JPS588846Y2 - カバン等の差込錠 - Google Patents

カバン等の差込錠

Info

Publication number
JPS588846Y2
JPS588846Y2 JP17210379U JP17210379U JPS588846Y2 JP S588846 Y2 JPS588846 Y2 JP S588846Y2 JP 17210379 U JP17210379 U JP 17210379U JP 17210379 U JP17210379 U JP 17210379U JP S588846 Y2 JPS588846 Y2 JP S588846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
push button
base plate
button frame
male body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17210379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5688855U (ja
Inventor
史郎 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP17210379U priority Critical patent/JPS588846Y2/ja
Publication of JPS5688855U publication Critical patent/JPS5688855U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS588846Y2 publication Critical patent/JPS588846Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカバン等の差込錠に関するものである。
従来よりカバン等の止め金としてばねボタンをすべり係
合させて開閉を行う差込錠が広く採用されている。
しかし、現在使用されている差込錠はその構成部品のほ
とんどを金属等から金型成型しているので、部品点数が
多くその組立及び取付工程もきわめて煩雑であるという
欠点を有する。
したがって、本考案の目的は構成部品の点数が少なく、
組立及び取付工程が簡単で、コストを安くすることので
きる差込錠を提供することであり、この課題は差込錠の
構成部品の主なものを合成樹脂から一体的に形成するこ
とによって解決される。
次に、添付図面に示す実施例とともに本考案を詳細に説
明する。
図において全体を符号1で示すものはカバン等の差込錠
(以下単に差込錠と称する)であって、この差込錠1は
雄体2と雌体3とから構成される。
前記雄体2は基板4とこの基板4の上面に嵌着される飾
り枠5と、この両者を貫通してカバン等の蓋板に止め付
けるストッパー6とから構成される。
前記基板4は合成樹脂等から一体成形され、その長方形
状の基部4aの略後半側は幅広部7として形成され、こ
の幅広部に連続する前半側の幅狭部7aの両側端及び前
方端の3辺には上方へ折曲するガイド壁8が形成され、
前方側のガイド壁の中央には比較的肉薄の連続片9が連
続して形成され、この連続片9には四辺形状の押しボタ
ン枠10が連続して形成され、押しボタン枠10は連続
片9の部分で屈曲自在に基部4a側へ新曲される。
この押しボタン枠10は縦断面くの字状に上方へ突出す
る中空筐体状であってその後方端には細い係止片10
aが連続して形成されている。
また基部4aの幅広部7の両側縁近傍には一対の角穴1
1が貫通して形成され、また幅狭部7aの中央部両側縁
の裏面には後述する飾り枠5の係止爪が圧着される凹部
12,12が対向して形成されている。
また符号13で示すものはコイルばねであって前記押し
ボタン枠10内に弾装される。
前記飾り枠5は金属板から成形され、下向の側壁5bを
有する基板5aは前記基板4の基部4aにおける幅狭部
7aとほぼ等しい幅でかつ基部4aの長さと略等しい長
さの長方形状に形成されている。
また、この基板5aの後方近傍には前記角穴11と対応
する位置に角穴14が貫通して形成され、その前端近傍
には前記押しボタン枠10が臨まされる開口部16が形
成され、また基板5aの前半側の側壁は後半側の側壁5
bより下方へ長く突出されて前記ガイド壁8の外周面に
嵌着される支持壁17に形成され、支持壁17の両側の
ほぼ中央部には前記凹部12に係止される係止爪18が
下方へ突出形成されている。
また前記ストッパー6は金属等から四辺形状かつ断面台
形状に形成され、その両側には下方へ突出する係止爪1
9が形成され、この係止爪19は前記飾り枠5と基板4
の角穴14.11及び両者間に挾持されるカバン等の蓋
体の透孔を介して蓋体の裏面まで挿通され、その先端を
折り曲げられて雄体2を蓋体に固定する。
前記雌体3は基板20とこの基板20に嵌着される飾り
枠21とから構成され、前記基板20は合成樹脂等から
四辺形状に成形されていて、基部20 aとこれに連接
