JP3262217B2 - 収納ケース - Google Patents
収納ケースInfo
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Description
止構造の改良に係り、特に掛止めをスムーズに行うこと
のできる収納ケースに関する。
体には、蓋体をケース本体に被せて箱型に掛止める際
に、ケース本体か蓋体の一方でその壁面に設けられた係
合突部が他方でその壁面に設けられた凹状の受部に係合
して、蓋体をケース本体に掛止める構造が用いられてい
る。ここで、受部は、壁面の中途位置に設けられている
ので、蓋体が閉じられる際に係合突部は受部が形成され
た壁面の先端部と衝合しこれを乗り越えて受部まで移動
することになる。そのため、壁面の先端から受部にいた
るまで、係合突部または受部が形成された壁面は外側ま
たは内側に撓んで係合突部を受部まで導くので、係合ま
でに力がかかりすぎたり、係合突部または受部が形成さ
れた壁面に大きな荷重がかかってしまい損傷する虞れが
あった。
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
ケース本体と蓋体との係合突部と受部における掛止めが
スムーズに行えるようにガイド面を用いた収納ケースを
提供することにある。
成するために、請求項1の発明では、ケース本体と蓋体
とがヒンジを介して連結され、該蓋体とケース本体を箱
型に閉じた際に、内外で重なるそれぞれの周壁部の当接
面の一方に凹状からなる受部を設け、他方に該受部に係
脱可能な係合突部を設けてなるプラスチック製のケース
において、受部が、凹部からなって、前記周壁部の当接
面で高さ方向の中途位置に形成されており、上記当接面
で受部から周壁部の先端までの壁面を、先端に向かうに
したがって受部の窪み方向へ漸次傾斜させ周壁部の先端
の厚みが最も薄くなるガイド面に設定してなり、前記凹
部の底壁の延長上に上記ガイド面の先端が形成され、厚
みを略等しく設定してなる、という技術的手段を講じて
いる。また、請求項2の発明では、前記係合突部が、そ
の先端を周壁部の先端へ向かって漸次厚みが薄くなるよ
うに設定してなる、という技術的手段を講じている。更
に、請求項3の発明では、前記受部が横長に延びる略矩
形の凹部からなっている、という技術的手段を講じてい
る。また、請求項4の発明では、周壁部が、蓋体または
ケース本体の開口側に形成される側壁部またはこれと直
交する左右の側壁部からなっており、ケース本体側の側
壁部の外壁面に受部が形成され、蓋体の側壁部の内壁面
に係合突部が設けられてなる、という技術的手段を講じ
ている。請求項5の発明では、ケース本体が、蓋体との
間にヒンジを介して箱型の厚み方向を覆う立上片を屈曲
自在に設け、またはケース本体に一体に立上片を有して
なる、という技術的手段を講じている。なお、ここでヒ
ンジとは、一体成形で例えば断面VまたはU状溝として
折り曲げが可能な部分を指している。
作用を有している。ケース本体と蓋体とを閉じる際に、
係合突部は受部が形成された周壁部のガイド面と衝合す
るが、ガイド面によって係合突部は徐々に押圧されて外
側へ撓んで付勢されてから受部の凹部に突入するのでス
ムーズな係合を行うことができる。
ジタルビデオカセットの収納ケースに適用した場合の好
適実施例について図面を参照して説明する。図2および
図3に示すデジタルビデオカセットの収納ケース1は、
カセットの厚みに対応する幅を有する立上片2の両側に
断面略V溝形のヒンジ3,3を介してケース本体4と蓋
体5が連設されている。
に被せることによって箱が構成される。図面の説明上、
ケース本体4と蓋体5はそれぞれヒンジ3,3方向を基
端部とし、ヒンジから遠ざかる方の端部を開口部とし、
ヒンジ3と直交する方向を前後として説明する。このケ
ース本体4には図示するように、基端部には壁体を設け
ず三方を囲んだ平面略コ字形の周壁部6が形成され、前
後側壁6a,6bの基端面は、ケース本体4の端面から
ヒンジ3上空帯へわずかに突出されている(図2参
照)。
一定の距離の上部に係合溝7,7が形成され、また前後
