JP2688033B2 - コンソールボックス - Google Patents
コンソールボックスInfo
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- JP2688033B2 JP2688033B2 JP4266160A JP26616092A JP2688033B2 JP 2688033 B2 JP2688033 B2 JP 2688033B2 JP 4266160 A JP4266160 A JP 4266160A JP 26616092 A JP26616092 A JP 26616092A JP 2688033 B2 JP2688033 B2 JP 2688033B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box body
- opening
- lid
- rail
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライド可能な蓋体を
備えたコンソールボックスに関する。
備えたコンソールボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平1−158347号
公報に記載されたコンソールボックスが知られている。
公報に記載されたコンソールボックスが知られている。
【0003】このコンソールボックスは、自動車の運転
席と助手席との間に配設されるもので、上面を開口部と
した収納部を有するボックス本体と、このボックス本体
の開口部に前後方向スライド可能に設けられた上下一対
の蓋体とを備えている。
席と助手席との間に配設されるもので、上面を開口部と
した収納部を有するボックス本体と、このボックス本体
の開口部に前後方向スライド可能に設けられた上下一対
の蓋体とを備えている。
【0004】そして、これらの蓋体を前後方向スライド
可能に支持するために、ボックス本体の開口部の両側部
に沿って、それぞれ上下一対の摺動溝を形成した両側一
対のレールが相対向して取付けられている。また、各蓋
体の両側部には、それぞれ摺動溝に摺動自在に嵌合する
サポート部材がスプリング部材を介して取付けられてい
る。そして、各蓋体を前側あるいは後側に摺動させるこ
とにより、例えば後部座席側からでも収納物の出入れが
容易に行なえるようになっている。
可能に支持するために、ボックス本体の開口部の両側部
に沿って、それぞれ上下一対の摺動溝を形成した両側一
対のレールが相対向して取付けられている。また、各蓋
体の両側部には、それぞれ摺動溝に摺動自在に嵌合する
サポート部材がスプリング部材を介して取付けられてい
る。そして、各蓋体を前側あるいは後側に摺動させるこ
とにより、例えば後部座席側からでも収納物の出入れが
容易に行なえるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によると、上下一対の摺動溝を形成したレール
が収納部の開口部近傍に突出して露出し、例えば摺動溝
同士の間の部分が内側に板状に突出するため、外観性の
向上が困難であるとの問題を有している。また、レール
には内側に突出する部分があるため、上側に開口するボ
ックス本体に一体に設けることは困難であり、一方、ボ
ックス本体に別体のレールを取付ける構成では、部品点
数が増加して製造効率が悪いとの問題を有している。
来の構成によると、上下一対の摺動溝を形成したレール
が収納部の開口部近傍に突出して露出し、例えば摺動溝
同士の間の部分が内側に板状に突出するため、外観性の
向上が困難であるとの問題を有している。また、レール
には内側に突出する部分があるため、上側に開口するボ
ックス本体に一体に設けることは困難であり、一方、ボ
ックス本体に別体のレールを取付ける構成では、部品点
数が増加して製造効率が悪いとの問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、外観が良好であるとともに製造効率が良好なコン
ソールボックスを提供することを目的とする。
ので、外観が良好であるとともに製造効率が良好なコン
ソールボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコンソールボッ
クスは、上面を開口部とした収納部を有する内箱体と、
