイドメンバリア202が面外変形し座屈してしまう。
したがって、当該リアフロアサイドメンバリア202の塑性変形によるエネルギー吸収効率は悪くなり、充分に低減されない状態で、リアフロアサイドメンバ200に衝突荷重Fが伝達されることとなる。これにより、当該リアフロアサイドメンバ200では、湾曲部206の頂部206A側で折れが生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態では、図3、図5に示されるように、アルミダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバ20と鋼板で形成されたリアフロアサイドメンバリア38との結合部40では、リアフロアサイドメンバ20側に設けられた内側結合部46の外側に、リアフロアサイドメンバリア38側に設けられた外側結合部48が結合されている。
そして、当該結合部40では、少なくとも内側結合部46の上壁部50と、当該上壁部50と交差する方向に位置する2面が形成された結合壁部52に対して、外側結合部48が当該内側結合部46の外側から当接し結合されている。このため、本実施形態では、結合部40において、比較例のように結合面が2面しか設けられない場合と比較して、結合面が増える分、結合剛性、結合強度を向上させることができる。
このように、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、結合剛性が向上することにより、リアフロアサイドメンバリア38は、リアフロアサイドメンバ20との結合部位A、結合部位B及び結合部位Cを介して変形が拘束される。これにより、当該結合部40において、車両10(図1参照)の後突時に当該リアフロアサイドメンバリア38の面外変形は抑制されることとなる。したがって、図6に示されるように、リアフロアサイドメンバリア38の面外変形による座屈が抑制される。
また、図3、図5に示される当該結合部40において、結合強度が向上することにより、荷重伝達経路を確保して荷重伝達効率を上げることができる。これにより、リアフロアサイドメンバリア38において、エネルギー吸収効率を高めることができる。すなわち、前述のように、当該結合部40において、リアフロアサイドメンバリア38の面外変形が抑制され、荷重伝達効率が上がることにより、リアフロアサイドメンバリア38を充分に軸圧縮させることが可能となる。
これにより、当該リアフロアサイドメンバリア38によるエネルギー吸収効率が向上する。その結果、リアフロアサイドメンバリア38からリアフロアサイドメンバ20へ伝達される衝突荷重Fを低減することができ、当該リアフロアサイドメンバ20の折れを抑制し、乗員、バッテリー(図示省略)及び燃料タンク34(図1参照)を保護することが可能となる。
また、本実施形態では、図1、図3に示されるように、車両後部14における車両幅方向の端部に、車両前後方向かつ車両幅方向に沿ってリアフロアサイドパネル44が延在されている。一方、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、当該リアフロアサイドメンバリア38に設けられた外側結合部48は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされている。そして、当該外側結合部48は、リアフロアサイドパネル44との間に閉断面部70が形成されている。これにより、当該結合部40において、リアフロアサイドメンバリア38の剛性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の上部46Aに設けられた上面50Aと交差する方向に位置する2面の結合面56A、58Aは、当該内側結合部46の車両幅方向の両側にそれぞれ設けられた外壁部56、内壁部58に形成されている。
つまり、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46の少なくとも上面50Aが形成された上壁部50、外壁部56及び内壁部58に対して、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48が当該内側結合部46の外側から当接し結合される。これにより、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40における結合剛性を向上させ、操縦安定性を高めることができる。
また、本実施形態では、内側結合部46は、外壁部56と内壁部58を車両幅方向に沿って架け渡す横壁部60をさらに含んでおり、内側結合部46自体の剛性を向上させている。これにより、車両10(図1参照)の後突時に、当該リアフロアサイドメンバリア38の面外変形をさらに抑制することができる。
ここで、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20は、例えば、当該リアフロアサイドメンバ20における車両幅方向に沿って型開きする金型を用いたアルミダイキャストで形成されている。このため、図5に示されるように、結合部40を車両後方側から見た状態で、リアフロアサイドメンバ20の内側結合部46が略逆S字状を成すことで、当該内側結合部46は、上壁部50、内壁部58、横壁部60、外壁部56及び下壁部54が連続した状態で形成される。
これにより、図3に示されるように、本実施形態では、内側結合部46の上壁部50、内壁部58及び外壁部56に対して、リアフロアサイドメンバリア38の外側結合部48が当該内側結合部46の外側から当接し結合することができる。すなわち、本実施形態では、内側結合部46は、アルミダイキャストによる型開きを考慮した上で、簡単な形状で外側結合部48との結合部位A、B、Cを増やすことが可能となる。このように、内側結合部46と外側結合部48との結合部位A、B、Cを増やすことで、リアフロアサイドメンバ20とリアフロアサイドメンバリア38との結合部40において結合剛性を向上させることができる。
(本実施形態の変形例)
本実施形態では、図3に示すように、リアフロアサイドメンバリア38は、一つの部材によって形成されているが、これに限るものではない。
例えば、第1変形例として、図7に示されるように、リアフロアサイドメンバリア80が、車両幅方向の内側を構成するリアフロアサイドメンバリアインナ82と、車両幅方向の外側を構成するリアフロアサイドメンバアウタ84と、を含んで構成されてもよい。
この例では、リアフロアサイドメンバリアインナ82が略クランク状を成している。具体的に説明すると、リアフロアサイドメンバリアインナ82は、リアフロアサイドメンバリア80の外側結合部86の上部を構成する上壁部88と、当該外側結合部86の車両幅方向の内側を構成する内壁部90と、当該内壁部90の車両幅方向に沿った内端から略水平方向に沿って延出するフランジ部92と、を含んで構成されている。そして、上壁部88の車両幅方向に沿った外端からは、結合壁94が垂下されている。
