JP3538886B2 - 自動車のトリム構造 - Google Patents

自動車のトリム構造

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JP3538886B2
JP3538886B2 JP09024694A JP9024694A JP3538886B2 JP 3538886 B2 JP3538886 B2 JP 3538886B2 JP 09024694 A JP09024694 A JP 09024694A JP 9024694 A JP9024694 A JP 9024694A JP 3538886 B2 JP3538886 B2 JP 3538886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車のトリム構造
に関し、さらに詳しくは小物入れ用のポケットを形成し
た自動車のトリム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車室内には、小物(例
えば、カセットテープ、CDカセット、ウェットティッ
シュ、ガラスクリーナ、雑誌、車の香水、ティッシュボ
ックス等)を収納するためのポケットが必要であり、例
えば、実開平2−76547号公報に開示されているよ
うに、ドアトリムに、上方が開口し且つ車室内側に突出
する側壁を有する小物入れ用のポケットを形成したもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の場合、トリムにポケット形成用の側壁を設けなければ
ならないため、部品点数が多くなったり、トリムの構造
が複雑化するという不具合があるとともに、ポケットの
側壁が車室内側に突出しているため、該ポケットと対向
するシートクッションをポケット突出分だけ小さくしな
ければならず、乗員の着座面積が小さくなるという欠点
がある。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、ポケットの車室内側の側壁をシートクッション側
壁で構成することにより、部品点数の低減、トリム構造
の簡略化を図るとともに、乗員の着座面積を可及的に拡
大し得るようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成にお
いては、車室内トリムに小物入れ用のポケットが設けら
れている自動車のトリム構造において、前記ポケットに
おける車室内側の側壁を、シートクッション側壁により
構成し、前記ポケットをクウォータトリムに形成する
うにしている。
【0006】そして、本願発明の好ましい実施の態様と
しては次のようなものがある。
【0007】上記クウォータトリムの一部をクウォータ
インナパネルに形成された開口より車体外方に向かって
突出させて形成された凹部によりポケットを構成すると
より好ましい。
【0008】また、前記ポケットの車室内側開口下端部
に、前記シートクッションの側壁に向かって突出し、車
室内トリムとシートクッション側壁との間の隙間を閉塞
する突条を形成するのが好ましく、前記ポケット底壁下
面に補強用リブを一体に形成するとより好ましい。
【0009】
【作用】本願発明では、ポケットの車室内側の側壁がシ
ートクッションの側壁で構成されるため、車室内トリム
にポケット用側壁を設ける必要がなくなる。ポケットを
クウォータトリムに形成するため、ポケットの側壁を構
成するシートクッションが移動しない構造となっている
ところから、ポケットとしての機能確保が容易となる。
【0010】また、クウォータトリムの一部をクウォー
タインナパネルに形成された開口より車体外方に向かっ
て突出させて形成された凹部によりポケットを構成した
場合、シートクッションの車幅方向寸法を小さくしなく
とも、ポケットの収納容積が十分確保できる。
【0011】さらに、ポケットの車室内側開口下端部
に、前記シートクッションの側壁に向かって突出し、車
室内トリムとシートクッション側壁との間の隙間を閉塞
する突条を形成した場合、シートクッションの取付時に
おいてシートクッション側壁とトリムとが面接触状態て
はなく線接触状態となるとともに、シートクッション側
壁とトリムとの間に隙間が生じなくなるし、前記ポケッ
ト底壁下面に補強用リブを一体に形成した場合、シート
クッション側壁側からの加圧力に対するトリムの強度が
向上する。
【0012】
【発明の効果】本願発明によれば、車室内トリムに設け
られるポケットの車室内側の側壁をシートクッションの
側壁で構成するようにしているので、車室内トリムにポ
ケット用側壁を設ける必要がなくなり、部品点数の低減
もしくはトリム形状の簡略化が図れるという優れた効果
がある。
【0013】また、クウォータトリムの一部をクウォー
タインナパネルに形成された開口より車体外方に向かっ
て突出させて形成された凹部によりポケットを構成した
場合、シートクッションの車幅方向寸法を小さくしなく
とも、ポケットの収納容積が十分確保でき、車室内スペ
ースの拡大感が得られる。
【0014】さらに、ポケットの車室内側開口下端部
に、前記シートクッションの側壁に向かって突出し、車
室内トリムとシートクッション側壁との間の隙間を閉塞
する突条を形成した場合、シートクッションの取付時に
おいてシートクッション側壁とトリムとが面接触状態で
はなく線接触状態となるとともに、シートクッション側
壁とトリムとの間に隙間が生じなくなり、シートクッシ
ョンの組付性が向上し、シートクッションとトリムとの
隙間への小物の落下も確実に防止できる。
【0015】さらにまた、ポケット底壁下面に補強用リ
ブを一体に形成した場合、シートクッション側壁側から
の加圧力に対するトリムの強度が向上し、トリムの変形
が防止できる。
【0016】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0017】本実施例の自動車のトリム構造は、図1な
いし図3に示すように、車室内の後部に位置するクウォ
ータトリム1に小物(例えば、カセットテープ、CDカ
セット、ウェットティッシュ、ガラスクリーナ、雑誌、