前記収納部の開口部に前後スライド可能に設けられた複
数の蓋体と、前記内箱体を覆い前記収納部の開口部に連
通する上部開口部を設けた外箱体とを具備したコンソー
ルボックスにおいて、前記収納部の開口部の両側部か
ら、外側に向かう略水平状のレール段部と上方に向かう
略垂直状の側壁部とを複数連続して形成した両側一対の
階段状のレール部を前記内箱体と一体に設け、これらの
相対向するレール部間に下段から上段に向うに従い順次
幅寸法の大きくなる蓋体嵌合部を設け、これらの各蓋体
嵌合部にそれぞれ前記蓋体を嵌合して前後スライド可能
に支持案内するとともに、前記外箱体はレール部の上側
の端部を覆ったものである。
クスは、上面を開口部とした収納部を有する内箱体と、
前記収納部の開口部に前後スライド可能に設けられた複
数の蓋体と、前記内箱体を覆い前記収納部の開口部に連
通する上部開口部を設けた外箱体とを具備したコンソー
ルボックスにおいて、前記収納部の開口部の両側部か
ら、外側に向かう略水平状のレール段部と上方に向かう
略垂直状の側壁部とを複数連続して形成した両側一対の
階段状のレール部を前記内箱体と一体に設け、これらの
相対向するレール部間に下段から上段に向うに従い順次
幅寸法の大きくなる蓋体嵌合部を設け、これらの各蓋体
嵌合部にそれぞれ前記蓋体を嵌合して前後スライド可能
に支持案内するとともに、前記外箱体はレール部の上側
の端部を覆ったものである。
【0008】
【作用】本発明のコンソールボックスでは、内箱体の収
納部の開口部の両側部から外側上方に向って階段状にレ
ール部が延設され、これらのレール部間に下段から上段
に向うに従い順次幅寸法の大きくなる蓋体嵌合部が設け
られている。そして、これらの蓋体嵌合部にそれぞれ蓋
体を嵌合することにより、各蓋体が上下に位置してそれ
ぞれ前後スライド可能に支持案内される。また、内箱体
のレール部の上側の端部は、外箱体の上部開口部の周辺
部により覆われる。
納部の開口部の両側部から外側上方に向って階段状にレ
ール部が延設され、これらのレール部間に下段から上段
に向うに従い順次幅寸法の大きくなる蓋体嵌合部が設け
られている。そして、これらの蓋体嵌合部にそれぞれ蓋
体を嵌合することにより、各蓋体が上下に位置してそれ
ぞれ前後スライド可能に支持案内される。また、内箱体
のレール部の上側の端部は、外箱体の上部開口部の周辺
部により覆われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のコンソールボックスの一実施
例の構成を図面を参照して説明する。
例の構成を図面を参照して説明する。
【0010】図1ないし図5において、11は自動車の運
転席と助手席との間に配設されるコンソールボックス
で、このコンソールボックス11は、前後方向を長手方向
とした略箱状の外箱体(アウターボックス)12と、この
外箱体12の内側に収納される略箱状の内箱体(インナー
ボックス)14とを有している。
転席と助手席との間に配設されるコンソールボックス
で、このコンソールボックス11は、前後方向を長手方向
とした略箱状の外箱体(アウターボックス)12と、この
外箱体12の内側に収納される略箱状の内箱体(インナー
ボックス)14とを有している。
【0011】そして、外箱体12の上板部12a の略中央部
には平面略矩形状の上部開口部21が形成され、この上部
開口部21の周縁部から下方に向かって環状のフランジ部
22が突設されている。さらに、図4に示すように、両側
のフランジ部22の下端部に沿って、このフランジ部22よ
りも小さい摺接リブ22a が突設されているとともに、図
3に示すように、この上部開口部21の前後に位置して、
上板部12a から下方に向かう略円筒状のねじ受部23が複
数突設されている。
には平面略矩形状の上部開口部21が形成され、この上部
開口部21の周縁部から下方に向かって環状のフランジ部
22が突設されている。さらに、図4に示すように、両側
のフランジ部22の下端部に沿って、このフランジ部22よ
りも小さい摺接リブ22a が突設されているとともに、図
3に示すように、この上部開口部21の前後に位置して、
上板部12a から下方に向かう略円筒状のねじ受部23が複
数突設されている。
【0012】また、内箱体14には、物品を収納する収納
部24が形成され、この収納部24の上部は、外箱体12の上