一方、リアフロアサイドメンバアウタ84は、外側結合部86の車両幅方向の外側を構成する外壁部96と、当該外壁部96の車両幅方向に沿った外端から略水平方向に沿って延出するフランジ部98と、を含んで構成されている。そして、リアフロアサイドメンバアウタ84の外壁部96がリアフロアサイドメンバリアインナ82の結合壁94に対してスポット溶接等により結合されることによって、リアフロアサイドメンバアウタ84とリアフロアサイドメンバリアインナ82とが一体化されるように設定されてもよい。
また、本実施形態では、図3に示されるように、リアフロアサイドメンバリア38は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされているが、リアフロアサイドメンバリア38の形状はこれに限るものではない。
例えば、第2変形例として、図8に示されるように、リアフロアサイドメンバリア100において、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が矩形状を成す筒状部材としての閉断面形状とされてもよい。なお、この場合、リアフロアサイドメンバリア100は、パネル等の板状部材による塑性加工ではなく、いわゆる押出し加工又は引抜き加工によって形成される。また、この場合、リアフロアサイドメンバ20の下壁部54は、リアフロアサイドメンバリア100の下部100Aに設けられた下壁部102に結合されることとなる。
(本実施形態の補足事項)
以上の実施形態では、図3に示す内側結合部46において、結合面が上壁部50、内壁部58及び外壁部56に設けられているが、上面50Aと交差する方向に位置する2面を含む3面の結合面を有していればよいため、これに限るものではない。
例えば、図示はしないが、結合面が横壁部60、内壁部58及び外壁部56に設けられてもよい。また、上壁部50、横壁部60及び、内壁部58又は外壁部56に設けられてもよい。さらに、当該内側結合部46の断面形状は、略S字状に限るものではなく、略Z字状であってもよい。また、当該断面形状は、アルファベット等で表わされる形状に限るものではなく、上壁部50、横壁部60及び、内壁部58又は外壁部56が単に繋がった形状であってもよい。
また、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20は、車両幅方向に沿って型開きする金型を用いたアルミダイキャストで形成されているが、型開きの方向はこれに限るものではない。例えば、図示はしないが、車両上下方向に沿って型開きするアルミダイキャストでリアフロアサイドメンバが形成されてもよい。したがって、型開きの方向によって、当該リアフロアサイドメンバの断面形状も適宜変更可能となる。例えば、当該断面形状が、略N字状や略H字状を成してもよい。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
14 車両後部
20 リアフロアサイドメンバ
20B 後端部(リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後端部)
38 リアフロアサイドメンバリア
38A 前端部(リアフロアサイドメンバリアの車両前後方向の前端部)
40 結合部
44 リアフロアサイドパネル
46 内側結合部
46A 上部(内側結合部の上部)
48 外側結合部
50 上壁部
50A 上面
56 外壁部(第1側壁部)
56A 結合面
58 内壁部(第2側壁部)
58A 結合面
60 横壁部
70 閉断面部
80 リアフロアサイドメンバリア
82 リアフロアサイドメンバリアインナ(リアフロアサイドメンバリア)
84 リアフロアサイドメンバアウタ(リアフロアサイドメンバリア)
86 外側結合部
100 リアフロアサイドメンバリア

Claims (5)

  1. 車両後部における車両幅方向の端部において車両前後方向に沿って延在されたダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと、
    前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後方側において車両前後方向に沿って延在され、同じ肉厚の板状部材又は筒状部材で形成された金属製のリアフロアサイドメンバリアと、
    を備え、
    前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の後端部と前記リアフロアサイドメンバリアの車両前後方向の前端部とが結合された結合部は、
    前記リアフロアサイドメンバ側に設けられて前記結合部の内側を構成し、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において、少なくとも車両上下方向の上部に設けられた上面と前記上面と交差する方向に位置する2面を含む3面の結合面を有する内側結合部と、
    前記リアフロアサイドメンバリア側に設けられて前記結合部の外側を構成し、前記内側結合部の前記3面の結合面に対して当該内側結合部の外側からそれぞれ当接して結合された外側結合部と、
    を含んで構成されている車体構造。
  2. 車両後部における車両幅方向の端部において、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されたリアフロアサイドパネルをさらに備え、
    前記外側結合部は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両上下方向の下方側が開放された開断面形状とされ、前記リアフロアサイドパネルとの間に閉断面部が形成されている請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記上面と交差する方向に位置する2面の結合面は、当該内側結合部の車両幅方向の両側にそれぞれ設けられた第1側壁部、第2側壁部に形成されている請求項1又は請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記内側結合部は、前記第1側壁部と前記第2側壁部を車両幅方向に沿って架け渡す横壁部をさらに含んでいる請求項3に記載の車体構造。
  5. 前記内側結合部は、車両前後方向の前方側から見たときにS字状を成している請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車体構造。
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