JP2703089B2 - 幅 木 - Google Patents

幅 木

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JP2703089B2
JP2703089B2 JP4343790A JP4343790A JP2703089B2 JP 2703089 B2 JP2703089 B2 JP 2703089B2 JP 4343790 A JP4343790 A JP 4343790A JP 4343790 A JP4343790 A JP 4343790A JP 2703089 B2 JP2703089 B2 JP 2703089B2
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哲郎 森山
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内部に長さ方向の空間を有し配線用のダ
クト等としても利用される幅木に関する。
〔従来の技術〕
室内の壁に沿って床面に配線を引き回すことが多い。
その場合に露出配線のままであると、外観が悪いばかり
でなく、安全性も損なわれる。
そこで、この出願人は、幅木の内部に長さ方向に沿う
空間を設けて、この空間を配線ダクトに利用することを
考えて、つぎのような構成の幅木を開発した。すなわ
ち、長尺の上方部材と下方部材を互いの間に空間を隔て
て配置し、前記空間の開口部を前板で閉ざすようにした
幅木である。この場合、空間の開口部に前板を固定する
方法には種々あるが、配線の出し入れ変更を容易にする
ためには、前板を着脱容易にしておくのが良い。その手
段の一つとして、上方部材には下方に開口する溝を、ま
た下方部材には上方に開口する溝を、それぞれ形成し
て、前板を、その上端を前記上方部材の溝に深く挿入す
ることで前記空間の開口部に入り込ませ、その状態でそ
の下端を前記下方部材の溝に浅く落とし込むことで嵌め
込みを完了するようにした、いわゆる「けんどん式」着
脱構造を採用したのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
この幅木は、便利なものであるが、前板が長尺である
ため、その着脱時に前板の端部が溝の入口角部に引っ掛
かっり易くて着脱操作がしにくいと言う問題があった。
また、けんどん式では前板端部と溝との間に上下方向お
よび前後方向の隙間すなわち遊びを必要とする関係上、
前板の振動等でガタツキ易いと言う問題があった。各部
材の加工精度のバラツキや長尺物にあり勝ちな反りのた
めに、隣合う前板の間に奥行き方向に段差が生じると言
う問題もあった。
この発明は、内部に空間を有し前板がけんどん式に嵌
め込まれる幅木における上記の諸問題を解消することを
課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この発明は、下方に開口す
る溝を有する長尺の上方部材と、上方に開口する溝を有
する長尺の下方部材とが互いの間に空間を隔てて配置さ
れ、前記空間の開口部を閉ざす前板が、その上端を前記
上方部材の溝に深く挿入することで前記空間の開口部に
入り込み、その状態でその下端を前記下方部材の溝に浅
く落とし込むことで嵌め込みを完了するようになってい
る幅木において、前記両溝の入口角部および前記前板の
上下端部の少なくとも1個所にアール加工が施されてい
ることを第1の要旨とし、前記両溝の少なくとも一方の
奥部と前記前板端部の前記奥部に向かい合う部分の少な
くとも一方に弾性材が設けられていることを第2の要旨
とし、前記上方部材と下方部材の少なくとも一方の前記
前板に対面する部分と前記前板の前記部分に向かい合う
前面部分の少なくとも一方に弾性材が設けられているこ
とを第3の要旨とする。
〔作用〕
上下両溝の入口角部および前板の上下端部の少なくと
も1個所にアール加工が施されていると、前板の着脱操
作時に前板端部が溝入口角部に引っ掛かりにくい。
両溝の少なくとも一方の奥部と前記前板端部の前記奥
部に向かい合う部分の少なくとも一方に弾性材が設けら
れていると、前板の上下方向のガタツキが防がれる。
上方部材と下方部材の少なくとも一方の前記前板に対
面する前面部分と前記前板の前記部分に向かい合う部分
の少なくとも一方に弾性材が設けられていると、前板の