部開口部21と平面がほぼ同形状でこの上部開口部21と連
通する開口部25とされている。
部24が形成され、この収納部24の上部は、外箱体12の上
部開口部21と平面がほぼ同形状でこの上部開口部21と連
通する開口部25とされている。
【0013】そして、この開口部25の前後の端縁部から
は、上方に向って外箱体12のフランジ部22に当接する前
後の壁部27が突設されているとともに、前後側に向って
支持板部28が突設されている。そして、この支持板部28
に穿設された円孔28a を通して下側からビス29を外箱体
12のねじ受部23に螺合することにより、内箱体14が外箱
体12に固定されている。
は、上方に向って外箱体12のフランジ部22に当接する前
後の壁部27が突設されているとともに、前後側に向って
支持板部28が突設されている。そして、この支持板部28
に穿設された円孔28a を通して下側からビス29を外箱体
12のねじ受部23に螺合することにより、内箱体14が外箱
体12に固定されている。
【0014】また、内箱体14の開口部25の両側の端縁部
からは、それぞれ外側上方に向って階段状のレール部30
が形成されている。すなわち、内箱体14の開口部25の両
側の端縁部からは、それぞれ外側に向って水平板状の下
部レール段部31が突設されているとともに、この下部レ
ール段部31の外縁部から上側に向ってそれぞれ垂直板状
の下部側壁部32が突設されている。さらに、この下部側
壁部32の上縁部からそれぞれ外側に向って水平板状の上
部レール段部33が突設されているとともに、この上部レ
ール段部33の外縁部から上側に向ってそれぞれ上部側壁
部34が突設されており、これらの両側の下部レール段部
31および下部側壁部32間に下部蓋体嵌合部37が構成さ
れ、両側の上部レール段部33および上部側壁部34間に上
部蓋体嵌合部38が構成されている。
からは、それぞれ外側上方に向って階段状のレール部30
が形成されている。すなわち、内箱体14の開口部25の両
側の端縁部からは、それぞれ外側に向って水平板状の下
部レール段部31が突設されているとともに、この下部レ
ール段部31の外縁部から上側に向ってそれぞれ垂直板状
の下部側壁部32が突設されている。さらに、この下部側
壁部32の上縁部からそれぞれ外側に向って水平板状の上
部レール段部33が突設されているとともに、この上部レ
ール段部33の外縁部から上側に向ってそれぞれ上部側壁
部34が突設されており、これらの両側の下部レール段部
31および下部側壁部32間に下部蓋体嵌合部37が構成さ
れ、両側の上部レール段部33および上部側壁部34間に上
部蓋体嵌合部38が構成されている。
【0015】なお、下部側壁部32には、長手方向に沿っ
て、ガイド溝32a が後側略半分の領域に切欠形成されて
いる。
て、ガイド溝32a が後側略半分の領域に切欠形成されて
いる。
【0016】また、41,42は上下一対の蓋体で、これら
の蓋体41,42は、前後方向の長さ寸法はほぼ等しく収納
部24の開口部25の長さ寸法の略半分で、両側方向の幅寸
法は、上部蓋体41の幅寸法が下部蓋体42の幅寸法よりも
大きく形成されている。そして、これらの蓋体41,42の
両側部からは、それぞれ下方に向って2条の突条44が一
体に突設されており、これらの突条44間の前後の端部近
傍に、それぞれ走行ローラ45が支持ピン46を介して回転
自在に軸支されている。
の蓋体41,42は、前後方向の長さ寸法はほぼ等しく収納
部24の開口部25の長さ寸法の略半分で、両側方向の幅寸
法は、上部蓋体41の幅寸法が下部蓋体42の幅寸法よりも
大きく形成されている。そして、これらの蓋体41,42の
両側部からは、それぞれ下方に向って2条の突条44が一
体に突設されており、これらの突条44間の前後の端部近
傍に、それぞれ走行ローラ45が支持ピン46を介して回転
自在に軸支されている。
【0017】そして、下部蓋体42は、内箱体14の両側の
下部側壁部32間に両側部を嵌合され、走行ローラ45を両
側の下部レール段部31上に当接した状態で、収納部24の
開口部25に前後方向スライド可能に支持されている。
下部側壁部32間に両側部を嵌合され、走行ローラ45を両
側の下部レール段部31上に当接した状態で、収納部24の
開口部25に前後方向スライド可能に支持されている。
