JP2000318645A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JP2000318645A JP11129398A JP12939899A JP2000318645A JP 2000318645 A JP2000318645 A JP 2000318645A JP 11129398 A JP11129398 A JP 11129398A JP 12939899 A JP12939899 A JP 12939899A JP 2000318645 A JP2000318645 A JP 2000318645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体構造において、コストの増加や車体重量
の増加を招くことなく車室の骨格部に十分な強度を確保
することで安全性の向上を図る。 【解決手段】 閉断面形状をなすフロントサイドメンバ
11の後端部を水平な上分岐部13と下方に延出した下
分岐部14とに分岐し、上分岐部13をドアインパクト
バー17の端部に対向するようにフロントピラー15に
接合させてここにヒンジリンフォース18を固定する一
方、下分岐部14をフロントピラー15の下部からフロ
ントサイドシル19に接合すると共に、フロントフロア
サイドメンバ21の前端部にほぼ一直線状をなすように
接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルーム及
び前部車室を骨格によって形成する車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の車体構造を表すシャシフレ
ームの平面視、図7に図6のVII−VII断面を示す。
【0003】従来の車体構造において、図6に示すよう
に、車体の左右側部に前後方向に沿ったフロントサイド
メンバ001は閉断面形状をなし、それぞれ前端部がフロ
ントバンパリンホース002に接合されている。一方、こ
の各フロントサイドメンバ001の後端部は外側に湾曲し
て左右のフロントサイドシル003の前端部に接合されて
いる。そして、この各フロントサイドシル003の後端部
はリヤバンパリンホース004に接合されている。また、
左右のフロントフロアサイドメンバ005はフロントサイ
ドシル003の内側に配設され、前端部がフロントサイド
メンバ001の後端部に接合され、後端部がリヤバンパリ
ンホース004などに接合されている。
【0004】従って、前方衝突によってフロントバンパ
リンホース002から各フロントサイドメンバ001への入力
荷重は、フロントサイドシル003及びフロントフロアサ
イドメンバ005に分散して伝達されることとなり、入力
荷重を吸収、支持することで、客室の変形を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車体構
造にあっては、フロントサイドメンバ001の後端部をフ
ロントサイドシル003とフロントフロアサイドメンバ005
に接合することで、入力荷重をそれぞれに分散吸収し、
且つ、各部材を閉断面形状とすることで荷重を十分に受
け止めるようにしている。ところが、図7に示すよう
に、フロントサイドメンバ001の後端部付近にはアクセ
ルペダル006が配設され、作動ストロークを確保する必
要から閉断面部を潰した形状となっており、入力荷重を
十分に受け止めることができない。また、フロントサイ
ドメンバ001とフロントフロアサイドメンバ005との位置
が車幅方向にずれて配設されているため、この点でも入
力荷重を十分に受け止めることができない。
【0006】特に、オフセット衝突時には車体の一方側
に多大な荷重が作用することから、従来は、フロントサ
イドメンバ001の板厚を厚くしたり、補強部材を追加す
るなどの対策が施されており、コストの増加や車体重量
の増加を招いていた。
【0007】なお、従来の車体構造として、特開平4−
262974号公報に開示されたものがある。この公報
に開示された「自動車の車体構造」は、閉断面のサイド
パネルを車体部側メンバと客室側メンバとで構成し、客
室側メンバに上下方向に分岐する分岐メンバを形成し、
各分岐メンバの端部を車体の骨格メンバ集合部に結合し
たものであり、サイドパネルに作用した衝突荷重を上下
の分岐メンバを介して分散して骨格メンバ集合部に負担
させるものである。ところが、この「自動車の車体構
造」では、単に、上下に分岐した分岐メンバの後端部を
骨格メンバ集合部に結合しただけであるため、客室の変
形防止は骨格メンバ集合部自体の強度に依存することと
なり、骨格メンバ集合部の板厚の増加や補強部材の追加
などの対策が必要となり、前述と同様に、コスト増加や
車体重量の増加を招いてしまう。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、コストの増加や車体重量の増加を招くことなく
