JPH0540735Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0540735Y2 JPH0540735Y2 JP19021987U JP19021987U JPH0540735Y2 JP H0540735 Y2 JPH0540735 Y2 JP H0540735Y2 JP 19021987 U JP19021987 U JP 19021987U JP 19021987 U JP19021987 U JP 19021987U JP H0540735 Y2 JPH0540735 Y2 JP H0540735Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- engagement
- recess
- clasp
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Buckles (AREA)
- Adornments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
本考案は、バンド、ブレスレツト、ネツクレス
等の装身具等に使用する中留に関するものであ
る。
等の装身具等に使用する中留に関するものであ
る。
(b) 従来技術
従来のこの種の中留は、第5図及び第6図に示
すように、断面が略コの字形をなし、一端に板状
部1aが設けられた本体1と、この板状部1aに
設けられている段付穴1bに適合する板材を2つ
折りにした形状をなすバネ部材2とから構成され
ていた。
すように、断面が略コの字形をなし、一端に板状
部1aが設けられた本体1と、この板状部1aに
設けられている段付穴1bに適合する板材を2つ
折りにした形状をなすバネ部材2とから構成され
ていた。
この中留は、バネ部材2を圧縮するようにして
段付穴1b内に挿入し、バネ部材2の解放端2a
に設けられている肩部2bが段付穴1bの段部1
cに達するとその弾性によりこの段部1c内に落
ち込んで係合し、連結される。
段付穴1b内に挿入し、バネ部材2の解放端2a
に設けられている肩部2bが段付穴1bの段部1
cに達するとその弾性によりこの段部1c内に落
ち込んで係合し、連結される。
このような中留の連結状態を解除して外すに
は、バネ部材2の解放端2aに設けられている操
作部2cを押圧して肩部2bと段部1cとの係合
状態を解除する。
は、バネ部材2の解放端2aに設けられている操
作部2cを押圧して肩部2bと段部1cとの係合
状態を解除する。
(c) 考案が解決しようとする問題点
装身具に使用する中留には、その外観と操作性
が良いことが求められる。
が良いことが求められる。
特に、高価な装身具には、着脱が容易で、その
反面容易に離脱しない中留が必要である。
反面容易に離脱しない中留が必要である。
この点で、前述した従来の中留は、操作部2c
を設けなければならないため、本体1の板状部1
aとバネ部材2の端部との間に隙間Aが生じてし
まい、本体1の一部1dを延長してこの隙間Aを
隠さなければならなかつた。
を設けなければならないため、本体1の板状部1
aとバネ部材2の端部との間に隙間Aが生じてし
まい、本体1の一部1dを延長してこの隙間Aを
隠さなければならなかつた。
従つて、自由に外観を変更することができず、
このような外観上の制約があるため、この中留を
取り付ける装身具との外観上の調和がとれないと
いう問題点があつた。
このような外観上の制約があるため、この中留を
取り付ける装身具との外観上の調和がとれないと
いう問題点があつた。
また、この中留においては、操作部2cが本体
1から突出するため、外観を損うことになる。
1から突出するため、外観を損うことになる。
このため、この操作部2cを裏側に配置すると
操作性が著しく悪くなるという問題もあつた。
操作性が著しく悪くなるという問題もあつた。
本考案の目的は、外観と操作性に優れた装身具
用の中留の構造を提供することにある。
用の中留の構造を提供することにある。
(d) 問題点を解決するための手段
本考案の中留の構造は、上方及び長手方向の一
端に開口部が設けられた凹部を有する本体と、こ
の本体の上方開口部を覆うように配置され本体に
回動自在に取り付けられる取付部と本体の凹部内
に突出する係合凸部と取付部に関して係合凸部の
反対側端部に設けられた操作部とを有する蓋と、
この蓋の係合凸部を本体の凹部内方に向かつて付
勢する弾性部材と、本体の長手方向の一端の開口
部より挿脱され蓋の係合凸部に係合する係合凹部
を有する係合片と、からなることを特徴とする。
端に開口部が設けられた凹部を有する本体と、こ
の本体の上方開口部を覆うように配置され本体に
回動自在に取り付けられる取付部と本体の凹部内
に突出する係合凸部と取付部に関して係合凸部の
反対側端部に設けられた操作部とを有する蓋と、
この蓋の係合凸部を本体の凹部内方に向かつて付
勢する弾性部材と、本体の長手方向の一端の開口
部より挿脱され蓋の係合凸部に係合する係合凹部
を有する係合片と、からなることを特徴とする。
(e) 作用
本考案の中留において、係合片を本体の端部に
ある開口部より挿入すると、この係合片は蓋の係
合凸部を押しのけてこの係合凸部と本体の凹部の
底面との間に差し込まれる。
ある開口部より挿入すると、この係合片は蓋の係