する他側は上面と両側面が段部22によりわずかに幅狭
となした幅狭部20 bに形成されている。
この基板2Oa上にはコ字状の係止枠23がほぼ全幅に
わたって一体形成され、この係止枠23の幅は前記雄体
2のストッパー6と押しボタン枠10との間の距離に等
しくこの係止枠23と基板20とによって画成される空
間は、その幅において前記雄体の幅よりわずかに大であ
って、その高さは前記押しボタン枠10に押圧力を加え
た状態での雄体2の高さより大であって、押しボタン枠
10が無負荷状態での雄体2の高さより小である。
また幅狭部20 bの上面には外周より一回り小さな四
辺形状の台部24が形成され、台部24は前記基部20
aと上面を同一にする。
またこの台部24に接して基部2Oa側の中央には角穴
25が、また幅狭部20 bの先端側の台部24に接し
て一対の角穴26がそれぞれ貫通して形成されている。
また前記飾り枠21は前記基板20の段部22の高さと
同じ幅の金属板等から金型成形され、全体として前記基
板20の幅狭部20 bの上面及び側壁に嵌装される四
辺形状の枠体として形成され、その中央には前記台部2
4が臨まされる空間Rが形成されており、この空間Rに
面して枠体21には前記角穴25に対応する位置に係止
爪27が、また前記角穴26.26に対応する位置に係
止爪28がそれぞれ下方へ突出して形成されている。
また飾り枠21の両側壁の下端には係止爪29が形成さ
れ、この係止爪29は前記基板20の幅狭部20 bの
裏面に形成された四部に係着される。
また、前記係止爪27,28゜28はそれぞれ角穴25
.26.26を介してカバン等の前板の透孔中に挿通さ
れ、前板の裏面で折り曲げられることによって雌体3を
カバン等の前板に固定するストッパーとしての機能を果
たす。
次に以上のように構成された本実施例の作用について説
明する。
まずコイルバネ13をバネ上端が押しボタン枠10の頂
部内に接当するように基部4a上に位置させ、飾り枠5
をその開口部16が押しボタン枠10に臨むように基板
4に被嵌して飾り枠5の係止爪18,18を基板4の裏
面に形成した凹部12,12へ折曲げ圧着させるとコイ
ルバネ13は押しボタン枠内に弾装され押しボタン枠は
開口部16を貫通して上方へ突出し押しボタン枠の係止
片10aが飾り枠5の開口部16の絶辺下面に接当した
状態となる。
そして飾り枠5の後方と基板4の幅広部4aとの間に形
成される間隙内に第1図に示すようにカバン等の蓋板3
1の下方端を収容し、ストッパー6の爪19をカバン等
の蓋板30を貫通して透孔14及び11中に挿通しカバ
ン等の蓋板31の裏面で折り曲げることによって雄体2
の上部を蓋板30に固定する。
次いでカバン等の前板31の前記雄体2と係合する位置
に、雌体3の飾り枠21の係止爪27.28を基板20
の角穴25.26を介して前板31を貫挿し、カバン等
の前板31の裏面で折り曲げることによって雌体3をカ
バン等の前板31に固定する。
そして差込錠1の開閉に際しては、雄体2の先端部を雌
体3の係止枠23中に挿入すると押しボタン枠10は係
止枠23によって連続片9をヒンジ部として基部4a側
へ押され、コイルばね13を撓ませて係止枠を通り抜け
、係止枠による負荷を解かれた押しボタン枠10は、コ
イルばね13の弾性によって押し上げられ′る。
すると、前述したように無負荷状態における押しボタン
枠10は係止枠23の高さよりも大であるので係止枠2
3がストッパーとして機能し、押しボタン枠に再度負荷
を与えない限り雄体2は雌体3から抜は出すことはでき
ない。
したがって雄体2を雌体3から外してカバン等の蓋を開
ける場合には指等で押しボタン枠10を押圧してコイル
ばね13を撓ませ、係止枠23をくぐらせて雄体2を雌
体3から抜き取ればよい。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば雄体2
の基板4を合成樹脂材で形成したので基部4aに対し押
しボタン枠10を連続片9を介して屈曲自在に一体的に
連接でき、また雌体3の基板20も合成樹脂材で形成し
たから係止枠23を一体的に構成でき、従来のように押
しボタン枠及び係止枠の個々の部品を形成したものをそ
れぞれ基部及び基板に取付けるようにしたものに比較し
部品点数を少なくして、製作組立及び取付は工程を著し
く簡略化し、手間及びコストの面において極めて便利な
カバン等の差込錠を得ることができ、更に合成樹脂材を
適宜な色彩に着色したものを使用することにより趣向が
新奇な差込錠を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を説明するもので、第1図は外観
を示す全体斜視図、第2図は第1図A−A線縦断面図、
第3図は雄体の分解斜視図、第4図は雌体の分解斜視図
、第5図は雄体の側面図、第6図は雄体の正面図、第7
図は第6図B−B線縦断面図、第8図は底面図、第9図
は雌体の側面図、第10図は雌体の正面図、第11図は
第10図C−C線縦断面図である。 1・・・・・・差込錠、2・・・・・・雄体、3・・・
