JP2847948B2 - カセットテープ収納ケース - Google Patents

カセットテープ収納ケース

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JP2847948B2
JP2847948B2 JP2290153A JP29015390A JP2847948B2 JP 2847948 B2 JP2847948 B2 JP 2847948B2 JP 2290153 A JP2290153 A JP 2290153A JP 29015390 A JP29015390 A JP 29015390A JP 2847948 B2 JP2847948 B2 JP 2847948B2
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upper case
case
cassette tape
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良浩 清野
純治 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気カセットテープを収納,保管するため
のカセットテープ収納ケースに関する。
[従来の技術] 従来、この種のカセットテープ収納ケースとしては、
例えば第6図で示すようなカセットテープ収納ケース1
が知られている。このカセットテープ収納ケース1は、
カセットテープ2のヘッド対応部3と反対側の後部4が
遊嵌されるポケット5を基部6側に設けた上ケース7
と、前記基部6にヒンジ8を介して基部9を回動自在に
設けた下ケース10とを備え、前記上ケース7の基部6の
両側外面には突部11を設けるとともに、この突部11に係
合可能な凹部12を前記下ケース10の基部9の両側内面に
設けた構成になっている。
そしてカセットテープ2の前記後部4をポケット5に
遊嵌した後、上ケース7と下ケース10を閉じることによ
り、前記突部11が凹部12に係合して保管状態においては
上ケース7と下ケース10が開くことを防止するようにな
っている。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来技術においては、カセットテープ2を収納す
る場合、該カセットテープ2の後部4をポケット5に遊
嵌する際、カセットテープ2の側部13、すなわちヘッド
対応部3と直交する部位を摘みながら前記後部4側をポ
ケット5に遊嵌しなければならないため操作性に劣ると
いう問題点がある。すなわちカセットテープ2の側部13
の長さはヘッド対応部3側と比較して短くそしてその一
部を前記ポケット5に遊嵌しなければならないため前記
遊嵌操作時における前記側部13の摘み可能な範囲が比較
的短くなることに起因する。
このような問題点を解決する一手段として、ポケット
部にカセットテープの側部を遊嵌することが考えられ
る。このように改良した場合には、カセットテープのヘ
ッド対応部側及び後部を摘んでカセットテープの側部を
ポケットに挿入できるため摘み可能な範囲が長くなり操
作性に優れる。しかしながらこのような縦長なカセット
テープ収納ケースの場合には上ケースの先端が保管時な
どに浮き上がりが生じるという問題点が生ずる。これは
保管時においては上ケースの基部に設られた突部と、下
ケース10の基部に設けられた凹部との係合により上ケー
スと下ケースの開きを防止するものであるが、これら突
部と凹部には多少のがたつきがあること、さらにヒンジ
自体にも寸法誤差等によるがたつきがあり、これらのが
たつきが前記先端では大きく拡大されて該先端に浮き上
がりが生ずるというものである。
本発明は、前記問題点を解決するもので、カセットテ
ープの側部を遊嵌するポケットを有する上ケースとこの
上ケースにヒンジを介して設けられる下ケースからなる
縦長なカセットテープ収納ケースにおいて、保管時にお
ける上ケースの先端の浮き上りを防止するとともに開閉
時の操作性に優れるカセットテープ収納ケースを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明のカセットテープ収
納ケースは、カセットテープを収納しうる収納ケース
を、ヘッド対応部と直交するカセットテープの側部が遊
嵌されるポケットを基部に有するとともに先端側が湾曲
可能な上ケースと、この上ケースの基部に設けたヒンジ
を介して設けられる下ケースとを備え、前記上ケースの
先端側の両側外面に突部を設けるとともに、前記下ケー
スの先端側の両側内面に前記突部が係合可能な凹部を設
け、さらに前記下ケースの先端にある前面板部の外面中