前後方向のガタツキが防がれる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明を、その実施例について詳しく説明
する。この発明の範囲は、下記実施例に限定されない。
第1図にみるように、この幅木は、長尺の上方部材
1、下方部材2および前板3を備えている。上方部材1
と下方部材2とは、壁(図示省略)に直接固定されても
良いが、壁に下地板5を固定しておき、この下地板に固
定するようにすることもある。両部材1、2は互いの間
に空間4を隔てるようにして配置される。上方部材1の
前部には下方に開口する溝11が、また、下方部材2の前
部には上方に開口する溝21が、それぞれ形成されてい
る。両溝11、21は前板3の厚みに対応する広幅のもので
あっても良いが、そのようにすると溝幅が広くなり、幅
木全体の厚みが増す。また、前板前面が下方部材前面よ
りも引っ込む状態になり、不細工でもある。そのため、
図にみるように、前板3の上下端部31、32をほぞ状に薄
く形成して両溝11、21が細幅になるようにするのが良
い。図示のように、両溝11、21の入口角部111と211とに
は丸みを付けるアール加工が施されている。また、前板
の上下端部31、32にもアール加工が施されている。
この幅木においては、前板3は、その上下端部31、32
が上下の溝11、21に嵌め込まれることによって、空間4
の間口部を閉ざした状態で、両部材1、2に固定される
(図(a))。
前板3を、外されている状態から嵌め込むときは、第
1図(c)にみるように、まず、前板の上端31を上方部
材の溝11に深く挿入する(図(c))ことで、前板3全
体を空間4の開口部に入り込ませる(図(b))。この
状態で、前板3の下端32を下方部材の溝21に浅く落とし
込む(図(a))と、前板3の嵌め込みが完了する。前
板3を外すときは、前板3を一旦上に上げる。すなわ
ち、その上端31を上方部材の溝11に深く挿入する(図
(b))。そして、前板3の下部から先に外に出す(図
(c))ようにするのである。
このような着脱動作をするときに、前板3の上下端部
がしばしば溝11、21の入口角部111、211に当たり、前板
3が入口角部に引っ掛かる。そのため、従来は、着脱操
作がしにくくなるほか、入口角部が欠けたりする恐れが
あった。しかし、この発明の幅木では、これらの溝入口
角部111、211にアール加工が施され、前板の上下端部3
1、32にもアール加工が施されているので、上記の引っ
掛かりが起きにくい。
このアール加工は、引っ掛かりを減少させることが出
来るのであれば、上下の溝11、21および前板上下端部3
1、32のうちの少なくとも1個所に施すだけで良い。
前板3は、第2図に見るように、配線の引き込み引き
出しを行う等の目的で、窓33を有するものであっても良
い。
第3図に見る第2実施例では、上方部材の溝11の奥部
と、前板上端部31のこの奥部に向かい合う部分とに、弾
性材12、34が部分的に設けられている。このようになっ
ていると、前板3が嵌め込まれたとき、前板3は、下方
に押し付けられるので、上下方向の遊びがなく、ガタツ
キが無くなる。このようにするためには、前板3の下端
部で同様に弾性材が設けられていても良い。
弾性部材は、この実施例のごとく、上部部材1と前板
3の両方に設けられているのでなく、いずれか一方のみ
であっても良い。前板下端部でも同様である。しかし、
最も良いのは、上方部材の溝11のみに設けることであ
る。前板側に設けると、弾性材が欠損する可能性があ
り、かつ、上方部材や下方部材への着脱動作を妨げ易い
からである。また、前板3は下がる方向の自重を持って
いるので、弾性材を下方に設けるのは弾性材の復元力を
だんだん損なう可能性があるからでもある。
第4図に見る第3実施例では、上方部材1の前板3に
対面する前面部分と前板3のこれに向かい合う部分と
に、弾性材13、35が部分的に設けられている。また、下
方部材2の前板3に対面する前面部分と前板3のこれに
向かい合う部分とにも、弾性材22、36が部分的に設けら
れている。このようになっていると、前板3が嵌め込ま
れたとき、前板3は、前方に押し付けられるので、前後
方向の遊びがなく、ガタツキが無くなる。しかも、隣合
う前板間で奥行き方向の段差が生じなくなる。
4 このようにするためには、上下両部材1、2の前面
部分か前板3のこれらに向かい合う部分のいずれか一方
