JP2502457Y2 - 蓋部の嵌合構造 - Google Patents

蓋部の嵌合構造

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JP2502457Y2
JP2502457Y2 JP4234892U JP4234892U JP2502457Y2 JP 2502457 Y2 JP2502457 Y2 JP 2502457Y2 JP 4234892 U JP4234892 U JP 4234892U JP 4234892 U JP4234892 U JP 4234892U JP 2502457 Y2 JP2502457 Y2 JP 2502457Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、任意の箱体に於ける蓋
部と本体部との嵌合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カセットデッキ、CDデッキ
等のオーディオ製品を金属或いはプラスチック等の材質
を用いて構成された本体部を蓋部から構成された箱体内
に格納して、車両等に搭載している。処で、係る箱体に
於いては、通常図8に示す様に、箱体1が、主たる格納
部を構成する本体部2と蓋部3から構成されており、そ
の前面には、適宜の開口部が形成されており、その前面
全体を覆うようにして、当該箱体1が使用される用途に
適合したデザインを有し且つ所定の機能を実行させる操
作キーを配置したパネル板を形成している前面板4が、
嵌合されており、例えば、カセットテープが、該前面板
4に設けられた開口部5を介して、該本体部1内に設け
られたカセットプレイヤーに挿入されるものである。
【0003】係る箱体1に於いて、該本体部2と該前面
板4との嵌合方法は、例えば図9に示されている様に、
当該本体部2の上側表面6の適宜の位置に配置された突
起部7と該前面板4の上側表面10に設けられた嵌合片
8の開口部9と係合させる事により嵌合固定させるもの
である。一方、該箱体に於ける該蓋部3は、該本体部の
後端部と接合されて、当該接合部を中心に開閉する様に
構成されており、その先端部は、当該本体部2の該前面
板4が嵌合されている近傍に嵌合される様に構成されて
いる。
【0004】該蓋部3の先端部と該本体部2との嵌合方
法としては、例えば図10に示されている様に、該蓋部
3が該本体部2と嵌合する部分の先端部11に、当該蓋
部3の主面12と所定の角度を成す様に屈曲構成された
第1の屈曲部13と該第1の屈曲部13の先端部14か
ら所定の幅を持って該第1の屈曲部13の主面と同一面
内に構成された突起状の第1の突出部15と該第1の突
出部15の先端部16から当該蓋部3の主面12に向け
て所定の角度を以て延展せしめられている所定の幅を持
った突起状の第2の突出部17とが形成されており、一
方、該本体部2に於ける該蓋部3の先端突起部17が嵌
合する部分は、該本体部2の上側表面19に設けられる
ものであり、具体的には、当該本体部2の上側表面19
に適宜の大きさの開口部20を設け、該開口部20内に
前記した蓋部3の少なくとも第2の突出部17が嵌合す
る様に構成されている。
【0005】係る従来の構成に於いては、該本体部2と
該蓋部3との嵌合部分は、段差部Dが生じる為、前面板
4を多少厚めに形成して、該蓋部4の上側主面12と該
前面板4の上側主面10とが同一面を形成する様に設計
される必要があり、その為、設計が複雑となる他、製造
コストの上昇が避けられず、更には、該本体部2と該蓋
部3との嵌合部における位置決めが容易に行われず又当
該嵌合部におけるガタ付を防止する事が困難で有った。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、係る
従来技術に於ける問題を解決し、簡単な構成により、該
前面板を使用せずに箱体に於ける当該蓋部と本体部との
上側主面を同一面に形成すると共に、該蓋部と該本体部
と嵌合操作に際して位置決めを容易に行う様に構成し、
然も嵌合部におけるガタ付の発生を有効に防止する事の
出来る箱体の嵌合構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本体部と該本体部に嵌合する蓋
部とから構成されている箱体に於いて、該蓋部が該本体
部と嵌合する部分の先端部に、当該蓋部の主面と所定の
角度を成す様に屈曲形成された第1の屈曲部と該第1の
屈曲部の先端部から当該蓋部の主面に向けて所定の角度
を以て延展せしめられている第2の屈曲部とが形成され
ており、且つ当該第2の屈曲部の先端部には、更に該該
第2の屈曲部の主面の方向と同一の面内で且つ同一の方
