JP2541951Y2 - 車両用コンソールボックス - Google Patents

車両用コンソールボックス

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JP2541951Y2
JP2541951Y2 JP8702191U JP8702191U JP2541951Y2 JP 2541951 Y2 JP2541951 Y2 JP 2541951Y2 JP 8702191 U JP8702191 U JP 8702191U JP 8702191 U JP8702191 U JP 8702191U JP 2541951 Y2 JP2541951 Y2 JP 2541951Y2
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JP
Japan
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console box
rail
box
vehicle
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JP8702191U
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▲季▼久 秋元
昇 新倉
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロアに設置されたコ
ンソールボックス本体に、上下2段のレールでガイドさ
れた段違いのスライドドアを備えたボックスが収納され
ている車両用コンソールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコンソールボックスの本体及び
その内部のボックスは、通常合成樹脂でインジェクショ
ン成形されており、図5に示すように、上下2段のレー
ル1は、ねじ2でボックス3にねじ止めされ、さらにコ
ンソールボックス本体4に突設されたリブ4a、4bで
レール1、1a及びボックスを位置決めしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】即ち、コンソールボッ
クス本体4自体の剛性により、実装状態においてレール
1は位置的に比較的安定し、スライドドア5、5aは絶
えずスムーズに開閉される。しかしながら、高級感を得
るために、コンソールボックス本体をウレタン発泡樹脂
により製作する場合、堅牢性を与えてレールの安定性に
も影響しないようにするためには、その軟性の補強を配
慮する必要がある。さらに、外観上では、発泡樹脂の外
周面を一体に成形された表皮でカバーした場合、その端
末ラインがスライドドアの開放時にも見えなくするのが
好ましい。よって、本考案は、高級感を確保して、しか
も堅牢性のあるウレタン発泡樹脂製の冒頭に述べた類の
車両用コンソールボックスを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上方が開口し
たコンソールボックス本体内に、車両前後方向の上下2
段のレールをボックス開口部の両側に備えたボックスが
収納されると共に、2個のスライドドアが段違いに各レ
ールに開閉自在にガイドされている車両用コンソールボ
ックスにおいて、前述の目的を達成するために、コンソ
ールボックス本体を外周面の表皮及び内周面のインサー
ト間にウレタン樹脂を発泡させて製作し、コンソールボ
ックス本体の開口部の車幅方向両側の周囲には、下方に
向けて突出したレール係合用突出部が車両前後方向へ形
成されると共に、この突出部の外面に表皮の端末が上方
から終端し、突出部の内面にインサートの折返し部分の
端末が上方から終端し、ボックスの上端部に、突出部に
対向して延在した係合溝が形成されたレールを両側に備
えた枠状フレームを固定させることにより、係合溝に、
突出部を表皮の端末部分及びインサートの端末部分と共
に嵌合させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】ボックス上端部に固定されたレール付枠状フレ
ームの係合溝に、コンソールボックス本体の突出部を嵌
合させると、レールがインサートにより支持されると共
に、コンソールボックス本体部分も係合溝に支持され、
かつ突出部外面に終端した表皮の端末ラインも隠され
る。
【0006】
【実施例】図1〜図4は本考案の一実施例による車両用
リヤコンソールボックスを示すもので、図4に示すよう
に、前方にインストルメントパネルに固定される突出部
分12を形成されたコンソールボックス本体10に、段
違いのスライドドア28、28aを取付けられたボック
ス30(後述)が収納されている。
【0007】コンソールボックス本体10は、図1A及
び図3に示すように、ボックス装着用空間部11及び突
出部分12(図2)を形成するように、外周面のスラッ
シュ成形された表皮16及び補強板として機能する樹脂
製のインサート17間に、ウレタン発泡樹脂15を一体
発泡させて製作されている。表皮16はスラッシュ成形
に限らず、塩ビ等を真空引きする等の製法も可能であ
る。空間部11の開口部11aの車幅方向両側の周囲に
は、空間部11内の下方へ向けてレール係合用の突出部
19が形成されると共に、その外面19aに表皮16の
端末16aが上方から終端し、内面19bにはインサー
ト17の折返し部分17bの端末17aが上方から終端
している。折返し部分17bには、車両前後方向へ間欠
的にレール係合用リブ17cが形成され、その上面には
本体係合用リブ17dが延在している。インサート17
には、レール20(後述)の背面に当接するリブ17e
が間欠的に突設されている。
【0008】前方の開口18はスイッチ類を取付けるた
めのもので、後方の両口18aは灰皿の引出し口にな
る。前方及び後方のボックス取付け部13の両側には、
下方からねじ止めするためのねじ穴13aが形成されて
いる(図2参照。ただし、ねじ穴13aは図1で1個所
のみ示す)。
【0009】レール20は、図1Bに示すように、車幅
方向に対向するガイド溝21a、22aを形成された車
幅方向両側の上段レール21、下段レール22と、これ
らを平行に支持している方形の枠状フレーム23と、上
段レール21の上面に上方へ開口してレール全長に延在
し、かつ突出部19の形状に対応したほぼコの字形の係
