JPH0743826Y2 - 小型テープカセット - Google Patents

小型テープカセット

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Publication number
JPH0743826Y2
JPH0743826Y2 JP1990122237U JP12223790U JPH0743826Y2 JP H0743826 Y2 JPH0743826 Y2 JP H0743826Y2 JP 1990122237 U JP1990122237 U JP 1990122237U JP 12223790 U JP12223790 U JP 12223790U JP H0743826 Y2 JPH0743826 Y2 JP H0743826Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
cassette lid
upper half
magnetic tape
lid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990122237U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0481269U (ja
Inventor
重泰 西村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気テープを収納するための小型テープカセッ
トの改良に関する。
(従来の技術) 第2図は従来の小型テープカセットの部分図であり、小
型テープカセット100は下ハーフ101に上ハーフ102を重
ね図示せぬビスで結合し、上ハーフ102の前端にピン103
にてカセット蓋104を係止してなる。カセット蓋104は閉
止状態で磁気テープ105を保護する。
なお、上記小型テープカセット100は、59mm×92mm×22.
5mmの箱体であり、普通サイズのテープカセット(104mm
×188mm×25mm)に対し体積は約1/4であり、小型・軽量
なカセットとして普及している。
小型である為に、次に述べるように構造的にやや不満足
な点を含んでいるのが現状である。
(考案が解決しようとする課題) 図において、上ハーフ102の前縁とカセット蓋104との間
にt(約0.3mm)なる隙間があり、下からの光で隙間が
光って見えるなど、見栄えが悪いという欠点がある。
また、カセット蓋104は約1.1mm厚さの平板であって、図
中矢印方向に対する断面係数及び断面2次モーメント
が極めて小さい為に、矢印方向の外力が作用すると簡
単にたわみ、その結果、両端のヒンジ部104aの位置が大
きくずれて、ピン103から外れることがある。
特に、小型テープカセット100が落下による衝撃を受け
た場合に、カセット蓋104の変形は著しく、同蓋104の外
れや、同蓋104が磁気テープ105に接触してそれを傷める
などの不都合がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記した課題の内、特にカセット蓋の隙間を
光が貫通せぬようにすることを目的としてなしたもので
あって、カセット蓋の内側面に且つ磁気テープより上方
に、磁気テープに平行に突条部を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 下方からの通光は突条部に遮断されるため、カセット蓋
と上ハーフ縁部間における隙間に輝くことは無い。ま
た、突条部はカセット蓋の曲げ剛性を大いに増加せしめ
る。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
第1図は本考案に係る小型テープカセットの要部断面図
であり、小型テープカセット1は従来の技術の項で述べ
たのと同様な下ハーフ(図示せず)と上ハーフ3と上ハ
ーフ3の前縁部3aにピン4で係止されたカセット蓋5と
からなる。
カセット蓋5は基本的には長方形平板であるが、内側面
6の端部にヒンジ部7,7(図面表裏方向に離間)が突起
している。また、上ハーフ3の前縁部3aより下方(第1
図での下方向)で且つ磁気テープTより上方(第1図で
の上方向)の位置に、即ち、カセット蓋5の閉止状態に
おけるカセット蓋5の内側面6のうち、上ハーフ3の前
縁部3aと対向している部分と、磁気テープTと対向して
いる部分との間の部分(第1図のAの範囲)に、略台形
断面の突条部8が内側面6から一体的に突設されてい
る。突条部8は図面表裏方向即ち磁気テープTと平行に
十分長く形成されている。突条部8の高さは、カセット
蓋5と上ハーフ3の前縁部3aとの隙間Sの寸法以上の高
さとする。
以上の構成からなるカセット蓋の作用を次に述べる。
第1図において、上ハーフ3の前縁部3aとカセット蓋5
の内側面6との間にはSなる隙間が形成されている。こ
れは両部品の接触を避けてカセット蓋5の開閉を円滑に
する為に設けられる。
しかし、下からの光線Lは突条部8に遮断されて上記隙
間Sには至らない。
よって、隙間Sが下からの光で明るく輝くようなことは
無く、外観がより一層良好となる。
また、突条部8は図左右方向の外力に体する有効な補強
メンバとなり、カセット蓋5の曲げ剛性及びたわみ剛性
を高めるので、仮に、カセット蓋5が落下による衝撃力
を受けたとしても、簡単にピン4から外れたり、又は、
磁気テープTに接触したりする恐れは極めて少ない。
更に、突条部8はカセット蓋5の内側面6に且つ、上ハ
ーフ3の前縁部3aより下位にあるので、外からはほとん
ど見えず、もって、カセット蓋5及び小型テープカセッ
ト1の美観は保たれる。また、突条部8を上ハーフ3の
前縁部3aと対向しない位置に設けているので、前縁部3a
の形状の変更は必要なく、本実施例は低コストで実現で
きる。
(考案の効果) 以上に述べた通り、本考案の小型テープカセットはカセ
ット蓋の内側面の目につきにくい位置に突条部を備え、
この突条部で遮光並びに強度アップを図っているもの
で、本考案は小型テープカセットの外観をより一層良好
にしつつ、しかも、小型テープカセットの耐衝撃性を増
すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る小型テープカセットの要部断面
図、第2図は従来の小型テープカセットの部分図であ
る。 1……小型テープカセット、5……カセット蓋、6……
内側面、8……突条部、T……磁気テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下ハーフに上ハーフを重ねて磁気テープを
    収納し、前記上ハーフの前縁側に板状のカセット蓋を開
    閉自在にピン係止してなり、前記カセット蓋が閉止状態
    で前記磁気テープの露出部分を覆う、普通サイズのテー
    プカセットよりも小型の小型テープカセットにおいて、 前記カセット蓋の内側面に、前記磁気テープの長手方向
    と平行に突条部を設け、 前記突条部を設ける位置は、前記カセット蓋閉止状態に
    おける前記内側面のうち、前記上ハーフの前縁部と対向
    している部分と前記磁気テープと対向している部分との
    間の部分であり、 前記突条部の高さは、前記カセット蓋閉止状態におけ
    る、前記カセット蓋と前記上ハーフの前縁部との隙間寸
    法以上の高さであることを特徴とした小型テープカセッ
    ト。
JP1990122237U 1990-11-21 1990-11-21 小型テープカセット Expired - Lifetime JPH0743826Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0481269U JPH0481269U (ja) 1992-07-15
JPH0743826Y2 true JPH0743826Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31870029

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101386U (ja) * 1981-12-29 1983-07-09 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ

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JPH0481269U (ja) 1992-07-15

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