向に延長して突出せしめられた少なくとも一つの突起部
が設けられており、一方該本体部の該蓋部の先端部と嵌
合する部分で有って、該本体部の上側表面と所定の面積
を有する内部支持板との連接部分に、該蓋部の該突起部
が嵌合挿入しうる開口部が設けられている箱体部に於け
る蓋部の嵌合構造である。
【0008】
【作用】本考案は、上記した様な技術構成を採用してい
るので、該蓋部と本体部とを嵌合させる場合の位置決め
操作は容易になり、しかも、該蓋部に設けられた第2の
屈曲部に対して、該本体部から、上方向の力と下方向へ
の力が個別に印加される様に構成されているので、ガタ
つきの発生する危険は少ない。
【0009】然も、本考案に於いては、当該蓋部と本体
部のそれぞれの上側主面が同一面に形成されるので、該
前面板の構成を簡素化出来るので、製造コストも大幅に
低減させる事が可能である。
【0010】
【実施例】以下に、本考案に係る蓋部の嵌合構造の具体
例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本考
案に係る蓋部の嵌合構造の一具体例を示す図であり、図
中、本体部2と該本体部2に嵌合する蓋部3とから構成
されている箱体1に於いて、図2に詳述されている様
に、該蓋部3が該本体部2と嵌合する部分の先端部11
に、当該蓋部3の主面12と所定の角度を成す様に屈曲
形成された第1の屈曲部21と該第1の屈曲部21の先
端部22から当該蓋部3の主面12により形成される仮
想平面23に向けて所定の角度を以て延展せしめられて
いる第2の屈曲部24とが形成されており、且つ当該第
2の屈曲部24の先端部25には、更に該第2の屈曲部
24の主面26の方向と同一の面内で且つ同一の方向に
延長して突出せしめられた、所定の幅を持つ少なくとも
一つの突起部27が設けられており、一方、図3には、
該本体部2の該蓋部3の先端突起部27と嵌合する部分
で有って、該本体部2の上側表面部形成部分30と該上
側表面部形成部分30と接続され、かつ所定の面積を有
する内部支持板31との連接部分32に、該蓋部3の該
突起部27が嵌合挿入しうる開口部33が設けられてい
る蓋部の嵌合構造が示されている。
【0011】即ち、本考案に於ける該蓋部の嵌合構造に
於いては、従来の蓋部の嵌合構造を異なり、上記第2の
屈曲部24を該蓋部3の幅と同一の幅で構成し、該第2
の屈曲部24により、該蓋部3と本体部2との間の間隔
を一定に保持させると同時に該突起部27が嵌合に際し
て位置決めの機能を果たす事になる。本考案に於いて
は、更に該蓋部3に設けられる該突起部27は、該第2
の屈曲部24の先端25から当該突起部27の先端部に
向かってその幅が段階的に狭くなる様な階段状形状Sが
形成されている事が好ましい。
【0012】即ち、係る構成を取る事によって、該突起
部27の先端部の幅Lにより、該蓋部3の該本体部2に
対する位置決めが行われ、又該階段状形状Sの部分によ
り、該蓋部3と本体部2との前後位置の調整が行われる
ものである。本考案に於ける該突起部27の個数と該本
体部2に設けられる開口部33の個数は、特に限定され
るものではないが、該箱体1の大きさに依って適宜の数
を選択すれば良い。
【0013】又、本考案に於ける該蓋部3の先端部に設
けられる該突起部27に於ける幅と突出長、或いは屈曲
形成角度等に関して特に限定されるものでは無く、当該
箱体の大きさ、材質、開閉頻度等により適宜選択して決
定する事が好ましい。例えば、当該蓋部の該第1の屈曲
部21と該第2の屈曲部24とは、当該箱体の該蓋部3
と該本体部2とが嵌合固定された場合に、該蓋部3の主
面12とそれに対向する該本体部2の主面30とが同一
面を構成する様に設計されているものである事が好まし
い。
【0014】又、本考案に於ける該蓋部の嵌合構造に於
いては、該蓋部3の該突起部27が該本体部2の該開口
部33内に挿入嵌合される場合に、図4に示される様
に、該蓋部3の突起部27の先端部28が、本体部2の
上側面30構成部35の下側面36と接触し図中、上か
ら下に向けたテンションが加えられ、一方該蓋部3の突
起部27の基部29が、該本体部2に設けられた内部支
持板31と接触し、下側から上側に向けたテンションが
加えられるので、係る両方のテンションの相乗効果によ
って、該蓋部3の該突起部27が、確実に該本体部2の
該開口部33内に嵌合保持される事になる。
【0015】本考案に於いては、更に、当該突起部27
の一部に、該本体部2の該開口部33を構成する縁部の
一部が係合し得る様な孔部若しくは凹陥部37が設けら
れている事が好ましい。本考案に於ける該蓋部3の先端
部に設けられる屈曲部及び該突起部の構成は特に限定さ