側壁6a,6bの外面に凹状の受部8,8が形成されて
いる。ここで受部8は、図3で明瞭なように、前後側壁
6a、6bの外面で高さ方向の中途位置に形成されてお
り、横長に延びる略矩形の凹部本体8bから前後側壁6
a、6bの先端までの壁面を、先端に向かうにしたがっ
て凹部本体8bの窪み方向へ漸次傾斜させ先端の厚みが
最も薄くなる傾斜面からなるガイド面8aに設定してい
る。
bの底壁の延長上にガイド面8aの先端が形成されてお
り、厚みを略等しく設定している。ここで凹部本体8b
は、図示例の場合に凹部からなっているが、貫通孔であ
ってもよい。
けずに三方を囲んだ平面略コ字形の周壁部13が形成さ
れている(図3参照)。該周壁部13はケース本体4に
重ねたとき、ケース本体4の周壁部6の外面に接するよ
うに構成されている。
ケース本体4の係合溝7,7と対応する係合リブ14,
14が形成され、その高さは、ケース本体4上に蓋体5
を被せた時に、係合溝7,7に係合し、かつ、ケース本
体4と蓋体5の平行を保持する高さに設定されている。
13a’、13b’は外側に直角に曲成されており、箱
を組み立てる際に立上片2の両端と整合して重なり合
い、強度を高めている。
は、前記ケース本体4の凹状の受部8,8と係合する係
合突部15,15が内向きに突出している。ここで係合
突部15は、略直方体の突部本体15aと、その先端を
前後側壁13a、13bの先端へ向かって漸次厚みが薄
くなるように傾斜させた傾斜面15bとからなってい
る。
4に被せた時、係合突部15の傾斜面15bが受部8の
ガイド面8aを上端側から衝合し、傾斜面15bをスム
ーズに摺動させながら前後側壁13a、13bを外方へ
撓ませ係合突部15を凹部本体8bに嵌め込み掛止めら
れる。
8,8に係合されると蓋体5の開閉が規制される。ま
た、係合リブ14,14が係合溝7,7に係合される
と、蓋体5の横ずれとケース本体方への下がりが規制さ
れ平行が維持される。
内に収納するカセットの位置決め手段の一例として、収
納されるカセットのリール孔(図示せず)に対応する位
置に位置決め突部9,9が設けられている。以上の構成
において、カセットは周壁部6と位置決め突部9によっ
て水平方向での位置が特定され移動が制御される。
部に前記ケース本体4の前後側壁6a,6bの基端面と
対応する位置に、該前後側壁6a,6bの基端面が嵌入
する深さの嵌込溝11,11が形成されており、その内
側にリブ12,12が突設されている。該リブ12,1
2はケース本体4上に配置されたカセットの基端面を押
さえる高さに設定されている。
うに立上片2に形成された溝からなっており、図6
(b)に示すように前後側壁6a,6bの基端面と係合
しうるようになっている。この嵌込溝11は、図7
(a)に示すように二条の壁部11a、11bを設けて
壁部11a、11bの間に溝を形成したものでもよく、
図7(b)に示すように前後側壁6a,6bの基端面と
嵌合しうるようにしてもよい。
側の壁部11aまたは両方の壁部11a、11bを併せ
て用い、確実に係合しうるようにしてもよい。前記実施
例で、嵌込溝11を形成する内側の壁部11aは、前記
リブ12と同様の構成とし、リブ12に代えてカセット
の基端面を押さえさせる構成としてもよい。
体4に直角に立上げたとき、ケース本体4の前後側壁6
a,6b基端面は立上片2の嵌込溝11に嵌合されるの
で、ケース本体4と立上片2との直角交差がぐらつきな
く保持され、リブ12によって立上片2の強度が向上す
ると共に、ケース本体4上に配置したカセットが前後側
において自由端側へ押さえられるためカセットはより完
全に固定される。上記実施例では、ケース本体4におけ
る基端側の壁体を無くしているので全体の幅を狭くする
ことができる。
後側壁6a,6bと、蓋体5の前後側壁13a,13b
に受部8と係合突部15を設けた場合を例示したが、ケ
ース本体4と蓋体5の周壁部6、13の開口側の側壁6
c、13cに設けるものでもよい。
開口側の側壁6cの左右のコーナー寄りの外面に前後側
壁6a,6bと同一高さの隆起片部6c’を設け、該隆