【0018】また、この下部蓋体42の両外側の突条44の
後端部の下端部からは、外側に向って係合片47が突設さ
れ、この係合片47を下部側壁部32のガイド溝32a に摺動
自在に係合することにより、この下部蓋体42の浮上りが
防止されている。
後端部の下端部からは、外側に向って係合片47が突設さ
れ、この係合片47を下部側壁部32のガイド溝32a に摺動
自在に係合することにより、この下部蓋体42の浮上りが
防止されている。
【0019】さらに、下部蓋体42の両外側の突条44から
は、外側に向って前後方向に長い摺接リブ48が突設さ
れ、この摺接リブ48を下部側壁部32に当接することによ
り、下部蓋体42の両側方向へのがたつきが防止されてい
る。
は、外側に向って前後方向に長い摺接リブ48が突設さ
れ、この摺接リブ48を下部側壁部32に当接することによ
り、下部蓋体42の両側方向へのがたつきが防止されてい
る。
【0020】なお、この下部蓋体42の上面の後端部近傍
には、操作用凹部49が形成されている。
には、操作用凹部49が形成されている。
【0021】また、上部蓋体41は、内箱体14の両側の上
部側壁部34間に両側部を嵌合され、走行ローラ45を両側
の上部レール段部33上に当接した状態で、収納部24の開
口部25に前後方向スライド可能に支持されている。
部側壁部34間に両側部を嵌合され、走行ローラ45を両側
の上部レール段部33上に当接した状態で、収納部24の開
口部25に前後方向スライド可能に支持されている。
【0022】そして、この上部蓋体41の両内側の突条44
の内側からは、下方に向って各突条44よりも短い摺接用
突条51が各突条44と平行状に突設されており、この摺接
用突条51が下部蓋体42の上面に当接して下部蓋体42の浮
上りが防止されている。
の内側からは、下方に向って各突条44よりも短い摺接用
突条51が各突条44と平行状に突設されており、この摺接
用突条51が下部蓋体42の上面に当接して下部蓋体42の浮
上りが防止されている。
【0023】さらに、上部蓋体41の両外側の突条44から
は、外側に向って前後方向に長い摺接リブ53が突設さ
れ、この摺接リブ53を上部側壁部32に当接することによ
り、上部蓋体41の両側方向へのがたつきが防止されてい
る。
は、外側に向って前後方向に長い摺接リブ53が突設さ
れ、この摺接リブ53を上部側壁部32に当接することによ
り、上部蓋体41の両側方向へのがたつきが防止されてい
る。
【0024】また、この上部蓋体41の上面には、外箱体
12のフランジ部22の下端部に沿って突設された摺接リブ
22a が当接するようになっており、この上部蓋体41の浮
上りが防止されているとともに、外箱体12と内箱体14と
の間に上下の蓋体41,42が圧接挾持された状態で保持さ
れるようになっている。
12のフランジ部22の下端部に沿って突設された摺接リブ
22a が当接するようになっており、この上部蓋体41の浮
上りが防止されているとともに、外箱体12と内箱体14と
の間に上下の蓋体41,42が圧接挾持された状態で保持さ
れるようになっている。
【0025】なお、この上部蓋体41の上面の前端部近傍
には、操作用凹部55が形成されている。
には、操作用凹部55が形成されている。
【0026】次に、本実施例の作用を説明する。
【0027】まず、コンソールボックス11の組立てにつ
いて説明すると、内箱体14の両側の下部レール段部31お
よび下部側壁部32間に下部蓋体42を装着し、両側の上部
レール段部33および上部側壁部34間に上部蓋体41を装着
する。ついで、この内箱体14の支持板部28をビス29によ
り外箱体12のねじ受部23に固定することにより、内箱体
14が外箱体12に固定される。
いて説明すると、内箱体14の両側の下部レール段部31お
よび下部側壁部32間に下部蓋体42を装着し、両側の上部
レール段部33および上部側壁部34間に上部蓋体41を装着
する。ついで、この内箱体14の支持板部28をビス29によ
り外箱体12のねじ受部23に固定することにより、内箱体
14が外箱体12に固定される。
【0028】この状態で、外箱体12と内箱体14との間に
上下の蓋体41,42が挾持され、前後スライド可能に保持
されている。
上下の蓋体41,42が挾持され、前後スライド可能に保持
されている。