車室の骨格部に十分な強度を確保することで安全性の向
上を図った車体構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の車体構造では、車体の側部に前後方向に沿
って配設されて閉断面形状をなすサイドメンバの後端部
を上分岐部と下方に延出した下分岐部とに分岐し、上分
岐部をドアに設けられたドアインパクトバーの端部に対
向するようにピラーに接合させ、接合部にドアと連結さ
れるヒンジのヒンジ取付部を設ける一方、下分岐部をピ
ラーと連続するサイドシルに接合すると共に車体のフロ
アを支持するフロアサイドメンバにも結合している。
【0010】従って、閉断面形状部分がサイドメンバの
上分岐部からピラーまで連続すると共に、下分岐部から
サイドシル及びフロアサイドメンバまで連続するため、
十分な強度が確保され、前後方向の衝突によってサイド
メンバへ入力した荷重は、上分岐部からピラーを介して
ドアインパクトバーへ、下分岐部からサイドシル及びフ
ロアサイドメンバへ分散して伝達されることとなり、こ
の入力荷重を吸収、支持することで、確実に客室の変形
を防止できる。また、この車体構造を車体前部に適用し
た場合、上分岐部と下分岐部との間にアクセルペダルの
ためのスペースを確保しても、入力荷重を受け止める強
度が低下することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0012】図1に本発明の一実施形態に係る車体構造
を表すフロントサイドメンバの後端部における接合構造
の概略、図2にシャシフレームの平面視、図3にシャシ
フレームの側面視、図4に図2のIV−IV断面、図5に図
2のV−V断面を示す。
【0013】本実施形態の車体構造において、図2及び
図3に示すように、左右一対のフロントサイドメンバ1
1は閉断面形状をなし、車体の側部に前後方向に沿って
配設されており、各前端部がフロントバンパリンホース
12に接合されている。そして、この各フロントサイド
メンバ11の後端部は閉断面形状のままで水平な上分岐
部13と下方に湾曲した下分岐部14とに分岐され、外
側に湾曲して左右のフロントピラー15に接合されてい
る。この場合、上分岐部13は、フロントドア16内に
装着されたドアインパクトバー17の端部に対向するよ
うにフロントピラー15に接合され、このフロントピラ
ー15の接合部にフロントドア16の下側のヒンジリン
フォース(ヒンジ取付部)18が固定されている。一
方、下分岐部14は、閉断面形状をなしてフロントピラ
ー15の下部に接合されるフロントサイドシル19に連
続する。
【0014】また、各フロントサイドシル19の後端部
はリヤバンパリンホース20に接合されている。更に、
コ字断面形状をなす左右のフロントフロアサイドメンバ
21はフロントサイドシル19の内側に配設され、前端
部がフロントサイドメンバ11の下分岐部14に接合さ
れ、後端部がリヤバンパリンホース20に接合されてい
る。また、左右のフロントサイドメンバ11の後端部同
志がダッシュクロスメンバ22によって連結されてい
る。なお、23はフロントフロアパン、24はフロント
フロアクロスメンバである。
【0015】以下、フロントサイドメンバ11の上分岐
部13及び下分岐部14の接合構造について詳細に説明
する。図1に示すように、フロントサイドメンバ11
は、略コ字断面形状をなすフロントサイドメンバインナ
31とフロントサイドメンバアウタ32とを接合するこ
とで閉断面形状に形成されている。そして、このフロン
トサイドメンバ11の後端部は外方に湾曲し、このフロ
ントサイドメンバインナ31及びフロントサイドメンバ
アウタ32の後端部が互いにW字断面形状をなすこと
で、図4に詳細に示すように、上分岐部13と下分岐部
14とが形成されている。
【0016】一方、フロントピラー15は、コ字断面形
状をなすサイドパネルアウタ33とフロントピラーイン
ナ34とを接合することで閉断面形状に形成され、下部
にフロントサイドシル19が接合されて閉断面形状部が
後方まで延設されている。そして、フロントサイドメン
バ11の上分岐部13がフロントピラーインナ34に接
合され、下分岐部14がこのフロントピラーインナ34
を介してフロントサイドシル19に接合されている。
【0017】このフロントピラー15内には上下一対
(上部は図示略)のヒンジリンフォース18が固定され
ているが、図5に詳細に示すように、下側のヒンジリン
フォース18はフロントサイドメンバ11における上分
岐部13の接合部に対応した位置となっており、このヒ
ンジリンフォース18に対応したサイドパネルアウタ3
3にフロントドア16を開閉自在に支持するヒンジ35
(上ヒンジは図示略)が固定されている。