合溝24とより金属板で構成されている。フレーム23
の車幅方向両側の逆L字形の垂直部分には、さらに下方
へ向けて間欠的にボックス係合用リブ23aが形成され
ている(図3参照)。
【0010】ボックス30は、図1Cに示すように、上
方に開口した開口部31の両側にフレーム23の逆L字
形に対応してL字形のレール載置面32が形成され、そ
の水平部分にリブ23aに対応した形状の係入穴32a
が形成されている(図3参照)。ボックス30の前面3
0a及び後面30bの四隅には、レール20の内面、即
ち係合溝24の内側面24aに沿ったレール延長面36
a及び車幅方向に曲げられたレール当接面36bを備え
たポスト36が形成されている。これにより、レール当
接面36bは、上下段レール21、22のガイド溝21
a、22aの開口した上下2段の端部に対接し、スライ
ドドア28、28aの両側のフランジ27、27aに対
するストッパ機能を果たし、またレール延長面36aと
共に、係合溝24で隠されないコーナ部の端末16aを
隠す機能を果たしている。
【0011】組付けに際しては、レール20の上下段の
ガイド溝21a、22aにスライドドア28、28aの
フランジ27、27aを端部から挿入し、そのフレーム
23をボックス30のレール載置面32に載置させると
共に、リブ23aを係入穴32aに係入させる。次い
で、フレーム23の前後のねじ貫通孔26及びボックス
30のねじ貫通孔39aでフレーム23をボックス30
にねじ止めする。このようにレール20を取付けられた
ボックス30をコンソールボックス本体10の空間部1
1へ下方から収納して、突出部19を係合溝24に係合
させると共に、リブ17eの垂直面でレール20の背面
に当接してレール20を垂直方向へ位置付けする。そし
て、前方ではボックス30のねじ貫通孔39及びフレー
ム23のねじ貫通孔29を通してコンソールボックス本
体10のねじ穴13aへ下方からねじ止めする。後方で
はレール20のねじ貫通孔29をコンソールボックス本
体のねじ穴13aにねじ止めする。図2はスライドドア
28、28aを外したこのような組付け状態を示す。
【0012】これにより、コンソールボックス本体10
は、折返し部分17b及びリブ17d付のインサート1
7で補強される。また、突出部19が係合溝24に係合
することにより、レール20がインサート17で安定的
に支持されると共に、同時にこの係合でコンソールボッ
クス本体10の表皮付きウレタン部分も安定的に支持さ
れる。その際、リブ17cを介して係合溝24に確実に
係合し、またリブ17eによりレール20の車幅方向の
傾きが抑制されて位置付けされる。したがって、ボック
ス30及びレール20の位置が安定し、特にレール20
の動揺が抑制され、スライドドア28、28aの開閉が
絶えずスムーズに行える。また、外観を損なわないよう
に、表皮16の端末16aが係合溝24内に隠され、そ
の際係合溝24の内側面24aと同一面状態から段部1
6bを経由して係合溝24に侵入している。
【0013】
【考案の効果】以上、本考案によれば、コンソールボッ
クス本体を表皮材でカバーしたウレタン発泡樹脂で形成
することにより、感触がソフトになる。内周面にインサ
ートを装着し、レールの係合溝に表皮の端末及びインサ
ートの端末を係合させることにより、堅牢性を与え、か
つレールも位置的に安定化させてスライドドアの開閉を
スムーズに行わせ、また表皮の端末を上方で隠すため
に、意匠性を損なうことなく、インサートも広くでき
る。つまり、堅牢で高級感のあるウレタン製コンソール
ボックスが、部品数を増やすことなく、安価に実現可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両用コンソールボッ
クスの分解斜視図であり、同図Aはコンソールボックス
本体の部分斜視図、同図Bはレールの斜視図及び同図C
はボックスの斜視図である。
【図2】同コンソールボックスの本体とボックスとの組
付け状態を示す斜視図である。
【図3】同コンソールボックスの組付け状態の要部断面
図である。
【図4】同コンソールボックスの組付け状態での斜視図
である。
【図5】従来のコンソールボックスのレール部分の断面
図である。
【符号の説明】
10 コンソールボックス本体 16 表皮 17 インサート 19 突出部 20 レール 21a、22a ガイド溝 23 フレーム 24 係合溝 28、28a スライドドア 30 ボックス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口したコンソールボックス本体
    内に、車両前後方向の上下2段のレールをボックス開口
    部の両側に備えたボックスが収納されると共に、2個の
    スライドドアが段違いに各レールに開閉自在にガイドさ
    れている車両用コンソールボックスにおいて、 前記コンソールボックス本体を外周面の表皮及び内周面
    のインサート間にウレタン樹脂を発泡させて製作し、前
    記コンソールボックス本体の開口部の車幅方向両側の周
    囲には、下方に向けて突出したレール係合用突出部が車
    両前後方向へ形成されると共に、この突出部の外面に前
    記表皮の端末が上方から終端し、前記突出部の内面に前
    記インサートの折返し部分の端末が上方から終端し、 前記ボックスの上端部に、前記突出部に対向して延在し
    た係合溝が形成されたレールを両側に備えた枠状フレー
    ムを固定させることにより、前記係合溝に、前記突出部
    を前記表皮の前記端末部分及び前記インサートの前記端
    末部分と共に嵌合させたことを特徴とする車両用コンソ
    ールボックス。
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JP5247722B2 (ja) * 2007-01-04 2013-07-24 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー 一体化軟質性中央フロアコンソール
FR3018241B1 (fr) * 2014-03-04 2016-03-04 Mecaplast Sa Piece d’habillage pour interieur de vehicule

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