・・・雌体、4・・・・・・基板、5・・・・・・飾り
枠、6・・・・・・ストッパー、10・・・・・・押し
ボタン枠、13・・・・・・コイルばね、19・・・・
・・係止爪、20・・・・・・基板、21・・・・・・
飾り枠、23・・・・・・係止片、25,26・・・・
・・角穴、27゜28・・・・・・係止爪、30・・・
・・・カバン等の蓋板、31・・・・・・カバン等の前
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雄体2と雌体3とからなるカバン等の差込錠であって、
    前記雄体2は基板4と、この基板4の上面に嵌着される
    飾り枠5と両者をカバン等の蓋板に固定する断面台形状
    のストッパー6と前記基板4内に収容される弾性片13
    とからなり、前記基板4は合成樹脂材をもって長方形状
    に形成された基部4aの前半部周囲に上方に突出するガ
    イド壁8を形成し、先端側のガイド壁上端に連接した連
    続片9を介して基部4aとの間に前記弾性片13を収容
    する押しボタン枠10が一体に形成され、前記飾り枠5
    は長方形状に形成した基板5aの前半部周囲の下面に前
    記基板4のガイド壁8に被嵌する支持壁17を形成する
    と共に基板5aに前記押しボタン枠10が臨まされる開
    口部16が形成され、前記ストッパー6の両側係止爪1
    9によって飾り枠5、基板4及びその両者間に挟持され
    るカバン等の蓋板がそれぞれの透孔を介して固定され、
    前記雌体3は合成樹脂材をもって成形された基板20と
    この基板20に嵌着される飾り枠21とからなり、前記
    基板20とカバン等の前板とがそれぞれの透孔に貫挿さ
    れる前記飾り枠の係止爪27.28によって固定され、
    さらに前記基板20に形成された係止枠内を、押しボタ
    ン枠10に弾装したスプリングが無負荷状態の時に雄体
    2を通過させず、前記押しボタン枠10を押下した状態
    でのみ雄体2を通過させることを特徴とするカバン等の
    差込錠。
JP17210379U 1979-12-12 1979-12-12 カバン等の差込錠 Expired JPS588846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17210379U JPS588846Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 カバン等の差込錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17210379U JPS588846Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 カバン等の差込錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5688855U JPS5688855U (ja) 1981-07-16
JPS588846Y2 true JPS588846Y2 (ja) 1983-02-17

Family

ID=29682916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17210379U Expired JPS588846Y2 (ja) 1979-12-12 1979-12-12 カバン等の差込錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS588846Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5688855U (ja) 1981-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6141404A (ja) バックル
JPH0127686Y2 (ja)
JPS588846Y2 (ja) カバン等の差込錠
JPH0537510Y2 (ja)
JPH04194183A (ja) 錠前
JPH0540735Y2 (ja)
JPH034169Y2 (ja)
JPH0586Y2 (ja)
JPH052458Y2 (ja)
JP2542417Y2 (ja) 時計バンドの中留具
JPH0433336Y2 (ja)
JPS5815308Y2 (ja) ケ−ス蓋着脱構造
JPS6341737Y2 (ja)
JPS6129175Y2 (ja)
JPH0314121Y2 (ja)
JPH0228816Y2 (ja)
JPS6218422B2 (ja)
JPS6226863Y2 (ja)
JPH0529617Y2 (ja)
JPS5811013Y2 (ja) 筐体接続機構
JP2503237Y2 (ja) バックル
JPS5825935Y2 (ja) コンパクト容器
JPS6112004Y2 (ja)
JPS6345939Y2 (ja)
JP2500328Y2 (ja) ヒュ―ズボックスの蓋取付装置