【0018】また、フロントドア16はドアインナパネ
ル36とドアアウタパネル37とで構成され、内部にド
アインパクトバー17が装着されており、このフロント
ドア16におけるドアインパクトバー17の前端部の取
付部38と、フロントピラー15におけるヒンジリンフ
ォース18と、フロントサイドメンバ11の上分岐部1
3の接合部とがほぼ同位置となっている。
【0019】更に、フロントフロアサイドメンバ21は
前端部がフロントサイドメンバリヤ39を介してフロン
トサイドメンバ11の下分岐部14に接合されており、
フロントサイドメンバ11とフロントサイドメンバリヤ
39とフロントフロアサイドメンバ21とは、図2に示
すように、ほぼ一直線状となっている。
【0020】なお、図1において、40はエンジンルー
ムと客室とを仕切るダッシュパネル、41はフロントフ
ロアパネルである。
【0021】このように本実施形態の車体構造では、フ
ロントサイドメンバ11の後端部が閉断面形状のままで
水平な上分岐部13と下方に湾曲した下分岐部14とに
分岐し、上分岐部13はドアインパクトバー17に対応
したフロントピラー15に接合されてここにヒンジリン
フォース18が固定される一方、下分岐部14はフロン
トピラー15の下部からフロントサイドシル19に接合
されると共に、フロントフロアサイドメンバ21の前端
部がほぼ一直線状をなすように接合されている。
【0022】従って、閉断面形状部分がフロントサイド
メンバ11の上分岐部13からフロントピラー15まで
連続すると共に、下分岐部14からフロントサイドシル
19及びフロントフロアサイドメンバ21まで連続する
こととなり、ここに十分な強度が確保される。そして、
前方衝突によってフロントサイドメンバ11へ入力した
荷重は、上分岐部13からフロントピラー15を介して
ドアインパクトバー17へ、下分岐部14からフロント
サイドシル19及びフロントフロアサイドメンバ21へ
分散して伝達されることとなり、この入力荷重を吸収、
支持することで、確実に客室の変形を防止できる。
【0023】また、左右のフロントサイドメンバ11の
後端部同志がダッシュクロスメンバ22によって連結さ
れていることで、入力荷重に対するフロントサイドメン
バ11の車室側への屈曲変形を阻止して客室の変形を防
止できる。更に、フロントサイドメンバ11の後端部を
上下に分岐したことで、入力荷重を受け止める強度を低
下させることなく、上分岐部13と下分岐部14との間
にアクセルペダルのためのスペースを確保できる。
【0024】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の車体構造によれば、閉断面形状部分が
サイドメンバの上分岐部からピラーまで連続すると共
に、下分岐部からサイドシル及びフロアサイドメンバま
で連続するので、車体骨格に十分な強度を確保すること
ができ、前後方向の衝突等による入力荷重がフロントピ
ラー及びドアインパクトバーで、また、サイドシル及び
フロントフロアサイドメンバで吸収、支持することとな
り、確実に客室の変形を防止して安全性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体構造を表すフロ
ントサイドメンバの後端部における接合構造の概略図で
ある。
【図2】シャシフレームの平面図である。
【図3】シャシフレームの側面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図2のV−V断面図である。
【図6】従来の車体構造を表すシャシフレームの平面図
である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
11 フロントサイドメンバ(サイドメンバ) 13 上分岐部 14 下分岐部 15 フロントピラー(ピラー) 16 ドアインパクトバー 18 ヒンジリンフォース(ヒンジ取付部) 19 フロントサイドシル(サイドシル) 21 フロントフロアサイドメンバ(フロアサイドメン
バ) 22 ダッシュクロスメンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側部に前後方向に沿って配設され
    て閉断面形状をなすサイドメンバの後端部を上分岐部と
    下方に延出した下分岐部とに分岐し、該上分岐部をドア
    に設けられたドアインパクトバーの端部に対向するよう
    にピラーに接合させ、該接合部に前記ドアと連結される
    ヒンジのヒンジ取付部を設ける一方、前記下分岐部を前
    記ピラーと連続するサイドシルに接合すると共に前記車
    体のフロアを支持するフロアサイドメンバにも結合した
    ことを特徴とする車体構造。
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