JP3373120B2 - グローブボックス - Google Patents

グローブボックス

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JP3373120B2
JP3373120B2 JP27722496A JP27722496A JP3373120B2 JP 3373120 B2 JP3373120 B2 JP 3373120B2 JP 27722496 A JP27722496 A JP 27722496A JP 27722496 A JP27722496 A JP 27722496A JP 3373120 B2 JP3373120 B2 JP 3373120B2
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glove box
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啓志 丸橋
雅稔 川畑
史雄 日比野
敏彦 森
一道 重野
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のインストル
メントパネルに設けられるグローブボックスに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、グローブボックスとしては、大別
して、後方が開口したボックスをインストルメントパネ
ルの内部に固定し、リッドをボックスの開口部下端に開
閉自在に取り付けたものと、上方が開口した収納空間を
有するボックスをインストルメントパネルに下端部を支
点として開閉自在に取り付けたものとがある。前者のよ
うなリッド開閉形の場合には、ボックス部とリッド部の
2部品が必要になるので、コストの増大を招くのに対
し、後者のようなボックス開閉形の場合には、ボックス
自体が開閉するので、部品数が少なくて済み、構造も簡
単である。
【0003】上記のようなボックス開閉形のグローブボ
ックスは、一般に樹脂で一体成形されるが、車室に面す
るカバー部の両側および上辺の肉厚が薄くなるため、グ
ローブボックスを開いた時の外観が悪く、しかも室内の
温度上昇や収納された物体の重量などによりカバー部に
ソリが発生しやすいという欠点がある。
【0004】そこで、図1および図2に示すように、カ
バー部の両側および上辺に厚みを持たせ、美感と強度の
向上を図ったグローブボックスが提案されている。図1
のグローブボックスは、アウタピース1とインナピース
2との2部品からなり、アウタピース1に対しインナピ
ース2を嵌め込み、ネジ止め,溶着,接着などの手段で
接合したものである。図2のグローブボックスは、カバ
ー部3とボックス部4とをインテグラルヒンジ5を介し
て一体成形し、カバー部3を折り曲げてボックス部4と
合わせた上、ネジ止め等によって接合したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1の構造の場合、グ
ローブボックスを構成するために2部品が必要であるた
め、金型費がかかるとともに、組立工数もかかり、コス
ト上昇を招くという欠点がある。一方、図2の場合に
は、部品数は1個で済むが、インテグラルヒンジ5を広
げた状態で成形する必要があるので、金型が大型とな
り、費用が嵩むとともに、組立工数もかかるという欠点
がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、カバー部に厚み
感を持たせながら、少ない部品で構成でき、金型費およ
び組立工数を削減できるグローブボックスを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車室内に面するカバー部の裏面側に上方
が開口したボックス部が一体に形成され、車体のインス
トルメントパネルに下端部を支点として開閉自在に取り
付けられる樹脂製グローブボックスにおいて、上記カバ
ー部の左右両側端部に、上記ボックス部より両側方へ張
り出し、かつ上記ボックス部の内側に形成された収納空
へ開口した断面略コ字状のフランジ部を一体に形成し
たものである。
【0008】グローブボックスのカバー部の左右両側端
部に断面略コ字状のフランジ部を一体に形成すれば、カ
バー部の厚み感を増すことができ、美感が向上するとと
もに、カバー部のソリの発生を抑制できる。特に、フラ
ンジ部はボックス部内側の収納空間へ開口した断面略コ
字状であるので、内側へスライドするスライド金型を用
いれば、簡単に樹脂一体成形することができる。そのた
め、部品数が1個で済み、金型費や組立工数を削減でき
る。
【0009】ところで、カバー部の両側端部だけでなく
上端部も厚肉とした方が美観上および強度上望ましい
が、上端部を両側端部のフランジ部と同様な断面コ字状
としようとすれば、金型をボックス部底側へスライドさ
せなければならず、金型抜きが困難である。そこで、カ
バー部の上端部にボックス部内側へ突出した肉厚部を形
成するのが望ましい。この場合には、カバー部の両側端
部だけでなく上端部の厚み感も増し、グローブボックス
の捩れ剛性が向上する。また、金型抜きも簡単である。
肉厚部は、中空成形法により内部を中空としてもよい
し、補強部材などを固定することにより、内部を中実と
してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は本発明にかかるグローブボ
ックスの一例を示す。このグローブボックスGは、ポリ
プロピレンなどの樹脂で一体成形されたものであり、車
室内に面して意匠面を構成するカバー部10と、カバー
部10の裏面側に一体成形されたボックス部11とで構
成されている。ボックス部11には、内部に整備手帳や
カメラなどを収容可能な上方が開口した収納空間12が
形成されている。ボックス部11の両側壁には、下端部
にヒンジ部13が、上部にはストッパ部14が突設され
ている。
【0011】上記ヒンジ部13には、図4に示すように
ボックス部11の内側からヒンジピン21が挿入され、
このピン21の先端部をインストルメントパネル20の
軸支穴22に嵌入することにより、グローブボックスG
は開閉自在に支承される。ストッパ部14は、図5のよ