合凸部を押しのけてこの係合凸部と本体の凹部の
底面との間に差し込まれる。
そして、蓋の係合凸部のところに係合片の係合
凹部が達すると、弾性部材により付勢された係合
凹部がこの係合凹部内に落ち込んで係合する。
凹部が達すると、弾性部材により付勢された係合
凹部がこの係合凹部内に落ち込んで係合する。
この係合状態を解除するには、操作部を押圧し
て蓋を回転させ、その係合凸部を上げることによ
り係合凹部から引き離す。
て蓋を回転させ、その係合凸部を上げることによ
り係合凹部から引き離す。
(f) 実施例
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例に係る中留の構造を
示す断面図、第2図及び第3図はその斜視図、第
4図は分解斜視図である。
示す断面図、第2図及び第3図はその斜視図、第
4図は分解斜視図である。
3は上方及び長手方向の一端に開口部3a、3
bが設けられた凹部3cを有する略箱状の本体で
ある。
bが設けられた凹部3cを有する略箱状の本体で
ある。
4は板状の蓋であり、その裏面の一端部付近に
は本体3の凹部3c内に突出する係合凸部4aが
設けられており、また裏面中央よりもやや他端部
寄りに筒状の取付部4bが設けられている。
は本体3の凹部3c内に突出する係合凸部4aが
設けられており、また裏面中央よりもやや他端部
寄りに筒状の取付部4bが設けられている。
この取付部4bには、本体3の側壁に設けられ
ている穴3bを貫ぬく軸5が挿入され、回動自在
に本体3に取り付けられる。
ている穴3bを貫ぬく軸5が挿入され、回動自在
に本体3に取り付けられる。
また、この蓋4には、その他端部付近の上面に
操作部4cが設けられている。
操作部4cが設けられている。
この操作部4cは、取付部4bに関して係合凸
部4aの反対側に配設されており、この操作部4
cを押圧すると取付部4bを中心として蓋が回転
し、係合凸部4aは上昇する。
部4aの反対側に配設されており、この操作部4
cを押圧すると取付部4bを中心として蓋が回転
し、係合凸部4aは上昇する。
6は、コイルスプリングからなる弾性部材であ
り、本体3の凹部3cの底部に設けられている突
起3eと蓋4の操作部4cの裏面側に設けられた
凹部4dにより位置決め固定されている。
り、本体3の凹部3cの底部に設けられている突
起3eと蓋4の操作部4cの裏面側に設けられた
凹部4dにより位置決め固定されている。
この弾性部材6により、蓋4はその係合凸部4
aが本体3の凹部3cの内方に押圧されるように
付勢される。
aが本体3の凹部3cの内方に押圧されるように
付勢される。
7は本体3の開口部3bに挿入可能な板状の係
合片であり、本実施例においては2個の穴からな
る係合凹部7a,7bが設けられている。
合片であり、本実施例においては2個の穴からな
る係合凹部7a,7bが設けられている。
次に上記構成からなる中留の連結及び離脱時の
状態を説明する。
状態を説明する。
はじめに第3図に示す状態にある係合片7を本
体3の開口部3b内に挿入すると、この係合片7
は開口部3b付近に位置する係合凸部4aを上方
に押しのけてさらに凹部3cの奥へ差し込まれ
る。
体3の開口部3b内に挿入すると、この係合片7
は開口部3b付近に位置する係合凸部4aを上方
に押しのけてさらに凹部3cの奥へ差し込まれ
る。
係合凸部4aは、第1図に示すように開口部3
b側の面がゆるい曲面4eになつているため、こ
の曲面4eに係合片7が当接するとこの面に従つ
て上方へ逃げる。
b側の面がゆるい曲面4eになつているため、こ
の曲面4eに係合片7が当接するとこの面に従つ
て上方へ逃げる。
その後、差し込まれた係合片7の係合凹部7a
が係合凸部4aの位置に達すると、弾性部材6に
より付勢されている係合凸部4aはこの係合凹部
7a内に落ち込む。
が係合凸部4aの位置に達すると、弾性部材6に
より付勢されている係合凸部4aはこの係合凹部
7a内に落ち込む。
係合凸部4aの曲面4eの反対側の面4fは略
垂直になつているため、この面4fが係合凹部7
aの内面7cに当接し、本体3と係合片7は連結
される。
垂直になつているため、この面4fが係合凹部7
aの内面7cに当接し、本体3と係合片7は連結
される。
この状態のときに、さらに係合片7を本体3内
に押し込むと、係合凸部4aは係合凹部7aの内
面7cに当接してその曲面4eに従つて上方に移
動し、次の係合凹部7b内に落ち込む。
に押し込むと、係合凸部4aは係合凹部7aの内
面7cに当接してその曲面4eに従つて上方に移
動し、次の係合凹部7b内に落ち込む。
そして、係合凸部4aの面4fは係合凹部7b
の内面7dに当接する。
の内面7dに当接する。
この状態においても係合片7を引き抜くことは
できない。
できない。
このようにして連結された中留を外すには、蓋
4の操作部4cを押圧する。
4の操作部4cを押圧する。
この操作部4cを押圧すると、蓋4は弾性部材
6の弾力に抗して回転し、これにより係合凸部4
aは係合凹部7b内から引き上げられる。
6の弾力に抗して回転し、これにより係合凸部4
aは係合凹部7b内から引き上げられる。
この状態のときに係合片7を本体3から引き抜
くことにより、中留は離脱される。
くことにより、中留は離脱される。
(g) 考案の効果
本考案によれば、単に本体内に係合片を挿入す
るだけで連結することができ、また操作部を押圧