央に前記上ケースの先端に臨む薄肉部を形成したもので
ある。
[作 用] 本発明のカセットテープ収納ケースにおいては、保管
時上ケース及び下ケースの先端側の両側に夫々設けられ
た突部と凹部との係合により、上ケースの先端の浮き上
りを防止でき、また下ケースの前面板部の薄肉部におい
て上ケースの先端に指を掛け、この上ケースの先端を持
ち上げると該先端側が彎曲状となって両突部が両凹部よ
り離脱してワンタッチで上ケースを開くことができる。
このとき前記薄肉部が前面板部の中央にあるところによ
り、指は必然的に上ケースの先端の中央に掛り、この上
ケースの先端が確実に対称的に彎曲して両突部が両凹部
より確実に離脱する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示しており、
カセットテープ21を収納しうるケース22は、前記カセッ
トテープ21のヘッド対応部23と直交するカセットテープ
21の側部24が遊嵌されるポケット25を基部26に有する上
ケース27と、この上ケース27の先端28側を除いて該上ケ
ース27をヒンジ29を介して外嵌するように一体連結する
下ケース30から構成されており、これら上ケース27及び
下ケース30は射出成形により形成されている。前記上ケ
ース27は基部26と先端28間の長さAがそれらの幅Bより
も大きく所定の厚みを有する平板部31の基部26側に左右
側板部32を設け、この左右側板部32の基部26側に後板部
33が設けられ、さらに前記左右側板部32及び後板部33の
下方に平板部34が設けられて前記ポケット25が形成され
ている。また前記左右側板部32には前記ヒンジ29を構成
するための孔35が設けられており、さらに前記カセット
テープ21の下面に形成された略台形状の隆起部36が嵌合
する肉薄部37が前記平板部31に形成されている。前記下
ケース30は略箱状に形成されており、平板部38の先端39
側と両側には前面板部40と左右側板部41が夫々設けられ
ており、さらに前記左右側板部41の延設された基部42の
内面は前記孔35に挿入する突部43が設けられており、こ
の突部43と前記孔35により前記上ケース27と下ケース30
を回動自在に一体連結するための前記ヒンジ29が構成さ
れている。また前記下ケース30に上ケース27が閉じた際
上ケース27の先端28があらわれるように前面板部40の先
端39の上縁にはわずかな高さを有する切欠き部44が段状
に形成されて上ケース27を下ケース30に閉じた際上ケー
ス27の先端28が前記切欠き部44に嵌合して、該先端28が
あらわれるようになっている。また前記平板部38の内面
には前記カセットテープ21の上面に形成された略台形の
隆起部45が係合する薄肉部46が形成されている。
さらに前記上ケース27の左右側板部32の先端28側へ延
設された左右立上り壁47の先端28側の外面48には突部49
が夫々設けられており、また前記下ケース30の左右側板
部41の先端39側の内面50には前記突部49と係合可能な凹
部51が夫々設けられている。尚これら突部49と凹部51は
上ケース27の先端28が前記下ケース30に形成した切欠き
部44に係合した際に係合するようになっている。そして
前記突部49は前記長さAの先端28側の略1/3以内に設け
られることが望ましい。尚、図中52は前記前面板部40の
外面中央に形成され前記切欠き部44に連設し前記上ケー
ス27の先端28に臨む薄肉部、53は前記下ケース30の平板
部に設けられたカセットテープ21の係止心棒である。
次に前記構成につきその作用を説明する。
カセットテープ21をケース22に収納する場合は、まず
カセットテープ21の側部24をポケット25に遊嵌し、次に
ヒンジ29を回転中心として下ケース30を上ケース27に外
嵌するように閉じる。この際下ケース30に設けられた凹
部51側は突部49によってやや押し拡げられた後、下ケー
ス30に設けた凹部51に前記突部49が係合して上ケース27
と下ケース30が保管時開くことを防止できる。一方カセ
ットテープ21を取り出す場合は、下ケース30の前面板部
40の薄肉部52において上ケース27の先端28に指を当てて
上方へ向けて押し上げると、第2図及び第3図に示すよ
うに上ケース27の先端28側はその長手方向に沿って円弧
状にやや突出する。この結果上ケース27に設けられた突
部49が凹部51から離脱し、その後さらに上ケース27を開
くとともにカセットテープ21をポケット25から抜き取る
ものである。
以上のカセットテープ収納ケースによれば、上ケース
27と下ケース30からなるカセットテープ収納ケース22に