れるものでは無いが、例えば図5に示す様な形状を採用
する事も可能である。
【0016】本考案に於いては、上記した様に、該蓋部
3の先端に設けた嵌合用の突起部27が挿入される該本
体部2の開口部を該本体部2の上側表面30を形成する
部材35と内部支持体31とが略直角に交叉した形態で
連接されているその屈曲部32に設けたものであるか
ら、該突起部27を挿入させ易く、又従来の様に該蓋部
3の主面と該本体部2の上側面を構成する部材35の主
面30とが段差を形成するすつ事がなくなり、両者の面
が同一面で構成する事が出来る。
【0017】従って、該前面板4は単に該本体部2の前
面を被覆する程度の構造を有するのみで良くなるので、
該前面板4の構造が簡単になり、且つ形状も縮小しえる
ので製造コストの低減が可能となる。本考案に係る蓋部
の嵌合構造の具体例の構成例を図6に示しておく。該蓋
部3の先端部に設けられた突起部27と該本体部2に設
けられた開口部33との接続関係は、図4で説明した事
と重複するので省略するが、本考案に於いては、上記し
た様に、本体部2の前面に取り付ける前面板4の寸法が
従来の前面板に比べて小さく成っている事が判る。
【0018】又、上記構成を有する蓋部の嵌合構造の外
観を図7に示す。
【0019】
【考案の効果】本考案に於いては、上記した様な構成を
採用しているので、該蓋部と本体部とを嵌合させる場合
の位置決め操作は容易になり、しかも、該蓋部に設けら
れた第2の突出部に対して、該本体部から、上方向の力
と下方向への力が個別に印加される様に構成されている
ので、ガタつきの発生する危険は少ない。
【0020】然も、本考案に於いては、当該蓋部と本体
部のそれぞれの上側主面が同一面に形成されるので、該
前面板の構成を簡素化出来るので、製造コストも大幅に
低減させる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る蓋部の嵌合構造の構成例
を示す図である。
【図2】図2は、本考案に係る該蓋部の嵌合構造に於け
る突起部の構成例を示す断面図である。
【図3】図3は、本考案に係る該蓋部の嵌合構造に於け
る本体部に設けられる開口部の構成を説明する断面図で
ある。
【図4】図4は、本考案に於ける該蓋部の嵌合構造に於
ける嵌合状態を説明する図である。
【図5】図5は、本考案に係る該蓋部の嵌合構造に於け
る突起部の他の構成例を示す断面図である。
【図6】図6は、本考案に於ける該蓋部の嵌合構造に於
ける嵌合状態を説明する図である。
【図7】図7は、本考案に係る蓋部の嵌合構造を用いた
箱体の構成を説明する外観図である。
【図8】図8は、従来に於ける蓋部の嵌合構造を用いた
箱体の構成を説明する外観図である。
【図9】図9は、従来に於ける蓋部の嵌合構造を用いた
箱体に於ける本体部と前面板との嵌合状態を説明する断
面図である。
【図10】図10は、従来に於ける該蓋部の嵌合構造に
於ける嵌合状態を説明する図である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と該本体部に嵌合する蓋部とから
    構成されている箱体に於いて、該蓋部が該本体部と嵌合
    する部分の先端部に、当該蓋部の主面と所定の角度を成
    す様に屈曲形成された第1の屈曲部と該第1の屈曲部の
    先端部から当該蓋部の主面に向けて所定の角度を以て延
    展せしめられている第2の屈曲部とが形成されており、
    且つ当該第2の屈曲部の先端部には、更に該第2の屈曲
    部の主面の方向と同一の面内で且つ同一の方向に延長し
    て突出せしめられた少なくとも一つの突起部が設けられ
    ており、一方該本体部の該蓋部の先端部と嵌合する部分
    で有って、該本体部の上側表面と該本体部の上側表面と
    略直角に交又して連結され且つ所定の面積を有する内部
    支持板との連接部分に、該蓋部の該突起部が嵌合挿入し
    うる開口部が設けられている事を特徴とする箱体部に於
    ける蓋部の嵌合構造。
  2. 【請求項2】 該蓋部に設けられる該突起部には、該第
    2の屈曲部の先端から当該突起部の先端部に向かってそ
    の幅が段階的に狭くなる様な階段状形状を有している事
    を特徴とする請求の範囲1記載の蓋部の嵌合構造。
  3. 【請求項3】 当該突起部の一部に、該本体部の該開口
    部を構成する縁部の一部が係合し得る様な、孔部若しく
    は凹陥部が設けられている事を特徴とする請求の範囲1
    又は2の何れかに記載の蓋部の嵌合構造。
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