するだけで外すことができるので、操作性に優れ
ている。
るだけで連結することができ、また操作部を押圧
するだけで外すことができるので、操作性に優れ
ている。
また、従来例のように操作部が本体とこれに連
結する部材との間に配置されておらず、本体と係
合片との間の隙間をなくすことができ、デザイン
の自由度を高め、外観を向上させることができ
る。
結する部材との間に配置されておらず、本体と係
合片との間の隙間をなくすことができ、デザイン
の自由度を高め、外観を向上させることができ
る。
さらに、本実施例のように、係合凹部を複数設
けることにより、何等かの押圧力が操作部に加わ
り、一時的に係合凸部と係合凹部との係合状態が
解除されても、係合片が本体から抜ける前に、他
の係合凹部と係合片が係合することになり、より
確実に連結することができる。
けることにより、何等かの押圧力が操作部に加わ
り、一時的に係合凸部と係合凹部との係合状態が
解除されても、係合片が本体から抜ける前に、他
の係合凹部と係合片が係合することになり、より
確実に連結することができる。
また、この係合凸部と複数の係合凹部とが係合
するときに、蓋の端部と本体又は係合凸部と本体
の凹部の底部とがぶつかつてパチン、パチンとい
う音が2つ発生し、確実に連結されたことが使用
者にも伝わり、操作上の安心感を持たせることが
できる。
するときに、蓋の端部と本体又は係合凸部と本体
の凹部の底部とがぶつかつてパチン、パチンとい
う音が2つ発生し、確実に連結されたことが使用
者にも伝わり、操作上の安心感を持たせることが
できる。
第1図は本考案の一実施例に係る中留の構造を
示す斜視図、第2図及び第3図は第1図に示す中
留の斜視図、第4図は第1図に示す中留の分解斜
視図、第5図及び第6図は従来の中留を示す斜視
図と断面図である。 3……本体、3a,3b……開口部、3c……
凹部、4……蓋、4a……係合凸部、4b……取
付部、4c……操作部、6……弾性部材、7……
係合片、7a,7b……係合凹部。
示す斜視図、第2図及び第3図は第1図に示す中
留の斜視図、第4図は第1図に示す中留の分解斜
視図、第5図及び第6図は従来の中留を示す斜視
図と断面図である。 3……本体、3a,3b……開口部、3c……
凹部、4……蓋、4a……係合凸部、4b……取
付部、4c……操作部、6……弾性部材、7……
係合片、7a,7b……係合凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上方及び長手方向の一端に開口部が設けられた
凹部を有する本体と、 該本体の上方開口部を覆うように配置され、前
記本体に回動自在に取り付けられる取付部と、前
記本体の凹部内に突出する係合凸部と、前記取付
部に関して該係合凸部の反対側端部に設けられた
操作部と、を有する蓋と、 該蓋の係合凸部を前記本体の凹部内方に向かつ
て付勢する弾性部材と、 前記本体の長手方向の一端の開口部より挿脱さ
れ、前記蓋の係合凸部に係合しかつ挿脱方向に並
ぶ複数の係合凹部を有する係合片と、 からなることを特徴とする中留の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19021987U JPH0540735Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19021987U JPH0540735Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195107U JPH0195107U (ja) | 1989-06-23 |
JPH0540735Y2 true JPH0540735Y2 (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=31481208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19021987U Expired - Lifetime JPH0540735Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540735Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH088646Y2 (ja) * | 1990-04-27 | 1996-03-13 | ワイケイケイ株式会社 | バックル |
JP5685389B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2015-03-18 | 雅弘 星野 | 挿入式クラスプ |
KR102038947B1 (ko) * | 2019-07-18 | 2019-10-31 | 백효정 | 탄성 회동에 의해 간편하게 탈착 가능한 팔찌용 체결구 |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP19021987U patent/JPH0540735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0195107U (ja) | 1989-06-23 |
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