に弾性材が設けられているだけでも良い。さらに、この
実施例のごとく、前板3の上下両方に弾性材を設けるの
でなく、上下いずれか一方に設けられるだけであっても
良いのである。
弾性材は、適度な硬さと弾性復元性を備えた樹脂材料
からなるのが良い。発泡材料は、通常は不適当である。
各部材が長尺であるため、抵抗が大きく、そのため、そ
れに耐える硬さを有し、かつ、長時間の圧縮に耐える復
元性を持っていることが好ましい。弾性体を部分的に設
けるのは、全長にわたると、着脱操作を行う上で不便で
あるからである。しかし、部分的にする場合に限定はさ
れない。
これまでの実施例では、上方部材のデザインがクラシ
ック調であったが、そのデザインは、第5図のごとくア
ールデコ調であっても良く、第6図のごとくシンプル調
であっても良い。第6図の実施例では、上下両部材1、
2が共に固定される下地板5が無い。さらに、上方部材
1は、前部分(b)と後部分(c)の2部材に分かれて
いる、これは、正面にくる部分(b)は外観を良くする
等の理由で材料を選ぶ必要があるが、背面にくる部分
(c)はそのような配慮を必要としないので、たとえ
ば、部材をナラムク材等の高価な材料で仕上げる場合
に、背面部分(c)を安価な材料にする等のためであ
る。
幅木内の空間4は、配線ダクト以外の用途に使用され
ることがあっても良い。
〔発明の効果〕
この発明にかかる幅木は、上述のごとく構成されてい
るため、前板の着脱操作時に引っ掛かりにくく、前板に
段差やガタツキが起きにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は、この発明の第1実施例を、そ
の前板の着脱操作とともに示す断面図、第2図(a)、
(b)は前板の変形例を示す断面図と正面図、第3図は
前板の上下方向のガタツキを防止する実施例の分解断面
図、第4図は前板の前後方向のガタツキを防止する実施
例の分解断面図、第5図および第6図はデザインの異な
る他の2実施例を示す分解断面図である。 1……上方部材、2……下方部材、11、21……溝 3……前板、31……上端、32……下端、12、13、22、3
4、35、36……弾性材、4……空間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に開口する溝を有する長尺の上方部材
    と、上方に開口する溝を有する長尺の下方部材とが互い
    の間に空間を隔てて配置され、前記空間の開口部を閉ざ
    す前板が、その上端を前記上方部材の溝に深く挿入する
    ことで前記空間の開口部に入り込み、その状態でその下
    端を前記下方部材の溝に浅く落とし込むことで嵌め込み
    を完了するようになっている幅木において、前記両溝の
    入口角部および前記前板の上下端部の少なくとも1個所
    にアール加工が施されていることを特徴とする幅木。
  2. 【請求項2】下方に開口する溝を有する長尺の上方部材
    と、上方に開口する溝を有する長尺の下方部材とが互い
    の間に空間を隔てて配置され、前記空間の開口部を閉ざ
    す前板が、その上端を前記上方部材の溝に深く挿入する
    ことで前記空間の開口部に入り込み、その状態でその下
    端を前記下方部材の溝に浅く落とし込むことで嵌め込み
    を完了するようになっている幅木において、前記両溝の
    少なくとも一方の奥部と前記前板端部の前記奥部に向か
    い合う部分の少なくとも一方に弾性材が設けられている
    ことを特徴とする幅木。
  3. 【請求項3】下方に開口する溝を有する長尺の上方部材
    と、上方に開口する溝を有する長尺の下方部材とが互い
    の間に空間を隔てて配置され、前記空間の開口部を閉ざ
    す前板が、その上端を前記上方部材の溝に深く挿入する
    ことで前記空間の開口部に入り込み、その状態でその下
    端を前記下方部材の溝に浅く落とし込むことで嵌め込み
    を完了するようになっている幅木において、前記上方部
    材と下方部材の少なくとも一方の前記前板に対面する前
    面部分と前記前板の前記部分に向かい合う部分の少なく
    とも一方に弾性材が設けられていることを特徴とする幅
    木。
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