起片部6c’にガイド面8aと凹部本体8bからなる受
部8を設けている。一方、蓋体5の開口側の側壁13c
には、その内面で中途位置に突部本体15aと傾斜面1
5bとからなる係合突部15を設けている。
異にする他は前記実施例と同様の構造であるので、その
説明を省略する。この場合も、前記実施例と同様に、蓋
体5をケース本体4に被せた際に、スムーズに係止する
ことができる。
定されるものではない。即ち、前記実施例では立上片2
はその両側にヒンジ3,3を有する場合を例示したが、
この立上片2は、ケース本体4または蓋体5に一体に形
成されるものでもよい。一例として示す図4では、ケー
ス本体4の基端側にも壁部を設けて、周壁部6が四方を
覆う構成からなっている。
であり、基端側には壁体を設けず三方を覆うコ字状の壁
体からなっている。そして、前記立上片2と蓋体5との
連設部分に1つのV溝状のヒンジ3が設けられている。
はガイド面8aと凹部本体8bからなる受部8が形成さ
れ、蓋体5の前後側壁13a、13bには突部本体15
aと傾斜面15bとからなる係合突部15が形成されて
いる。この受部8と係合突部15は前記実施例と同様
に、開口側の壁部にそれぞれ設けられるものでもよい。
なる傾斜面を設けて摺動をスムーズに行わせたが、傾斜
面や湾曲面を設けなくてもよい。なおこの発明は前記構
成に限定されるものではなく適宜設計変更をすることが
できる。また、収納物の種類は特に限定されるものでは
なく、用途を問わない。
で、蓋体をケース本体に被せる際に、係合突部の先端が
受部のガイド面に衝合し、該係合突部が設けられている
周壁部を外側へスムーズに撓ませてガイド面を乗り越え
させるので、容易に係合突部を受部に嵌合して掛止める
ことができる。
る実施例の部分斜視図である。
壁基端面との係合状態と、リブのカセットとの衝合状態
を示す断面図である。
(b)は嵌込溝と側壁基端面との係合状態と、リブのカ
セットとの衝合状態を示す断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ケース本体と蓋体とがヒンジを介して連
結され、該蓋体とケース本体を箱型に閉じた際に、内外
で重なるそれぞれの周壁部の当接面の一方に凹状からな
る受部を設け、他方に該受部に係脱可能な係合突部を設
けてなるプラスチック製のケースにおいて、 受部が、凹部からなって、前記周壁部の当接面で高さ方
向の中途位置に形成されており、 上記当接面で受部から周壁部の先端までの壁面を、先端
に向かうにしたがって受部の窪み方向へ漸次傾斜させ周
壁部の先端の厚みが最も薄くなるガイド面に設定してな
り、 前記凹部の底壁の延長上に上記ガイド面の先端が形成さ
れ、厚みを略等しく設定してなることを特徴とする収納
ケース。 - 【請求項2】 係合突部が、その先端を周壁部の先端へ
向かって漸次厚みが薄くなるように設定してなることを
特徴とする請求項1に記載の収納ケース。 - 【請求項3】 受部が横長に延びる略矩形の凹部からな
っていることを特徴とする請求項1または2に記載の収
納ケース。 - 【請求項4】 周壁部が、蓋体またはケース本体の開口
側に形成される側壁部またはこれと直交して前後に延び
る側壁部からなっており、ケース本体側の側壁部の外壁
面に受部が形成され、蓋体の側壁部の内壁面に係合突部
が設けられてなることを特徴とする請求項1、2または
3に記載の収納ケース。 - 【請求項5】 ケース本体が、蓋体との間にヒンジを介
して箱型の厚み方向を覆う立上片を屈曲自在に設け、ま
たはケース本体に一体に立上片を有してなることを特徴
とする請求項1、2、3または4に記載の収納ケース。
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JP29493397A Expired - Fee Related JP3262217B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 収納ケース |
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