【0029】そこで、上下の蓋体41,42の操作用凹部5
5,49に指を引っ掛けて前後方向へ移動させることによ
り、収納部24の開口部25の前側部あるいは後側部を選択
的に開口し、あるいは開口部25を閉塞することができ
る。
5,49に指を引っ掛けて前後方向へ移動させることによ
り、収納部24の開口部25の前側部あるいは後側部を選択
的に開口し、あるいは開口部25を閉塞することができ
る。
【0030】そして、本実施例のコンソールボックス11
によれば、前後スライド可能な上下の蓋体41,42を備え
たコンソールボックス11において、これらの上下の蓋体
41,42を案内するレール部30を内箱体14の収納部24の両
側上部から外側上方へ向って階段状に形成するととも
に、内箱体14のレール部30の上側の端縁部および各蓋体
41,42の両側部を外箱体12の上板部12a で覆ったため、
各蓋体41,42を案内する部材が収納部24内に板状に突出
して露出することなく、コンソールボックス11の外観を
容易に良好にすることができる。
によれば、前後スライド可能な上下の蓋体41,42を備え
たコンソールボックス11において、これらの上下の蓋体
41,42を案内するレール部30を内箱体14の収納部24の両
側上部から外側上方へ向って階段状に形成するととも
に、内箱体14のレール部30の上側の端縁部および各蓋体
41,42の両側部を外箱体12の上板部12a で覆ったため、
各蓋体41,42を案内する部材が収納部24内に板状に突出
して露出することなく、コンソールボックス11の外観を
容易に良好にすることができる。
【0031】また、レール部30は、内箱体14の収納部24
の開口部25の両側上部から外側上方へ向って階段状に形
成したため、例えば上下方向に開く単純な構造の金型を
用いた樹脂の射出形成により、上側に開口する収納部24
を備えた内箱体14にレール部30を容易に一体に形成でき
る。そして、レール部30を内箱体14に一体に形成するこ
とにより、部品点数および組立工数を削減して製造効率
を向上し、製造コストを低減することができる。
の開口部25の両側上部から外側上方へ向って階段状に形
成したため、例えば上下方向に開く単純な構造の金型を
用いた樹脂の射出形成により、上側に開口する収納部24
を備えた内箱体14にレール部30を容易に一体に形成でき
る。そして、レール部30を内箱体14に一体に形成するこ
とにより、部品点数および組立工数を削減して製造効率
を向上し、製造コストを低減することができる。
【0032】さらに、各蓋体41,42は外箱体12と内箱体
14との間に圧接挾持されているとともに、外箱体12のフ
ランジ部22には上部蓋体41の上面に摺接する摺接リブ22
a が突設され、上部蓋体41には下部蓋体42に摺接する摺
接用突条51が形成されているため、各蓋体41,42の上下
方向のがたつきを防止することができる。また、各蓋体
41,42には、それぞれ上下の側壁部34,32に摺接する摺
接リブ53,48が突設されているため、各蓋体41,42の左
右方向のがたつきを防止することができる。そして、こ
れらの摺接リブ22a ,53,48および摺接用突条51によ
り、適度な摺動抵抗を発生させて各蓋体41,42の操作感
を向上できるとともに、自動車の走行振動などにより振
動音が発生するのを防止することができる。
14との間に圧接挾持されているとともに、外箱体12のフ
ランジ部22には上部蓋体41の上面に摺接する摺接リブ22
a が突設され、上部蓋体41には下部蓋体42に摺接する摺
接用突条51が形成されているため、各蓋体41,42の上下
方向のがたつきを防止することができる。また、各蓋体
41,42には、それぞれ上下の側壁部34,32に摺接する摺
接リブ53,48が突設されているため、各蓋体41,42の左
右方向のがたつきを防止することができる。そして、こ
れらの摺接リブ22a ,53,48および摺接用突条51によ
り、適度な摺動抵抗を発生させて各蓋体41,42の操作感
を向上できるとともに、自動車の走行振動などにより振
動音が発生するのを防止することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のコンソールボックスによれば、
前後スライド可能な複数の蓋体を備えたコンソールボッ
クスにおいて、これらの蓋体を支持案内するレール部を