うにグローブボックスGを開いた時、インストルメント
パネル20のストッパ面23に当たり、全開位置を規定
している。
【0012】カバー部10の中央部には、ロック機構3
0を収容するための収容部15が裏面側に向かって突設
されている。ロック機構30は、図6に示すように、解
除レバー31と、スプリング(図示せず)によって常時
上方へ付勢されたロック爪32と、収容部15に固定さ
れた鉤爪33とを備えている。閉鎖時には、ロック爪3
2と鉤爪33とでインストルメントパネル20に固定さ
れたストライカ24をロックしており、解除レバー31
を引き起こすことにより、ロック爪32が下方へ移動
し、ストライカ24を開放する。これにより、グローブ
ボックスGを開くことができる。
【0013】上記カバー部10の両側端部には、ボック
ス部11の内側へ開口した断面略コ字状のフランジ部1
6が一体に形成されている。なお、フランジ部16の内
面には適数の補強リブ16a(図7参照)が形成されて
いる。この実施例では、断面略コ字状のフランジ部16
をカバー部10の高さ方向ほぼ中央部から上端までの領
域に形成し、中央部から下端までの領域には中空構造で
ない薄肉なフランジ部16bを形成したが、カバー部1
1の下端から上端までの全域に亘って断面略コ字状のフ
ランジ部16を形成してもよい。断面略コ字状のフラン
ジ部16によって、カバー部10の厚み感を増すことが
でき、美感が向上するとともに、ソリの発生を抑制でき
る。このフランジ部16は、内側へスライドするスライ
ド金型を用いることにより、簡単に成形できる。グロー
ブボックスGを閉じた状態では、図7のようにフランジ
部16の裏面がインストルメントパネル20に設けられ
たゴムストッパ25に当たっており、閉鎖状態を保持し
ている。
【0014】カバー部10の上端には、ボックス部11
内側へ突出し、幅方向に連続する肉厚部17が形成され
ている。また、ボックス部11の上端には、肉厚部17
と連続するように、3辺を取り囲む厚肉な枠部18が一
体に形成されている。そして、肉厚部17と枠部18の
内部には周知の中空成形法により連続した中空部19
(図3に破線で示す)が形成されている。このように肉
厚部17と枠部18に連続した中空部19を形成するこ
とにより、肉厚部17の厚み感が増し、美感が向上する
とともに、肉厚部17と枠部18の強度が増す。そのた
め、収納空間12内に重量物を収容しても、グローブボ
ックスGのソリや撓みを防止できる。
【0015】上記実施例では、カバー部10の肉厚部1
7を中空成形法により中空構造としたが、これに限るも
のではなく、例えばカバー部10の上端部17の裏側に
補強部材などをネジ止め,接着などにより接合すること
により、肉厚部を構成してもよい。この場合には、グロ
ーブボックスが複数部品で構成されることになるが、補
強部材などのボックス本体以外の部品は小型部品である
から、金型費の増大を最小限度に抑制できる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、グローブボックスの車室内に面するカバー部の
左右両側端部に断面略コ字状のフランジ部を一体に形成
したので、カバー部の厚み感を増すことができ、美感が
向上するとともに、ソリの発生を抑制できる。特に、フ
ランジ部はボックス部内側の収納空間へ開口しているの
で、内側へスライドするスライド金型を用いれば、簡単
に樹脂一体成形することができ、部品数が少なく、金型
費や組立工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のグローブボックスの一例の分解斜視図で
ある。
【図2】従来のグローブボックスの他の例の斜視図であ
る。
【図3】本発明にかかるグローブボックスの一例の裏側
から見た斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図3のC−C線断面図である。
【図7】図3のD−D線断面図である。
【符号の説明】
G グローブボックス 10 カバー部 11 ボックス部 13 ヒンジ部 16 フランジ部 17 肉厚部 19 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 雅稔 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイ ハツ工業株式会社内 (72)発明者 日比野 史雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 森 敏彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 重野 一道 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−61307(JP,A) 特開 平1−233132(JP,A) 実開 平6−39603(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に面するカバー部10の裏面側に上
    方が開口したボックス部11が一体に形成され、車体の
    インストルメントパネルに下端部を支点として開閉自在
    に取り付けられる樹脂製グローブボックスにおいて、 上記カバー部10の左右両側端部に、上記ボックス部1
    1より両側方へ張り出し、かつ上記ボックス部11の内
    側に形成された収納空間12へ開口した断面略コ字状の
    フランジ部16が一体に形成されていることを特徴とす
    るグローブボックス。
  2. 【請求項2】上記カバー部10の上端部に、ボックス部
    11内側へ突出した肉厚部17を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のグローブボックス。
  3. 【請求項3】上記肉厚部17は内部が中空であることを
    特徴とする請求項2に記載のグローブボックス。
  4. 【請求項4】上記肉厚部17は内部が中実であることを
    特徴とする請求項2に記載のグローブボックス。
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