おいて前記カセットテープ21の側部24が遊嵌するポケッ
ト25を設けたことにより、カセットテープ21を縦長な状
態でポケット25に遊嵌でき、このためカセットテープ21
を扱う際は、比較的長いヘッド対応部23側及びその後部
23Aを摘むことができるためカセットテープ21のポケッ
ト25への遊嵌及び取り出しを簡単に行うことができる。
さらに前記上ケース27の先端28側の両側外面48に突部
49を設け、下ケース30の先端39側の両側内面50に前記突
部49が係合可能な凹部51を設けたことにより、上ケース
27と下ケース30を閉じた際、各々先端28,39を確実に止
着でき前記上ケース27の先端28が下ケース30の先端39よ
り離れて浮き上るようなことはなく安心して保管するこ
とができる。しかも先端28に指をかけて上ケース27を開
く際には、前記先端28の長手方向が円弧状に突設して自
動的に突部49が凹部51より離脱できるためワンタッチで
上ケース27を開くことができる。そして上ケース27の先
端28に指をかけるための薄肉部52が前面板部40の中央に
あることにより、指は必然的に上ケース27の先端28の中
央に掛り、この上ケース27の先端28が確実に対称的に彎
曲して両突部49が両凹部51より確実に離脱する。したが
って上ケース27と下ケース30との止着は確実なものとし
ながら、上ケース27を開く操作は円滑に行える。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば突部,凹部の位置を実施例より先端側に設けた
り、あるいはやや基端側に設けるなど種々の変形が可能
である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は上ケースにカセットテ
ープの側部が遊嵌するポケットを設けたことによりカセ
ットテープの収納、取出し操作を簡単に行うことがで
き、さらに、前記上ケースの先端側の両側外面に突部を
設けるとともに前記下ケースの先端側の両側内面に前記
突部が係合可能な凹部を設けたことにより、閉じた場合
の上ケースの先端の浮き上りを確実に防止することがで
き、しかも上ケースをワンタッチで簡単に開くことがで
きる。さらに、下ケースの先端にある前面板部の外面中
央に上ケースの先端に臨む薄肉部を形成したので、上ケ
ースを開くとき指は必然的に上ケースの先端の中央に掛
ることになり、この上ケースの先端が確実に対称的に彎
曲して両突部が両凹部より確実に離脱する。したがって
上ケースと下ケースとの止着は確実なものとしながら、
上ケースを開く操作は円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示しており、第
1図は開いた状態の斜視図、第2図は閉じた状態の斜視
図、第3図は同断面図、第4図は上ケースと下ケースが
開いた状態の平面図、第5図は第3図のV−V線断面
図、第6図は従来例の斜視図である。 21……カセットテープ 23……ヘッド対応部 24……側部 26,42……基部 27……上ケース 28,39……先端 29……ヒンジ 30……下ケース 48……外面 49……突部 50……内面 51……凹部 52……薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/00 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド対応部と直交するカセットテープの
    側部が遊嵌するポケットを基端に設けるとともに先端側
    が湾曲可能な上ケースと、この上ケースの基端にヒンジ
    を介して基端を回転自在に一体連結した下ケースと、前
    記上ケースの先端側の両側外面に夫々設けた突部と前記
    下ケースの先端側の両側内面に夫々設けられ前記突部が
    係合可能な凹部と、前記下ケースの先端にある前面板部
    の外面中央に形成され前記上ケースの先端に臨む薄肉部
    とを具備したことを特徴とするカセットテープ収納ケー
    ス。
JP2290153A 1990-10-25 1990-10-25 カセットテープ収納ケース Expired - Lifetime JP2847948B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2978996B2 (ja) * 1990-07-11 1999-11-15 日立マクセル株式会社 テープカートリッジの収納ケース

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