内箱体の収納部の開口部の両側部から外側上方に向って
階段状に形成するとともに、内箱体のレール部の上側の
端部を外箱体で覆ったため、各蓋体を支持案内するレー
ル部が収納部内に板状に突出して露出することなく、コ
ンソールボックスの外観を容易に良好にすることができ
る。また、レール部は、内箱体の収納部の開口部の両側
上部から外側上方へ向って階段状に形成したため、上側
に開口する収納部を備えた内箱体に容易に一体に形成で
きる。そして、レール部を内箱体に一体に形成すること
により、部品点数および組立工数を削減して製造効率を
向上し、製造コストを低減することができる。
前後スライド可能な複数の蓋体を備えたコンソールボッ
クスにおいて、これらの蓋体を支持案内するレール部を
内箱体の収納部の開口部の両側部から外側上方に向って
階段状に形成するとともに、内箱体のレール部の上側の
端部を外箱体で覆ったため、各蓋体を支持案内するレー
ル部が収納部内に板状に突出して露出することなく、コ
ンソールボックスの外観を容易に良好にすることができ
る。また、レール部は、内箱体の収納部の開口部の両側
上部から外側上方へ向って階段状に形成したため、上側
に開口する収納部を備えた内箱体に容易に一体に形成で
きる。そして、レール部を内箱体に一体に形成すること
により、部品点数および組立工数を削減して製造効率を
向上し、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンソールボックスの一実施例を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図2】同上コンソールボックスの斜視図である。
【図3】同上コンソールボックスの分解斜視図である。
【図4】同上コンソールボックスの一部の横断面図であ
る。
る。
【図5】同上コンソールボックスの閉塞状態の縦断面図
である。
である。
【図6】同上コンソールボックスの開放状態の縦断面図
である。
である。
11 コンソールボックス 12 外箱体 14 内箱体 21 上部開口部 24 収納部 25 開口部 30 レール部 31 下部レール段部 32 下部側壁部 33 上部レール段部 34 上部側壁部 37 下部蓋体嵌合部 38 上部蓋体嵌合部 41 上部蓋体 42 下部蓋体
Claims (1)
- 【請求項1】 上面を開口部とした収納部を有する内箱
体と、前記収納部の開口部に前後スライド可能に設けら
れた複数の蓋体と、前記内箱体を覆い前記収納部の開口
部に連通する上部開口部を設けた外箱体とを具備したコ
ンソールボックスにおいて、 前記収納部の開口部の両側部から、外側に向かう略水平
状のレール段部と上方に向かう略垂直状の側壁部とを複
数連続して形成した両側一対の階段状のレール部を前記
内箱体と一体に設け、これらの相対向するレール部間に
下段から上段に向うに従い順次幅寸法の大きくなる蓋体
嵌合部を設け、これらの各蓋体嵌合部にそれぞれ前記蓋
体を嵌合して前後スライド可能に支持案内するととも
に、前記外箱体はレール部の上側の端部を覆ったことを
特徴とするコンソールボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266160A JP2688033B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | コンソールボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266160A JP2688033B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | コンソールボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=17427119
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-
1992
- 1992-10-05 JP JP4266160A patent/JP2688033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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