車の香水、ティッシュボックス等)を収納するためのポ
ケット2を一体に形成したものとされている。
【0018】前記クウォータトリム1の外側には、クウ
ォータインナパネル3とクウォータアウタパネル4とか
らなるクウォータパネル5が設けられている。符号6は
ドア用開口、7はリヤシートのシートクッションであ
る。
【0019】前記クウォータインナパネル3には、スピ
ーカ取付用の開口8aを含む比較的大きな開口8が形成
されている(図3参照)。
【0020】そして、本実施例の場合、前記ポケット2
は、前記クウォータトリム1の一部をクウォータインナ
パネル3に形成された開口8より車体外方に向かって突
出させて形成された深い凹部2aと、該凹部2aの車体前
方側に連続し、前記クウォータトリム1の一部をクウォ
ータインナパネル3の内面にまで突出させて形成された
浅い凹部2bとにより構成されている。ここで、ポケッ
ト2の一部として浅い凹部2bを形成した理由は、前記
開口8が形成されていない部分においてもポケット2の
一部を延設することによりポケット2の収納容積を拡大
したいがためであり、浅い凹部分2bには、薄い小物(例
えば、雑誌等)が収納される。なお、ポケット2は、深
い凹部2aのみで構成する場合もある。
【0021】前記ポケット2の車室内側開口2cにおけ
る上下方向中間部よりやや下方部分は、前記シートクッ
ション7の側壁7aにより覆われており、このことによ
り、ポケット2の側壁がシートクッション側壁7aによ
って構成されることとなっているのである。
【0022】このように構成したことにより、クウォー
タトリム1にポケット用側壁を設ける必要がなくなり、
部品点数の低減もしくはトリム形状の簡略化が図れる。
また、シートクッション7の車幅方向寸法を小さくしな
くとも、ポケット2の収納容積が十分確保でき、車室内
スペースの拡大感が得られる。
【0023】なお、本実施例の場合、ポケット2の車室
内側開口2cには、シートクッション7の上面と開口2c
の上端との間の略中間部に位置してポケット2内に収納
された縦長な小物がシートクッション7側へ倒れ込むの
を防止するためのホルダー9が止着子(例えば、タッピ
ングスクリュー)10,10により取り付けられている。
【0024】さらに、前記ポケット2の車室内側開口2
c下端部には、前記シートクッション7の側壁7aに向か
って突出し、クウォータトリム1とシートクッション側
壁7aとの間の隙間を閉塞する突条11が形成されてい
る。該突条11は、シートクッション7の取付時におい
てシートクッション側壁7aとクウォータトリム1とを
面接触状態ではなく線接触状態となす作用を有してお
り、このことにより、シートクッションの組付時におけ
る抵抗が大幅に低減されて組付性が向上することとな
る。なお、突条11とシートクッション側壁7aとが接
触する部分には局部的な接触抵抗が生ずるため、シート
クッション側壁7aの当該部分に接触抵抗を低減するよ
うな部材(例えば、滑り易い合成樹脂シート等)を使用す
るのが望ましい。
【0025】しかも、上記のような構成により、シート
クッション側壁7aとクウォータトリム1との間に隙間
が生じなくなるため、シートクッション7とクウォータ
トリム1との隙間への小物の落下も確実に防止できる。
【0026】さらにまた、本実施例においては、ポケッ
ト2の底壁2d下面には、車体前後方向に所定の間隔で
並ぶ複数の補強用リブ12が一体に形成されている。こ
のことにより、シートクッション側壁7a側からの加圧
力に対するクウォータトリム1の強度が向上し、トリム
の変形が防止できる。なお、本実施例の場合、ポケット
2の外周側の強度補強のため上面および前後面にも補強
用リブ13が形成されている。
【0027】図面中、符号14はポケット2の直上位に
形成された肘掛け部、15はポケット2の外面とクウォ
ータアウタパネル4との間に介設されたクッション部材
であり、該クッション部材15は、クウォータアウタパ
ネル4のビビリ、こもり音を吸収する作用を有してい
る。
【0028】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる自動車のトリム構造
を示す要部断面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかるトリム構造を有する
自動車の後部車室内の一部を示す斜視図である。
【図3】本願発明の実施例にかかるトリム構造を有する
自動車の後部車室内の一部を示す側面図である。
【符号の説明】
1はクウォータトリム、2はポケット、2cは車室内側
開口、2dは底壁、3はクウォータインナパネル、4は
クウォータアウタパネル、7はシートクッション、7a
は側壁、8は開口、11は突条、12は補強用リブ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内トリムに小物入れ用のポケットが
    設けられている自動車のトリム構造であって、前記ポケ
    ットにおける車室内側の側壁が、シートクッション側壁
    により構成され 前記ポケットはクウォータトリムに形成されている こと
    を特徴とする自動車のトリム構造。
  2. 【請求項2】 前記ポケットは、クウォータトリムの一
    部をクウォータインナパネルに形成された開口より車体
    外方に向かって突出させて形成された凹部により構成さ
    れていることを特徴とする前記請求項記載の自動車の
    トリム構造。
  3. 【請求項3】 前記ポケットの車室内側開口下端部に
    は、前記シートクッションの側壁に向かって突出し、車
    室内トリムとシートクッション側壁との間の隙間を閉塞
    する突条が形成されていることを特徴とする前記請求項
    1又は2記載の自動車のトリム構造。
  4. 【請求項4】 前記ポケット底壁下面には補強用リブが
    一体に形成されていることを特徴とする前記請求項1な
    いし3のいずれか一項記載の自動車のトリム構造。
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